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脱水はダメ

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彼のモノが中に埋められた。奥を突く動きで、お尻を洗濯機にグッと押しつけられる。脱水の激しい振動が身体の中まで伝わってくる。
ぎゅっと目を瞑っても振り払えないその感覚に翻弄される。短い喘ぎ声が止まらない。

「っ…あっ…あっ…やっ…ぁあっ…」

「これ、気持ちいいの?」

笑った彼に、より強く洗濯機に押しつけられた。感じる振動も強くなる。
答えられない。
喘ぎ声しか出てこない。

恥ずかしい。
こんなのが気持ちいいなんて…

「やっ…ぁっ…ぁああっ…」

「バイブみたいだよね?」

緩く突きながら耳元で彼が楽しそうに囁く。

「君が恥ずかしがるからオモチャ使えないけどさ。こういう機械的な刺激も悪くないでしょ?」

首を横に振る。
認めたくない。
中までくる強い振動が気持ちいいなんて。
彼のアレに響いて気持ちいいだなんて。
あそこがきゅうきゅうと彼のモノを締めつけて蜜が溢れ出てしまっているから、きっと彼にはバレているけど。
それでも否定する。

彼がクスクス笑った。

「「気持ちいい」って言っていいのに」

洗濯機に押しつけるようにして何度も強く奥を突かれる。彼の有機的な動きと洗濯機の無機質な動き。その両方に責め立てられる。
激し…いっ…

あ…や…ダメ…これ…彼と洗濯機に責められてイっちゃうっ…
そんなの恥ずかしすぎるっ…

なんとか我慢しようとしたけどダメだった。快感が強すぎて。我慢した分快感が強まって。
抵抗虚しくイってしまった。
大きな声をあげて。
キツく締めつけた私の中で、彼も同時に果てた。

すすぎに変わった洗濯機の振動が、それでも私を緩く責め続ける。彼はもう私を抱きしめているだけなのに…。

彼のモノが抜かれて、ようやく洗濯機から離れることができた。
彼の胸にくたりと身を寄せる。彼にされてない時に、洗濯機を感じていたくなかった。

どうしよう…中…まだ…熱い…

腰が抜けて立てない私を、彼が洗濯機置き場に置いてある椅子に座らせてくれた。
肘掛けにぐったりともたれかかる。
身体…熱い…
頭…まだ…ぼーっとする…
身支度を整える彼をぼんやりと見つめる。身体のゾクゾクがおさまらない。

「いってきます」

彼の挨拶にコクリと頷いた。
声、ちょっと出ない…
…もし出たとしても、もう一回ってねだってしまいそう…

彼は私の状態を察したのか、くすりと笑うと私の頬に軽くキスして出かけて行った。

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