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夢忘れ編
初めての経験
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【ユグドラシル】
「あはっ…か…」
呑み喰い屋の店内で、半機械少女ジェニファーの口から伸びた針を左胸に刺され先程のミアナの様に、魔法力を吸われているツバキ
「やめてぇぇぇ!!」
目の前の惨状に怒りを覚えたアリスが、半機械少女に向けて斬撃を与えた!
「バキィィィン」
「えっ?嘘ォ!?」
ヒイロが造ってくれた業物級のソードで渾身の一撃を放ったアリスだったのだが…見た感じ、ひ弱な10歳くらいにしか見えないその少女は左腕だけでアリスの攻撃をガードした
「…………」
魔女級の魔力をミアナから大量に吸収したジェニファーは、自分がかなりパワーアップしているのを理解していた
(かなり強くなれたハズなのに…どうして…)
しかし、アリスの一撃にかなりの威力を感じた彼女は、自分とアリスの何が違うのか?比較するように見比べていた
「ケヘヘヘヘ♪」
何か答えを見出した半機械少女。そこそこツバキからも魔力を吸収したジェニファーは、針を戻して立ち上がると…素早く円を描く様にアリスの周囲を回転移動した
「何とぉぉ…お!?」
「バキィィ!」
アリスはジェニファーからの剣戟をソードでガードした。どうやらジェニファーは、さきほど自分(ジェニファー)に蹴飛ばされ意識不明になっているモメントのソードを拾い、それを使い攻撃してきたようだ
「アリス!大丈夫か?援護するか?」
「ヨシュア…ここはアタシにやらせてっ!WRYYYYYY!!」
加勢しようか?という意味で声を掛けてきたヨシュアの提案を断ったアリスは、獣人化を始めて筋力を増強し必殺剣の構えを取った
(どうしてだか分かんないけど…パワーだけならこの子、アテナ様と同じくらいだ。だから、アタシのフルパワーで破壊するっ!!)
「…はあぁぁぁ、天破豪塵斬(テンハゴウジンザン)!!」
アリスが地球で習ってきた沖田流の奥義を放った!ジェニファーが見た目とは全く違い、トンデモナイ身体能力を有している事を先程、彼女の攻撃をガードした時に理解していたのでアリスは全身全霊の一撃を放った
だが…
「ガシャアァァン!」
アリスの全力で放たれた強烈な一撃を、強引にパワーだけで弾き返したジェニファー
「あうぅ!?…はぁはぁ…そんなぁ…アタシの全力本気だったのにぃ……」
店の端っこまで吹き飛ばされたアリス。全身打撲くらいのダメージを負わされてしまったがそれ以上に、磨き上げた必殺の剣が、戦闘素人の少女にパワーだけで完全に押し負けたことに強いショックを受けていた
「てんめぇぇぇ!!」
彼女であるアリスを目の前で暴力的に吹き飛ばされたヨシュアは、元魔王の息子である闇のオーラを全開にした
「ケへ?」
「バリィィン!」
ヨシュアの気迫と闇のオーラに危険を感じたジェニファーは、出窓を体当たりでブチ破り店外へと飛び出した
「ヨシュア!リュウキ!その少女を破壊しろ!絶対に逃がすんじゃないよっ!」
「わ、分かった…」
「言われなくてもよぉ!」
マーマルに激を飛ばされたリュウキとヨシュアは、勢い良く少女の後を追い掛けて行った
「姫さま大丈夫ですか?」
「私は大丈夫ですが…ツバキが…」
ようやく意識を取り戻したモメントが、真っ先にオボロ姫の安否を確認した。しかし、近くで仰向けに倒れているツバキは…左胸に穴を開けられ、出血の強い痛みで意識を失い放心している
「私が傷を塞ぎます…」
「レキシントン、イけるのか?」
