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第1章 はじめてづくし編
蒼のギルドマスター&教官役 自分らは…… 〇〇なので……
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「千鶴…… 離してやれ…… 誘拐に見える」
「ひど!」
「お姉ちゃん? 大丈夫だよ。千鶴姉は優しいよ?」
「うぅ…… シロちゃん。怖かったよ(半泣き)……」
突然の事に、カナエのトラウマが…… ちょっとスイッチオンした。
シロちゃんがカナエの頭を撫でて、慰めた。
(シロちゃん…… マジ天使~♪)
「悪いな。カナエの嬢ちゃん…… うちの嫁が迷惑かけて」
「ごめんなさいね。カナエちゃん? ほ~ら、怖くない…… 怖くないよ? 怖くないよね!? マジすいませんでした!!」
まだ涙目で後ずさるカナエに、千鶴さんが土下座した。
(なんて…… 見事な土下座……)
「何やってだよ!? おっと、すまん……【コール】だ。おう、俺だが……! サボってねよ! 今、サポート中だ……… ああ解った。おい、千鶴! ギルマスが手伝えって」
「えっ!? くっ、しょうがないわね…… それじゃ~シロちゃんカナエちゃんまたね~♪」
ガチャン! 名残惜しそうだが慌ただしく、千鶴は出て行った。
「師匠、【コール】って……【緑人】でも使えるの?」
「使えるが…… そう言えば、俺と千鶴にギルマスと教官役は、【蒼人】だぞ」
「えっ? だって、このゲーム…… 今日からですよね?」
「ああ…… それは、俺逹が【テストプレイヤー】だからだ」
「テスト?」
「3年前からだなぁ…… 俺逹は、この新世界をテストしながら、プレイしてたんだ。その内の何十人かは…… 契約社員としてゲーム内で働いてるぞ。シロは、その時のパーティーメンバーが拾ったんだ」
「ととさま、つよくて! カッコいいの♪」
「ととさま?」
「シロを拾った奴の事だ。何て言うか…… ヒーロー見たいな奴だ」
「ヒーロー?…… ですか?」
「ちょっと待ってくれ、GMコールするから…… ガルジだが、サポート中の蒼人がトラブルに会ってなぁ…… あんたか…… 何?…… 解った。【GM】が来る」
「【GM】?」
「また逢いましたね。カナエさん」
「えっ…… お姉さん?」
師匠の隣に…… アバター制作の時、お世話になったお姉さんが現れる。
「はい、今回は緊急避難処置なので、私が【初回ボーナス】をお渡しいたします。これが目録ですので…… この一覧表から選んで下さい」
「あっ、はい……!? お姉さん…… ロボット…… ロボットが選べません!?」
今にも泣きそうなカナエ。
心配そうなシロちゃん。
困り顔のGMのお姉さん。
「嬢ちゃん…… 何にか持ってないか?」
「え~と…… 【ストレージ】に、封印された機神って言うロボットがありますけど?」
「それだな…… Lvが低いと複数持って場合があるからな」
「そんな……」
「とりあえずは…… Lv上げをがんばれ。【初回ボーナス】は、期限内にサポートユニットの【アンドロイド】系か【スキル】…… う~ん、G…… ゲーム内の金にしとけば、後で機神…… ロボが買えるぞ?」
ひざから崩れ堕ちるカナエを、必死に励ます。師匠の言葉に、カナエは一覧表を見直す……
(Lv上げのためには? 戦闘しないとですね…… でも、ひとりだと不安だ…… 【アンドロイド】一択で!)
ガチャ!?
「ガルジ終わった?鍛冶体験希望者、連れて来たけど?」
「あっ~!?」
カナエは…… 急に入って来た人に、びっくりして……
【アンドロイド(ランダム)】を押してしまった!
眼の前に、ショートカットでボディースーツの中高生ぐらいの女の子が現れる!
「何しやがる! このバカギルマス!」
「え~!? 僕、何かやった?」
現れた女の子に…… びっくりしているカナエの後ろで、ガルジ師匠が入って来た人に怒鳴る!
(ギルマス…… この人ギルマスなの? この人…… 手足が機械だ!?)
「ごめんね。迷惑かけたみたいで…… そうだ! これあげる。こないだの戦利品【ランダムクジ】3個! 引いてみて♪」
(ギルマスさんが…… ランダムと書かれた【クジ】をくれたけど…… その期待した目は何?)
「お姉ちゃん…… いつ引くの?」
「今でしょ!」
シロちゃんに、期待した眼で聞かれたので、速攻で開ける。
【執事服セット】
【ストレージ付き手持ち鞄】
【白虎ぬいぐるみ型ゴーレム付きポシェット】
(装備品が三つ、内二つが鞄系か……)
「マスター、お取り込み中すみませんが…… 私に名を下さい」
「あっ、ご…… ごめんなさい」
アンドロイド少女のツッコミに、シロちゃん以外は…… 土下座した。
「ひど!」
「お姉ちゃん? 大丈夫だよ。千鶴姉は優しいよ?」
「うぅ…… シロちゃん。怖かったよ(半泣き)……」
突然の事に、カナエのトラウマが…… ちょっとスイッチオンした。
シロちゃんがカナエの頭を撫でて、慰めた。
(シロちゃん…… マジ天使~♪)
「悪いな。カナエの嬢ちゃん…… うちの嫁が迷惑かけて」
「ごめんなさいね。カナエちゃん? ほ~ら、怖くない…… 怖くないよ? 怖くないよね!? マジすいませんでした!!」
まだ涙目で後ずさるカナエに、千鶴さんが土下座した。
(なんて…… 見事な土下座……)
「何やってだよ!? おっと、すまん……【コール】だ。おう、俺だが……! サボってねよ! 今、サポート中だ……… ああ解った。おい、千鶴! ギルマスが手伝えって」
「えっ!? くっ、しょうがないわね…… それじゃ~シロちゃんカナエちゃんまたね~♪」
ガチャン! 名残惜しそうだが慌ただしく、千鶴は出て行った。
「師匠、【コール】って……【緑人】でも使えるの?」
「使えるが…… そう言えば、俺と千鶴にギルマスと教官役は、【蒼人】だぞ」
「えっ? だって、このゲーム…… 今日からですよね?」
「ああ…… それは、俺逹が【テストプレイヤー】だからだ」
「テスト?」
「3年前からだなぁ…… 俺逹は、この新世界をテストしながら、プレイしてたんだ。その内の何十人かは…… 契約社員としてゲーム内で働いてるぞ。シロは、その時のパーティーメンバーが拾ったんだ」
「ととさま、つよくて! カッコいいの♪」
「ととさま?」
「シロを拾った奴の事だ。何て言うか…… ヒーロー見たいな奴だ」
「ヒーロー?…… ですか?」
「ちょっと待ってくれ、GMコールするから…… ガルジだが、サポート中の蒼人がトラブルに会ってなぁ…… あんたか…… 何?…… 解った。【GM】が来る」
「【GM】?」
「また逢いましたね。カナエさん」
「えっ…… お姉さん?」
師匠の隣に…… アバター制作の時、お世話になったお姉さんが現れる。
「はい、今回は緊急避難処置なので、私が【初回ボーナス】をお渡しいたします。これが目録ですので…… この一覧表から選んで下さい」
「あっ、はい……!? お姉さん…… ロボット…… ロボットが選べません!?」
今にも泣きそうなカナエ。
心配そうなシロちゃん。
困り顔のGMのお姉さん。
「嬢ちゃん…… 何にか持ってないか?」
「え~と…… 【ストレージ】に、封印された機神って言うロボットがありますけど?」
「それだな…… Lvが低いと複数持って場合があるからな」
「そんな……」
「とりあえずは…… Lv上げをがんばれ。【初回ボーナス】は、期限内にサポートユニットの【アンドロイド】系か【スキル】…… う~ん、G…… ゲーム内の金にしとけば、後で機神…… ロボが買えるぞ?」
ひざから崩れ堕ちるカナエを、必死に励ます。師匠の言葉に、カナエは一覧表を見直す……
(Lv上げのためには? 戦闘しないとですね…… でも、ひとりだと不安だ…… 【アンドロイド】一択で!)
ガチャ!?
「ガルジ終わった?鍛冶体験希望者、連れて来たけど?」
「あっ~!?」
カナエは…… 急に入って来た人に、びっくりして……
【アンドロイド(ランダム)】を押してしまった!
眼の前に、ショートカットでボディースーツの中高生ぐらいの女の子が現れる!
「何しやがる! このバカギルマス!」
「え~!? 僕、何かやった?」
現れた女の子に…… びっくりしているカナエの後ろで、ガルジ師匠が入って来た人に怒鳴る!
(ギルマス…… この人ギルマスなの? この人…… 手足が機械だ!?)
「ごめんね。迷惑かけたみたいで…… そうだ! これあげる。こないだの戦利品【ランダムクジ】3個! 引いてみて♪」
(ギルマスさんが…… ランダムと書かれた【クジ】をくれたけど…… その期待した目は何?)
「お姉ちゃん…… いつ引くの?」
「今でしょ!」
シロちゃんに、期待した眼で聞かれたので、速攻で開ける。
【執事服セット】
【ストレージ付き手持ち鞄】
【白虎ぬいぐるみ型ゴーレム付きポシェット】
(装備品が三つ、内二つが鞄系か……)
「マスター、お取り込み中すみませんが…… 私に名を下さい」
「あっ、ご…… ごめんなさい」
アンドロイド少女のツッコミに、シロちゃん以外は…… 土下座した。
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