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第15話 すっかり忘れてました。
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「ごめんなさい。私、忘れてました。」
「忘れてた?何を?」
「私、いちいち素材採取するの面倒だからって半径10mはスキルで自動的に採取するようにしてるんでした。」
「そんなスキル聞いたこと無いけど。で、それがどうしたって?」
「そういうことですか。だから鉱石の一つもなかったと。」
「はい。道もクネクネしていたので、見つける前に勝手に採取してしまってたのだと思います。」
「え、つまりどういうこと?俺にも理解できるように教えよ。」
「えっと、つまり、いまアイテムボックスを見たら、魔除けの草が999個ありました。」
でももっと多く持っているであろう薬草も999個の表示になっているから、表示上そうなってるだけで実際はもっと持っているのかもしれない。
「999個!?」
「それはずいぶんとありますね。」
「はい。なので目的は知らない間に達成していたみたいです。」
「そうなの!そりゃよかったよ!」
リュカすっごい喜んでくれてる。でも申し訳ない。
「本当、ごめんなさい。」
「謝らなくていいよ!喜ばしいことじゃん!やったね!サト!」
「本当によかったです。」
「ありがとうございます。リュカもリアムさんも。ですので、すみません。フレデリックさん。こちらはお返しします。それに、依頼のノルマの分も。」
「我々がもらってしまっていいのですか?」
「もちろんです。」
「ありがとうございます。」
「なんか一件落着って感じ?じゃ、さっさと帰りますかね。リアムさん。」
「そうしましょう。」
「サトさん。私の馬に。」
「はい。」
「では出発しましょう。」
「サトさん。ご存じかもしれませんが、素材が手に入ってもそれを合成できる職人が少ないのが実際です。どなたか合成できる方をご存じですか?」
「いえ。自分で合成しようと考えていました。」
「ご自分で?経験が?」
「いえ、やったことはありません。」
「そうですか。それだとすこし危険かもしれませんね。」
確かに、マルタンさん達もノルマが50本って言っていたし、相当成功率が低いんだろうな。そういえば、数に気を取られて成功率みてなかったな。それ次第では職人さんに頼るべきなのかな。でも、職人さん知り合いにいないしな…
取りあえず、合成のページで死の魔物に関する薬で、完治する方…
え、成功率80%?思ったより高くない?これなら出来るのでは?ちょっと作ってみよう。合成する数はmaxの99個で、合成っと。結果は…成功79個、失敗20個か。うん。出来たね。これ。アイテムボックスは?うん。ちゃんと薬入ってる。それに、魔除けの草も99個使ったけど999個のままだ。
「リアムさん。」
「はい?」
「できました。」
「はい?」
「薬、合成できました。」
「え、今ですか?」
「はい。」
「え、いや、合成するにはきちんと素材を加工したり色々必要だと思うのですが。」
「え?」
自動的に合成するんじゃ無いの?