酒棚に下敷きになり気絶していたランドルフを観ていたレキシントンだが、彼が目を覚ました後に大量出血しているツバキの元に歩み寄り、残量の少ない魔力を絞り出しツバキの胸の傷穴を塞いだ
「はぁはぁ…はぁはぁ…もう魔力が…応急処置程度には治しました。ですが、これ以上は…」
「魔獣族の2人よ、ありがとう。今回の手助けの件、上に報告させてもらう。縁があったらまた会おう」
モメントは、地下の世界からやって来てこの中立の町で生活していた2人が、今回の騒動で不利益な目に遭わないようにすることを約束したのだ
「モメント、ツバキはどうするのです?」
「血は止めてもらえたので、今すぐどうにかはならないでしょう。馬を調達して砦まで後退しましょう」
騒動の元凶である半機械少女は未だに逃走中で、敵対している人族も多数居るこの町に深手を負ったツバキと共に居るのはマズイ!と判断したモメントは1度、魔族側の砦に帰還することを提案したのだが…
「そうですね…あ!ですが、ミアナさんがまだ…私が浅はかな考えで彼女に頼み事をしてしまった為に、こんな事になってしまってどうしたら良いのでしょうか?」
消去の魔女の弟子がまだ戻っていない事に気が付いたオボロだが、明らかにその言動から彼女がパニックになりかけているのが伺える
「私が迂闊だったのです…増援が来たからって用心さを欠いて出掛けたうえに、事情も把握出来ないままミアナさんに頼み事をしてしまったから…」
オボロは、代々ファスク家の女にのみ伝わる能力【精神安定・士気高揚】など、自分を慕う者の心を癒し統率するチカラを受け継いでいる
その能力の貴重性ゆえに、彼女が最前線に出る事など有り得なかった。しかし、今この中立の町は1体の魔操機兵により、最前線のような状態になっている。更に親衛兵のツバキまで瀕死に陥っている。その非現実的な状況の中心に居るという「初めての経験」から、オボロは平常心が崩壊しそうになっていた
「しっかりしてくださいオボロ様!彼女はあの消去の魔女の弟子という話です、きっと無事に戻るでしょう。それよりも我々は自分たちの心配をしましょう!」
「そ、そう…ですね。魔族最強の魔女のお弟子さんですものね?…分かりました!」
モメントは初めてオボロの身体に触れた。彼女の肩をシッカリと掴み、熱い言葉と真剣な眼差しで彼女を説得した
「それでは我々は失礼させてもらう。キミ達も無事に、な」
彼の熱意により納得したオボロ。モメントはツバキを背中に担ぎ、ランドルフ達に別れの挨拶を済ませると町の中へ消えて行った
「キミらはどうするんだ?」
ヒイロがランドルフ達に声を掛けた
「ここから少し離れた場所に契約している俺たちの宿がある。そこで治療と回復をするつもりだ。俺の傷は浅いが、レキシントンは魔力が枯渇していて危険だからな…お前はどうするんだ?」
「ヒイロ、良かったらアナタも来なよ。さっき、魔族の兵士(モメント)をキャッチした時に左腕を痛めたんだろ?」
ランドルフとレキシントンは、呑み喰い屋の店長のツテで借りている宿にヒイロも来いよ、と誘ってくれたのだが…
「ありがとう。けど、アリスが気絶したままなんだ。脱臼してるこの身体ではアリスを担げそうにないし…」
レキシントンは先程、ツバキの応急処置に最後の魔力を使い切ってしまっていたし、ランドルフは弱っているレキシントンを【お姫様抱っこ】して手が塞がっている。ヒイロは左肩を脱臼していて、アリスを抱くのは難しい。そこへ…
「あの…僕で良かったら彼女の面倒を見ていても良いよ。特に今回の件で、その女の子に余分な心配もさせてしまったから、そのお詫びも兼ねてなんだけどさ…どうだろうか?」
