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アリス IN 異世界日本
奮戦する三姉妹
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【コテージ防衛線】
結界内にて森から集まってくる【ピラニアラビット】を、ベイオネット(機関銃形態)でかなり倒したミャンジャム。だが、サーシャからかなりの魔力回復をしてもらい追加攻撃までしたものの…ヤツらはいっこうに数が減らない。ガンガン増援が来続けていたのだ
「はぁはぁはぁ…これは、流石にヤバいわね…時期にわたくし達の魔力が尽きてしまうわ…」
「いくら何でも増殖し過ぎですのw」
尽きないピラニアラビットと戦えるミャンジャムに、自分の魔法力をたっぷり流し込んでいるサーシャ
「もしかして…この周辺に生息していたヴォィドゥルフを30体前後も倒してしまったから、この辺の生態系が変化してしまったのかしら?」
ヴォィドゥルフは魔物の中でもかなり強い!ソツらを掃討したので、ヴォィドゥルフを恐れて身を潜めていた魔物が溢れ出たのだろう
【ピラニアラビット】を100匹以上は倒しているのだが…それでもコテージの結界への攻撃が止まない。このままでは、結界が破られ内部に侵入されてしまう
自傷を気にもせず結界に体当たりし続ける大量の【ピラニアラビット】の姿は狂気の光景だった
「そうだ!サーシャちゃん、さっき捌いたイノシシ肉を持ってきて!」
「分かりましたの!」
サーシャはコテージの中から、ミャンジャムが捌いた3頭分のイノシシ肉を持ってきた
「ソレをヤツらの中心に投げ込んでちょうだい」
「任せて欲しいですの!」
ピラニアラビットは、投げ込まれたイノシシ肉に一斉に群がった。そのお陰で、コテージの結界への攻撃が止んだ。しかも火を通してないイノシシは硬く、食べるのに時間がかかる
「気休め程度の時間稼ぎにしかならないけどね…その間に少しでも魔力を回復させましょう」
「食べ終わったら…恐ろしいですの」
サーシャはコテージに戻ったついでに、魔力回復剤も持ってきていたので、2人ともソレで多少は魔力の回復をした
「ガサッ!」イノシシ肉が食べ終わる頃、林の奥から近付いてくる者がいる
「別方向からも増援が来ちゃったですの!?」
「怒りし龍よ舞い踊れ!暴れ回る魔物たちを焼き尽くせ!【雷光暴龍(ジャムルテスラ)!】」
林の奥から現れたのは…三姉妹の次女カルーアだった!彼女が雷系の極大呪文を放った。古の獣神マルバァスが放った超雷撃に比べれば100分の1程度の数と威力ではあるが、イノシシ肉に密集していた【ピラニアラビット】を大量に焼き殺した
「ギキィ!」あまりに強い呪文に生存本能が反応したのか?ピラニアラビットは反対側の林の奥へと逃げ始めた
「雷龍よ舞え!魔物たちを取り逃がすな!【雷光龍(ジャムルフィン)】!」
更にカルーアは追い打ちで、雷系の中級呪文を放ち更に20匹程討伐した
【コテージ内】
「アイツらは攻撃力こそ低いけど繁殖力は異常に高い!天敵のヴォィドルフ達が居なくなって、数と縄張りを拡大したんでしょう」
「たぶん、そう考えて間違いないと思いますわ。ヘルメスの街に帰ったら、大規模討伐部隊を要請しないとイケませんね」
ヒイロとミャンジャムは、話し合いの末に結論が出たようだ。大人しく2人の話が終わるのを待っていたサーシャが話し始めた
「ところで!お兄様とお姉様…採取に行っただけにしては、お帰りが遅かったですの!人目につかない場所で2人きりになって、ナニをいたしてたんですの?(笑)」
当然のように、サーシャはヒイロとカルーアが楽しんでいた事は分かりきっていた
「いや、それは…」
ヒイロは誤魔化そうとしたのだが…
「あぁ、それはね。男の欲情が抑えられなかったヒイロに、突然背後から襲われてね!たっぷり相手をさせられたんだ」
事もあろうにカルーアは全く隠そうとはせず、堂々と襲われた事を説明した
「ヒイロさん?…クエスト中に体力の消耗が激しい男女の営みを、貴方の方から仕掛けるなんてどういう事ですか?それぐらい常識ですよね?知ってましたよね?ね?ね?ね(怒)」
ヒイロはミャンジャムからの激しい追求の後、こってりと説教された。ラビットはかなり討伐したので危険な夜の帰宅はせずに、コテージで一夜明かしてから帰宅する事にした
【沖田流道場】
「でやぁーっ!」
「えぇーいっ!」
アリスと師範代は激しく打ち合っていた。技術の師範代とスピードのアリス。勝負はほぼ互角のままだった
