ようこそ幼い嫁候補たち④

龍之介21時

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夢忘れ編

2人の夜事情

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【その日の終わり】
クーニャがロミーの小腹を満たす為に用意した軽食は、彼女たちと共にロミーとクリスの訓練を見守っていた兵士たちに食べ尽くされてしまった

「はぁ…結局、作り直さないといけませんね…」

空になった皿を見つめクーニャはため息をついたが…

「クーニャ!身体を動かしたらお腹が空いてきちゃったわ!晩ごはんの用意をして貰えないかしら?」

「えっ!?」

クーニャは胸が熱くなった。彼女たちが知っていた姫様とは異なる態度をとっていた彼女だったが、今の言い回しは完全にクーニャの知るロミーの言い方だった!

「美味しい物を用意しますので、お任せ下さいねっ♪」

嬉しさに満たされたクーニャは足取りも軽く、晩ごはんを作りに厨房へ向かった。兵士たち用の食事係は別で存在しているが、この国の姫へのお世話はクーニャに一任されているので、ロミーの身の回りに関する衣食住の全てはクーニャが行っているようだ


「クリス!」

「はい、何でしょうか?」

「晩ごはんはクーニャも入れて3人で食べましょう♪」

ロミー(その身体の持ち主である彼女)として馴染む為にロミータは、手始めにクリストファーとクーニャとの距離を縮める事にした

……………………………………………

「美味しかったわ。クーニャの料理は本当に美味しいわね♪クリスもそう思うでしょ?」

「はい。温かい味ですね♪」

「ロミー様、クリストファー様有難うございます。それでは水浴びの準備をいたしますので、少ししたらお風呂場にお越しくださいませ」

そう言ってクーニャは部屋を出た
部屋に残ったロミーとクリス。2人は向き合ったまま黙っていた。その原因を察しているロミータから話を切り出した

「まだ、落ち着きませんか?」

「あ!すみません…ロミー様…いえ、ロミーが記憶を取り戻しつつある。のだな、とは思っています。なんと言うか…近くて遠いような妙な感覚なのです。すみません…」

クリスから見て今のロミーは、自分の知るロミーに非常に良く似た少女。といったところだろう

「そうですか…仕方ありませんね…」

(もっと距離を縮めないとダメね…戦況もコチラが不利だと聞いたし…あまり時間を掛けてなれないのよね…)

「ねぇクリス。お風呂を一緒に入ってくださいませんか?」

「(๑°ㅁ°๑)えぇ!?よ、宜しいのですか?」

実は午前の昼寝で本物のロミーと夢の中で会い彼女の記憶を流し込まれた時、ロミーとクリスが身体を重ね合う深い仲になったばかり。だという情報も入っていた

……………………………………………

「ふぅ、サッパリしたわね♪気持ち良かった」

日本での湯槽事情と同じレベル。とまではいかなかったが、気持ち良く入るには十分だった。ソレに風呂場でクリスと背中を洗い合いっこして、たくさん会話出来たのも満足だった

「ねぇクリス…コッチで一緒に寝ましょう」

「宜しいのですか?その…まだ記憶は完全に戻られてないのでしょう?」

「やっぱりクリスにはバレてたのね…でも、もう1つ思い出した事もあるのよ…ニヤッ♪」

「な、何でしょうか?」

「お互いの身体を触り合って気持ち良くなりましょう?ロミーの身体にはクリスの手足の感触が刻まれているのよ♪…慰めて欲しいな❤︎」

「ロミー……ꉂꉂ(´꒳`◍ )もう、貴女は仕方のない人ね(笑)」

ロミーが予想以上に、思い出してくれてる事に嬉しさを感じたクリストファー。全部では無いにせよ…色々と思い出してくれた事に安心を感じたが、よりにもよって数少ない思い出したことに【2人の夜事情】が含まれいたことを知り、笑いが込み上げてきたようだ


「……私の祖父と父と母は、お城の守衛番をしていたわ。それまでも小競り合いばかりだったのに…あの日の夜、ヤツらは軍師が不在の時にイキナリ大挙して攻めて来た。最前線に立って戦った祖父と母はその時に…それから、この砦への退却戦が始まり、しんがりを務めていたロミーの両親も…それから、お互いを慰め合っているウチに私たちは…」

クリストファーは、この経緯(イキサツ)をロミーが思い出しているか?どうか?分からなかったので確認する意味も含めて話した

その日の夜から女の子同士ではあるが、夜な夜なお互いの身体を慰めあってきた仲だと知って欲しかったのだ。そうする事でロミーに手を出せる気がした

「クリス。ロミーが何とかしてこの国を立て直すことを約束するわ!だからチカラを貸してね。それと…寂しさに押し潰されないようにロミーを慰めてよね♪」

ロミーから同じベッドでの就寝を要求されたクリストファーは、ベッドの側(そば)で着ていたナイトドレスを脱ぎ下着姿になった。そしてロミーから夜の相手を求められ、彼女が横になっているベッドの隅(スミ)に腰を下ろした

「そんなとこに限って思い出しちゃったのね…何だかロミーらしいわね。良いの?ロミーが危篤状態から回復したのが嬉し過ぎて…今夜は手加減が出来ないかも知れないわよ?(笑)」

ネグリジェ姿になったクリストファーは、この後ロミーとの夜の営みを想像したのか?既に頬を赤く染めて振り返り、彼女の目を見て本当にその気が有るのか?を再確認した

「クリス…忘れさせて、あの苦しみを…満たしてちょうだい、この渇きを…」

クリストファーを見つめ返すロミーも、既に期待に満ちたメスの顔を彼女に向けていた。ロミーに接近したクリストファーは、優しく彼女の唇と自分の唇を重ねた

「ふふふ、ロミーったら可愛いわ❤︎」

「クリスの指使い凄く良いわ…ロミーの弱い所をよく知っているのね…あはっ♪」

(そうだ!ロミーは地球に居た時も女の子と身体を重ねていた。クリスとは違い…もっとこう…恥ずかしがり屋で可愛い女の子…アレはだったかしら?)

地球での記憶もマナティートのも、半分覚えていて半分忘れている状態のロミーは、ドチラの記憶もハッキリ思い出せない状態だ

「さぁロミー、脚を開いて。貴女が好きだったやり方で可愛がってあげるから♪」

「好きよクリス…あァァァ!」

姫様の護衛役でもあるクリスは当たり前のように、彼女と夜を共にしていた。兵の中には2人の秘密の絆を知る者もいるようだ。部屋の窓のカーテンの僅かな隙間から、2人の営みを見守る若い兵士が数人居て、護衛も兼ねつつ覗き見ていた



続く
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