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二章 やっと始まるラウトの旅
29.過酷な現実に差し込んだ光
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私は男の人の住む屋敷へとやって来た。
確かに、中々の強度の結界が貼ってある。
しかし、私には意味を為さない。
何故なら私はこと侵入や情報収集、暗殺などの裏の仕事に置いて、右に出る者はいないという自負があるからだ。
昔から、スラムで鍛えられて来た気配を薄くする能力や、人の意識の外に入り込む技術のおかげで、今まで失敗したことはない。
それに加えて、空間系の魔法の適性があったらしく、結界を張るのも破るのも思いのままだった。
どんなに警備が厳しい大富豪の家にだって忍び込めた。
例え、地下深い監獄に入れられても戻って来れた。
そんな私にこんな結界は、取るに足らないものだった。
だからこそ、私は悲しかった。
あの男の人は、これさえあれば安心だと思ってこの結界を張ってもらったことだろう。
それを私が破ってしまわなくてはならない状況に、胸が張り裂けそうだった。
「・・・ごめんなさい」
私は謝罪の言葉を言いながら、張られた結界に手をかざして、魔法でそれを破った。
その瞬間だった、結界を破った場所から魔力が生まれて、屋敷の方へと飛んでいった。
私はその現象が何か分からなかった。
しかし、結界は問題なく破れているので、その現象を気にすることなく屋敷に侵入した。
塀を越えて、庭を進んでいるとよく整備されているのがひと目で分かる。
余程、この屋敷を気に入っているんだと嫌でも理解せざるを得なかった。
その屋敷を荒らす私のことを、彼は許してなんてくれないだろう。
(本当にごめんなさい・・・)
私は歩みを一歩進める度、心の中で謝り続けた。
その時、暗闇から声をかけられた。
「こんばんは。夜分遅くに何の用ですか?」
「何者!!」
私は突然現れた人物に思わず警戒し、身構えた。
全く気配を感じなかった。
人の気配に一際敏感なはずの私が、少し他の事に気を取られてたとは言え、ここまで一般人に接近を許す事はあり得ない。
私は現れた人物に不気味さを抱いた。
それにしても、私が「何者だ」と問うのは今考えると変だ。
どう考えても向こうのセリフだろう。
「この屋敷の持ち主ですが」
相手の人物もそう思ったのか、やや呆れの混じった口調で返された。
私は恥ずかしくなったが、それより気になる事があった。
目の前の人物はいま、屋敷の持ち主だと言った。
屋敷の持ち主は確か、あの男の人だったはず。
そういえば、声に少し聞き覚えがあった。
そうか、顔は見えないが相手はあの男の人なのだな。
私はその事実を知って悲しみを感じた。
あの時見た彼は戦う者の雰囲気じゃなかった。
しかし、今の彼からは声に絶対的な実力に裏付けされた自信のような物を感じる。
あの結界は彼が張ったのかもしれない。
あの魔力が飛んでいったのは、一種の警報装置みたいな物で、彼はそれをキャッチしてここに来たのだろう。
そして、私はそんな彼と戦わなくてはならない。
それはつまり、私という存在が彼の中で、敵という認識になったということだ。
そう思うと心が痛かった。
「あなたは手練れ」
私は動揺を悟られぬよう、声を落ち着かせて言った。
暗いので確かではないが、それを見た男の人がフッと笑った気がした。
そして彼は口を開いた。
「否定はしないけど、敵対するつもりはないよ」
「えっ?」
彼は不思議なことを言った。
私はその発言の意味が分からず、聞き返す。
「実は人材を集めているんだよ。よければ俺の下で働かない?」
男の人はそんな事を言った。
私は強く心を動かされた。
敵であるはずの私にこうも優しくしてくれるのは、余裕か親切心かその判断はつかなかったが、その言葉は私に大いに影響を与えた。
彼の提案はこれ以上ないほど、魅力的だった。
主人の商売にはうんざりしているし、何よりこの男の人に知って貰いたかった。
私が何故こんな事をしているのか。
それは、彼への弁明や自己弁護でもあったし、救って欲しいという淡い期待でもあった。
