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眠れぬ夜は
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【ロミータの部屋】
竹取家に居候させてもらってからロミータは、生活リズムを亜沙美に合わせようとして配信開始時間も少し早くする様にした。そんな彼女の配信が始まっていた
「最近、少し配信が少なかったでしょ?ごめんね~。少しバタバタしちゃっててさ」
✱「本当ソレな」
✱「学校大変なん?」
✱「何か用事?」
✱「新しいイベント準備?」
✱「彼氏でも出来た?」
「イベントか…まだ何も聞いてないけど、毎月メンバーの誰かとする決まりだから…来月には何かするとは思うわよ。まだ予定は無いけどね。それよりも彼氏なんかナイナイって」
亜沙美と知り合ってからのロミータは、彼女の世話を焼く機会が多い為、自分の配信回数が減ってしまっていた。ロミータが所属している会社と半契約とはいえ、月イチのメンバーとのコラボと一定量の配信回数は義務付けられている
「もう10月も後半よねぇ。来月からは年末進行に向けて色々準備や用意が有るから、また大変な時期を迎えちゃうわね。トホホよ…」
✱「頑張って」
✱「毎回見てるから」
✱「【500円】少ないけど飯代の足しに」
✱「500円じゃ厳しかろ?」
✱「【500円】なら僕が足すよ」
「2人ともスパチャありがとうねっ♪みんなも年末年始は入り用が多いでしょ?だから、あんまり無理しなくて良いからね」
ロミータは配信者として4年目だ。完全な企業勢ではないので、そんなにアーカイブが多い訳ではない。まだ3桁後半だ
しかし、人付き合いにはひときわ気を使ってきた彼女は視聴者とのコミニュケーションも上手くこなしていた
「年末か年始には外でのロケとかしたいわね。みんなは、どんなロケ見たいとかある?」
✱「外かぁ」
✱「三重県に住んでるんだよね?伊勢神宮の初詣とか見して欲しいけど…」
✱「三重って何が有る?」
✱「鈴鹿サーキットあるよな」
✱「露天風呂配信とか良きな」
「( ̄▽ ̄;)伊勢神宮か~…確かに三重県の超有名スポットだけどね…あんなに人が多い所で撮影したら身バレ不可避よね(笑)温泉か…ソレ良いかもね?」
✱「ロミーちゃん裸スベスベやろな」
✱「現役女子高生の裸 良いね」
✱「誰かとオフコラボならもっと良き」
✱「温泉饅頭食レポとか」
✱「最寄りの神社参拝とか……」
「有難うございます。参考にさせてもらうわね。楽しみにしててね♬」
ロミータは視聴者の意見をよく聞いて配信を進めているので、彼女のファンからは高い評価を得られているようだ
【22:22】
久しぶりということもあり、予想以上に配信が盛り上がっているロミータ。チラリと壁掛け時計を見ると…亜沙美がメールで言っていた配信終了予定時刻の22:30が迫っていた
✱「……とかはどう?」
✱「ロミーちゃん?」
✱「おーい…」
✱「寝ちゃったんか?」
「(๑º ロ º๑)えっ!?…あ!あぁ、ごめんね。少し考え事してたらボーッとしちゃったわ。あはは…そうね、露天風呂配信とか良さそうね♪」
「ボーッとしていた」と答えたロミータだが久しぶりの配信に、亜沙美の配信以上に盛り上がってしまっているので、みんなに内緒で亜沙美に
「コッチも盛り上がっちゃった。配信23時までするから先に風呂に入ってて」とメールしていたのだ
【亜沙美の部屋】
「…と、言う訳で22:30になったから今夜はここまでにするねぇ。楽しかったぁ♪…明日みんな学校かな?お仕事かな?お互い頑張ろうねぇ、アミも頑張るからねぇ♪」
✱「楽しかったよ」
✱「初心者にしては上手かったよ」
✱「ストバト続けて欲しい」
✱「次は対戦しよ」
「(。'-')(。,_,)うんうん。アミもアミーゴ達と対戦してみたいなぁ。次の配信で相手して欲しいかな?…でも、まだまだ下手クソだから手加減してくれないとやだよぉ?」
✱「もちろんもちろん」
✱「圧勝して鳴かせたい♪」
✱「俺もストバト始めよかな?」
✱「楽しみにしてる」
「それじゃ次回は【ストリートバトラー6】でアミーゴと対戦ね!楽しみぃ♪それじゃ、みんな乙アミーゴ。おやすみなさ~い」
✱「乙アミーゴ」
✱「乙アミ」
✱「乙アミーゴ」
✱「おやすみ」
「ふぅ…格闘ゲームって【ソウルバスター】以来にやったけど…こっちはコッチで結構楽しかったなぁ♪今の腕でアミーゴ達と対戦したらボコボコにされそうだなぁ…ま、それでもアミーゴ達が喜んでくれるなら、それも有りかなぁ?…ロミータちゃん。今夜は23時まで配信するのかぁ…私どうしようかな?先にお風呂しようかな?……」
予定時間を30分延長して配信を終えた亜沙美。自分の部屋とロミータが使っている部屋の間に亜沙美の母親の部屋があるし、今ロミータが使っている部屋は亡き父親の部屋として少し防音対策もされているので、余計にロミータの生活音や配信音も聞こえてこない
……………………………………………
パソコンを落とした深夜は驚くほどに静かだ
(楽しかったから忘れてたけど…私の家で空き巣されて盗聴もされてたんだった…)
配信前にスッカリ気落ちしていた事を、夜の静寂が亜沙美に思い出させてしまった。服部が帰り際に全ての盗聴器を解除してくれたハズだが…流石にこの時間に1人で風呂に入る気に慣れなかった亜沙美はスマホを手に取った
(明日の配信準備して時間潰すから、ロミータちゃんの方も配信が終わったら私の部屋に呼びに来て。お風呂は一緒に入ろ?)