「えっと…サトさんは何か特殊な手法をお持ちなのですか?」
うーん。そうなるのかな。なんか変な空気になっちゃったよ。
「そーですかね。」
「もしかして、そういったスキルをお持ちで?」
確かに。スキルのおかげかも。
「実はそうなんです。」
「素晴らしいですね。この世界ではおまけでしかないスキルがこうも役に立つとは。」
なんでスキルがおまけみたいなもんなんだろ。リュカの透視も役に立っていたと思うんだけどな。
「あの、なぜスキルがおまけみたいなものなんですか?」
「基本的にスキルは使い道が限られていますからね。スキルを得てからそのスキルにあった道を進む人もいますが、ほとんどの人は自分で進む道を決めた後にスキルを得ます。なのでその道とスキルが合っていない人が大半なんです。」
なるほど。レオン君は15歳でスキルを得るって言ってたけど、みんなそれより先に自分で将来を決めるってことか。でも確かに言われてみれば、レオン君もスキルを得る前に冒険者になるって決めてたし、それがこの世界では普通なのかな。
「そうだったんですね。」
「忘れてた?何を?」
「私、いちいち素材採取するの面倒だからって半径10mはスキルで自動的に採取するようにしてるんでした。」
「そんなスキル聞いたこと無いけど。で、それがどうしたって?」
「そういうことですか。だから鉱石の一つもなかったと。」
「はい。道もクネクネしていたので、見つける前に勝手に採取してしまってたのだと思います。」
「え、つまりどういうこと?俺にも理解できるように教えよ。」
「えっと、つまり、いまアイテムボックスを見たら、魔除けの草が999個ありました。」
でももっと多く持っているであろう薬草も999個の表示になっているから、表示上そうなってるだけで実際はもっと持っているのかもしれない。
「999個!?」
「それはずいぶんとありますね。」
「はい。なので目的は知らない間に達成していたみたいです。」
「そうなの!そりゃよかったよ!」
リュカすっごい喜んでくれてる。でも申し訳ない。
「本当、ごめんなさい。」
「謝らなくていいよ!喜ばしいことじゃん!やったね!サト!」
「本当によかったです。」
「ありがとうございます。リュカもリアムさんも。ですので、すみません。フレデリックさん。こちらはお返しします。それに、依頼のノルマの分も。」
「我々がもらってしまっていいのですか?」
「もちろんです。」
「ありがとうございます。」
「なんか一件落着って感じ?じゃ、さっさと帰りますかね。リアムさん。」
「そうしましょう。」
「サトさん。私の馬に。」
「はい。」
「では出発しましょう。」
「サトさん。ご存じかもしれませんが、素材が手に入ってもそれを合成できる職人が少ないのが実際です。どなたか合成できる方をご存じですか?」
「いえ。自分で合成しようと考えていました。」
「ご自分で?経験が?」
「いえ、やったことはありません。」
「そうですか。それだとすこし危険かもしれませんね。」
確かに、マルタンさん達もノルマが50本って言っていたし、相当成功率が低いんだろうな。そういえば、数に気を取られて成功率みてなかったな。それ次第では職人さんに頼るべきなのかな。でも、職人さん知り合いにいないしな…
取りあえず、合成のページで死の魔物に関する薬で、完治する方…
え、成功率80%?思ったより高くない?これなら出来るのでは?ちょっと作ってみよう。合成する数はmaxの99個で、合成っと。結果は…成功79個、失敗20個か。うん。出来たね。これ。アイテムボックスは?うん。ちゃんと薬入ってる。それに、魔除けの草も99個使ったけど999個のままだ。
「リアムさん。」
「はい?」
「できました。」
「はい?」
「薬、合成できました。」
「え、今ですか?」
「はい。」
「え、いや、合成するにはきちんと素材を加工したり色々必要だと思うのですが。」
「え?」
自動的に合成するんじゃ無いの?
「えっと…サトさんは何か特殊な手法をお持ちなのですか?」
うーん。そうなるのかな。なんか変な空気になっちゃったよ。
「そーですかね。」
「もしかして、そういったスキルをお持ちで?」
確かに。スキルのおかげかも。
「実はそうなんです。」
「素晴らしいですね。この世界ではおまけでしかないスキルがこうも役に立つとは。」
なんでスキルがおまけみたいなもんなんだろ。リュカの透視も役に立っていたと思うんだけどな。
「あの、なぜスキルがおまけみたいなものなんですか?」
「基本的にスキルは使い道が限られていますからね。スキルを得てからそのスキルにあった道を進む人もいますが、ほとんどの人は自分で進む道を決めた後にスキルを得ます。なのでその道とスキルが合っていない人が大半なんです。」
なるほど。レオン君は15歳でスキルを得るって言ってたけど、みんなそれより先に自分で将来を決めるってことか。でも確かに言われてみれば、レオン君もスキルを得る前に冒険者になるって決めてたし、それがこの世界では普通なのかな。
「そうだったんですね。」
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