しかし、それは叶うことはない。
私が奴隷である限りは。
そう、私は主人のものなのだ。
だから逆らえないし、逃げられない。
そんな事をすれば、死ぬより怖いことがありそうだから。
だから私の答えは
「働く?それは無理な相談」
だった。
私は希望を捨てるように、冷たく返答した。
「俺の提案を気にも留めないほど、良い職場で働いてるの?」
彼は不思議そうな風に聞いてきた。
「逆。これ以上ない悪い環境の職場で働いてる」
「じゃあ、なんで?」
「これ」
私は男の人の質問に対して、奴隷紋を見せることで応えた。
応答する必要のない質問だったはずなのだが、何故か私は応えずにはいられなかった。
やはり、私はこの男の人にどこか縋るような気持ちがあるのかもしれない。
「それは?」
彼は奴隷紋を見て、首を傾げた。
奴隷紋を知らないのか・・・
私は彼なら私を救ってくれるかも、という微かな希望を断たれた気がした。
「知らないの?これは奴隷紋。私は主人に逆らえない。例えどんなに困難な命令をされたとしても」
「そうなのか・・・」
彼は深刻そうに頷いた。
心配してくれているみたいだ。
本当に優しい人間なのだろう。
「ちなみに、何で奴隷になったの?」
彼は更に突っ込んで聞いて来た。
私はここまで来たら全ての事情を、吐き出したくなり、素直に答えた。
「私は違法奴隷なの」
「違法奴隷?」
「攫われて、強制的に奴隷にされた者のこと」
「訴えたりしないの?」
「した。でも、ダメだった。私はスラムで生まれ育ったから身元がはっきりしない。だから、不当に奴隷化された証明が出来ない」
「そうか・・・」
私は事情を言って、少しでも彼が私の事を分かってくれたのが、どうしてか堪らなく嬉しく、そして寂しかった。
どんなに彼が私を知ってくれても、私はこの奴隷紋がある限り、彼を害す存在でなくてはならない。
こんな悲しい気持ちになるなら、あの時、部屋から覗かなければ良かった。
そしたら、こんな気持ちを感じずに済んだかもしれないのに。
その酷く冷たくのしかかる現実と絶望の感情に押し潰されながら口に出した、「だからその提案は受けられない」という言葉は最後まで言い切ることが出来なかった。
「俺なら解除出来るけど?」
この言葉に遮られて。
確かに、中々の強度の結界が貼ってある。
しかし、私には意味を為さない。
何故なら私はこと侵入や情報収集、暗殺などの裏の仕事に置いて、右に出る者はいないという自負があるからだ。
昔から、スラムで鍛えられて来た気配を薄くする能力や、人の意識の外に入り込む技術のおかげで、今まで失敗したことはない。
それに加えて、空間系の魔法の適性があったらしく、結界を張るのも破るのも思いのままだった。
どんなに警備が厳しい大富豪の家にだって忍び込めた。
例え、地下深い監獄に入れられても戻って来れた。
そんな私にこんな結界は、取るに足らないものだった。
だからこそ、私は悲しかった。
あの男の人は、これさえあれば安心だと思ってこの結界を張ってもらったことだろう。
それを私が破ってしまわなくてはならない状況に、胸が張り裂けそうだった。
「・・・ごめんなさい」
私は謝罪の言葉を言いながら、張られた結界に手をかざして、魔法でそれを破った。
その瞬間だった、結界を破った場所から魔力が生まれて、屋敷の方へと飛んでいった。
私はその現象が何か分からなかった。
しかし、結界は問題なく破れているので、その現象を気にすることなく屋敷に侵入した。
塀を越えて、庭を進んでいるとよく整備されているのがひと目で分かる。
余程、この屋敷を気に入っているんだと嫌でも理解せざるを得なかった。
その屋敷を荒らす私のことを、彼は許してなんてくれないだろう。
(本当にごめんなさい・・・)
私は歩みを一歩進める度、心の中で謝り続けた。
その時、暗闇から声をかけられた。
「こんばんは。夜分遅くに何の用ですか?」
「何者!!」
私は突然現れた人物に思わず警戒し、身構えた。
全く気配を感じなかった。
人の気配に一際敏感なはずの私が、少し他の事に気を取られてたとは言え、ここまで一般人に接近を許す事はあり得ない。
私は現れた人物に不気味さを抱いた。
それにしても、私が「何者だ」と問うのは今考えると変だ。
