195 / 464
第10章 種を超えた妖精は夢と舞踊る編
私の親友は… 有名人?
しおりを挟む
「いいかげんに……」
闇移動で親友の手から脱出! ストレージからハリセンを装備して…… スパーン!
「あう!?」
親友の影から飛び出て、親友の後頭部をハリセンで叩いた!
「しないと…… 叩くよ」
「叩く前に言ってよ~」
後頭部を擦りながら私を見る親友は…… あの頃より大人だけど、間違いなく私の親友だ。
「で…… なんでいるの?」
「ああ、私ね。GMからプロプレイヤーになったから、よろしく」
「はい?」
「契約時に、誘拐犯の逮捕まで運営で証拠集めして…… 捕まえたら、あんたとプレイできるプロになる契約をしたの」
「はあ~?」
「扱い的には、ジノさん達と同じ扱いだから…… 私も、このクランに入れて」
ピコーン♪
〔プロプレイヤー【ターニャ】のクラン加入条件を満たしました。クランに加入しますか? はい/いいえ〕
「「「「「「!?」」」」」」
・
・
・
~ フェアリーガーデン ~
「ここが…… カナエの秘密基地?」
「知ってるでしょ?」
「運営と言っても、私がいたのは苦情処理係だからね。確認した事と行った処しか知らないよ」
「そうなの?」
「私達は報告と連絡をする係で、実際のシステム処理は別の部署よ。じゃないと、私がプレイヤーに戻れないはずでしょ」
そう言ったターニャのアバターは、GMお姉さんの時より若く3年前の親友の現実の面影がある人間族。
ショートヘアーの毛先が外はねした髪型の身長165~170ぐらいの女性で、体型は…… 現実のままだね。
現実で、出るとこは出てるモデル体型だけど……
「私がクラン加入中に何処に行ってたの?」
「ちょっと確認に…… ダメだったけど」
ターニャがクラン加入中に、私は…… 進化の為に妖精神の元へ……
・
・
・
「う~ん…… 神格化の影響で、スキル化してない能力が暴走したのね…… 小人化が落ち着くまでは、進化しない方がいいわ。今、進化すると…… 小人のままになるかも知れないもの」
大きさが戻るまで、進化は持ち越しになりました。
「カナエちゃんの進化までに準備万端にしないと……」
帰り際に聞こえた…… 妖精神の呟きが気になったけど…… 今は、どうしようもないので…… 機神を作ろう♪
そう思い。フェアリーガーデンの機神プラントに行こうとしたら…… ターニャからコールが来た。
『クランに加入したよ♪ でね…… 相談なんだけど……』
・
・
・
~ フェアリーガーデン 機神プラント ~
「あ!? 主…… 縮んだか?」
「主さま! 可愛いです!」
エミリーとエナが小人化した私を見て…… それぞれの反応を見せる。エミリー…… 顔がほんのり紅いよ? どうしたの?
「相変わらず…… カナエの眷属ちゃん達は可愛いね」
「うん! 家の子達は可愛いでしょ♪」
「「?」」
ターニャの登場にエミリー達が、誰?って、反応を見せると…
「マスター、先ずは、ご挨拶を」
「「!?」」
ターニャの【サポートユニット】が現れる。その姿に…… エミリー達が驚いた。
「そうだね。【フレン】、ありがとう。私は、ターニャ。カナエの親友♪ よろしくね?」
「私は、フレン…… サポート〝妖精型〟ユニットです。よろしくお願いいたします」
ターニャのサポートユニット【フレン】は…… 小人妖精の私(現実)の姿にそっくりでした。
私と同じ様な羽が生えた…… 白髪のゆるふわカールのロングヘアーの妖精さんに、白猫ミミに白い尻尾が生えてる!?
