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夢忘れ編
幼女の決断
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【明け方の森】
「地球に還りたい」というロミータの願いを聞いたエリスア様は背後から、彼女の心臓の位置に手のひらを当てた(ちょうどディーとは真反対の位置である)
「あっ!?」
すると…ローゼンバーグ姫の身体から、青白い光で形成されたロミータの魂が抜き取られた
「行きますよ?」
ロミータの魂を大事そうに抱えたエリスア様は、光の柱の中を上昇して行く。彼女が通過した部分からは徐々に光が消えていった
……………………………………
「あぁ!?」
「あっ!?」
「ズバッ!!」
エリスア様を運んだ光の柱が消えたとほぼ同時に、世界は彩りを取り戻すとともに時間も流れ始めた
「………」
「ロミータちゃん…」
「さ、流石ディーだな。流れるような仕事っぷりだぜ…ん!?どうかしたか?」
やはり予想されていた通りにロミー・ローゼンバーグは、ディー・アモンの手により処刑された
ヨシュアはその動揺を悟られないように平静を装って、賛辞を送ったつもりだったが…何故か魔族の悲願をその手で果たしたディーの表情は険しかった
「い~ぃえ。どぅもいたしませんよぉ…」
(おっかしいでぇすね~。吾輩の右手が突き刺さった瞬間は~たぁしかにぃ姫の生命を感じていましのにぃ、貫いた瞬間では~死者の身体を貫いたようにしぃか、感じられませんでぇしたね~。これは一体…)
不死の王とも呼ばれているディーは、ロミータの身体を刺して貫く。その一瞬の間に彼女が死に絶えていた事を悟り、その不可思議な現象に頭を悩ませていた
………………………………………
「うぅん、まぁ良いでしょうおぅ。ようやくにぃ、マナティートの魔族の悲願は達成されたのでぃすからねぃ!」
ディーは突き刺した右手を抜き取り、その手を天に掲げた
「ぽんっ。動揺するなよアリス。お前の家族は無事なんだからな」
「うん…」
アリスに近寄ったヨシュアは、彼女の肩に手を置き小声で彼女を励ました。全ては終わったのだと思った、のだが…
「まぁまぁ、お待ちぃなさぁいよ。ヨシュア様~」
「ま、まだ何か用なのかよ?」
悪い予感を強く感じていながらも、とぼけた返事でディーに振り返る
「まぁ~さ~かぁ、吾輩からそのエルフの少女を連れ去るつもりじゃ~、なぁいでぃすよねぃ?」
ディーはカルーアを許してはいなかった。彼は彼女を解放する気は無いようだ
「や、やめてくれ。彼女は俺の女(アリス)の妹なんだ。彼女等(さんしまい)は見逃してやってくれ!」
「この状態の吾輩がぁ、そんな言葉だけでぇ、あっさりぃとぉ了承するとお思いでぃすか~?」
ディーはヨシュアに、自分を生命の危機に晒したカルーアを見逃す気は無い!かのように言っているが、彼には別の狙いがあった
「ど、どうすればアリス達を見逃してくれるんだ?見逃してくれるなら…俺は何だってしてやるからよっ!」
「ヨシュアぁ…」
自分たちを守ろうと必死になってくれているヨシュアの行動に喜びつつも、背後からの必殺技による強襲を軽くいなされたこと。妹のカルーアが瀕死の状態に陥っていること。目の前で親しくなりつつあったロミータを殺されたこと。それらの出来事が、アリスから正常な判断力を完全に奪っていた
「ズンズンズン…」
ディーは笑みを浮かべながら、ヨシュアの左側に近寄った(右側にはアリスが居る)
「ボショボショボショ…」
「な、なんだとっ!?」
