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第五章 敵はヒロイン!? 初の攻略対象との戦闘?
第22話 ウルフを改心させる、勇者の妹
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大型トラックばりにデカいウルフが、ひとりでに動く雪だるまに指示を送る。
あのウルフの名は【銀狼】というらしい。
雪だるまを解析すると、【雪の邪精】と出てきた。悪い精霊って分類でいいな。
自走雪だるまが、体当たりで冒険者を負傷させた。さらに雪玉を作って投げつける。
野良魔法使いの火球を、凍らせてしまった。
凍った火球を砕き、雪玉が魔法使いの土手っ腹に直撃する。
魔法使いは悶絶しながら、戦線を離脱した。
ヤバイ。強いな。見た目は、害がなさそうだったが。
「いくよ。【ハートビート・鬼火バージョン】!」
ミラベルが、ハート型の火球を雪の邪精に放った。
しかも風魔法と合成して、分散させている。
【合成魔法】を、もう使いこなしているのか。
自分のできることを瞬時に理解するのは、ミラベルのいいところだ。
雪玉が、大量にハート型火球に殺到する。
しかし、火球は雪玉をものともせず、邪精たちを焼いていった。ミラベルの愛は、雪をも溶かすのか?
ミラベルの愛を受けて、雪だるまたちが満足げな顔で溶けていく。
銀狼が、ミラベルを敵と認識したようだ。ミラベルだけに狙いを定め、突進。前足で、攻撃を繰り出す。
「おっと!」
オレはミラベルを抱えて、側面へ跳躍した。
「お前さんの相手は、オレだ!」
オレは、杖を構えた。
「ミラベルは引き続き、邪精をやってくれ。オレは、この銀狼とやらを倒す」
「お願い、ベップおじさん!」
さて、いきますか。
「スキル合成は、ミラベルだけの特技じゃないんでね! 炎と土の合成! 【ファイア・アーム】!」
土魔法で腕を作り出し、炎をまとわせる。
炎の拳で、銀狼に殴りかかった。
銀狼も、鋭い爪で応戦する。
大型の腕の一撃で、火花が舞った。
銀狼が、ブリザードのブレスを吐く。
「なんの。こっちも。氷と土の合成魔法。【ドームシールド】!」
土を盛り上げて氷魔法をまとわりつかせ、「かまくら」を作り出す。
「このこの! 【ファイア・ストーム】!」
鎌倉の中から炎の竜巻を起こし、ブリザードの隙間を縫って反撃に転じた。
銀狼が、口を地面に叩きつける。
土を咥えながら、首を持ち上げた。そのまま土で壁を作り出す。
「あっちも、合成魔法を使うのかよ!」
あちらまで、かまくらを作りやがった。
風魔法と氷魔法を合成させ、銀狼がスケートのようにこちらへ滑ってくる。後ろ足によるキックで、こちらのかまくらを砕いた。
「てんめ! 【ファイア・アーム】!」
懐に飛び込んできたなら、土と炎の腕で掴んでやりましょ。
「トドメだ!」
オレは杖を水平に持って、最大火力魔法を打ち込もうとした。
「待ってくれ!」
が、シバレリアの兵士が、オレの肩を掴む。
「どうしたってんだ? 街のピンチだってのに!」
「あのオオカミは、姫騎士の大事にされていた幻獣なのだ!」
クソが。どないせえっちゅうねん!