「?…… コレですか? マスターが復帰する時に、私をカスタマイズしました」
私の視線に気付いたフレンが、耳と尻尾を動かしながら教えてくれた。
「ターニャ……」
「だって…… アバター製作の時のカナエが可愛かったんだもん!」
フレンは、設定で…… 見た目が弄れて追加できるタイプだそうです。
「はぁ~…… で、相談は?」
「私の機神を直して欲しいの」
「機神!? 持ってるの? サイズは? エミリー、エナ、用意して!」
「「はい!」」
・
・
・
「この子だね…… 手足は?」
機神の格納庫に移動して、ターニャに機神を出して貰う…… ターニャの機神は、人型ヒューマンタイプの汎用量産型【ポーン】の外装をした…… 手足の無いカスタム機でした。
「テストプレイの最終クエストでね……」
最終クエストは…… 新型魔導系機構の起動実験だったらしく。起動に成功したが新型のパワーに関節駆動が耐えられず…
「手足が大破したと?」
「うん…… 直せる?」
「ターニャ…… ポーンじゃないとダメ?」
「そんな事は無いけど……」
「戦闘スタイルは?」
「私は魔法剣士型で、フレンは攻撃も回復もできる賢者型だよ」
「となると…… 勇者…… いや、エミリー、ウィザードの修復は?」
「フレームの修復は終了してるが…… 動力部の修復はまだだ」
「なら…… 可変合体型かな…… ターニャ」
「なに?」
「ポーンの動力部で…… 古代機神を復活させない?」
・
・
・
~ とある元テストプレイヤー ~
「おい!」
「どうした?」
「何かあったか?」
「アイツだ! アイツが戻って来た!」
「アイツ?」
「アイツって、誰だよ?」
「アレだよ! アレ! あの【炎の機神乗り】がいた!」
「「「「「!?」」」」」
「ウソだろ!」
「誰だよ? ソレ?」
「有名テストプレイヤーの一人だよ。量産機神単体で邪神機を倒した女性プレイヤーだ」
「何処で見た!」
「冒険屋だ! 小型の妖精を連れていた」
「小型の妖精?」
「また冒険屋かよ!」
「どうなってんだ!? 彼処のクランは!」
と、一部では、ターニャの復帰が話題になっていたのだった。
闇移動で親友の手から脱出! ストレージからハリセンを装備して…… スパーン!
「あう!?」
親友の影から飛び出て、親友の後頭部をハリセンで叩いた!
「しないと…… 叩くよ」
「叩く前に言ってよ~」
後頭部を擦りながら私を見る親友は…… あの頃より大人だけど、間違いなく私の親友だ。
「で…… なんでいるの?」
「ああ、私ね。GMからプロプレイヤーになったから、よろしく」
「はい?」
「契約時に、誘拐犯の逮捕まで運営で証拠集めして…… 捕まえたら、あんたとプレイできるプロになる契約をしたの」
「はあ~?」
「扱い的には、ジノさん達と同じ扱いだから…… 私も、このクランに入れて」
ピコーン♪
〔プロプレイヤー【ターニャ】のクラン加入条件を満たしました。クランに加入しますか? はい/いいえ〕
「「「「「「!?」」」」」」
・
・
・
~ フェアリーガーデン ~
「ここが…… カナエの秘密基地?」
「知ってるでしょ?」
「運営と言っても、私がいたのは苦情処理係だからね。確認した事と行った処しか知らないよ」
「そうなの?」
「私達は報告と連絡をする係で、実際のシステム処理は別の部署よ。じゃないと、私がプレイヤーに戻れないはずでしょ」
そう言ったターニャのアバターは、GMお姉さんの時より若く3年前の親友の現実の面影がある人間族。
ショートヘアーの毛先が外はねした髪型の身長165~170ぐらいの女性で、体型は…… 現実のままだね。
現実で、出るとこは出てるモデル体型だけど……
「私がクラン加入中に何処に行ってたの?」
「ちょっと確認に…… ダメだったけど」
ターニャがクラン加入中に、私は…… 進化の為に妖精神の元へ……
・
・
・
「う~ん…… 神格化の影響で、スキル化してない能力が暴走したのね…… 小人化が落ち着くまでは、進化しない方がいいわ。今、進化すると…… 小人のままになるかも知れないもの」
大きさが戻るまで、進化は持ち越しになりました。
「カナエちゃんの進化までに準備万端にしないと……」
帰り際に聞こえた…… 妖精神の呟きが気になったけど…… 今は、どうしようもないので…… 機神を作ろう♪
そう思い。フェアリーガーデンの機神プラントに行こうとしたら…… ターニャからコールが来た。
『クランに加入したよ♪ でね…… 相談なんだけど……』
・
・
・
~ フェアリーガーデン 機神プラント ~
「あ!? 主…… 縮んだか?」
「主さま! 可愛いです!」
エミリーとエナが小人化した私を見て…… それぞれの反応を見せる。エミリー…… 顔がほんのり紅いよ? どうしたの?