「今の条件を満たしてくれたのなぁらば~、この地方から撤退する人間族は見逃しましょう。そしてぇ、三姉妹とその家族、並びに彼女らが生活しているという【ヘルメスの街】には絶対にぃ、魔族が侵攻しない事を約束しぃますよぉ?」
ディーはヨシュアの耳元である提案をした
「分かった。俺たちはその条件を飲む。だから、お前も約束を守ってくれよ?」
「よ、ヨシュア!?」
どうやらヨシュアが聞かされた内容は、耳の良い獣人族のアリスにはシッカリと聞こえていたようで、ディーの提案を飲むと言ったヨシュアの言葉に驚いているようだ
「流石は~ザッド様のご子息でぇすね~。良い判断でぇす!でぇは~、吾輩は侵攻中の全魔族を退却させまぁすよぉ。そぉして~、明日の昼には再びこの砦に現れますからぁ…その間に人族どもは逃げると良いですねぇ。ふHAHAHAHAHAHA♪」
ディーはローゼンバーグ姫の亡き骸を、文字通り姫様抱っこして空に飛び上がった
「バサッバサッ…あそこでぇすねぇ」
ディーは魔法探知を使い、シャオシュウの居場所を見付けた
「ディー!やはり生きていたのね?…ま、まさか、その手に抱えているのは!?」
「んっふふ ふ~ん。取ってきいましたよぉ。人族側の姫の生命をねぃ♪」
砦近くで魔族の兵を呼び寄せたフュールが、シャオシュウとミアナ。それに、マーマルとリュウキを集めて回復をしていた
「おやおや皆さ~ん。かぁなり、お疲れの様でぃすねぇ」
「やはり貴様はトンデモナイな、ディー・アモン。あの剣聖コンビを打ち破ったうえに、敵の姫の生命まで取ってくるなんてね」
フュールもかなり疲弊しているが、クーパー祖母孫娘に対しかなり魔力を使いはしたが、ダメージは軽く済んでいた。むしろ、その後でミアナとシャオシュウに掛けた回復魔法で疲労していたのだ
「さぁて、勝利を勝ち取りまぁした。我が軍は1度凱旋しましょう。城に居るもの達にぃ勝利を伝え、負傷した兵たちにぃ回復の時を与えねばぁ、なぁりませんからねぃ!」
「そ、そうね。勝利は確定したのだから、ここは一旦引くべきでしょうね。私はミアナを、マーマルはシャオシュウ様を担いで帰還するわよ。リュウキはマーマルの護衛よ、悪いけどディーはその姫の亡き骸を頼むわね」
シャオシュウを救うべく奮戦したマーマルとリュウキも、かなり疲弊と負傷をしていたが、蘇生直後にシャオシュウを助ける為に極大呪文を使ったミアナも、魔力が底をついて気絶していた
「さぁ、帰るぞミアナ」
それは、フュールの贖罪の言葉だったのかも知れない。アレクス城で会ってから今まで散々キツイ言葉を浴びせていたからだろう
【ヒルドゥルブ砦の外周】
「ど、どうしてコハラコと別れなければイケませんの?」
「ママと離れるのはヤなノッ!」
「まさか、そんな交換条件が…」
アリスとヨシュアは城の中からサーシャ達やホロミナティのメンバー。そして、サーシャに回復してもらったリーリア姉妹とホルン達を連れて外に出た
「あの男。ディー・アモンがこの地方から撤退する人族を見逃す代わりに、コハラコと俺にこの地に残れ!と言っていたぜ」
敢えてヨシュアは全てを話さなかった。何故ならディーは、魔族側の姫も死亡しており後継者となる者が必要なので、コハラコにその役目を負わせることを
そして、ヨシュアにコハラコのサポート役である執事になれ!と言ったのだ
「まぁだヨシュア様はぁ、こんな小娘ひとりもモノに出来ていないよぉですのでぇ、吾輩が鍛え直してあぁげますよぉ」
とも言われていた
確かに元魔王の息子ともあろう者が1年近くアリスと付き合っていながら、未だに男女の関係にも至れていないのだから。しかし…
「やぁだ!やぁなノ!コハラコはサーシャママと一緒がいいノっ!」
生まれた時から不死の者であるコハラコは思考の成長が遅いのもあって、母親と慕うサーシャと離れることに絶対の拒否反応を示していた
