わたしの愉快な旦那さん

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 あまりの辛さにブラックすぎるバイトをやめた。最後塩まかれたけど気にしない。
 あ、そういえばこの店入ったことなかったな、入ってみよう。

「何かお探しですか」

 その店はなんでも取り扱うという。噂によると彼氏も紹介してくれるらしい。でもそんなのいらない。彼氏だったらすぐに離れてしまうかもしれないのだから。
 店員のお兄さんを前にてんぱった私は。

「旦那さんが欲しいです……」

 と、斜め上の回答をしてしまった。でもお兄さんは優しい。

「どんな旦那さんをお望みですか」
「え、えっと……愉快な、旦那さん?」

 そしてお兄さんは自分を指差した。

「僕が、お客様のお探しの『愉快な旦那さん』ですよ」


 そこから始まる恋のお話です。大学生女子と社会人男子(御曹司)。ほのぼのとした日常恋愛もの
24h.ポイント 910pt
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