1 / 1
属性バグる
しおりを挟む
隣の席に、前髪パッツンのおかっぱ頭で、ギャルが座った。
真っ黒い髪で前髪をちゃんと切り分けているのに、メッシュが入っている。
なのに、服装は超ミニスカートのギャルとか、ちょっと近寄りがたい。
メイクもバッチリ決めていた。バンド好きのメンヘラかな?
あまりにも異彩を放ったファッションである。
なので、ギャル組が誰も声をかけない。
そんなギャルどもの視線を無視して、パッツンは他人の席でスマホをいじりながら野菜ジュースを飲んでいる。
そこ、江坂さんの席なんだけど?
ああ、声をかけておきたい。
今あなたの座っている場所は、クラス代表の席よって。
まってよ、ギャルども。助け求めてんじゃないわよ。
こっち見んな。
こっちは三つ編みメガネおさげなんだよ! 陰キャなの!
リア充ギャルが太刀打ちできないギャルに、私が声をかけられるわけないじゃん。
「だいたいなんだよその髪型! 欅坂かっ!」
しまった。パニクって声を出してしまったではないか。
「ん? 何? ハルナ」
パッツンが、こっちを見た。
なぜ、私の名前を知っているんだ?
「何、じゃない! そもそも誰よアンタ!」
「あたし? 江坂だけど?」
「江坂さん!?」
おかっぱの正体が江坂 メグミと知って、教室内は大パニックに。
「どど、どういう風の吹き回しで、そんな格好に?」
「ううん、気分転換?」
……ガチで、欅坂じゃん。
スピリッツまで欅坂と化し、大人への反抗心が芽生えてしまったのか?
「彼氏できたとか?」
「あー違う違う。誤解させちゃった?」
「いや、不良になったわけじゃないなら、怖くないし」
「格好だけね。学校サボったりはしないから安心して」
こちらに視線を向けない塩対応だが、受け答えはしてくれる。
「みんなビックリしているよね。気分転換したのが、そんなにこわいのかな?」
「どうだろう?」
なにも江坂さんは、いじめられっ子でもない。
特に心境の変化があったわけじゃないのに、急なイメチェンとは。
「オカルト的なお告げがあったとか?」
「超常現象は信じない」
だよね。
スマホで見てるの、ビジネス書だし。
「それとも、彼氏はいないまでも、誰かに注目されたかったとか?」
江坂さんの手が、止まった。
「わかる?」
そうなんだ!
でも、ここは女子校だ。
男子の目に触れてほしいなら、すこし刺激が強すぎやしませんか?
「あたし、今まで地味子で通してきたじゃん。気になる子も地味子だから、せめてあたしだけでも際どいカッコをして、バランス取らなきゃって思ってさ」
「そ、そうなんだ」
「あたしが目立ったほうが、あたしに注目集まってその子を他人の視線から守れるじゃん。あんたもそう思わん?」
んー?
真っ黒い髪で前髪をちゃんと切り分けているのに、メッシュが入っている。
なのに、服装は超ミニスカートのギャルとか、ちょっと近寄りがたい。
メイクもバッチリ決めていた。バンド好きのメンヘラかな?
あまりにも異彩を放ったファッションである。
なので、ギャル組が誰も声をかけない。
そんなギャルどもの視線を無視して、パッツンは他人の席でスマホをいじりながら野菜ジュースを飲んでいる。
そこ、江坂さんの席なんだけど?
ああ、声をかけておきたい。
今あなたの座っている場所は、クラス代表の席よって。
まってよ、ギャルども。助け求めてんじゃないわよ。
こっち見んな。
こっちは三つ編みメガネおさげなんだよ! 陰キャなの!
リア充ギャルが太刀打ちできないギャルに、私が声をかけられるわけないじゃん。
「だいたいなんだよその髪型! 欅坂かっ!」
しまった。パニクって声を出してしまったではないか。
「ん? 何? ハルナ」
パッツンが、こっちを見た。
なぜ、私の名前を知っているんだ?
「何、じゃない! そもそも誰よアンタ!」
「あたし? 江坂だけど?」
「江坂さん!?」
おかっぱの正体が江坂 メグミと知って、教室内は大パニックに。
「どど、どういう風の吹き回しで、そんな格好に?」
「ううん、気分転換?」
……ガチで、欅坂じゃん。
スピリッツまで欅坂と化し、大人への反抗心が芽生えてしまったのか?
「彼氏できたとか?」
「あー違う違う。誤解させちゃった?」
「いや、不良になったわけじゃないなら、怖くないし」
「格好だけね。学校サボったりはしないから安心して」
こちらに視線を向けない塩対応だが、受け答えはしてくれる。
「みんなビックリしているよね。気分転換したのが、そんなにこわいのかな?」
「どうだろう?」
なにも江坂さんは、いじめられっ子でもない。
特に心境の変化があったわけじゃないのに、急なイメチェンとは。
「オカルト的なお告げがあったとか?」
「超常現象は信じない」
だよね。
スマホで見てるの、ビジネス書だし。
「それとも、彼氏はいないまでも、誰かに注目されたかったとか?」
江坂さんの手が、止まった。
「わかる?」
そうなんだ!
でも、ここは女子校だ。
男子の目に触れてほしいなら、すこし刺激が強すぎやしませんか?
「あたし、今まで地味子で通してきたじゃん。気になる子も地味子だから、せめてあたしだけでも際どいカッコをして、バランス取らなきゃって思ってさ」
「そ、そうなんだ」
「あたしが目立ったほうが、あたしに注目集まってその子を他人の視線から守れるじゃん。あんたもそう思わん?」
んー?
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
失恋中なのに隣の幼馴染が僕をかまってきてウザいんですけど?
さいとう みさき
青春
雄太(ゆうた)は勇気を振り絞ってその思いを彼女に告げる。
しかしあっさりと玉砕。
クールビューティーで知られる彼女は皆が憧れる存在だった。
しかしそんな雄太が落ち込んでいる所を、幼馴染たちが寄ってたかってからかってくる。
そんな幼馴染の三大女神と呼ばれる彼女たちに今日も翻弄される雄太だったのだが……
病み上がりなんで、こんなのです。
プロット無し、山なし、谷なし、落ちもなしです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
春に狂(くる)う
転生新語
恋愛
先輩と後輩、というだけの関係。後輩の少女の体を、私はホテルで時間を掛けて味わう。
小説家になろう、カクヨムに投稿しています。
小説家になろう→https://ncode.syosetu.com/n5251id/
カクヨム→https://kakuyomu.jp/works/16817330654752443761
プール終わり、自分のバッグにクラスメイトのパンツが入っていたらどうする?
九拾七
青春
プールの授業が午前中のときは水着を着こんでいく。
で、パンツを持っていくのを忘れる。
というのはよくある笑い話。
大好きな幼なじみが超イケメンの彼女になったので諦めたって話
家紋武範
青春
大好きな幼なじみの奈都(なつ)。
高校に入ったら告白してラブラブカップルになる予定だったのに、超イケメンのサッカー部の柊斗(シュート)の彼女になっちまった。
全く勝ち目がないこの恋。
潔く諦めることにした。
AV研は今日もハレンチ
楠富 つかさ
キャラ文芸
あなたが好きなAVはAudioVisual? それともAdultVideo?
AV研はオーディオヴィジュアル研究会の略称で、音楽や動画などメディア媒体の歴史を研究する集まり……というのは建前で、実はとんでもないものを研究していて――
薄暗い過去をちょっとショッキングなピンクで塗りつぶしていくネジの足りない群像劇、ここに開演!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる