【完結・R18】ご主人様と奴隷ちゃん

ハリエニシダ・レン

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出会い1

メグと出会ったのは…いや、メグを買ったのは、ほんの気まぐれだった。

資産が増えるにつれ、宇宙旅行だの自家用機だののセールスや妖しげな誘いも増えたが、その中に一つ、気になるものがあった。

『専属の何でも言うことを聞く高性能ロボット』

というものだった。
つい興味を惹かれて詳細を確認してみたが、どう読んでも人間をロボットと偽って売っているようにしか見えなかった。
少し考えてつい思った。

一つ、買ってみるか

と。
徹夜明けでハイになっていたというのもあると思う。
僕はそのまま、記載されていた番号に電話した。


駅前で、サングラスで目元を隠した、いかにも怪しげなスーツ姿の男にスモークのかかった車に乗せられた。しばらく走ってから着いたのは地下駐車場だった。
そこからエレベーターで建物内に入ったので、そこが都内のどの辺りなのかはわからなかった。

つい癖でスマホを弄ろうとしたが、圏外になっていた。
まあ人間を売るなら、その程度の用心はするだろう。


着いた部屋の中には、十人ほどの女がいた。透けたランジェリーをまとう彼女たちは、見た目も態度もまちまちだった。
大きな胸を誇示するように見せつけてくる者、部屋の隅でうずくまって震えている者、警戒心むき出しに睨みつけてくる者。

「どのロボットが、お好みに合いますでしょうか?」

アテンドの男は『あくまでロボット』という体で売買を成立させるつもりのようだった。

別に構わない。後から問題が起きなければそれでいい。

一人ずつ見て回る。
まず、スタイルを自慢するような女は却下だ。プライドの高い女は好きじゃない。

精神を病んでいそうな女も論外だ。何がよくてそんなものを買うのか、さっぱりわからん。

敵意を向けてくるやつも、そういうやつの心を折る楽しさがわからないわけじゃないが、折ったらそれきりだ。高い買い物をしてまで楽しむものじゃない。
それに後が面倒くさそうだ。

買わずに帰るのもありかな、と思い始めた時だった。

一人、変な奴がいた。

俺が到着した時には、全員こっちを見ていたはずなのに、いつの間にかそいつは寝ていやがった。
あまりの図太さに呆れて、そいつに決めた。

「こいつをくれ」

「…この子でいいんですか?」

アテンドの男は、若干引いているようだった。
引くような商品を置いておくなと言いたい。

まぁ説明だと、どいつにも一通りの家事は仕込んであるらしいし、一生、身の回りの世話をさせるだけでも元は取れるだろう。

気持ちよさそうに眠るそいつを見ていたら何だか僕まで眠くなってきたので、さっさと契約書にサインして部屋を出た。

男がそいつに適当なワンピースを着せ車に運んだ。
呆れたことに、車が走り出してもまだそいつは寝ていた。

「どちらまでお送りしましょう?」

少し迷ったが、どうせこの手の人間は調べるのなどお手の物だろうから、自宅まで送らせることにした。


到着したので、寝ぼけているそいつの手を引いて家に入った。そいつは特に質問をすることもなく、僕の後をついてきた。

リビングのソファに座らせ、ひとまず確認することにした。

「今の状況、わかっているか?」

そいつは少し首を傾げた後、頷いた。

「はい。私を買ってくださったんですよね?」

わかっててこの態度か。
少し感心した。

「そうだ。もうこれからずっと、おまえは僕のものだ」

少し脅すように言ってみたのに、そいつはこくりと頷いた。

「はい。精一杯努めさせていただきます」

もっと抵抗とか動揺とかあるかと思ったんだがな。
拍子抜けしつつも、楽でいいと意識を切り替える。

「おまえは何ができる?」

「えっと、家事は一通りできます」

「他には?」

「…家庭菜園とかも」

そっちいったか。まぁいい。

「他には?」

「刺繍とか編み物も得意です」

意外な特技だが、今はそういうのは要らない。

「他には?」

「あ、プラモとかジグソーパズルも得意です。任せてください!」

ちょっと焦れてきた。

そうじゃないだろう。
男が透け透けランジェリーの女を買ったんだぞ?まず最初に言うべきことがあるだろう。

「性欲処理は?」

ちょっと苛ついたのでこっちから聞いた。

「ぁ…ぅ…で、できます…」

途端に顔を赤くして小さくなった。
なんだ、可愛いじゃないか。

「どれくらい?」

「その…商品になることが決まる前に、回されちゃったので処女じゃないんですけど、でも結局「おまえはその何もわかってなさそうな感じがいい」って言われてイメージビデオ?だけ見せられてて…でも精一杯頑張ります!」

拳を握って言いやがった。

「ちなみに妊娠なんてしてないだろうな?」

流石に妊婦の面倒は見きれんぞ。

「してません!生理ちゃんときてます!」

ならいいか。
やる気はあるようだし、一から僕が仕込めるってのは悪くない。
そういうのも好きだ。

「じゃあ来い」

眠いので、さっさと寝室に連れ込んだ。

感想 2

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