上 下
33 / 464
第2章 拠点作り?編

カナエ、転職する! そして、〇〇へ……

しおりを挟む
「よし! 【転職】するぞ♪ メインを【銃士】で、サブを【魔力技師】にしようと……」

カナエは、【神々の像】に転職希望を祈ると……

ピコーン♪
〔ジョブが変わりました…… メイン【銃士】、サブ【魔力技師】に変更された事により……【魔王(仮)】が【銃士】に【統合】されました…… メインが【魔銃士(魔王)】になりました〕

(えっ!?【魔銃士(魔王)】?って…… なに? とりあえず、ヘルプ……)

〔【魔銃士(魔王)】とは…… メイン又、サブジョブが【魔王】ならば、転職時に選択した戦闘職と【魔王】を【統合】して、新たなジョブに【クラスアップ】します。

【特種ジョブ】の【勇者】や【魔王】などは、【転職】では外す事ができません…… なので、選んだ最適な職業と【統合】され【上位職】に【クラスアップ】します……

(例)【聖剣士(勇者)】は、【聖剣士】ジョブの【勇者】として、Lvが上がる毎に【聖剣士】と【勇者】のスキルや【合成派生】の新たなスキルなどを、覚える事が出来ます〕

(つまり……【銃士】と【魔王】の【上位職】?って、事かな? スキルは…… !?)

【魔銃士(魔王)スキル】

【武具眷属化】【銃士の心得】【眷属召喚】【魔銃生成】

【魔力技師スキル】

【魔力回路精製】【瞬間錬成】【技術者の叡智】

(色々増えました!)

カナエは、順に調べる……

(先ずは、【魔銃士(魔王)】のスキルから……)

【武具眷属化】
武具に、魔力を宿し眷属化できます。

【銃士の心得】
銃刀剣装備時の攻撃力20%アップし、使用回数などで【技】を覚える。

【眷属召喚】
眷属化した者を、召喚できる。

【魔銃生成】
MPを使い、鉱石や魔物の素材などを材料に、魔銃を作り出す事ができる。

次は……【魔力技師】のスキルと……

【魔力回路精製】
魔力を通す回路を作る事ができます。それにより、魔導具の心臓部や魔法陣を作る事ができます。

【瞬間錬成】
錬金術を錬金導具、錬成陣無しで、MP消費で錬成できる。

【技術者の叡智】
ジョブLvによって、作る物の設計知識が解る様になる。

(かなり良いスキルっぽい♪ 師匠に聞いてみよう……)

「師匠、転職して来ました! 聞きたいことが……」

「おっ、来たか! 行くぞ」

「行くって…… 何処へ?」

「行けば解るよ♪ さぁ、行こう♪ 直ぐ行こう♪」

テンションが異常なほど高いマイルさん達、蒼のギルドの面々に引き摺るように連れられて…… カナエが行った先は!?

王城でした……

(王城…… お城…… 王様が居る場所…… 王様…… 勇者が言った…… 私のロボットを勇者に渡したのは…… 王様…… つまり…… 私のロボットを盗んだのは…… 王様? とりあえず…… 復讐の用意! いざ行かん、謁見の間へ……)

立派な騎士達に案内された先の謁見の間に居たのは……

「カナエ、誠に申し訳ございませんでした!」

土下座をした…… セルフィナ王女を始めとした、立派な騎士達や宰相?大臣?達……

(王様は? 居ないの?)

「カナエ…… ガルジさん達に聞きました…… 貴女のロボットを持ち出した…… この世界の私の父である王と辺境伯達、貴族と勇者達は…… この国の法律を犯し、逃亡しました」

(えっ、王様が、逃亡…… 何やったの!?)

「今回の魔物の大量発生を利用して、この国では禁止された他国への侵略を仕掛け…… 帝国を攻め落としたので、姫が王族として、罪人となった王や貴族を捕らえる為に兵を向けたのですが…… 帝国に新たに国を造ってしまい、今は新たな帝国の帝王を名のてます」

宰相?さんが、説明してくれた……

「じゃあ…… 私のロボットを盗んだ犯人は?」

「たぶん…… 勇者達と共に、新帝国へ逃亡したかと……」

(チッ、逃げたか…… 私のこの気持ちは…… どうしたら良いの!)

ピコーン♪
〔ジョブ【魔銃士(魔王)】スキルの条件が満たされました…… スキル【魔王の威圧】を覚えました〕

(えっ!? 【魔王の威圧】? どんなスキル? あっ、Lvがあまり高くない人達が青ざめて震えだした…… リンちゃんとシロちゃんが私を見て…… 青い顔で震えてる…… 今にも泣きそうだ。姫様達も土下座して震えてる!)

師匠達、蒼のギルドの人達も驚いた顔で…… 私を見てる……

ピコーン♪
〔王城に、魔王が降臨しました〕

(えっ、魔王……って、私!?)

気付いたら、カナエは…… 王城を襲撃していた……

しおりを挟む

処理中です...