「ディー・アモンが言っていたぜ。お前が姫様になってくれるのなら、その姫を育てた者達(さんしまい)が住む【ヘルメスの街】には魔族の全ての者に「不可侵エリア」だと公言出来るってな」
「えっ!?」
あまりにコハラコが駄々を捏ねるので、ヨシュアはディーと交わした約束の1部をみんなに聞こえるように話した
「なんだソレはっ!?俺たちが住む【ヘルメスの街】は見逃してやるからコハラコを人質に置いてけ!って言うのか!」
その内容を聞いて激怒したのは、三姉妹が住む家の大黒柱であるヒイロだった
「じゃあヒイロ、どうするってんだよ?お前がディーとフュール。不死の王と渇望の魔女を退治するとでも言うのかよっ?」
「そんなの出来る訳がないじゃない!」
次に怒鳴ったのは、ヒイロと付き合いの長いシャルルだった。七人居る魔女の中でも頂点に立つフュールと、かつてマリニウムの軍隊を不死軍団だけで退けたディー・アモン。それらを誰かにどうにかしろ!と言うのは正しく無理難題なのだから
コハラコの周囲に居る者たちは皆、厳し過ぎるその条件に激しく動揺と悲しみと怒りを覚えているのに気が付いたコハラコ
「いやですの!サーシャからコハラコを奪わないで欲しいですの!」
サーシャは涙を全開に垂れ流しながら、彼女との別れを拒んでいたが…
「……コハラコは残りますノ。マナティートの魔族の姫になるノ…」
「な!?何を言ってるの?」
「コハラコが姫になれば…みんな助かるノ…」
しかし、コハラコは自分がこの国の姫になれば母親と慕うサーシャたちに、平和が約束されることを理解ようだ
コハラコはその場に座り込み天を仰いで涙を流しながら、この地に残る決断をした…
続く
戦争に引き裂かれる者たち
長年の悲願を成就した者たち
戦争の勝敗は、残酷な程に両者の未来を分けたのである
しかし、魔族が凱旋の為の撤退を初めようとしたその時、思わぬ攻撃に晒される
「地球に還りたい」というロミータの願いを聞いたエリスア様は背後から、彼女の心臓の位置に手のひらを当てた(ちょうどディーとは真反対の位置である)
「あっ!?」
すると…ローゼンバーグ姫の身体から、青白い光で形成されたロミータの魂が抜き取られた
「行きますよ?」
ロミータの魂を大事そうに抱えたエリスア様は、光の柱の中を上昇して行く。彼女が通過した部分からは徐々に光が消えていった
……………………………………
「あぁ!?」
「あっ!?」
「ズバッ!!」
エリスア様を運んだ光の柱が消えたとほぼ同時に、世界は彩りを取り戻すとともに時間も流れ始めた
「………」
「ロミータちゃん…」
「さ、流石ディーだな。流れるような仕事っぷりだぜ…ん!?どうかしたか?」
やはり予想されていた通りにロミー・ローゼンバーグは、ディー・アモンの手により処刑された
ヨシュアはその動揺を悟られないように平静を装って、賛辞を送ったつもりだったが…何故か魔族の悲願をその手で果たしたディーの表情は険しかった
「い~ぃえ。どぅもいたしませんよぉ…」
(おっかしいでぇすね~。吾輩の右手が突き刺さった瞬間は~たぁしかにぃ姫の生命を感じていましのにぃ、貫いた瞬間では~死者の身体を貫いたようにしぃか、感じられませんでぇしたね~。これは一体…)
不死の王とも呼ばれているディーは、ロミータの身体を刺して貫く。その一瞬の間に彼女が死に絶えていた事を悟り、その不可思議な現象に頭を悩ませていた
………………………………………
「うぅん、まぁ良いでしょうおぅ。ようやくにぃ、マナティートの魔族の悲願は達成されたのでぃすからねぃ!」
ディーは突き刺した右手を抜き取り、その手を天に掲げた