【23:10】
「いや~、スッカリ遅い時間のお風呂になっちゃったわね。ごめんね待たせちゃって」
「ううん。今夜は1人でお風呂入るの怖かったから、一緒に入ってくれて嬉しいよぉ。ロミータちゃんが居てくれるから頼もしいなぁ♪」
約束通りに23時ちょうどに配信を終わらせたロミータ。亜沙美の部屋に彼女を呼びに行くと…次の配信の為の素材集めやサムネ作りをしていたがドアが開く音がすると…震える子鹿のような目でロミータを出迎えていた
【お風呂場】
亜沙美の不安を気にかけたのか?今夜の配信が盛り上がったからなのか?ロミータは亜沙美の背中を優しく洗ってあげていた
「そういえばさっき、ロミーが頼もしい。って嬉しいこと言ってくれたじゃない?これは隅から隅まで色々とサービスして、大人の階段を登らせてあげないとイケマセンなぁ♪」
「Σ(゜д゜;)えっ!?色々なサービス?……イヤイヤイヤイヤ...ロミータちゃん絶対、私にエッチぃ事する気でしょ?そういうのは良いのぉ!明日からまた学校なんだしさぁ」
ロミータとの付き合いも積み重なりつつあるので、亜沙美にはこういう時の彼女が何を企んでいるのか?は予想出来るようになっていた
「え~、エッチぃ事~、何よソレ。ロミーは~亜沙美の背中を流してあげようと思っただけよ~。亜沙美ったらナニを期待しているかしら?やーらしーんだ(笑)」
「ε٩(๑>ω<)۶зもお!私がエッチぃ事、期待してるんじゃないもん!いつもいつもロミータちゃんが触ったりして来るから、用心してるだけだもん!」
スッカリ手玉に取られている亜沙美。そんな彼女を見てクスクス笑うロミータ
「亜沙美ったら本当に可愛いわ♪恋人だけじゃ勿体ないな…いっそ結婚しちゃおうかしら?」
「け、け、け、け、結婚!?ロミータちゃんナニ言ってるのぉ?日本で同性婚なんて出来る訳ないよぉ!」
「あら?日本で出来ないなら海外で式を挙げて帰ってくれば良いじゃない?」
「ええっ?ええー?どええぇぇぇ!?」
スッカリロミータに遊ばれている亜沙美。けれど別にお風呂の中ではエッチぃ事はされずに風呂を済ませた2人。時間も遅いし明日の学校の事を考慮したのだろうか?