どう考えても向こうのセリフだろう。
「この屋敷の持ち主ですが」
相手の人物もそう思ったのか、やや呆れの混じった口調で返された。
私は恥ずかしくなったが、それより気になる事があった。
目の前の人物はいま、屋敷の持ち主だと言った。
屋敷の持ち主は確か、あの男の人だったはず。
そういえば、声に少し聞き覚えがあった。
そうか、顔は見えないが相手はあの男の人なのだな。
私はその事実を知って悲しみを感じた。
あの時見た彼は戦う者の雰囲気じゃなかった。
しかし、今の彼からは声に絶対的な実力に裏付けされた自信のような物を感じる。
あの結界は彼が張ったのかもしれない。
あの魔力が飛んでいったのは、一種の警報装置みたいな物で、彼はそれをキャッチしてここに来たのだろう。
そして、私はそんな彼と戦わなくてはならない。
それはつまり、私という存在が彼の中で、敵という認識になったということだ。
そう思うと心が痛かった。
「あなたは手練れ」
私は動揺を悟られぬよう、声を落ち着かせて言った。
暗いので確かではないが、それを見た男の人がフッと笑った気がした。
そして彼は口を開いた。
「否定はしないけど、敵対するつもりはないよ」
「えっ?」
彼は不思議なことを言った。
私はその発言の意味が分からず、聞き返す。
「実は人材を集めているんだよ。よければ俺の下で働かない?」
男の人はそんな事を言った。
私は強く心を動かされた。
敵であるはずの私にこうも優しくしてくれるのは、余裕か親切心かその判断はつかなかったが、その言葉は私に大いに影響を与えた。
彼の提案はこれ以上ないほど、魅力的だった。
主人の商売にはうんざりしているし、何よりこの男の人に知って貰いたかった。
私が何故こんな事をしているのか。
それは、彼への弁明や自己弁護でもあったし、救って欲しいという淡い期待でもあった。
しかし、それは叶うことはない。
私が奴隷である限りは。
そう、私は主人のものなのだ。
だから逆らえないし、逃げられない。
そんな事をすれば、死ぬより怖いことがありそうだから。
だから私の答えは
「働く?それは無理な相談」
だった。
私は希望を捨てるように、冷たく返答した。
「俺の提案を気にも留めないほど、良い職場で働いてるの?」
彼は不思議そうな風に聞いてきた。
「逆。これ以上ない悪い環境の職場で働いてる」
「じゃあ、なんで?」
「これ」
私は男の人の質問に対して、奴隷紋を見せることで応えた。
応答する必要のない質問だったはずなのだが、何故か私は応えずにはいられなかった。
やはり、私はこの男の人にどこか縋るような気持ちがあるのかもしれない。
「それは?」
彼は奴隷紋を見て、首を傾げた。
奴隷紋を知らないのか・・・
私は彼なら私を救ってくれるかも、という微かな希望を断たれた気がした。
「知らないの?これは奴隷紋。私は主人に逆らえない。例えどんなに困難な命令をされたとしても」
「そうなのか・・・」
彼は深刻そうに頷いた。
心配してくれているみたいだ。
本当に優しい人間なのだろう。
「ちなみに、何で奴隷になったの?」
彼は更に突っ込んで聞いて来た。
私はここまで来たら全ての事情を、吐き出したくなり、素直に答えた。
「私は違法奴隷なの」
「違法奴隷?」
「攫われて、強制的に奴隷にされた者のこと」
「訴えたりしないの?」
「した。でも、ダメだった。私はスラムで生まれ育ったから身元がはっきりしない。だから、不当に奴隷化された証明が出来ない」
「そうか・・・」
私は事情を言って、少しでも彼が私の事を分かってくれたのが、どうしてか堪らなく嬉しく、そして寂しかった。
どんなに彼が私を知ってくれても、私はこの奴隷紋がある限り、彼を害す存在でなくてはならない。
こんな悲しい気持ちになるなら、あの時、部屋から覗かなければ良かった。
そしたら、こんな気持ちを感じずに済んだかもしれないのに。
その酷く冷たくのしかかる現実と絶望の感情に押し潰されながら口に出した、「だからその提案は受けられない」という言葉は最後まで言い切ることが出来なかった。
「俺なら解除出来るけど?」
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