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初のオフコラボは危険な予感
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【亜沙美の部屋】
「リスナーの皆さん、こんアミーゴ!浅宮アミの配信時間だよぉ♬今夜も待っててくれたかなぁ?」
✱「こんアミー」
✱「待ってたよ」
✱「こんアミーゴ」
配信時間の21時になり、3分間のオープニング映像が終わり、画面に亜沙美のアバターのアミが現れ彼女が挨拶をすると…今夜も数十人のリスナーが出迎えてくれた。個人勢のブイチューバーでは普通の数だ
「AA(ダブルエー)ブイチューバーのアミでーす!さて突然ですが、今夜はなんと!スペシャルゲストさんが居ますよぉ!ご挨拶お願いしまーす!」
「アミーゴの皆さん、こんばんは(˶ᐢ∇ᐢ˶)ฅ♪アミの友人ロミーでっす!」
✱「(; ꒪ㅿ꒪)えっ!?マジか?」
✱「あのロミーちゃん?嘘?」
✱「登録者30万超えてるロミーちゃんがアミと?本当か?」
✱「何でだ!?知り合いか?」
✱「ざわ…ザワ…」
チャンネル登録者が30万人を余裕で超えている大物ブイチューバーの登場に、コメント欄は大いに賑やかになった!
「えっと…ロミーちゃんとは【ソウルバスター】で知り合って…ほら!前に水着でオフコラボしたいなー。とか言ってたよねぇ?あ!でも今夜は水着じゃないんだけどね」
✱「水着じゃないのか!」
✱「残念だけどすげぇ!」
✱「オンラインでコラボ実現感謝♪」
✱「そんな仲良くなってたのか」
✱「って事は今後もオンラインコラボ期待だな」
(ふーん…やっぱりオンラインコラボだと思っているのね…あっ!そうだ( ´艸`)ムフフ)
コメント欄はアミとロミーのオンラインコラボだと思われているようだ。その様子を見ていたロミータが、また何か良からぬ事を考えていた
「(//∇//)えへへー♪オンラインだと思うでしょ?…でも実はね~……」
✱「えっ!?オフ?」
✱「マジで?」
✱「でもアミは東海地方の田舎って…」
✱「実は同じ市内とか?」
三重県鈴鹿市に住んでいる亜沙美たちだが…三重県とまでは公言していない。何回か現住所を聞かれて「東海地方の田舎のほうだよ」とまでしか言っていなかった
一生懸命に視聴者(アミーゴ)とコミニュケーションをしている亜沙美の背後に、ゆっくりとロミータが近付いた
「ふっ!」
「アヒャアヒャヒャヒャ!?な、何すんのよ!?ロミーちゃん!?」
「ꉂ(´ᗜ`*)ヶラヶラ♪アミの耳に吐息を吹き掛けてあげたわ!アミったら「ビクン!」ってしちゃって可愛いのっ♬」
✱「+.゜おぉ(*゜O゜ *)ぉぉ゜.:」
✱「オフコラボやん!」
✱「マジかよ!」
✱「家、近いとか?」
✱「ロミーちゃんもソッチ?」
✱「アミの鳴き声ヨキ」
ロミータは不意に、亜沙美の耳に息を吹き掛けて驚かせた!もちろん、こんなコミニュケーションは真横に居ないと出来ないので、このコラボがオフである事が証明された。のだが…
「(⑉・ ・⑉)も、もおロミーちゃんったら…イキナリ耳に息かけるのは反則だよぉ!アミすっごく驚いたんだからね!…心臓がドックンしてるって!」
突然背後から驚かされた亜沙美の驚きの声があまりにもナチュラルなので、視聴者(アミーゴ)はこの配信がマジのオフコラボだと理解したし、アミとロミーが凄く仲良しなのも読み取れたようだ
✱「てぇてぇやん」
✱「アミの生ビックリ感謝!」
✱「可愛い声やで!」
✱「キカン棒が反応してもうた」
✱「今夜はアミー水とロミー水がダブルで楽しめちゃうのか?」
✱「それマジやべーじゃん!」
「ヽ(`Д´#)ノ コラー!!そんな訳あるわけ無いじゃん!ロミーちゃんも駄目でしょ!」
