7 / 12
優美という女
優美という女3
しおりを挟む
その日、残業で仕事が遅くなって、予定よりもお店に入る時間が遅くなってしまった。
私は急いで夜の繁華街を走っていた。
ボロボロのパンプスが悲鳴を上げている。
その瞬間、ガクンと片方の足が底が抜けたような感覚になった。
そして、近くを歩いていた男の人に思い切りぶつかって、床に倒れてしまった。
「大丈夫か……?」
ぶつかった男の人に声をかけられた。
「ごめんなさい……ヒールが折れました……」
とうとう靴が限界を迎えた。
「靴、買うか?」
男の人は優しく声をかけてくれた。
「いえ、仕事があるので……」
私はヒールの折れた靴を履いたまま、足を引きずるようにして歩いて行った。
急いでいたせいで、さっきの男の人の顔も見れなかったし、お詫びもできなかった。
店に着いたあと、気持ちを切り替えて身だしなみを整えた。
そして、深呼吸をしてフロアに出る。
暫くすると、黒服に新規の客につくように言われた。
そこに向かうと、そこには――
(続きは本編へ)
――fin
私は急いで夜の繁華街を走っていた。
ボロボロのパンプスが悲鳴を上げている。
その瞬間、ガクンと片方の足が底が抜けたような感覚になった。
そして、近くを歩いていた男の人に思い切りぶつかって、床に倒れてしまった。
「大丈夫か……?」
ぶつかった男の人に声をかけられた。
「ごめんなさい……ヒールが折れました……」
とうとう靴が限界を迎えた。
「靴、買うか?」
男の人は優しく声をかけてくれた。
「いえ、仕事があるので……」
私はヒールの折れた靴を履いたまま、足を引きずるようにして歩いて行った。
急いでいたせいで、さっきの男の人の顔も見れなかったし、お詫びもできなかった。
店に着いたあと、気持ちを切り替えて身だしなみを整えた。
そして、深呼吸をしてフロアに出る。
暫くすると、黒服に新規の客につくように言われた。
そこに向かうと、そこには――
(続きは本編へ)
――fin
3
あなたにおすすめの小説
同期と私の、あと一歩の恋
松本ユミ
恋愛
同期の本田慧に密かに想いを寄せる広瀬紗世は、過去のトラウマから一歩踏み出せずにいた。
半年前、慧が『好きな人がいる』と言って告白を断る場面を目撃して以来、紗世は彼への想いを心の中に閉じ込めてしまう。
それでも同期として共に切磋琢磨する関係を続けていたが、慧の一言をきっかけに紗世の心が動き出す。
年上女は年下上司に愛される。
國樹田 樹
恋愛
「先輩! 年上の女性を落とすにはどうしたらいいですか!?」と切羽詰った様子で迫ってきたのは後輩、沢渡 啓志。
「あーやっぱ頼りがいのある男とかに弱いんじゃない?」と軽ーく返した私に、彼は元気に返事して。――いつの間にか、先を越されていた。
あれ……あいついつの間に私の上司になった? とかそんな話。
【完結】泡になった約束
山田森湖
恋愛
三十九歳、専業主婦。
夫と娘を送り出し、静まり返ったキッチンで食器を洗う朝。
洗剤の泡が立っては消えるその繰り返しに、自分の人生を重ねながら、彼女は「ごく普通」の日常を受け入れている。
愛がないわけではない。けれど、満たされているとも言い切れない。
そんな午前中、何気なく出かけたスーパーで、背後から名前を呼ばれる。
振り返った先にいたのは、かつて確かに愛した男――元恋人・佐々木拓也。
平穏だったはずの毎日に、静かな波紋が広がり始める。
【完結】僕ら二度目のはじめまして ~オフィスで再会した、心に残ったままの初恋~
葉影
恋愛
高校の頃、誰よりも大切だった人。
「さ、最近はあんまり好きじゃないから…!」――あの言葉が、最後になった。
小島久遠は、新たな職場で、元カレとまさかの再会を果たす。
若くしてプロジェクトチームを任される彼は、
かつて自分だけに愛を囁いてくれていたことが信じられないほど、
遠く、眩しい存在になっていた。
優しかったあの声は、もう久遠の名前を呼んでくれない。
もう一度“はじめまして”からやり直せたら――そんなこと、願ってはいけないのに。
それでも——
8年越しのすれ違いは、再会から静かに動き出す。
これは、終わった恋を「もう一度はじめる」までの物語。
【完結】身代わりの仮婚約者になったら、銀髪王子に人生丸ごと買い占められた件
ななせくるみ
恋愛
聖プレジール学園。
そこは、世界中の富豪の子息が集まる超名門校
特待生の庶民・花咲ひまりの目標は
目立たず平穏に卒業すること。
だがある日、学園の絶対君主であり、
完璧な「王子」と称えられる一条蓮から
衝撃の宣言をされる。
「今日から君が、俺の仮の婚約者だ」と。
冷徹な王子様だと思っていた蓮は
二人きりになるとまるで別人で――?
格差1億円の溺愛シンデレラストーリー
開幕です!!
恋とキスは背伸びして
葉月 まい
恋愛
結城 美怜(24歳)…身長160㎝、平社員
成瀬 隼斗(33歳)…身長182㎝、本部長
年齢差 9歳
身長差 22㎝
役職 雲泥の差
この違い、恋愛には大きな壁?
そして同期の卓の存在
異性の親友は成立する?
数々の壁を乗り越え、結ばれるまでの
二人の恋の物語
譲れない秘密の溺愛
恋文春奈
恋愛
憧れの的、国宝級にイケメンな一条社長と秘密で付き合っている 社内一人気の氷室先輩が急接近!? 憧れの二人に愛される美波だけど… 「美波…今日充電させて」 「俺だけに愛されて」 一条 朝陽 完全無欠なイケメン×鈴木 美波 無自覚隠れ美女
わたしの愉快な旦那さん
川上桃園
恋愛
あまりの辛さにブラックすぎるバイトをやめた。最後塩まかれたけど気にしない。
あ、そういえばこの店入ったことなかったな、入ってみよう。
「何かお探しですか」
その店はなんでも取り扱うという。噂によると彼氏も紹介してくれるらしい。でもそんなのいらない。彼氏だったらすぐに離れてしまうかもしれないのだから。
店員のお兄さんを前にてんぱった私は。
「旦那さんが欲しいです……」
と、斜め上の回答をしてしまった。でもお兄さんは優しい。
「どんな旦那さんをお望みですか」
「え、えっと……愉快な、旦那さん?」
そしてお兄さんは自分を指差した。
「僕が、お客様のお探しの『愉快な旦那さん』ですよ」
そこから始まる恋のお話です。大学生女子と社会人男子(御曹司)。ほのぼのとした日常恋愛もの
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる