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少女たちとの出会い

レディになる為の階段

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【アルバート家】
ミスリル鉱石を採取して帰ってから、アリスはご機嫌だった
1人で電気イノシシを仕留め、ヒイロとサーシャを助けてた彼女。年頃の見習い剣士なら愉悦感に浸りたい!そんな気分なのだろう

サーシャも感謝しているし、ヒイロも
「良く頑張ったな!」
と頭を撫でてやると満面の笑みを浮かべた

サーシャがメスの顔をして帰ってきた。その行動の内容が気になっているカルーアも、それはさておき姉の活躍を褒め称えた
お菓子作りなら得意なカルーアは、姉の活躍を祝してアリスの好きな苺ケーキを作った

「ん~、美味しいぃ!カルーアありがとうねぇ!」
美味しそうに食べるアリス。食べ終わると…
「今日はアタシがお兄ちゃんと寝る!」
と言い出した

カルーアとサーシャは顔を見合わせ
「今日くらいは仕方ないか(笑)」
と言った。ヒイロが食べ終わった食器の後片付けをしようと言ったのだが
「わたし達がやっておくよ」
と、カルーアとサーシャが気を使ってくれた

「じゃあ今からアタシ、お兄ちゃんと一緒にお風呂も入るぅ!」

無邪気にアリスが言い出した。1番エッちい事に無縁なアリスとなら、何も間違いは起きないだろう…そんな目で2人から許可が出た

確かにアリスのような純粋無垢な少女に、暴走するほど俺のキカン棒もヤンチャじゃない!(はずだ)


【アリスとお風呂】
「えへ、お兄ちゃん。初めて2人でお風呂だねぇ…アタシまだまだ子供だけど…宜しくねぇ」
 

そう言うとアリスは、お風呂場の脱衣場で生まれたままの姿になった。確かにアリスはまだ14歳だ
…とは言え、全裸同士の男女で2人っきりの入浴は流石のアリスも恥ずかしいようだ。純粋無垢な彼女だが、恥ずかしいに決まっている

アリスは、ソレを誤魔化そうと明るく振る舞ってはいるが…彼女の顔は赤い。ヒイロは緊張を解くための話題を模索した

「そう言えば、アリスはイチゴが好きなのか?さっきもカルーアは当然のように、いちごケーキを作ってたよな」

コチラに背を向け、頭をシャンプーで泡立たせているアリスに聞いてみた

「うん、そうなのぉ!イチゴってぇ、甘酸っぱさが最高だよねぇ!それにぃ赤い色ってところもぉ、ポイントが高いわぁ!」

「そう言えば、アリスは服も赤色系を好んで買っていたもんな。好きなのか?」

「うん、そうなのぉ!ソレに髪留めもイチゴなんだよぉ、ほらコレよぉ」

そう言うとアリスはツインのサイドテールを留めている、髪留めを俺に差し出した

「あっ!?」

石鹸で手が滑り、アリスは髪留めを落としてしまった

「落としちゃったぁ……あうぅ、シャンプーが目に入ってぇ…見えないよぉ…」

「俺が探してやるからな、少し待ってろ。床は泡だらけだから、下手に動くと転んで怪我するからな」

俺は身体を屈めて泡だらけの床を掻き分けて、アリスの髪留めを探した
と言っても、そんなに広い浴室でもないので、程なく髪留めを見付けた

「んっ!?…あったぞ!確かにイチゴだな」

「あった?ありがとう、お兄ちゃん!」

アリスの本当に嬉しそうな声に釣られて、ヒイロは何も考えずにアリスを見てしまった
………アリスはまだ、頭部が泡まみれで何も見えていないようだが…

しかし!ヒイロはアリスの真正面で身を屈めて探していた。そのままアリスを見た彼の目の前には…

一糸まとわぬアリスの健康的な裸体がある!しかも、ローアングルからアリスを見上げる形になってしまった

「グハッ!」

流石に不意をつかれた強い刺激に、意図せず鼻血が流れてしまうヒイロ

「どうしたのぉ?お兄ちゃん、今泡を流すからねぇ…ねぇ、大丈夫ぅ?」

(いっかーん!まずい、マズイ、不味い!いくら純粋無垢なアリスとは言え、全裸の自分を下から見上げて鼻血を垂れ流してる兄がどう見えるか?……変態紳士にしか見えないハズだ!)

「いやいやいや、大丈夫、大丈夫!そうだ!シャワーを延ばしてアリスの頭の泡、流してあげるよ。両手でゴシゴシしてな」

「わぁーい、ありがとうねぇ、お兄ちゃん!」

俺はアリスの背後からシャワーをかけた。アリスはゴシゴシと頭を擦っている

(いかん!この短時間ではキカン棒が鎮まってくれない!…そうだ!このシャンプーを足せば!)

「あれ~、中々泡が流れきらないよぉ…」

それもその筈!キカン棒が鎮まるまでの時間稼ぎに、追加でアリスの頭にシャンプーを垂らし続けているのだから…

どうにか、お風呂では間違いが起きずに済んだ
一歩間違えたら危なかった…

「ふぅ…さっぱりしたな。アリス!」

「うん!気持ち良かったねぇ!」

「はぁ!?気持ち良かったぁ?」
「お2人はナニをされてましたの?」

「気持ち良かった!」の単語に反応するカルーアとサーシャだが、アリスの表情がいつも通りの為、要らぬ心配だとスグに理解してくれた




続く
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