【ロミータの部屋】
お風呂を済ませて服を着、身体や髪の毛も乾かし終わった頃には時計は次の日を刻み始めていた。ロミータの部屋は、かつての亜沙美の父親の部屋。この家で1番大きいベッドが置かれている
「どうしたのよ亜沙美?ここはロミーの部屋よ?」
なぜ亜沙美が自分の部屋に帰らずに、この部屋に居るのか?おおよその見当はついているロミータだが、彼女の口から言わせたかったので敢えてすっとぼけて聞いている
「だ、だってぇ…空き巣さんが知らない間に入ってたんだよぉ?服部さんが助けてくれたけど…まだ、やっぱり1人で寝るのは怖いからぁ…」
亜沙美がそういう精神状態で、今夜は1人で寝られるハズがないのは当然察していたロミータ
「そうなの亜沙美ちゃん?仕方ないなロミーお姉ちゃんが一緒に寝てあげるわよ(笑)」
「もう!ロミータちゃんと私は同い年じゃない。子供扱いしないでよぉ…」
子供扱いされて頬を膨らませている亜沙美。そんな彼女の顔が愛らしく身震いするほど歓喜しているロミータ…その時ナニかを思い出したようだ
「ねぇ亜沙美。梨香が中学時代は病弱だったって知ってるわよね?」
「うん…確か入退院を繰り返していたんだよねぇ?」
「そうよ。梨香ったらね…「もしかしたら来年には私は死んでるかもしれないわ。凄く怖いの」…って何度かロミーに甘えてきてたのよ」
「そうなの?あの梨香ちゃんが?」
今では同性も羨ましがる立派なプロポーションで、立派にクラス委員長まで務めている今の梨香からは到底、想像できない話だ
「その時にね、ロミーが梨香を安心させる為にしてあげてたリラックス方法があるんだけど…亜沙美にもしてあげようか?」
「えっ!?そんなのが有るの?…うんうん、私にもして欲しい!」
「そう?じゃあ大好きな亜沙美の為に特別してあげるわ。それじゃリラックスして両手を上にあげてくれる?」
「こうかな?」
亜沙美はロミータに言われるがまま、亡き父親のベッドの上にパジャマ姿で背伸びする姿勢になった。その姿を見て、ほくそ笑むロミータ
「ん~亜沙美は良い子ね♪良い子なんだから、そのまま大人しく動かないでね」
「えっ?…分かった……きゃっ!?ナニしてるのロミータちゃん?」
「え~。ナニって、梨香にも何度かしてあげたリラックス方法だよ?ムフフ♪大人しくしててよね」
「え?ええ?…本当にエッチぃ事じゃないんだよね?信じてるからねロミータちゃん?」
信じてる。とは言ったものの緊張が高まる亜沙美。それもそのハズで、ロミータは亜沙美の腰の辺りに手を伸ばすと…亜沙美の上半身のパジャマを上へ押し上げ始めたのだ
「ふふふ。亜沙美の肌ってばツヤスベね♪」
「エッチぃ事じゃないんだよねぇ?ねぇ!」
果たして亜沙美はロミータにナニをされてしまうのか?安らかな夜を過ごせるのだろうか?
続く
竹取家に居候させてもらってからロミータは、生活リズムを亜沙美に合わせようとして配信開始時間も少し早くする様にした。そんな彼女の配信が始まっていた
「最近、少し配信が少なかったでしょ?ごめんね~。少しバタバタしちゃっててさ」
✱「本当ソレな」
✱「学校大変なん?」
✱「何か用事?」
✱「新しいイベント準備?」
✱「彼氏でも出来た?」
「イベントか…まだ何も聞いてないけど、毎月メンバーの誰かとする決まりだから…来月には何かするとは思うわよ。まだ予定は無いけどね。それよりも彼氏なんかナイナイって」
亜沙美と知り合ってからのロミータは、彼女の世話を焼く機会が多い為、自分の配信回数が減ってしまっていた。ロミータが所属している会社と半契約とはいえ、月イチのメンバーとのコラボと一定量の配信回数は義務付けられている
「もう10月も後半よねぇ。来月からは年末進行に向けて色々準備や用意が有るから、また大変な時期を迎えちゃうわね。トホホよ…」
✱「頑張って」
✱「毎回見てるから」
✱「【500円】少ないけど飯代の足しに」
✱「500円じゃ厳しかろ?」
✱「【500円】なら僕が足すよ」
「2人ともスパチャありがとうねっ♪みんなも年末年始は入り用が多いでしょ?だから、あんまり無理しなくて良いからね」
ロミータは配信者として4年目だ。完全な企業勢ではないので、そんなにアーカイブが多い訳ではない。まだ3桁後半だ
しかし、人付き合いにはひときわ気を使ってきた彼女は視聴者とのコミニュケーションも上手くこなしていた
「年末か年始には外でのロケとかしたいわね。みんなは、どんなロケ見たいとかある?」
✱「外かぁ」
✱「三重県に住んでるんだよね?伊勢神宮の初詣とか見して欲しいけど…」
✱「三重って何が有る?」
✱「鈴鹿サーキットあるよな」
✱「露天風呂配信とか良きな」
「( ̄▽ ̄;)伊勢神宮か~…確かに三重県の超有名スポットだけどね…あんなに人が多い所で撮影したら身バレ不可避よね(笑)温泉か…ソレ良いかもね?」
✱「ロミーちゃん裸スベスベやろな」
✱「現役女子高生の裸 良いね」
✱「誰かとオフコラボならもっと良き」
✱「温泉饅頭食レポとか」
✱「最寄りの神社参拝とか……」
「有難うございます。参考にさせてもらうわね。楽しみにしててね♬」
ロミータは視聴者の意見をよく聞いて配信を進めているので、彼女のファンからは高い評価を得られているようだ
【22:22】
久しぶりということもあり、予想以上に配信が盛り上がっているロミータ。チラリと壁掛け時計を見ると…亜沙美がメールで言っていた配信終了予定時刻の22:30が迫っていた
✱「……とかはどう?」
✱「ロミーちゃん?」
✱「おーい…」
✱「寝ちゃったんか?」
「(๑º ロ º๑)えっ!?…あ!あぁ、ごめんね。少し考え事してたらボーッとしちゃったわ。あはは…そうね、露天風呂配信とか良さそうね♪」
「ボーッとしていた」と答えたロミータだが久しぶりの配信に、亜沙美の配信以上に盛り上がってしまっているので、みんなに内緒で亜沙美に
「コッチも盛り上がっちゃった。配信23時までするから先に風呂に入ってて」とメールしていたのだ
【亜沙美の部屋】
「…と、言う訳で22:30になったから今夜はここまでにするねぇ。楽しかったぁ♪…明日みんな学校かな?お仕事かな?お互い頑張ろうねぇ、アミも頑張るからねぇ♪」
✱「楽しかったよ」
✱「初心者にしては上手かったよ」
✱「ストバト続けて欲しい」
✱「次は対戦しよ」
「(。'-')(。,_,)うんうん。アミもアミーゴ達と対戦してみたいなぁ。次の配信で相手して欲しいかな?…でも、まだまだ下手クソだから手加減してくれないとやだよぉ?」
✱「もちろんもちろん」
✱「圧勝して鳴かせたい♪」
✱「俺もストバト始めよかな?」
✱「楽しみにしてる」
「それじゃ次回は【ストリートバトラー6】でアミーゴと対戦ね!楽しみぃ♪それじゃ、みんな乙アミーゴ。おやすみなさ~い」
✱「乙アミーゴ」
✱「乙アミ」
✱「乙アミーゴ」
✱「おやすみ」
「ふぅ…格闘ゲームって【ソウルバスター】以来にやったけど…こっちはコッチで結構楽しかったなぁ♪今の腕でアミーゴ達と対戦したらボコボコにされそうだなぁ…ま、それでもアミーゴ達が喜んでくれるなら、それも有りかなぁ?…ロミータちゃん。今夜は23時まで配信するのかぁ…私どうしようかな?先にお風呂しようかな?……」
予定時間を30分延長して配信を終えた亜沙美。自分の部屋とロミータが使っている部屋の間に亜沙美の母親の部屋があるし、今ロミータが使っている部屋は亡き父親の部屋として少し防音対策もされているので、余計にロミータの生活音や配信音も聞こえてこない
……………………………………………
パソコンを落とした深夜は驚くほどに静かだ
(楽しかったから忘れてたけど…私の家で空き巣されて盗聴もされてたんだった…)
配信前にスッカリ気落ちしていた事を、夜の静寂が亜沙美に思い出させてしまった。服部が帰り際に全ての盗聴器を解除してくれたハズだが…流石にこの時間に1人で風呂に入る気に慣れなかった亜沙美はスマホを手に取った
(明日の配信準備して時間潰すから、ロミータちゃんの方も配信が終わったら私の部屋に呼びに来て。お風呂は一緒に入ろ?)
【23:10】
「いや~、スッカリ遅い時間のお風呂になっちゃったわね。ごめんね待たせちゃって」
「ううん。今夜は1人でお風呂入るの怖かったから、一緒に入ってくれて嬉しいよぉ。ロミータちゃんが居てくれるから頼もしいなぁ♪」
約束通りに23時ちょうどに配信を終わらせたロミータ。亜沙美の部屋に彼女を呼びに行くと…次の配信の為の素材集めやサムネ作りをしていたがドアが開く音がすると…震える子鹿のような目でロミータを出迎えていた
【お風呂場】
亜沙美の不安を気にかけたのか?今夜の配信が盛り上がったからなのか?ロミータは亜沙美の背中を優しく洗ってあげていた
「そういえばさっき、ロミーが頼もしい。って嬉しいこと言ってくれたじゃない?これは隅から隅まで色々とサービスして、大人の階段を登らせてあげないとイケマセンなぁ♪」
「Σ(゜д゜;)えっ!?色々なサービス?……イヤイヤイヤイヤ...ロミータちゃん絶対、私にエッチぃ事する気でしょ?そういうのは良いのぉ!明日からまた学校なんだしさぁ」
ロミータとの付き合いも積み重なりつつあるので、亜沙美にはこういう時の彼女が何を企んでいるのか?は予想出来るようになっていた
「え~、エッチぃ事~、何よソレ。ロミーは~亜沙美の背中を流してあげようと思っただけよ~。亜沙美ったらナニを期待しているかしら?やーらしーんだ(笑)」
「ε٩(๑>ω<)۶зもお!私がエッチぃ事、期待してるんじゃないもん!いつもいつもロミータちゃんが触ったりして来るから、用心してるだけだもん!」
スッカリ手玉に取られている亜沙美。そんな彼女を見てクスクス笑うロミータ
「亜沙美ったら本当に可愛いわ♪恋人だけじゃ勿体ないな…いっそ結婚しちゃおうかしら?」
「け、け、け、け、結婚!?ロミータちゃんナニ言ってるのぉ?日本で同性婚なんて出来る訳ないよぉ!」
「あら?日本で出来ないなら海外で式を挙げて帰ってくれば良いじゃない?」
「ええっ?ええー?どええぇぇぇ!?」
スッカリロミータに遊ばれている亜沙美。けれど別にお風呂の中ではエッチぃ事はされずに風呂を済ませた2人。時間も遅いし明日の学校の事を考慮したのだろうか?
【ロミータの部屋】
お風呂を済ませて服を着、身体や髪の毛も乾かし終わった頃には時計は次の日を刻み始めていた。ロミータの部屋は、かつての亜沙美の父親の部屋。この家で1番大きいベッドが置かれている
「どうしたのよ亜沙美?ここはロミーの部屋よ?」
なぜ亜沙美が自分の部屋に帰らずに、この部屋に居るのか?おおよその見当はついているロミータだが、彼女の口から言わせたかったので敢えてすっとぼけて聞いている
「だ、だってぇ…空き巣さんが知らない間に入ってたんだよぉ?服部さんが助けてくれたけど…まだ、やっぱり1人で寝るのは怖いからぁ…」
亜沙美がそういう精神状態で、今夜は1人で寝られるハズがないのは当然察していたロミータ
「そうなの亜沙美ちゃん?仕方ないなロミーお姉ちゃんが一緒に寝てあげるわよ(笑)」
「もう!ロミータちゃんと私は同い年じゃない。子供扱いしないでよぉ…」
子供扱いされて頬を膨らませている亜沙美。そんな彼女の顔が愛らしく身震いするほど歓喜しているロミータ…その時ナニかを思い出したようだ
「ねぇ亜沙美。梨香が中学時代は病弱だったって知ってるわよね?」
「うん…確か入退院を繰り返していたんだよねぇ?」
「そうよ。梨香ったらね…「もしかしたら来年には私は死んでるかもしれないわ。凄く怖いの」…って何度かロミーに甘えてきてたのよ」
「そうなの?あの梨香ちゃんが?」
今では同性も羨ましがる立派なプロポーションで、立派にクラス委員長まで務めている今の梨香からは到底、想像できない話だ
「その時にね、ロミーが梨香を安心させる為にしてあげてたリラックス方法があるんだけど…亜沙美にもしてあげようか?」
「えっ!?そんなのが有るの?…うんうん、私にもして欲しい!」
「そう?じゃあ大好きな亜沙美の為に特別してあげるわ。それじゃリラックスして両手を上にあげてくれる?」
「こうかな?」
亜沙美はロミータに言われるがまま、亡き父親のベッドの上にパジャマ姿で背伸びする姿勢になった。その姿を見て、ほくそ笑むロミータ
「ん~亜沙美は良い子ね♪良い子なんだから、そのまま大人しく動かないでね」
「えっ?…分かった……きゃっ!?ナニしてるのロミータちゃん?」
「え~。ナニって、梨香にも何度かしてあげたリラックス方法だよ?ムフフ♪大人しくしててよね」
「え?ええ?…本当にエッチぃ事じゃないんだよね?信じてるからねロミータちゃん?」
信じてる。とは言ったものの緊張が高まる亜沙美。それもそのハズで、ロミータは亜沙美の腰の辺りに手を伸ばすと…亜沙美の上半身のパジャマを上へ押し上げ始めたのだ
「ふふふ。亜沙美の肌ってばツヤスベね♪」
「エッチぃ事じゃないんだよねぇ?ねぇ!」
果たして亜沙美はロミータにナニをされてしまうのか?安らかな夜を過ごせるのだろうか?
続く
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