魔族の中で1人、店内に残っていた遊撃隊隊長のマーマルが、リュウキの件でアリスに掛けた迷惑のお詫びをしたいから、アリスの事は任せてくれと言ってきた
「……キミを信用しても良いのか?」
このマナティート地方に入った直後に銀翼竜と戦ったアリスたちは、銀翼竜との戦いが終わった直後に息付く暇も与えられずに、マーマル達に襲われたと聞いていたヒイロにとって、彼女の提案を信用するのはかなりのギャンブルだった
「………コレを預けておくよ」
「コレは?」
マーマルはスカートのポケットから、淡い光を放っているテウの宝石を取り出し、ヒイロの手の平に乗せた
「死者を転生させることが出来る惑星神であるエリスア様の術式が、封入されていると聞いている宝石さ。僕も初めて手にしたから、本当にその効果が発揮されるか?は、保証出来ないんだけどね…」
「そんな貴重な物を?」
「キミにとって、このアリスという娘はソレと同等か、それ以上に大切な存在なのだろう?」
マーマルは惑星神エリスアからサーシャを解放する代償として、神力を注いでもらった宝石を信用の証としてヒイロに手渡した
「…分かった。信用する。頼んだぞ!」
「ありがとう」
ヒイロは物の価値観よりも、この上なく真剣な目で見詰め返して話しているマーマルの表情から、彼女が本気であると信用したようだ
ヒイロはアリスをマーマルに任せ、ランドルフとレキシントンと一緒に彼の宿へと向かった
「さて、テウの宝石のチカラに頼りきっていたから回復魔法の類は得意じゃないんだけど…少しでも傷を直しておくか…」
マーマルは気休め程度でもアリスに回復魔法をかけようと近付いた。片膝を付いて彼女を見下ろし、右手に魔力を集中させたその時だった
「バァンッ!」
「……貴様。あの時の魔法使いか?そこで、アリスお姉様に何をしようとしている?」
異次元へと通じている扉を開けて出てきたエリエス。彼女は鋭い目付きで、マーマルを直視していた
続く
「あはっ…か…」
呑み喰い屋の店内で、半機械少女ジェニファーの口から伸びた針を左胸に刺され先程のミアナの様に、魔法力を吸われているツバキ
「やめてぇぇぇ!!」
目の前の惨状に怒りを覚えたアリスが、半機械少女に向けて斬撃を与えた!
「バキィィィン」
「えっ?嘘ォ!?」
ヒイロが造ってくれた業物級のソードで渾身の一撃を放ったアリスだったのだが…見た感じ、ひ弱な10歳くらいにしか見えないその少女は左腕だけでアリスの攻撃をガードした
「…………」
魔女級の魔力をミアナから大量に吸収したジェニファーは、自分がかなりパワーアップしているのを理解していた
(かなり強くなれたハズなのに…どうして…)
しかし、アリスの一撃にかなりの威力を感じた彼女は、自分とアリスの何が違うのか?比較するように見比べていた
「ケヘヘヘヘ♪」
何か答えを見出した半機械少女。そこそこツバキからも魔力を吸収したジェニファーは、針を戻して立ち上がると…素早く円を描く様にアリスの周囲を回転移動した
「何とぉぉ…お!?」
「バキィィ!」
アリスはジェニファーからの剣戟をソードでガードした。どうやらジェニファーは、さきほど自分(ジェニファー)に蹴飛ばされ意識不明になっているモメントのソードを拾い、それを使い攻撃してきたようだ
「アリス!大丈夫か?援護するか?」
「ヨシュア…ここはアタシにやらせてっ!WRYYYYYY!!」
加勢しようか?という意味で声を掛けてきたヨシュアの提案を断ったアリスは、獣人化を始めて筋力を増強し必殺剣の構えを取った
(どうしてだか分かんないけど…パワーだけならこの子、アテナ様と同じくらいだ。だから、アタシのフルパワーで破壊するっ!!)
