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第6章 魔王の新世界放浪記?編

鬼姫と大蛇

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「あの大蛇…… 機神、いや、邪神機だ!」

突然現れた、大蛇ロボを神眼で鑑定!

【????オロチ??? 邪神機Lv??】

オロチ? 10㍍以上のオロチと人?が争ってる!? 人の方は?

【???(魔神化) 鬼姫Lv76】

鬼姫? 魔神化してる…… 魔神と邪神機が殺り合ってる!

「おかしいな……」

「ジノさん?」

「カナエさん、神獣様の近くは浄化されてるから、自然発生の邪神機は近付かないんだ! それに、魔神と邪神機は敵対しない!」

「なんで!?」

「元となる力が一緒なんだ…… 邪神達の元眷神の誇りが共食いを許さないのさ……」

「じゃあ、あの魔神の鬼姫は?」

見るからに、鬼姫がオロチを執拗に攻撃してる!?

「なぜかは解らないが、この辺りに異常がある可能性がある…… 温泉境の人達が心配だ」

「そうだな…… 温泉境に急ぐ為にも、先ずは、アイツ等をどうにかしないと」

「!? 窓を閉めて! 結界を!!」

オロチがガスを吐いた!? 直撃を受けた鬼姫は吹き飛ばされ、オロチは地中に消えた……

「浄化します!」

トパーズが上級聖水を撒水! 毒性は消えたけど…… 山の木々が腐り、ひどい匂いが立ち込める。

「ひどいな…… これは……」

「確かにひどいが、人里が心配だ。急ごう!」

「毒を消しながら進みます」

上級聖水を撒水しながら、火山温泉境を目指す!

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目的地の温泉郷に着いたカナエ達が見たのは……

破壊された街だった。

「さっきのヤツがやったのか?」

「ぼっとするな。救助するぞ!」

「「「「はい!」」」」

オロチの暴れた後か? 倒壊した建物を人が居ないか探す。

「大丈夫か! 他に人は?」

「回復します! こちらに!」

「あんたらは…… 蒼人か? 頼みがある! 俺達よりも先に、猿神様を見てくれ!」

「えんじんさま?」

「この辺りを浄化して下さる神獣様だ。頼む! オロチからこの地を護って、毒を!」

「私が行きます!」

人里から、さらに上がった山の中。海神龍様と同じ様な神社の境内に…… 巨大なお猿さんが倒れてる。猿神様?

「大丈夫ですか! 今、解毒します!」

「あ、蒼人の、方よ…… わしより、周りの物を頼む……」

「まとめて治す!」

猿神様の周りに、神獣と人がいっぱい倒れてる…… 妖精の粉を全力散布!

「助かったぞ。蒼人の方よ…… 太古の邪神機に襲われての」

「それは…… オロチですか?」

「オロチを見たのか!?」

「はい、ここに向かう途中で…… 鬼姫と争っていました」

「鬼姫じゃと!?」

「猿神様! 娘が、娘が居ません!」

「邪気に囚われたか! 捜すのじゃ! 戻れなくなるぞ! お前達も捜すのじゃ!」

猿神様が、回復した神獣と人々に指示を出す!

「まだ、安静してないと」

「すまぬ。蒼人の方よ…… 鬼人族の一大事なのだ!」

「蒼人のお方…… 我等、鬼人族は…… 元は邪神の眷属なのです。若く未熟な者が負の感情のまま、邪気に触れると…… 先祖帰りしてしまうのです。完全になる前に、連れ戻さないと」

鬼人族の始まりは、一匹の鬼が邪神に歯向かい。神獣達と共に、邪神と戦った事で邪気を祓われて、生まれ変わったのが始まり。

だから、幼い内に邪気を浴びると…… 鬼になってしまう。そうならない様、幼い内は神獣と共に育てる見たいです。

「私も捜します!」

「その必要は…… 無い! トウ!」

「仮面のヒーローさん!」

「バトラーに救助させた」

仮面のヒーローさん(ジノさん)が、布の包みを降ろす。

「「「「「なんで、布が?」」」」」

「暴れて危ないからな。このまま浄化してあげよう」

オロチに吹き飛ばされ時に、バトラーを救助に向かわせたんだって、毒に侵されながら暴れるので…… 布に包んだみたい。

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