「ぽんっ。動揺するなよアリス。お前の家族は無事なんだからな」
「うん…」
アリスに近寄ったヨシュアは、彼女の肩に手を置き小声で彼女を励ました。全ては終わったのだと思った、のだが…
「まぁまぁ、お待ちぃなさぁいよ。ヨシュア様~」
「ま、まだ何か用なのかよ?」
悪い予感を強く感じていながらも、とぼけた返事でディーに振り返る
「まぁ~さ~かぁ、吾輩からそのエルフの少女を連れ去るつもりじゃ~、なぁいでぃすよねぃ?」
ディーはカルーアを許してはいなかった。彼は彼女を解放する気は無いようだ
「や、やめてくれ。彼女は俺の女(アリス)の妹なんだ。彼女等(さんしまい)は見逃してやってくれ!」
「この状態の吾輩がぁ、そんな言葉だけでぇ、あっさりぃとぉ了承するとお思いでぃすか~?」
ディーはヨシュアに、自分を生命の危機に晒したカルーアを見逃す気は無い!かのように言っているが、彼には別の狙いがあった
「ど、どうすればアリス達を見逃してくれるんだ?見逃してくれるなら…俺は何だってしてやるからよっ!」
「ヨシュアぁ…」
自分たちを守ろうと必死になってくれているヨシュアの行動に喜びつつも、背後からの必殺技による強襲を軽くいなされたこと。妹のカルーアが瀕死の状態に陥っていること。目の前で親しくなりつつあったロミータを殺されたこと。それらの出来事が、アリスから正常な判断力を完全に奪っていた
「ズンズンズン…」
ディーは笑みを浮かべながら、ヨシュアの左側に近寄った(右側にはアリスが居る)
「ボショボショボショ…」
「な、なんだとっ!?」
「今の条件を満たしてくれたのなぁらば~、この地方から撤退する人間族は見逃しましょう。そしてぇ、三姉妹とその家族、並びに彼女らが生活しているという【ヘルメスの街】には絶対にぃ、魔族が侵攻しない事を約束しぃますよぉ?」
ディーはヨシュアの耳元である提案をした
「分かった。俺たちはその条件を飲む。だから、お前も約束を守ってくれよ?」
「よ、ヨシュア!?」
どうやらヨシュアが聞かされた内容は、耳の良い獣人族のアリスにはシッカリと聞こえていたようで、ディーの提案を飲むと言ったヨシュアの言葉に驚いているようだ
「流石は~ザッド様のご子息でぇすね~。良い判断でぇす!でぇは~、吾輩は侵攻中の全魔族を退却させまぁすよぉ。そぉして~、明日の昼には再びこの砦に現れますからぁ…その間に人族どもは逃げると良いですねぇ。ふHAHAHAHAHAHA♪」
ディーはローゼンバーグ姫の亡き骸を、文字通り姫様抱っこして空に飛び上がった
「バサッバサッ…あそこでぇすねぇ」
ディーは魔法探知を使い、シャオシュウの居場所を見付けた
「ディー!やはり生きていたのね?…ま、まさか、その手に抱えているのは!?」
「んっふふ ふ~ん。取ってきいましたよぉ。人族側の姫の生命をねぃ♪」
砦近くで魔族の兵を呼び寄せたフュールが、シャオシュウとミアナ。それに、マーマルとリュウキを集めて回復をしていた
「おやおや皆さ~ん。かぁなり、お疲れの様でぃすねぇ」
「やはり貴様はトンデモナイな、ディー・アモン。あの剣聖コンビを打ち破ったうえに、敵の姫の生命まで取ってくるなんてね」
フュールもかなり疲弊しているが、クーパー祖母孫娘に対しかなり魔力を使いはしたが、ダメージは軽く済んでいた。むしろ、その後でミアナとシャオシュウに掛けた回復魔法で疲労していたのだ
「さぁて、勝利を勝ち取りまぁした。我が軍は1度凱旋しましょう。城に居るもの達にぃ勝利を伝え、負傷した兵たちにぃ回復の時を与えねばぁ、なぁりませんからねぃ!」