「…はあぁぁぁ、天破豪塵斬(テンハゴウジンザン)!!」
アリスが地球で習ってきた沖田流の奥義を放った!ジェニファーが見た目とは全く違い、トンデモナイ身体能力を有している事を先程、彼女の攻撃をガードした時に理解していたのでアリスは全身全霊の一撃を放った
だが…
「ガシャアァァン!」
アリスの全力で放たれた強烈な一撃を、強引にパワーだけで弾き返したジェニファー
「あうぅ!?…はぁはぁ…そんなぁ…アタシの全力本気だったのにぃ……」
店の端っこまで吹き飛ばされたアリス。全身打撲くらいのダメージを負わされてしまったがそれ以上に、磨き上げた必殺の剣が、戦闘素人の少女にパワーだけで完全に押し負けたことに強いショックを受けていた
「てんめぇぇぇ!!」
彼女であるアリスを目の前で暴力的に吹き飛ばされたヨシュアは、元魔王の息子である闇のオーラを全開にした
「ケへ?」
「バリィィン!」
ヨシュアの気迫と闇のオーラに危険を感じたジェニファーは、出窓を体当たりでブチ破り店外へと飛び出した
「ヨシュア!リュウキ!その少女を破壊しろ!絶対に逃がすんじゃないよっ!」
「わ、分かった…」
「言われなくてもよぉ!」
マーマルに激を飛ばされたリュウキとヨシュアは、勢い良く少女の後を追い掛けて行った
「姫さま大丈夫ですか?」
「私は大丈夫ですが…ツバキが…」
ようやく意識を取り戻したモメントが、真っ先にオボロ姫の安否を確認した。しかし、近くで仰向けに倒れているツバキは…左胸に穴を開けられ、出血の強い痛みで意識を失い放心している
「私が傷を塞ぎます…」
「レキシントン、イけるのか?」
酒棚に下敷きになり気絶していたランドルフを観ていたレキシントンだが、彼が目を覚ました後に大量出血しているツバキの元に歩み寄り、残量の少ない魔力を絞り出しツバキの胸の傷穴を塞いだ
「はぁはぁ…はぁはぁ…もう魔力が…応急処置程度には治しました。ですが、これ以上は…」
「魔獣族の2人よ、ありがとう。今回の手助けの件、上に報告させてもらう。縁があったらまた会おう」
モメントは、地下の世界からやって来てこの中立の町で生活していた2人が、今回の騒動で不利益な目に遭わないようにすることを約束したのだ
「モメント、ツバキはどうするのです?」
「血は止めてもらえたので、今すぐどうにかはならないでしょう。馬を調達して砦まで後退しましょう」
騒動の元凶である半機械少女は未だに逃走中で、敵対している人族も多数居るこの町に深手を負ったツバキと共に居るのはマズイ!と判断したモメントは1度、魔族側の砦に帰還することを提案したのだが…
「そうですね…あ!ですが、ミアナさんがまだ…私が浅はかな考えで彼女に頼み事をしてしまった為に、こんな事になってしまってどうしたら良いのでしょうか?」
消去の魔女の弟子がまだ戻っていない事に気が付いたオボロだが、明らかにその言動から彼女がパニックになりかけているのが伺える
「私が迂闊だったのです…増援が来たからって用心さを欠いて出掛けたうえに、事情も把握出来ないままミアナさんに頼み事をしてしまったから…」
オボロは、代々ファスク家の女にのみ伝わる能力【精神安定・士気高揚】など、自分を慕う者の心を癒し統率するチカラを受け継いでいる
その能力の貴重性ゆえに、彼女が最前線に出る事など有り得なかった。しかし、今この中立の町は1体の魔操機兵により、最前線のような状態になっている。更に親衛兵のツバキまで瀕死に陥っている。その非現実的な状況の中心に居るという「初めての経験」から、オボロは平常心が崩壊しそうになっていた
「しっかりしてくださいオボロ様!彼女はあの消去の魔女の弟子という話です、きっと無事に戻るでしょう。それよりも我々は自分たちの心配をしましょう!」
