性悪聖者と悪魔のしもべ

ハリエニシダ・レン

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聖者の愛撫1

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「んぅっ…!?」

聖者の唇が、唐突に俺の顎を食んだ。
そして首を伝い、下へと下りていく。
鎖骨を舐められ啄ばまれる。
思わず聖者の背中に縋るように手を回した。悪魔たちにされていた時のように。

「っ…あっ…あっ…んっ…」

鎖骨を唇で辿られる。
背中を撫でていた聖者の手が、前へと移動した。

「んっ…あっ…んっ…」

「悪くない」

「悪くない」ってなんだよ偉そうに。

そう言いたかったのに、直後に聖者の指がそっと俺の乳首を摘んだ。

「ぁああっ…」

思わず下腹部を聖者に擦り付ける。
緩い刺激が気持ちいい。

腰を揺らす俺を聖者が笑った。この手のことに慣れた顔で。

「いやらしいな」

ムッとする。
「俺にこんな事してるあんたの方が、よっぽどいやらしい」そう言ってやりたいけれど、乳首を摘まれて言葉にならない。
きゅっと摘まれる度に腰が自然と揺れ、喘ぎ声が漏れてしまう。

「んっ…はあっ…はあんっ…」

ヤバい…これ…気持ちいいっ…

情けない甲高い喘ぎ声が出てしまう。
聖者の首を抱きしめて腰を振る。
腹の奥が熱い…。


不意に悪魔たちの会話を思い出した。

『快楽も痛覚も十分の一の状態で仕込むと、現実でした時がキツいかもな』

『犯す相手は敏感な方が面白い。別にいいだろ』

『まあ、それもそうだな。辛いのはこいつであって俺らじゃない』

『こっちの楽しみが増えるだけだ』

『俺らが現実で犯してやったら、こいつどうなっちまうんだろうな?直ぐに壊れちまったりしてな』

『それもいいな』

『壊れた人間を犯すの、楽しいもんな』

『童貞聖者がド下手クソでも、これなら勝手によがって感じまくって聖者をあっというまに堕とせるだろうよ』

夢の中で俺を犯しながら好き勝手言ってたそれを。
今思い出して一番腹が立つのは、聖者は絶対童貞じゃねえ!ってことだ。
こんなに手慣れた童貞がいてたまるか!
本当に悪魔は適当な奴ばっかりだ!知ってたけどっ…!

そんな風に、ここにはいない奴らに怒りを向けることで気を紛らわそうとしていたのだけれど

「異様に感度がいいな。もしかして乳首舐めたらイくんじゃないか?」

ボソリとした呟きにゾクリとした。
聖者の唇が、鎖骨を離れ下りていく。
えっ…おい…やめーー

「待っーー」

止めようとしたけれど間に合わず、右の乳首が聖者の口の中に吸い込まれた。
ちゅうっと吸い上げられる感触に、腹の奥で何かが弾ける。

「ぁああああっ…!」

呆然とする。

イかされてしまった。
乳首を舐められただけで…。

濡れた下着が、気持ち悪い…。


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