実は亜沙美は配信前にロミータから散々釘を刺されていた事があった
「良い亜沙美、アナタは配信中は絶対に【アミ】であって、ロミーも配信中は絶対に【ロミー】だからね!何があっても言い間違えないようにね!1回のミスで即、身バレするんだからねっ。絶対よっ!!」
自分のリアルがバレかねない情報は、どれだけテンションが上がっても、どれだけアルコールに酔っていても絶対に漏らしてはならない!!それがブイチューバーの鉄則である
(とは聞いていたけどさ…耳に息かけるのは反則だよぉ…)
突然ロミータから打ち合わせになかった悪戯をされた亜沙美だが、ちゃんとロミータの事を【ロミー】と呼んでいた。一方ロミータの方は余裕な感じで配信していた
「アミのリスナーは【アミーゴ】なんだよね?ね、聞いてよアミーゴたち!配信前にアミと打ち合わせしてたんだけどね…1つ1つの動作が凄く可愛いのよアミったら♪もうね、食べちゃいたい!って思ったわ♪」
✱「仲良過ぎ~」
✱「俺も混ぜてくれ!」
✱「見てー」
✱「その辺、詳しく」
✱「アミのリアル反応見れるの裏山」
✱「良い匂いした?」
「ε٩(๑>ω<)۶зもう!ロミーちゃんったら何をいってんのさ!ちょっと怖いんだけど!」
いつもは視聴者(アミーゴ)たちを相手に、ワザとイキったり小生意気なことを言ったりして彼らとコメントプロレスなんかもしている亜沙美だが、完全に今夜はロミータの玩具としてからかわれてしまう様な空気が流れている。ソレを察知した視聴者も、その展開を誘発するようなコメントを狙っていた
✱「ロミーちゃん最高!」
✱「もっとアミの可愛さ引き出して!」
✱「てぇてぇ最高やで」
✱「今夜しあわせ!」
✱「けしからん!もっとやれ!」
✱「最高やん!」
「ほらほらアミ。アミーゴのみなさんすっごく喜んでくれてるよ!もっとアミの恥ずかしい声が聞きたい!ってさ♪」
「(;゜∀゜)イヤイヤイヤイヤ...恥ずかしい声が聞きたい!なんてコメントは無かったからね」
✱「恥ずかしい声オナシャス」
✱「聞きたーい」
✱「2人の百合展開希望」
✱「良いねソレ」
✱「萌えるぜ」
✱「オジサンも混ざりたいんだな」
「ꉂ(´ᗜ`*)アミ。めっちゃアミーゴたちノリ良いね♪期待に応えちゃう?」
「だめ駄目ダメー!ロミーちゃんが変なこと言うから、視聴者(アミーゴ)たちがおかしくなっちゃってるよぉ!」
すっかりロミータのペースに巻き込まれている亜沙美。しかしアミーゴたちは、普段アミがソロ配信している時には絶対に見聞き出来ない彼女の姿(声)が、配信開始数分でたくさん溢れ出しているので今夜の配信への期待が、否が応でも膨らんでいた
果たして亜沙美は、今夜の配信を無事に乗り切ることが出来るのだろうか?
続く
「リスナーの皆さん、こんアミーゴ!浅宮アミの配信時間だよぉ♬今夜も待っててくれたかなぁ?」
✱「こんアミー」
✱「待ってたよ」
✱「こんアミーゴ」
配信時間の21時になり、3分間のオープニング映像が終わり、画面に亜沙美のアバターのアミが現れ彼女が挨拶をすると…今夜も数十人のリスナーが出迎えてくれた。個人勢のブイチューバーでは普通の数だ
「AA(ダブルエー)ブイチューバーのアミでーす!さて突然ですが、今夜はなんと!スペシャルゲストさんが居ますよぉ!ご挨拶お願いしまーす!」
「アミーゴの皆さん、こんばんは(˶ᐢ∇ᐢ˶)ฅ♪アミの友人ロミーでっす!」
✱「(; ꒪ㅿ꒪)えっ!?マジか?」
✱「あのロミーちゃん?嘘?」
✱「登録者30万超えてるロミーちゃんがアミと?本当か?」
✱「何でだ!?知り合いか?」
✱「ざわ…ザワ…」
チャンネル登録者が30万人を余裕で超えている大物ブイチューバーの登場に、コメント欄は大いに賑やかになった!