「うお!」
銀狼が、オレの作った炎の腕を振りほどく。
後ろ足を避けた際に、首輪が紫色に光ったのが見えた。
「ミラベル! ヤツの上に乗っかれないか?」
「できるよっ! その後、どうしたらいい?」
「ヤツの首輪を、引きちぎってくれ! オレが魔法で、首輪にダメージを入れる!」
「わかった! オオカミさん、おとなしくしててよね!」
ミラベルが、銀狼の資格に回り込んだ。
オレは、キョーコ直伝の【鬼火】を放つ。
狙うのは、ヤツの目だ。
目潰しはしない。視界を奪うだけでいいのだ。
ヒュンヒュンと飛び回る鬼火を、銀狼はうっとうしがる。
そのスキに、ミラベルが銀狼の首に取りついた。
「うわわーっ!」
銀狼の首輪に手をかけたミラベルは、ロデオのように振り回される。
「待ってろよ、ミラベル! すぐ終わらせる!」
瞬時、鬼火を銀狼の首へ命中させた。一箇所のみを、集中的に焼く。
ブチッ! と、首輪が外れた。
「今だ!」
「ハートビート!」
外れた首輪へ向けて、ミラベルが、ハートの火炎弾を放つ。
ミラベルの火炎によって、首輪は焼け落ちた。
その瞬間、大量に発生していた邪精が、一瞬で溶けていなくなる。
この邪精どもが、銀狼を操っていたのか。銀狼が、邪精を従えているんだと思ったぜ。
「大丈夫か、銀狼」
「おお、私は何を?」
紫色だった目の色が、銀色になった。
どうやら無事に、正気に戻ったようだ。
この戦いでわかったことだが、ミラベルには浄化の力が宿っているようだな。だから、銀狼も正常に戻せたのだろう。
「私は姫騎士【エデル・ワイス】の従者、銀狼。そなたらが、私を解放してくれたのか。礼をいう」
「礼は、ミラベルに言いな」
オレは、後ろにいるミラベルを指す。
「かたじけない。冒険者の少女よ」
「わたしは、ミラベル。銀狼さんは、困ってるんだよね?」
「うむ。主であるエデル・ワイスを、助け出さねば」
本来なら、軽く小休止イベントがあるのだろう。しかし、先を急ぐのでは?
「とにかく、姫騎士【エデル・ワイス】とやらを、助けに行こうぜ」
「待つのだ。準備が必要だ。そなたたちにふさわしい装備を、調達しよう」
なんと、店売りの商品を七割強化してくれるという。
しかも、重量のペナルティもなし!
これなら、迷わず購入できる。
あのウルフの名は【銀狼】というらしい。
雪だるまを解析すると、【雪の邪精】と出てきた。悪い精霊って分類でいいな。
自走雪だるまが、体当たりで冒険者を負傷させた。さらに雪玉を作って投げつける。
野良魔法使いの火球を、凍らせてしまった。
凍った火球を砕き、雪玉が魔法使いの土手っ腹に直撃する。
魔法使いは悶絶しながら、戦線を離脱した。
ヤバイ。強いな。見た目は、害がなさそうだったが。
「いくよ。【ハートビート・鬼火バージョン】!」
ミラベルが、ハート型の火球を雪の邪精に放った。
しかも風魔法と合成して、分散させている。
【合成魔法】を、もう使いこなしているのか。
自分のできることを瞬時に理解するのは、ミラベルのいいところだ。
雪玉が、大量にハート型火球に殺到する。
しかし、火球は雪玉をものともせず、邪精たちを焼いていった。ミラベルの愛は、雪をも溶かすのか?