「そ、そう…ですね。魔族最強の魔女のお弟子さんですものね?…分かりました!」
モメントは初めてオボロの身体に触れた。彼女の肩をシッカリと掴み、熱い言葉と真剣な眼差しで彼女を説得した
「それでは我々は失礼させてもらう。キミ達も無事に、な」
彼の熱意により納得したオボロ。モメントはツバキを背中に担ぎ、ランドルフ達に別れの挨拶を済ませると町の中へ消えて行った
「キミらはどうするんだ?」
ヒイロがランドルフ達に声を掛けた
「ここから少し離れた場所に契約している俺たちの宿がある。そこで治療と回復をするつもりだ。俺の傷は浅いが、レキシントンは魔力が枯渇していて危険だからな…お前はどうするんだ?」
「ヒイロ、良かったらアナタも来なよ。さっき、魔族の兵士(モメント)をキャッチした時に左腕を痛めたんだろ?」
ランドルフとレキシントンは、呑み喰い屋の店長のツテで借りている宿にヒイロも来いよ、と誘ってくれたのだが…
「ありがとう。けど、アリスが気絶したままなんだ。脱臼してるこの身体ではアリスを担げそうにないし…」
レキシントンは先程、ツバキの応急処置に最後の魔力を使い切ってしまっていたし、ランドルフは弱っているレキシントンを【お姫様抱っこ】して手が塞がっている。ヒイロは左肩を脱臼していて、アリスを抱くのは難しい。そこへ…
「あの…僕で良かったら彼女の面倒を見ていても良いよ。特に今回の件で、その女の子に余分な心配もさせてしまったから、そのお詫びも兼ねてなんだけどさ…どうだろうか?」
魔族の中で1人、店内に残っていた遊撃隊隊長のマーマルが、リュウキの件でアリスに掛けた迷惑のお詫びをしたいから、アリスの事は任せてくれと言ってきた
「……キミを信用しても良いのか?」
このマナティート地方に入った直後に銀翼竜と戦ったアリスたちは、銀翼竜との戦いが終わった直後に息付く暇も与えられずに、マーマル達に襲われたと聞いていたヒイロにとって、彼女の提案を信用するのはかなりのギャンブルだった
「………コレを預けておくよ」
「コレは?」
マーマルはスカートのポケットから、淡い光を放っているテウの宝石を取り出し、ヒイロの手の平に乗せた
「死者を転生させることが出来る惑星神であるエリスア様の術式が、封入されていると聞いている宝石さ。僕も初めて手にしたから、本当にその効果が発揮されるか?は、保証出来ないんだけどね…」
「そんな貴重な物を?」
「キミにとって、このアリスという娘はソレと同等か、それ以上に大切な存在なのだろう?」
マーマルは惑星神エリスアからサーシャを解放する代償として、神力を注いでもらった宝石を信用の証としてヒイロに手渡した
「…分かった。信用する。頼んだぞ!」
「ありがとう」
ヒイロは物の価値観よりも、この上なく真剣な目で見詰め返して話しているマーマルの表情から、彼女が本気であると信用したようだ
ヒイロはアリスをマーマルに任せ、ランドルフとレキシントンと一緒に彼の宿へと向かった
「さて、テウの宝石のチカラに頼りきっていたから回復魔法の類は得意じゃないんだけど…少しでも傷を直しておくか…」
マーマルは気休め程度でもアリスに回復魔法をかけようと近付いた。片膝を付いて彼女を見下ろし、右手に魔力を集中させたその時だった
「バァンッ!」
「……貴様。あの時の魔法使いか?そこで、アリスお姉様に何をしようとしている?」
異次元へと通じている扉を開けて出てきたエリエス。彼女は鋭い目付きで、マーマルを直視していた
続く
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