世界が『 』に染まる時

蝶々

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世界が『音』に染まる時

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私たちが生きる世界は『音』に溢れている 
僕らが生きる世界は『音』が鳴り止まない

一番鶏が朝を告げ 静まっていた世界が動き出す
動き出した日常は忙しなく 鳴り続ける
動き出したエンジン音が道路を走る
始発を迎えた電車が線路を走る
動き出した人々は足音を鳴らす
私たちの朝は忙しない

止むことのない動きは陽の世界
半刻経てど止まることは知らず

夕闇の中を烏が鳴く
家路を急ぐ足音経てど静寂の時が流れ始める
静まり返った世界の中で虫のみぞ夜を知る
澄んだ虫の音聞こえれば ただ耳澄ませ夜にふける

世界が『音』に染まる時、私たちはただ溢れかえるその音の意味を知る
世界が『音』に染まる時、僕らはそれらの動き続ける意味を知る

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