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12 透と2
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「姉さん…あそこ…舐めていい?」
顔から手を外した透に尋ねられて目を逸らした。
「姉さん…」
促す声。
「…聞かないで」
顔が熱い。
舐めていいなんて、言える訳がない。
くすりと透が笑った。
「わかった。姉さん…」
ちゅっと、そこにキスされた。
「いっぱい舐めてあげる」
ペロリと舐められて腰が震える。
「美味しい」
そんなことを言われて、たまらなく恥ずかしい。でも、もっとして欲しい。
透が舌を動かす。
繰り返し。
…気持ちよくてたまらない。
「どんどん溢れてくるね」
恥ずかしさのあまり脚を閉じそうになったけれど、間にある透の頭を締めつけただけだった。
くすりと透が笑う。
「そんなに気持ちいいの?姉さん」
舌を中に差し込まれる。
「やぁああっ…」
首が仰け反る。
「これ、好きなんだね」
透の舌の動きが激しくなる。
「やだっ…イっちゃうっ…イっちゃうからっ…ダメっ…!」
「イっていいよ…姉さん…」
「あっ…ぁああああっ…っ…!」
強く吸われてイってしまった。
恥ずかしくて、腕で顔を覆って隠す。
けれど透にどかされた。
「見せて。姉さんの気持ちいい顔」
男の顔で私を見つめながら、透が囁いた。声が熱い。
あ…こんなだらしない顔…透に見られてる…イったばかりの顔…
耐えきれず透の顔から視線を逸らすと、膝立ちになった透のそこが目に入った。
すっかり立ち上がったそれ。
「姉さん…もう…」
興奮した声を出す透。
それにこくんと頷いた。
「っ…いい…の…?」
身体を近づけた透に再度頷いて、了承の意を込めてもう少しだけ脚を開いた。
透の呼吸が荒くなる。
熱い先端をそこに当てられた。
先ほどまで透に舐められていたそこが、ぐちゅっと大きな音を立てた。
「…挿れるよ」
上擦った声に、もう一度頷いた。
透は、私の反応を確かめるように、ゆっくりと腰を進め始めた。もどかしい刺激に腰が揺れる。
っ…もっと一気に挿れていいのにっ…
そう思っても、そんなことはとても口に出せなくて。眉を寄せて、ゆっくりとした挿入に耐える。
「姉さん、平気?嫌じゃない?」
尋ねる透にコクコクと頷く。
わざとやっているのかと思うほど、ゆっくりと。まるで焦らしているかのようにゆっくりと。透のものは挿入ってくる。
でも、真剣な顔の透に意地悪しているような意図は見えなくて。
ぎゅっと眉を寄せてただ耐える。
コツンと、やっと奥に当たった。
やっと奥まで挿入った。
安堵の息を吐いた口から、切なげな声が漏れる。
透が私の顔を凝視した。
「気持ちいいの?姉さん」
興奮にかすれた声。
カッと顔が熱くなる。
答えられずに顔を背けた。
「…続けても、いい?」
今度の囁きには、こくんと頷いた。
抽送が開始された。
透の気持ちよさそうな吐息。
「姉さん…っ…好きだよ…姉さん…っ…」
だんだん速くなっていく。
「姉さん…姉さんっ…好きっ…好きだよ…好きなんだ…俺っ…本当に…姉さんがっ…」
かき混ぜられる中が気持ちよくて、繰り返される言葉が嬉しくて。頷き返す。
「うん…透っ…うんっ…」
「凄く気持ちいい…姉さんの中…凄く…」
熱く囁かれて、中が透のモノを締めつける。
「姉さんは…?姉さんはちゃんと気持ちいい?俺にこうされて気持ちいい?」
そんなこと答えられないと口をひき結ぶと、透は少し不安そうに囁いた。
「教えて…お願い…姉さん…」
…そんな声を出すのはズルい。
「………気持ちいいわよバカっ…」
真っ赤な顔で呟いた。
目なんて合わせられる訳もない。
透がいきなり奥を強く突いた。
「本当っ…?…姉さん…本当っ…!?」
そのまま何度も激しく突かれる。
激しすぎて言葉にならない。
弱くされたって答える気なんてないけれど。
そう思った途端、透が動きを止めた。これでは「激しすぎて答えられない」なんて言い訳はできない。
「姉さん…本当に?」
見下ろす透が、返事を要求する。不安そうな顔で。
…その顔もズルい。そんな顔されたら、答えない訳にはいかないじゃないっ…
「しつこいわよ、バカっ…」
涙目で睨むと、透は嬉しそうに破顔した。
「うん、ごめんね」
そしてまた動き始めた。
こんなに喘いでるのに気持ちよくない訳がない。それくらいに、喘ぎ声が止まらない。
本当…バカっ…
さっきよりも大きくなったそれが、気持ちよすぎてまたイってしまった。
「姉さんっ…俺も…イっていい?」
頷く。
セックスでイっちゃいけないってどんなプレイよっ…。
毒づいたけれど、喘ぎに消されて声にならない。
「んっ…イくよ…姉さんっ…姉さんっ…姉さんっ…!っ…んっ…もう…出るっ…」
動きを止めた透が、私の上で大きく息を吐いて弛緩した。身体に一気に重みがかかる。
私はこの感覚が嫌いではない。
無防備なところを晒されている気がして。
