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第三章 デート? 違う! 遠出だっ!
第17話 デートの後の撮影会
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その後、オレと夢希はたこ焼きを購入した。フードコートでドリンクを買い、たこ焼きを開ける。おやつタイムが終わっているためか、フードコーナーは案外空いていた。
「いくよ。快斗。あーん」
「あーん」
ようやく、カップルらしいことをしたような気がする。こういうことをするために、自宅領域の外に出たんだからな。この付近なら、クラスメイトとも会うまい。
夢希のたこ焼きが、オレの口に入る。
この上ない、最高の時間だ。
「うがっ!?」
思いの外、たこ焼きが熱くなければ。
「あふあふ!」
「快斗、大丈夫?」
「平気平気。よし、飲み込んだぞ」
半分涙目になりながら、オレはたこ焼きを食い終える。
「今度は、オレな。あーん」
たこ焼きを楊時に刺して、夢希の口へと運ぶ。
「あふん。ん! 確かにあっつい!」
口をおさえながら、夢希がホフホフとたこ焼きを噛む。かわいい。
「んふんふ。おいひい」
たこ焼きの味がわかるくらいには、冷めたようだ。夢希が笑顔になる。
「夢希って、たこ焼きが好物なんだな」
「好物というより、誰かと食べたいのがたこ焼きかなって」
買い食いがしたいという憧れも、あったらしい。
「そうか。夢は実現できたのかな?」
「最っ高」
さらにオレたちは、フードコートにある丸型ドーナツ六個入りを買う。色んな味を楽しんだ。
「今度、やってみたいゲームとかはあるか?」
「動画配信が関係ないゲームは、遊んでるよ」
「どんな?」
「古いRPGが、セールで売ってるの。サイトで買って、ノートPCで進めてる」
聞くと、オレじゃなくても知ってる王道RPGの名前が出てきた。
「あれは最高だよな。オレの親の代から存在する名作らしいし」
「スマホ版もあったんだけど、PC版が出たからやってみた。サクサク進めてオススメだよ」
「おお。いいな。そうやって息抜きしてるんだな」
「快斗は?」
「縦型シューティングだ。夢希と暮らす前は、そればっかりやってた。ウチに夢希が来てから、ようやくパーティゲームを楽しめるようになっていったな」
雑談をするオレたちだが、学校は話題にしない。学校にたいして、思い入れがないからだ。
「その、さ。配信が関係なかったら、どんなデートがしたい?」
夢希から、唐突に質問が飛んできた。
「そうだな。もっと静かな場所で会話がしたい。会話できなくても、そばにいてほしいかな?」
「うんうん。一緒に映画でも見る?」
「だな。帰ったら、二人で映画でも見るか。涼しい部屋で」
「あー。今はダメ」
「どうして?」
「帰ってからの、お楽しみ」
なんだろうな? 家で用意している催しでもあるのか?
ナポリタンを買って、家に帰ってきた。
星梨おばさんを一人残して外食はできないと、オレたちは三人分のナポリタンを買って帰ってきた。
「おかえりなさい!」
「ただいま、おばさん。はーあ。涼しい!」
玄関を開けると、さっそくエアコンの恩恵を受ける。
「じゃあ、夕飯にしようか?」
「そうだな。ちゃんと買ってきたから」
「わお! 白ナポもあるじゃん!」
白いナポリタンとは、ニンニクと塩の効いた独特のナポリタンだ。明日は日曜日なので、匂いを気にしなくていい。
他にはレギュラーのナポリタンと、カレー味がある。
「どれが好きかわからないから、全種類買ってみました」
「いただきまーす」
三種類のナポリタンを小皿に分けて、三人でシェアし合った。
「うん! 白ナポうまー」
星梨おばさんは、お箸で白いナポリタンに食らいつく。
たしかに、うまい。トッピングのベーコンとの相性も最高だ。
「明日は人と合う約束はねえよな?」
「ないない。明日はオフにしようか。動画もある程度、集まってきたし」
小出しにしながら、動画合宿に備えるという。
「基本は毎日投稿して、様子見かしらねー」
動画のできが悪くても、毎日露出し続けることが大事だと、星梨おばさんは主張した。
「はあ。おいしかった」
お腹を擦りながら、星梨おばさんは缶のジンソーダを平らげる。
「じゃあ、撮影会をします」
急に、夢希が浴室へと引っ込んだ。
まさか、風呂を撮影しろとか言い出さないよな? 夢希のことだから、その可能性は低い。
数分後、オレが選ばなかった水着を着て、キッチンに現れる。競泳水着だ。
「ささ快斗、撮影して」
ポーズを取りながら、夢希が催促してきた。
星梨おばさんが、満足げな笑みを浮かべている。
「さては、余分に金を渡していた理由はこれか?」
「ふふーん。抜かりはありませんわよ」
昼飯代やおみやげ代にしては、やたら高額だと思っていたが。
「水着は、ウチの備品! 撮影機材です!」
あくまでも経費だと、星梨おばさんはいい切る。
夢希は一旦退場し、バンドゥという、肩ヒモがないタイプのビキニに着替えてきた。JKの粋を超えている。
気がつくと、おばさんもバンドゥに着替えていた。事前におニューの水着を、夢希に選んでもらっていたらしい。肉付きのいい夢希と違って、おばさんはスレンダーである。ショートカットだから、ややボーイッシュとも言えた。
