【完結】意地っ張りで口の悪い受けと、拗らせて執着する攻めの日常

ハリエニシダ・レン

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数年後

仕事と新しい趣味

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お互い働き出して数年が経った。

藤堂は部下ができたらしく、忙しそうにしている。
俺の方も、リピーターのクライアントが増えて安定してきた。
少し忙し過ぎたので、事務作業を任せる人をリモートで雇ったら大分楽になった。

相変わらず、休みの日はたまにデートもするけれど、大体は家でのんびりと過ごしている。
俺の密かなお気に入りは、藤堂と食料品の買い出しに行くことだ。
二人で一緒に、あーだこーだ言いながらスーパーの中を一週間分の食材を買って回るのは、とても恋人っぽくてウキウキする。藤堂の意外な好みやこだわりが知れたりするのも嬉しい。

俺はいつの間にか料理が趣味に追加されていた。
藤堂は、苦手な食材以外はなんでも旨い!って言いながらモリモリ食べてくれるから、作り甲斐がある。
家で働いているから、仕事の合間に下ごしらえをしたりもできて、結構凝った物を作ることもある。

藤堂は時々すまなそうな顔をするけれど、煮詰まったときに別の作業をするのは気分転換になるし、何より藤堂の喜ぶ顔を思い浮かべながら料理していると、それだけで幸せな気分になれるので何の問題もない。
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