弱いところも全部、見せられているようで。
そっと透を抱きしめる。
透は弟なのに、こうしているのが幸せだと思ってしまった。
顔から手を外した透に尋ねられて目を逸らした。
「姉さん…」
促す声。
「…聞かないで」
顔が熱い。
舐めていいなんて、言える訳がない。
くすりと透が笑った。
「わかった。姉さん…」
ちゅっと、そこにキスされた。
「いっぱい舐めてあげる」
ペロリと舐められて腰が震える。
「美味しい」
そんなことを言われて、たまらなく恥ずかしい。でも、もっとして欲しい。
透が舌を動かす。
繰り返し。
…気持ちよくてたまらない。
「どんどん溢れてくるね」
恥ずかしさのあまり脚を閉じそうになったけれど、間にある透の頭を締めつけただけだった。
くすりと透が笑う。
「そんなに気持ちいいの?姉さん」
舌を中に差し込まれる。
「やぁああっ…」
首が仰け反る。
「これ、好きなんだね」
透の舌の動きが激しくなる。
「やだっ…イっちゃうっ…イっちゃうからっ…ダメっ…!」
「イっていいよ…姉さん…」
「あっ…ぁああああっ…っ…!」
強く吸われてイってしまった。
恥ずかしくて、腕で顔を覆って隠す。
けれど透にどかされた。
「見せて。姉さんの気持ちいい顔」
男の顔で私を見つめながら、透が囁いた。声が熱い。
あ…こんなだらしない顔…透に見られてる…イったばかりの顔…
耐えきれず透の顔から視線を逸らすと、膝立ちになった透のそこが目に入った。
すっかり立ち上がったそれ。
「姉さん…もう…」
興奮した声を出す透。
それにこくんと頷いた。
「っ…いい…の…?」
身体を近づけた透に再度頷いて、了承の意を込めてもう少しだけ脚を開いた。
透の呼吸が荒くなる。
熱い先端をそこに当てられた。
先ほどまで透に舐められていたそこが、ぐちゅっと大きな音を立てた。
「…挿れるよ」
上擦った声に、もう一度頷いた。
透は、私の反応を確かめるように、ゆっくりと腰を進め始めた。もどかしい刺激に腰が揺れる。
っ…もっと一気に挿れていいのにっ…
そう思っても、そんなことはとても口に出せなくて。眉を寄せて、ゆっくりとした挿入に耐える。
「姉さん、平気?嫌じゃない?」
尋ねる透にコクコクと頷く。
わざとやっているのかと思うほど、ゆっくりと。まるで焦らしているかのようにゆっくりと。透のものは挿入ってくる。
でも、真剣な顔の透に意地悪しているような意図は見えなくて。
ぎゅっと眉を寄せてただ耐える。
コツンと、やっと奥に当たった。
やっと奥まで挿入った。
安堵の息を吐いた口から、切なげな声が漏れる。
透が私の顔を凝視した。
「気持ちいいの?姉さん」
興奮にかすれた声。
カッと顔が熱くなる。
答えられずに顔を背けた。
「…続けても、いい?」
今度の囁きには、こくんと頷いた。
抽送が開始された。
透の気持ちよさそうな吐息。
「姉さん…っ…好きだよ…姉さん…っ…」
だんだん速くなっていく。
「姉さん…姉さんっ…好きっ…好きだよ…好きなんだ…俺っ…本当に…姉さんがっ…」
かき混ぜられる中が気持ちよくて、繰り返される言葉が嬉しくて。頷き返す。
「うん…透っ…うんっ…」
「凄く気持ちいい…姉さんの中…凄く…」
熱く囁かれて、中が透のモノを締めつける。
「姉さんは…?姉さんはちゃんと気持ちいい?俺にこうされて気持ちいい?」
そんなこと答えられないと口をひき結ぶと、透は少し不安そうに囁いた。
「教えて…お願い…姉さん…」
…そんな声を出すのはズルい。
「………気持ちいいわよバカっ…」
真っ赤な顔で呟いた。
目なんて合わせられる訳もない。
透がいきなり奥を強く突いた。
「本当っ…?…姉さん…本当っ…!?」
そのまま何度も激しく突かれる。
激しすぎて言葉にならない。
弱くされたって答える気なんてないけれど。
そう思った途端、透が動きを止めた。これでは「激しすぎて答えられない」なんて言い訳はできない。
「姉さん…本当に?」
見下ろす透が、返事を要求する。不安そうな顔で。
…その顔もズルい。そんな顔されたら、答えない訳にはいかないじゃないっ…
「しつこいわよ、バカっ…」
涙目で睨むと、透は嬉しそうに破顔した。
「うん、ごめんね」
そしてまた動き始めた。
こんなに喘いでるのに気持ちよくない訳がない。それくらいに、喘ぎ声が止まらない。
本当…バカっ…
さっきよりも大きくなったそれが、気持ちよすぎてまたイってしまった。
「姉さんっ…俺も…イっていい?」
頷く。
セックスでイっちゃいけないってどんなプレイよっ…。
毒づいたけれど、喘ぎに消されて声にならない。
「んっ…イくよ…姉さんっ…姉さんっ…姉さんっ…!っ…んっ…もう…出るっ…」
動きを止めた透が、私の上で大きく息を吐いて弛緩した。身体に一気に重みがかかる。
私はこの感覚が嫌いではない。
無防備なところを晒されている気がして。
弱いところも全部、見せられているようで。
そっと透を抱きしめる。
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