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意味がわからねーと思うが、いつの間にかアイテムボックスがレベルアップした。
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100トンもの稲穂――、新米を納品というか出荷したのは、綾小路さんに頼まれてから3時間後だった。
「それでは、私は本社に戻ります」
そう言って綾小路さんと、10トンの10台のトラックは駐車場を後にした。
残されたのは、疲労困憊を必死に隠す俺だけ。
近くに設置されたベンチに腰掛けて、アイテムボックスからキュウリを取り出し食べる。
それだけでまるで疲れが癒されるような感じがする。
10本も食べると、体中の疲労が無かったかのように。
「なんだか、さっきまで疲労感がエグかったけど……、いつの間にか治ってる?」
俺は首を傾げながら、きゅうりを食べる。
もちろん、きゅうりは1本食べれば1時間分、寿命が戻る付与がついたものだ。
この2日間で、かなり頑張ったので、何かステータスか伸びているかスキルが成長しているのか念のために休憩中にチェックすることにした。
【鑑定】スキルなら、ダンジョンの外に出ても自分のステータスは見れるので便利だと思いつつ、ステータスをチェック。
【名前】佐藤和也
【レベル】34
【HP】B
【MP】C
【STR】D
【DEX】D
【CON】D
【WIS】E
【INT】E
スキル
【鑑定Ⅸ】【アイテムボックⅧ】【経験値上昇Ⅵ】【ステータス補正Ⅷ】【魔法防御力Ⅶ】【体力補正Ⅷ】【魔力補正Ⅷ】【回復補正Ⅸ】【視力補正Ⅵ】【攻撃力補正Ⅶ】【魔法攻撃力補正Ⅶ】
おおっ! アイテムボックスのレベルが1上がっている。
上がった理由は不明だが。
【アイテムボックⅧ】
範囲指定してアイテムを回収することが出来る。
生きているモノを入れることは出来ない。
256000キロまで容量が増加。
アイテムボックスを鑑定してみた結果25トンまでアイテムを採取する事が出来るようになったようだ。
1時間だけ若返る効果のある農作物が5トンほどあるので、今度からは20トンまで運べるようになった。
これで少しでも楽になったかもしれない。
もっと早めにチェックしておくべきだった。
きゅうりを食べながらチェックしていたところで、ようやく疲れが取れたこともありベンチから立ち上がり、自宅へ戻るために日本ダンジョン冒険者協会が提供している無料のシャトルバスへと乗り込んだ。
2時間後、自宅に戻ったあとは風呂でシャワーを浴びて横になり、疲れていたこともあり一瞬で意識が落ちた。
そして気がつけば午後8時。
恐ろしく早い速度で一日が過ぎていく。
さて、ダンジョンにいくか。
農作物の出荷作業があるので、俺は養老渓谷へと向かった。
電車、シャトルバスを乗り継ぎ到着したのは午後10時。
「なんだか最近の俺……、社会人していた時よりも働いている気がするな」
買い物に行く余裕すらない。
そもそも金がないから買い物にすらいけないけど。
そして、養老渓谷前のダンジョンの入り口――、そのエリア周辺に作られた駐車場の一角には10トントラックが20台ほど並んでいた。
「佐藤さーん!」
元気よく此方に手を振ってくる知らない女性。
誰だろうか?
「はい」
俺は木戸商事のロゴが書かれている車に近づく。
そして女性を見ると年齢は20代半ばと言ったところだった。
「初めまして! 木戸綾子と言います! 綾小路秘書の代わりに、これから佐藤さんとの交渉窓口になりました! これから、よろしくお願いします!」
「佐藤和也です。それで木戸綾子さんということは……」
「はい! 木戸商事の社長の娘です」
「そうでしたか」
「まだ大学院卒業したばかりの新入社員ですがよろしくお願いします!」
「よろしくお願いします」
どうやら俺の担当が変わるようだ。
「それでは、私は本社に戻ります」
そう言って綾小路さんと、10トンの10台のトラックは駐車場を後にした。
残されたのは、疲労困憊を必死に隠す俺だけ。
近くに設置されたベンチに腰掛けて、アイテムボックスからキュウリを取り出し食べる。
それだけでまるで疲れが癒されるような感じがする。
10本も食べると、体中の疲労が無かったかのように。
「なんだか、さっきまで疲労感がエグかったけど……、いつの間にか治ってる?」
俺は首を傾げながら、きゅうりを食べる。
もちろん、きゅうりは1本食べれば1時間分、寿命が戻る付与がついたものだ。
この2日間で、かなり頑張ったので、何かステータスか伸びているかスキルが成長しているのか念のために休憩中にチェックすることにした。
【鑑定】スキルなら、ダンジョンの外に出ても自分のステータスは見れるので便利だと思いつつ、ステータスをチェック。
【名前】佐藤和也
【レベル】34
【HP】B
【MP】C
【STR】D
【DEX】D
【CON】D
【WIS】E
【INT】E
スキル
【鑑定Ⅸ】【アイテムボックⅧ】【経験値上昇Ⅵ】【ステータス補正Ⅷ】【魔法防御力Ⅶ】【体力補正Ⅷ】【魔力補正Ⅷ】【回復補正Ⅸ】【視力補正Ⅵ】【攻撃力補正Ⅶ】【魔法攻撃力補正Ⅶ】
おおっ! アイテムボックスのレベルが1上がっている。
上がった理由は不明だが。
【アイテムボックⅧ】
範囲指定してアイテムを回収することが出来る。
生きているモノを入れることは出来ない。
256000キロまで容量が増加。
アイテムボックスを鑑定してみた結果25トンまでアイテムを採取する事が出来るようになったようだ。
1時間だけ若返る効果のある農作物が5トンほどあるので、今度からは20トンまで運べるようになった。
これで少しでも楽になったかもしれない。
もっと早めにチェックしておくべきだった。
きゅうりを食べながらチェックしていたところで、ようやく疲れが取れたこともありベンチから立ち上がり、自宅へ戻るために日本ダンジョン冒険者協会が提供している無料のシャトルバスへと乗り込んだ。
2時間後、自宅に戻ったあとは風呂でシャワーを浴びて横になり、疲れていたこともあり一瞬で意識が落ちた。
そして気がつけば午後8時。
恐ろしく早い速度で一日が過ぎていく。
さて、ダンジョンにいくか。
農作物の出荷作業があるので、俺は養老渓谷へと向かった。
電車、シャトルバスを乗り継ぎ到着したのは午後10時。
「なんだか最近の俺……、社会人していた時よりも働いている気がするな」
買い物に行く余裕すらない。
そもそも金がないから買い物にすらいけないけど。
そして、養老渓谷前のダンジョンの入り口――、そのエリア周辺に作られた駐車場の一角には10トントラックが20台ほど並んでいた。
「佐藤さーん!」
元気よく此方に手を振ってくる知らない女性。
誰だろうか?
「はい」
俺は木戸商事のロゴが書かれている車に近づく。
そして女性を見ると年齢は20代半ばと言ったところだった。
「初めまして! 木戸綾子と言います! 綾小路秘書の代わりに、これから佐藤さんとの交渉窓口になりました! これから、よろしくお願いします!」
「佐藤和也です。それで木戸綾子さんということは……」
「はい! 木戸商事の社長の娘です」
「そうでしたか」
「まだ大学院卒業したばかりの新入社員ですがよろしくお願いします!」
「よろしくお願いします」
どうやら俺の担当が変わるようだ。
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