「はぁはぁ…まもなく息子と優香ちゃんが来るかも知れないな…アリスちゃん、お風呂を使ってきなさい」
「ありがとうねぇ!…ところでオジサンは入らないの?」
「母屋(おもや)のお風呂は故障中でね、道場のお風呂しか使えないんだよ、だから…」
「だったら一緒に入ろうよぉ♪」
「Σ(OωO )ふあっ!?」
アリスが純粋無垢で裏表の無い子だと認識していた師範代だったが、いくら何でも14歳の女の子が、オジサンである師範代と一緒に入ろう!と言ってくるなんて、予想外も大概だった
「(;゜∀゜)イヤイヤイヤイヤ...、アリスちゃん…流石にソレは不味いじゃないかな?」
「えっ?なんでぇ?…アタシ、お兄ちゃんと何度も一緒に入ってるよぉ?」
師範代はアリスをまだ甘く見ていた。彼女の純粋さは、普通のラインなど軽く越えているのだ
「わ、若いアリスちゃんも、こんなオジサンに裸を見られるのは、恥ずかしいだろう?」
「んー…これだけ剣を交えたオジサンになら、見られてもアタシは大丈夫だよぉ。背中流してあげるぅ!…ほらぁ、早く早くぅ!」
「うわ!押さないでっ!」
師範代はアリスに押し切られてしまったw
【お風呂場】
「ふわぁ!オジサンの背中も大っきいねぇ!ゴシゴシ…どう、気持ち良い?」
アリスは師範代の背中を、ゴシゴシとチカラを入れて擦っている
「あぁ…上手いねアリスちゃん」
「えへへぇ!お兄ちゃんや妹達の背中を、何度も洗ってあげてたから自信があったんだぁ!…あっ!?コッチを見ちゃ駄目だよぉ!」
一緒に入浴すること自体は許容したアリスだが…流石に知り合って日の浅い異性に裸をジックリ見られるのには恥ずかしいようだ
師範代はこんな年の離れた2人で混浴はイカン!と思っていたのだが…更に予想外のアリスの純粋な心に、変な心配をしていた自分を恥じた
「ありがとうな……」
「ど、どうしたのぉ?」
「あ!いや…娘が居たら、こんな感じなのかと思っていたんだよ。アリスちゃんみたいな元気で強くて可愛らしい娘が居たら、さぞ幸せだろうなぁ…」
「そっかぁ…そうだねぇ…アタシもお父さんが生きてたら、背中を流してあげたかったなぁ…」
まるで本当の親子のように語らう2人だった。が、宗一郎と優香が帰宅し、道場に入ってきていた。しかし、その事に2人はまだ気付いてなかったw
続く
結界内にて森から集まってくる【ピラニアラビット】を、ベイオネット(機関銃形態)でかなり倒したミャンジャム。だが、サーシャからかなりの魔力回復をしてもらい追加攻撃までしたものの…ヤツらはいっこうに数が減らない。ガンガン増援が来続けていたのだ
「はぁはぁはぁ…これは、流石にヤバいわね…時期にわたくし達の魔力が尽きてしまうわ…」
「いくら何でも増殖し過ぎですのw」
尽きないピラニアラビットと戦えるミャンジャムに、自分の魔法力をたっぷり流し込んでいるサーシャ
「もしかして…この周辺に生息していたヴォィドゥルフを30体前後も倒してしまったから、この辺の生態系が変化してしまったのかしら?」
ヴォィドゥルフは魔物の中でもかなり強い!ソツらを掃討したので、ヴォィドゥルフを恐れて身を潜めていた魔物が溢れ出たのだろう
【ピラニアラビット】を100匹以上は倒しているのだが…それでもコテージの結界への攻撃が止まない。このままでは、結界が破られ内部に侵入されてしまう
自傷を気にもせず結界に体当たりし続ける大量の【ピラニアラビット】の姿は狂気の光景だった
「そうだ!サーシャちゃん、さっき捌いたイノシシ肉を持ってきて!」
「分かりましたの!」
サーシャはコテージの中から、ミャンジャムが捌いた3頭分のイノシシ肉を持ってきた
「ソレをヤツらの中心に投げ込んでちょうだい」
「任せて欲しいですの!」
ピラニアラビットは、投げ込まれたイノシシ肉に一斉に群がった。そのお陰で、コテージの結界への攻撃が止んだ。しかも火を通してないイノシシは硬く、食べるのに時間がかかる
「気休め程度の時間稼ぎにしかならないけどね…その間に少しでも魔力を回復させましょう」
「食べ終わったら…恐ろしいですの」
サーシャはコテージに戻ったついでに、魔力回復剤も持ってきていたので、2人ともソレで多少は魔力の回復をした
「ガサッ!」イノシシ肉が食べ終わる頃、林の奥から近付いてくる者がいる
「別方向からも増援が来ちゃったですの!?」
「怒りし龍よ舞い踊れ!暴れ回る魔物たちを焼き尽くせ!【雷光暴龍(ジャムルテスラ)!】」
林の奥から現れたのは…三姉妹の次女カルーアだった!彼女が雷系の極大呪文を放った。古の獣神マルバァスが放った超雷撃に比べれば100分の1程度の数と威力ではあるが、イノシシ肉に密集していた【ピラニアラビット】を大量に焼き殺した
「ギキィ!」あまりに強い呪文に生存本能が反応したのか?ピラニアラビットは反対側の林の奥へと逃げ始めた
「雷龍よ舞え!魔物たちを取り逃がすな!【雷光龍(ジャムルフィン)】!」
更にカルーアは追い打ちで、雷系の中級呪文を放ち更に20匹程討伐した
【コテージ内】
「アイツらは攻撃力こそ低いけど繁殖力は異常に高い!天敵のヴォィドルフ達が居なくなって、数と縄張りを拡大したんでしょう」
「たぶん、そう考えて間違いないと思いますわ。ヘルメスの街に帰ったら、大規模討伐部隊を要請しないとイケませんね」
ヒイロとミャンジャムは、話し合いの末に結論が出たようだ。大人しく2人の話が終わるのを待っていたサーシャが話し始めた
「ところで!お兄様とお姉様…採取に行っただけにしては、お帰りが遅かったですの!人目につかない場所で2人きりになって、ナニをいたしてたんですの?(笑)」
当然のように、サーシャはヒイロとカルーアが楽しんでいた事は分かりきっていた
「いや、それは…」
ヒイロは誤魔化そうとしたのだが…
「あぁ、それはね。男の欲情が抑えられなかったヒイロに、突然背後から襲われてね!たっぷり相手をさせられたんだ」
事もあろうにカルーアは全く隠そうとはせず、堂々と襲われた事を説明した
「ヒイロさん?…クエスト中に体力の消耗が激しい男女の営みを、貴方の方から仕掛けるなんてどういう事ですか?それぐらい常識ですよね?知ってましたよね?ね?ね?ね(怒)」
ヒイロはミャンジャムからの激しい追求の後、こってりと説教された。ラビットはかなり討伐したので危険な夜の帰宅はせずに、コテージで一夜明かしてから帰宅する事にした
【沖田流道場】
「でやぁーっ!」
「えぇーいっ!」
アリスと師範代は激しく打ち合っていた。技術の師範代とスピードのアリス。勝負はほぼ互角のままだった
「はぁはぁ…まもなく息子と優香ちゃんが来るかも知れないな…アリスちゃん、お風呂を使ってきなさい」
「ありがとうねぇ!…ところでオジサンは入らないの?」
「母屋(おもや)のお風呂は故障中でね、道場のお風呂しか使えないんだよ、だから…」
「だったら一緒に入ろうよぉ♪」
「Σ(OωO )ふあっ!?」
アリスが純粋無垢で裏表の無い子だと認識していた師範代だったが、いくら何でも14歳の女の子が、オジサンである師範代と一緒に入ろう!と言ってくるなんて、予想外も大概だった
「(;゜∀゜)イヤイヤイヤイヤ...、アリスちゃん…流石にソレは不味いじゃないかな?」
「えっ?なんでぇ?…アタシ、お兄ちゃんと何度も一緒に入ってるよぉ?」
師範代はアリスをまだ甘く見ていた。彼女の純粋さは、普通のラインなど軽く越えているのだ
「わ、若いアリスちゃんも、こんなオジサンに裸を見られるのは、恥ずかしいだろう?」
「んー…これだけ剣を交えたオジサンになら、見られてもアタシは大丈夫だよぉ。背中流してあげるぅ!…ほらぁ、早く早くぅ!」
「うわ!押さないでっ!」
師範代はアリスに押し切られてしまったw
【お風呂場】
「ふわぁ!オジサンの背中も大っきいねぇ!ゴシゴシ…どう、気持ち良い?」
アリスは師範代の背中を、ゴシゴシとチカラを入れて擦っている
「あぁ…上手いねアリスちゃん」
「えへへぇ!お兄ちゃんや妹達の背中を、何度も洗ってあげてたから自信があったんだぁ!…あっ!?コッチを見ちゃ駄目だよぉ!」
一緒に入浴すること自体は許容したアリスだが…流石に知り合って日の浅い異性に裸をジックリ見られるのには恥ずかしいようだ
師範代はこんな年の離れた2人で混浴はイカン!と思っていたのだが…更に予想外のアリスの純粋な心に、変な心配をしていた自分を恥じた
「ありがとうな……」
「ど、どうしたのぉ?」
「あ!いや…娘が居たら、こんな感じなのかと思っていたんだよ。アリスちゃんみたいな元気で強くて可愛らしい娘が居たら、さぞ幸せだろうなぁ…」
「そっかぁ…そうだねぇ…アタシもお父さんが生きてたら、背中を流してあげたかったなぁ…」
まるで本当の親子のように語らう2人だった。が、宗一郎と優香が帰宅し、道場に入ってきていた。しかし、その事に2人はまだ気付いてなかったw
続く
応援ありがとうございます!
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