ミラベルの愛を受けて、雪だるまたちが満足げな顔で溶けていく。
銀狼が、ミラベルを敵と認識したようだ。ミラベルだけに狙いを定め、突進。前足で、攻撃を繰り出す。
「おっと!」
オレはミラベルを抱えて、側面へ跳躍した。
「お前さんの相手は、オレだ!」
オレは、杖を構えた。
「ミラベルは引き続き、邪精をやってくれ。オレは、この銀狼とやらを倒す」
「お願い、ベップおじさん!」
さて、いきますか。
「スキル合成は、ミラベルだけの特技じゃないんでね! 炎と土の合成! 【ファイア・アーム】!」
土魔法で腕を作り出し、炎をまとわせる。
炎の拳で、銀狼に殴りかかった。
銀狼も、鋭い爪で応戦する。
大型の腕の一撃で、火花が舞った。
銀狼が、ブリザードのブレスを吐く。
「なんの。こっちも。氷と土の合成魔法。【ドームシールド】!」
土を盛り上げて氷魔法をまとわりつかせ、「かまくら」を作り出す。
「このこの! 【ファイア・ストーム】!」
鎌倉の中から炎の竜巻を起こし、ブリザードの隙間を縫って反撃に転じた。
銀狼が、口を地面に叩きつける。
土を咥えながら、首を持ち上げた。そのまま土で壁を作り出す。
「あっちも、合成魔法を使うのかよ!」
あちらまで、かまくらを作りやがった。
風魔法と氷魔法を合成させ、銀狼がスケートのようにこちらへ滑ってくる。後ろ足によるキックで、こちらのかまくらを砕いた。
「てんめ! 【ファイア・アーム】!」
懐に飛び込んできたなら、土と炎の腕で掴んでやりましょ。
「トドメだ!」
オレは杖を水平に持って、最大火力魔法を打ち込もうとした。
「待ってくれ!」
が、シバレリアの兵士が、オレの肩を掴む。
「どうしたってんだ? 街のピンチだってのに!」
「あのオオカミは、姫騎士の大事にされていた幻獣なのだ!」
クソが。どないせえっちゅうねん!
「うお!」
銀狼が、オレの作った炎の腕を振りほどく。
後ろ足を避けた際に、首輪が紫色に光ったのが見えた。
「ミラベル! ヤツの上に乗っかれないか?」
「できるよっ! その後、どうしたらいい?」
「ヤツの首輪を、引きちぎってくれ! オレが魔法で、首輪にダメージを入れる!」
「わかった! オオカミさん、おとなしくしててよね!」
ミラベルが、銀狼の資格に回り込んだ。
オレは、キョーコ直伝の【鬼火】を放つ。
狙うのは、ヤツの目だ。
目潰しはしない。視界を奪うだけでいいのだ。
ヒュンヒュンと飛び回る鬼火を、銀狼はうっとうしがる。
そのスキに、ミラベルが銀狼の首に取りついた。
「うわわーっ!」
銀狼の首輪に手をかけたミラベルは、ロデオのように振り回される。
「待ってろよ、ミラベル! すぐ終わらせる!」
瞬時、鬼火を銀狼の首へ命中させた。一箇所のみを、集中的に焼く。
ブチッ! と、首輪が外れた。
「今だ!」
「ハートビート!」
外れた首輪へ向けて、ミラベルが、ハートの火炎弾を放つ。
ミラベルの火炎によって、首輪は焼け落ちた。
その瞬間、大量に発生していた邪精が、一瞬で溶けていなくなる。
この邪精どもが、銀狼を操っていたのか。銀狼が、邪精を従えているんだと思ったぜ。
「大丈夫か、銀狼」
「おお、私は何を?」
紫色だった目の色が、銀色になった。
どうやら無事に、正気に戻ったようだ。
この戦いでわかったことだが、ミラベルには浄化の力が宿っているようだな。だから、銀狼も正常に戻せたのだろう。
「私は姫騎士【エデル・ワイス】の従者、銀狼。そなたらが、私を解放してくれたのか。礼をいう」
「礼は、ミラベルに言いな」
オレは、後ろにいるミラベルを指す。
「かたじけない。冒険者の少女よ」
「わたしは、ミラベル。銀狼さんは、困ってるんだよね?」
「うむ。主であるエデル・ワイスを、助け出さねば」
本来なら、軽く小休止イベントがあるのだろう。しかし、先を急ぐのでは?
「とにかく、姫騎士【エデル・ワイス】とやらを、助けに行こうぜ」
「待つのだ。準備が必要だ。そなたたちにふさわしい装備を、調達しよう」
なんと、店売りの商品を七割強化してくれるという。
しかも、重量のペナルティもなし!
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