「そ、そうね。勝利は確定したのだから、ここは一旦引くべきでしょうね。私はミアナを、マーマルはシャオシュウ様を担いで帰還するわよ。リュウキはマーマルの護衛よ、悪いけどディーはその姫の亡き骸を頼むわね」
シャオシュウを救うべく奮戦したマーマルとリュウキも、かなり疲弊と負傷をしていたが、蘇生直後にシャオシュウを助ける為に極大呪文を使ったミアナも、魔力が底をついて気絶していた
「さぁ、帰るぞミアナ」
それは、フュールの贖罪の言葉だったのかも知れない。アレクス城で会ってから今まで散々キツイ言葉を浴びせていたからだろう
【ヒルドゥルブ砦の外周】
「ど、どうしてコハラコと別れなければイケませんの?」
「ママと離れるのはヤなノッ!」
「まさか、そんな交換条件が…」
アリスとヨシュアは城の中からサーシャ達やホロミナティのメンバー。そして、サーシャに回復してもらったリーリア姉妹とホルン達を連れて外に出た
「あの男。ディー・アモンがこの地方から撤退する人族を見逃す代わりに、コハラコと俺にこの地に残れ!と言っていたぜ」
敢えてヨシュアは全てを話さなかった。何故ならディーは、魔族側の姫も死亡しており後継者となる者が必要なので、コハラコにその役目を負わせることを
そして、ヨシュアにコハラコのサポート役である執事になれ!と言ったのだ
「まぁだヨシュア様はぁ、こんな小娘ひとりもモノに出来ていないよぉですのでぇ、吾輩が鍛え直してあぁげますよぉ」
とも言われていた
確かに元魔王の息子ともあろう者が1年近くアリスと付き合っていながら、未だに男女の関係にも至れていないのだから。しかし…
「やぁだ!やぁなノ!コハラコはサーシャママと一緒がいいノっ!」
生まれた時から不死の者であるコハラコは思考の成長が遅いのもあって、母親と慕うサーシャと離れることに絶対の拒否反応を示していた
「ディー・アモンが言っていたぜ。お前が姫様になってくれるのなら、その姫を育てた者達(さんしまい)が住む【ヘルメスの街】には魔族の全ての者に「不可侵エリア」だと公言出来るってな」
「えっ!?」
あまりにコハラコが駄々を捏ねるので、ヨシュアはディーと交わした約束の1部をみんなに聞こえるように話した
「なんだソレはっ!?俺たちが住む【ヘルメスの街】は見逃してやるからコハラコを人質に置いてけ!って言うのか!」
その内容を聞いて激怒したのは、三姉妹が住む家の大黒柱であるヒイロだった
「じゃあヒイロ、どうするってんだよ?お前がディーとフュール。不死の王と渇望の魔女を退治するとでも言うのかよっ?」
「そんなの出来る訳がないじゃない!」
次に怒鳴ったのは、ヒイロと付き合いの長いシャルルだった。七人居る魔女の中でも頂点に立つフュールと、かつてマリニウムの軍隊を不死軍団だけで退けたディー・アモン。それらを誰かにどうにかしろ!と言うのは正しく無理難題なのだから
コハラコの周囲に居る者たちは皆、厳し過ぎるその条件に激しく動揺と悲しみと怒りを覚えているのに気が付いたコハラコ
「いやですの!サーシャからコハラコを奪わないで欲しいですの!」
サーシャは涙を全開に垂れ流しながら、彼女との別れを拒んでいたが…
「……コハラコは残りますノ。マナティートの魔族の姫になるノ…」
「な!?何を言ってるの?」
「コハラコが姫になれば…みんな助かるノ…」
しかし、コハラコは自分がこの国の姫になれば母親と慕うサーシャたちに、平和が約束されることを理解ようだ
コハラコはその場に座り込み天を仰いで涙を流しながら、この地に残る決断をした…
続く
戦争に引き裂かれる者たち
長年の悲願を成就した者たち
戦争の勝敗は、残酷な程に両者の未来を分けたのである
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