新世界で… 妖精少女は、ロボットを夢見る

チキンとり

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第10章 種を超えた妖精は夢と舞踊る編

フェアリエの弟機と緑人達の行方…

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「アレが、ああなるのか」

「勇者らしい見た目になりましたね」

私と一緒に、勇者娘パーティーが試練の洞窟を出たのを見ていた。テッシン君とアーデが呟く……

勇者娘パーティーが試練の洞窟で使い、呪いを解いた装備を作ったのは…… 私と、この二人だ。

「アーデの錬成した素材を元に、俺なりの成長する装備を作ったが…… 呪いが付与されちまったからな。廃棄するつもりだったんだが……」

「私がさらに、刻印術で解呪条件を付与したからね」

「見事に解呪されたみたいです」

「呪いさえなければ、自己修復と成長進化するからな。勇者パーティーの装備には、持ってこいだろう?」

「後は…… あの子達しだいでしょうね」

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 ~ フェアリーガーデン 機神プラント ~

「解呪法のヒントを獲たので、あの勇者ばかに改悪された…… 私の機神を直します!」

「「「おお!」」」

フェアリエとエミリーとエナの前で、私は宣言した!

「既に、外装と帝国のパーツは取り外したが…… あの勇者ばかの影響か? 内部に呪いの侵食が激しい」

「上級聖水の効果を無効にしている…… 何かしらの要因があると思います」

「姉弟機に纏い付いているエネルギーに、過去のデータベースから類似する物がありました」

「類似する? それは何?」

「邪神の神力です」

「「「邪神!?」」」

「はい、邪神機の元が邪神の神力に汚染された機神ですので…… 姉弟機は、邪神に汚染された可能性が高いです」

「邪神か…… 一応、神だから聖水が無効化されたのかな?」

「動力部の交換と…… フレームの新造に関節駆動部も交換して、ほぼ別の機神になったのに…… 何故か、邪神に汚染されるんですよね」

「弟機の存在と言う概念に、邪神の汚染源が侵食しているのでしょう…… 徘徊する邪神機が減らない理由の1つですね」

邪神機だけでは無く、邪神に関係するモンスターなども、倒しても時間が経つと…… 復活するらしい。

存在したと言う概念が邪神の呪いで型になって、存在を忘れられるまで…… 何度でも甦るのだ。

「甦っては暴れまわるので、邪神機の存在を忘れられる事が無く…… 倒しては甦る悪循環になっているのです」

「倒しても話に上がれば、何時か復活するんだもんな…… お手上げだな?」

「大本の邪神を消滅させれば…… いづれは邪神機も消えるかも、知れませんね」

「それで、解呪の条件は何になる?」

「それは、試してみないと解らない……」

「では、前の時と同じく…… 試行錯誤しながら試作するとしましょう」

「何時もの事だな。よし! 前より良い奴を作ってやる!」

「弟が、お世話を掛けます」

「気にするな」

「そうですよ。主様が望みを叶える事を手助けするのは、私達姉妹の幸せですから」

「さぁ…… やるよ! みんな!」

「「「お~!」」」

 ・
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 ・

 ~ 砂漠の国スレイブ 砂漠地帯 ~

ドッゴ~ン!
『ぐぅ!』

15メートル級の機神が膝を付くと…… 轟音と共に邪神機が崩れ落ちる!

『大丈夫か!?』

『ああ…… 平気だ』

膝を付いた機神が立ち上がるが…… その姿は死神の様であった。

全身を黒い布で覆い、頭部もフードで隠れていた。

「で、どうだった?」

「左腕部の解呪に成功したな…… 中級邪神機だった様だ」

黒い布に包まれた機神の左腕部から、眩しい光が溢れる!

「しかし、邪神機になる呪いを解呪する為に…… 邪神機を狩る機神か…… 何て言うか、因果を感じる機神だな」

10メートル級ヒーロー型機神のキングに乗って、デンライが現れる。

「カナエちゃんが…… と言うより、帝国には、邪神に関する何かがある可能性が高いな」

黒い布に覆われた機神に乗っているジノが答える。

カナエ達が組み直したフェアリエの弟機は、邪神機化の解呪条件の付与に成功して……

解呪条件を満たす為にジノにわたされた。解呪条件は邪神機を討伐する事で、討伐した邪神機の等級により、部分的に邪神機化が解呪される。

実は、解呪時の副作用で操縦者に大ダメージをあたえる為に……

カナエは自分で邪神機狩りをしようとしたが、ジノが次いでだからと志願して乗っている。

「帝国かぁ…… 子供が新皇帝になったが、ヤバイ奴らしいぜ?」

「帝国に新皇帝…… だが、今は緑人達の行方だ」

「ああ…… しかし、またスレイブかよ……」

「人が消えたらスレイブを探せてって、諺が出来てる程だしな……」

「職人を集めて、何をする気だ?」

「スレイブでの邪神機の出現率が増えてるのも…… 気になる」

「まさか…… スレイブが邪神機を作ってる!?」

「可能性はあるが…… テストプレイの時から違和感があった」

「どう言う事だ?」

「いくらプレイヤーが作った国とは言え…… あの場所はただの砂漠地帯だったはずだ」

「確かに……」

「なのに、いきなり国が出来た…… 一瞬であの大国が現れた」

「まさか! ダンジョンか!?」

「その可能性は高いだろうな。あの国は何かがあるな」

不穏な空気を感じながら……

行方不明の職人緑人達を追って、ジノとデンライはスレイブを目指すのであった。

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