「相変わらず…… カナエの眷属ちゃん達は可愛いね」
「うん! 家の子達は可愛いでしょ♪」
「「?」」
ターニャの登場にエミリー達が、誰?って、反応を見せると…
「マスター、先ずは、ご挨拶を」
「「!?」」
ターニャの【サポートユニット】が現れる。その姿に…… エミリー達が驚いた。
「そうだね。【フレン】、ありがとう。私は、ターニャ。カナエの親友♪ よろしくね?」
「私は、フレン…… サポート〝妖精型〟ユニットです。よろしくお願いいたします」
ターニャのサポートユニット【フレン】は…… 小人妖精の私(現実)の姿にそっくりでした。
私と同じ様な羽が生えた…… 白髪のゆるふわカールのロングヘアーの妖精さんに、白猫ミミに白い尻尾が生えてる!?
「?…… コレですか? マスターが復帰する時に、私をカスタマイズしました」
私の視線に気付いたフレンが、耳と尻尾を動かしながら教えてくれた。
「ターニャ……」
「だって…… アバター製作の時のカナエが可愛かったんだもん!」
フレンは、設定で…… 見た目が弄れて追加できるタイプだそうです。
「はぁ~…… で、相談は?」
「私の機神を直して欲しいの」
「機神!? 持ってるの? サイズは? エミリー、エナ、用意して!」
「「はい!」」
・
・
・
「この子だね…… 手足は?」
機神の格納庫に移動して、ターニャに機神を出して貰う…… ターニャの機神は、人型ヒューマンタイプの汎用量産型【ポーン】の外装をした…… 手足の無いカスタム機でした。
「テストプレイの最終クエストでね……」
最終クエストは…… 新型魔導系機構の起動実験だったらしく。起動に成功したが新型のパワーに関節駆動が耐えられず…
「手足が大破したと?」
「うん…… 直せる?」
「ターニャ…… ポーンじゃないとダメ?」
「そんな事は無いけど……」
「戦闘スタイルは?」
「私は魔法剣士型で、フレンは攻撃も回復もできる賢者型だよ」
「となると…… 勇者…… いや、エミリー、ウィザードの修復は?」
「フレームの修復は終了してるが…… 動力部の修復はまだだ」
「なら…… 可変合体型かな…… ターニャ」
「なに?」
「ポーンの動力部で…… 古代機神を復活させない?」
・
・
・
~ とある元テストプレイヤー ~
「おい!」
「どうした?」
「何かあったか?」
「アイツだ! アイツが戻って来た!」
「アイツ?」
「アイツって、誰だよ?」
「アレだよ! アレ! あの【炎の機神乗り】がいた!」
「「「「「!?」」」」」
「ウソだろ!」
「誰だよ? ソレ?」
「有名テストプレイヤーの一人だよ。量産機神単体で邪神機を倒した女性プレイヤーだ」
「何処で見た!」
「冒険屋だ! 小型の妖精を連れていた」
「小型の妖精?」
「また冒険屋かよ!」
「どうなってんだ!? 彼処のクランは!」
と、一部では、ターニャの復帰が話題になっていたのだった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
28
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる