ギフトマン

ショー・ケン

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ドローン

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その時多くのドローンが上空を飛んでいった。旧時代の産物で、異変を教えてくれる。災害、事故、事件が起きたあとやそ危険など、様々な予測をして、サイレンをならすのだ。しかしそのドローンは上空で滞在すると、奇妙に赤く光ったかとおもうと、たちさった。

「どういうこと?」

「これは“決められたこと”だからよ」

「何?」

「罪あるものは罰せよ、それが断り……罪が繰り返されないように、人が“悪しき魔の道”へ陥る事がないように」

「何の話?」

「さっき、あなたはみたでしょう、すさまじい殺戮を」

「うっ」

 ふと、ここに運ばれる混乱の中でみたものをおもいだし、えずく。

「仕方ないわ、確かに残忍にみえるでしょうから」

「見えるって……あれは、まぎれもなく……どういう事なんです?“決められた事”って」

「すべて“あらかじめ決まっていた”のよ、彼……ギフトマンがここに現れてからね」

「いったい何を……」

 そういって彼女は指をさす、トマスの方を。

「ギフトマンって……伝説の中だけのものじゃないの?」

「ギフトマンはいるわ、でも、伝承とは違った役割をもっているの、人を勇者にする事が目的じゃない……目的は……勇者の根絶よ」

「!?」



 一方牢屋の中にいるパルシュは、部屋への入り口が開くのを感じてめをさました。

「ん……」

 外の喧騒などきこえないほどに厳重な牢だ。パルシュは何もしらない、暗がりから突然まぶしい光が差し込んできて、その影を見据えた。

「あんたは……トマス」

 そこにいたのは、まぎれもないトマスだった。しかしどこか妙だ、動作が奇妙だし、無口だ。それはとことこと歩いて自分の牢の前に来るといった。

「選べ……“彼女を助け、見届けるか”あるいは“ここで死ぬか”」

「ちょ、死ぬって、何のこと……」

 見ると、トマスの右手に何か玉のようなものがにぎられ、こちらにさしだされている。

「どういう意味だ、それは?」

「これを飲むと、いつでも死ねる、存在自体を抹消させる事ができる、骨も残らない……」

「どうして、そんなもの……」

「罪によっておこる悲劇は、それほど強烈なものだ、お前が儀式に耐えうるか、私には判断できない、私にとって重要なのは、巫女だ」

「巫女って、何の……」

「彼女だよ、アレポだ、今私の本体と一緒にいる」

「!?」

「さあ、選べ」

 
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