「これも、動画にするのか?」
スマホで夢希を撮りながら、オレは質問をふる。
「ある程度は。でも、お気に入りは」
夢希がウインクをした。
「個人用でいいよ」
「いくよ。快斗。あーん」
「あーん」
ようやく、カップルらしいことをしたような気がする。こういうことをするために、自宅領域の外に出たんだからな。この付近なら、クラスメイトとも会うまい。
夢希のたこ焼きが、オレの口に入る。
この上ない、最高の時間だ。
「うがっ!?」
思いの外、たこ焼きが熱くなければ。
「あふあふ!」
「快斗、大丈夫?」
「平気平気。よし、飲み込んだぞ」
半分涙目になりながら、オレはたこ焼きを食い終える。
「今度は、オレな。あーん」
たこ焼きを楊時に刺して、夢希の口へと運ぶ。
「あふん。ん! 確かにあっつい!」
口をおさえながら、夢希がホフホフとたこ焼きを噛む。かわいい。
「んふんふ。おいひい」
たこ焼きの味がわかるくらいには、冷めたようだ。夢希が笑顔になる。
「夢希って、たこ焼きが好物なんだな」
「好物というより、誰かと食べたいのがたこ焼きかなって」
買い食いがしたいという憧れも、あったらしい。
「そうか。夢は実現できたのかな?」
「最っ高」
さらにオレたちは、フードコートにある丸型ドーナツ六個入りを買う。色んな味を楽しんだ。
「今度、やってみたいゲームとかはあるか?」
「動画配信が関係ないゲームは、遊んでるよ」
「どんな?」
「古いRPGが、セールで売ってるの。サイトで買って、ノートPCで進めてる」
聞くと、オレじゃなくても知ってる王道RPGの名前が出てきた。
「あれは最高だよな。オレの親の代から存在する名作らしいし」
「スマホ版もあったんだけど、PC版が出たからやってみた。サクサク進めてオススメだよ」
「おお。いいな。そうやって息抜きしてるんだな」
「快斗は?」
「縦型シューティングだ。夢希と暮らす前は、そればっかりやってた。ウチに夢希が来てから、ようやくパーティゲームを楽しめるようになっていったな」
雑談をするオレたちだが、学校は話題にしない。学校にたいして、思い入れがないからだ。
「その、さ。配信が関係なかったら、どんなデートがしたい?」
夢希から、唐突に質問が飛んできた。
「そうだな。もっと静かな場所で会話がしたい。会話できなくても、そばにいてほしいかな?」
「うんうん。一緒に映画でも見る?」
「だな。帰ったら、二人で映画でも見るか。涼しい部屋で」
「あー。今はダメ」
「どうして?」
「帰ってからの、お楽しみ」
なんだろうな? 家で用意している催しでもあるのか?
ナポリタンを買って、家に帰ってきた。
星梨おばさんを一人残して外食はできないと、オレたちは三人分のナポリタンを買って帰ってきた。
「おかえりなさい!」
「ただいま、おばさん。はーあ。涼しい!」
玄関を開けると、さっそくエアコンの恩恵を受ける。
「じゃあ、夕飯にしようか?」
「そうだな。ちゃんと買ってきたから」
「わお! 白ナポもあるじゃん!」
白いナポリタンとは、ニンニクと塩の効いた独特のナポリタンだ。明日は日曜日なので、匂いを気にしなくていい。
他にはレギュラーのナポリタンと、カレー味がある。
「どれが好きかわからないから、全種類買ってみました」
「いただきまーす」
三種類のナポリタンを小皿に分けて、三人でシェアし合った。
「うん! 白ナポうまー」
星梨おばさんは、お箸で白いナポリタンに食らいつく。
たしかに、うまい。トッピングのベーコンとの相性も最高だ。
「明日は人と合う約束はねえよな?」
「ないない。明日はオフにしようか。動画もある程度、集まってきたし」
小出しにしながら、動画合宿に備えるという。
「基本は毎日投稿して、様子見かしらねー」
動画のできが悪くても、毎日露出し続けることが大事だと、星梨おばさんは主張した。
「はあ。おいしかった」
お腹を擦りながら、星梨おばさんは缶のジンソーダを平らげる。
「じゃあ、撮影会をします」
急に、夢希が浴室へと引っ込んだ。
まさか、風呂を撮影しろとか言い出さないよな? 夢希のことだから、その可能性は低い。
数分後、オレが選ばなかった水着を着て、キッチンに現れる。競泳水着だ。
「ささ快斗、撮影して」
ポーズを取りながら、夢希が催促してきた。
星梨おばさんが、満足げな笑みを浮かべている。
「さては、余分に金を渡していた理由はこれか?」
「ふふーん。抜かりはありませんわよ」
昼飯代やおみやげ代にしては、やたら高額だと思っていたが。
「水着は、ウチの備品! 撮影機材です!」
あくまでも経費だと、星梨おばさんはいい切る。
夢希は一旦退場し、バンドゥという、肩ヒモがないタイプのビキニに着替えてきた。JKの粋を超えている。
気がつくと、おばさんもバンドゥに着替えていた。事前におニューの水着を、夢希に選んでもらっていたらしい。肉付きのいい夢希と違って、おばさんはスレンダーである。ショートカットだから、ややボーイッシュとも言えた。
「これも、動画にするのか?」
スマホで夢希を撮りながら、オレは質問をふる。
「ある程度は。でも、お気に入りは」
夢希がウインクをした。
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