「えっと…ロミーちゃんとは【ソウルバスター】で知り合って…ほら!前に水着でオフコラボしたいなー。とか言ってたよねぇ?あ!でも今夜は水着じゃないんだけどね」
✱「水着じゃないのか!」
✱「残念だけどすげぇ!」
✱「オンラインでコラボ実現感謝♪」
✱「そんな仲良くなってたのか」
✱「って事は今後もオンラインコラボ期待だな」
(ふーん…やっぱりオンラインコラボだと思っているのね…あっ!そうだ( ´艸`)ムフフ)
コメント欄はアミとロミーのオンラインコラボだと思われているようだ。その様子を見ていたロミータが、また何か良からぬ事を考えていた
「(//∇//)えへへー♪オンラインだと思うでしょ?…でも実はね~……」
✱「えっ!?オフ?」
✱「マジで?」
✱「でもアミは東海地方の田舎って…」
✱「実は同じ市内とか?」
三重県鈴鹿市に住んでいる亜沙美たちだが…三重県とまでは公言していない。何回か現住所を聞かれて「東海地方の田舎のほうだよ」とまでしか言っていなかった
一生懸命に視聴者(アミーゴ)とコミニュケーションをしている亜沙美の背後に、ゆっくりとロミータが近付いた
「ふっ!」
「アヒャアヒャヒャヒャ!?な、何すんのよ!?ロミーちゃん!?」
「ꉂ(´ᗜ`*)ヶラヶラ♪アミの耳に吐息を吹き掛けてあげたわ!アミったら「ビクン!」ってしちゃって可愛いのっ♬」
✱「+.゜おぉ(*゜O゜ *)ぉぉ゜.:」
✱「オフコラボやん!」
✱「マジかよ!」
✱「家、近いとか?」
✱「ロミーちゃんもソッチ?」
✱「アミの鳴き声ヨキ」
ロミータは不意に、亜沙美の耳に息を吹き掛けて驚かせた!もちろん、こんなコミニュケーションは真横に居ないと出来ないので、このコラボがオフである事が証明された。のだが…
「(⑉・ ・⑉)も、もおロミーちゃんったら…イキナリ耳に息かけるのは反則だよぉ!アミすっごく驚いたんだからね!…心臓がドックンしてるって!」
突然背後から驚かされた亜沙美の驚きの声があまりにもナチュラルなので、視聴者(アミーゴ)はこの配信がマジのオフコラボだと理解したし、アミとロミーが凄く仲良しなのも読み取れたようだ
✱「てぇてぇやん」
✱「アミの生ビックリ感謝!」
✱「可愛い声やで!」
✱「キカン棒が反応してもうた」
✱「今夜はアミー水とロミー水がダブルで楽しめちゃうのか?」
✱「それマジやべーじゃん!」
「ヽ(`Д´#)ノ コラー!!そんな訳あるわけ無いじゃん!ロミーちゃんも駄目でしょ!」
実は亜沙美は配信前にロミータから散々釘を刺されていた事があった
「良い亜沙美、アナタは配信中は絶対に【アミ】であって、ロミーも配信中は絶対に【ロミー】だからね!何があっても言い間違えないようにね!1回のミスで即、身バレするんだからねっ。絶対よっ!!」
自分のリアルがバレかねない情報は、どれだけテンションが上がっても、どれだけアルコールに酔っていても絶対に漏らしてはならない!!それがブイチューバーの鉄則である
(とは聞いていたけどさ…耳に息かけるのは反則だよぉ…)
突然ロミータから打ち合わせになかった悪戯をされた亜沙美だが、ちゃんとロミータの事を【ロミー】と呼んでいた。一方ロミータの方は余裕な感じで配信していた
「アミのリスナーは【アミーゴ】なんだよね?ね、聞いてよアミーゴたち!配信前にアミと打ち合わせしてたんだけどね…1つ1つの動作が凄く可愛いのよアミったら♪もうね、食べちゃいたい!って思ったわ♪」
✱「仲良過ぎ~」
✱「俺も混ぜてくれ!」
✱「見てー」
✱「その辺、詳しく」
✱「アミのリアル反応見れるの裏山」
✱「良い匂いした?」
「ε٩(๑>ω<)۶зもう!ロミーちゃんったら何をいってんのさ!ちょっと怖いんだけど!」
いつもは視聴者(アミーゴ)たちを相手に、ワザとイキったり小生意気なことを言ったりして彼らとコメントプロレスなんかもしている亜沙美だが、完全に今夜はロミータの玩具としてからかわれてしまう様な空気が流れている。ソレを察知した視聴者も、その展開を誘発するようなコメントを狙っていた
✱「ロミーちゃん最高!」
✱「もっとアミの可愛さ引き出して!」
✱「てぇてぇ最高やで」
✱「今夜しあわせ!」
✱「けしからん!もっとやれ!」
✱「最高やん!」
「ほらほらアミ。アミーゴのみなさんすっごく喜んでくれてるよ!もっとアミの恥ずかしい声が聞きたい!ってさ♪」
「(;゜∀゜)イヤイヤイヤイヤ...恥ずかしい声が聞きたい!なんてコメントは無かったからね」
✱「恥ずかしい声オナシャス」
✱「聞きたーい」
✱「2人の百合展開希望」
✱「良いねソレ」
✱「萌えるぜ」
✱「オジサンも混ざりたいんだな」
「ꉂ(´ᗜ`*)アミ。めっちゃアミーゴたちノリ良いね♪期待に応えちゃう?」
「だめ駄目ダメー!ロミーちゃんが変なこと言うから、視聴者(アミーゴ)たちがおかしくなっちゃってるよぉ!」
すっかりロミータのペースに巻き込まれている亜沙美。しかしアミーゴたちは、普段アミがソロ配信している時には絶対に見聞き出来ない彼女の姿(声)が、配信開始数分でたくさん溢れ出しているので今夜の配信への期待が、否が応でも膨らんでいた
果たして亜沙美は、今夜の配信を無事に乗り切ることが出来るのだろうか?
続く
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