1 / 2
プロローグ:勇者になりたい
剣の素質のない剣士
しおりを挟む
「どうして君は教えた事も出来ないんだ!!」
「...ごめんなさい...」
教官はため息をつくと「もういい」と言い残してその場を去った。
「また叱られたのか?ハロルド」
「エドには...関係ない...」
ハロルドの事を気にかけるエドをどかし、寮へ戻った。
「はぁ...僕はどうしてこうも...剣の才能が無いんだろう...」
ハロルドは自分の才能の無さに嘆いていた。そんな中コンコンと部屋の扉が叩かれた。
「今開けます...」
気だるそうにハロルドは立ち上がり部屋の扉を開けた。
「急にごめ...どうしたのまたそんなしょんぼりした顔して」
「なんだ...エマか...エマもすごい不安そうな顔してるじゃん...」
「エドからハロルドの様子がいつもと違うから見て来てやってくれーって言われたから不安で...また才能がないとかで教官に叱られたんでしょ...?」
ハロルドはエマにまた自分の剣の才能が無い事で叱られている事を知られている事をを知ってガクッと膝を落とした。
「ごめん...僕は...僕が...こんなんで...」
膝を落とし泣き始めたハロルドにエマは寄り添うように屈んだ。
「大丈夫。勇者になれなくたってハロルドはハロルドだし、私はハロルドと一緒にいる事が不幸だなんて思ったりしないよ。」
ハロルドが顔を上げるとエマはニコッと微笑み抱きしめた。
「勇者になりたいって夢を私は知ってる。ハロルドが血のにじむような努力をして、剣士になった事も知ってる。才能なんか無くても、ハロルドは剣士になれてるんだから勇者にだってきっと...いや必ずなれる。だからもう才能が無い事を嘆かないで。」
ハロルドはエマからそっと離れた。
「ありがとう...でも...扉のとこでこんな話しないでよ...恥ずかしい...」
エマは寮の通路でハロルドを抱きしめた事や慰めていた事が周りに見られていたかと思い、赤面した。
「あっ...ちょっ...もう!先に言ってよバカ!!」
「はは...ごめん...」
「もう大丈夫そうだね。ハロルドならきっとすごい勇者になれるよ。」
「わざわざありがとう、エマ。明日からまた頑張るよ。」
「うん!頑張ってね!」
そう言うとエマは小走りで自分の部屋に戻った。ハロルドは扉を閉め、腕を額に当て、扉によりかかった。
「はぁ...もっと...もっと強くならなきゃ...」
ハロルドは体の力を抜き、扉に寄りかかったまま装備の置いてある棚を見る。
「...ダンジョン...行かなきゃ」
「...ごめんなさい...」
教官はため息をつくと「もういい」と言い残してその場を去った。
「また叱られたのか?ハロルド」
「エドには...関係ない...」
ハロルドの事を気にかけるエドをどかし、寮へ戻った。
「はぁ...僕はどうしてこうも...剣の才能が無いんだろう...」
ハロルドは自分の才能の無さに嘆いていた。そんな中コンコンと部屋の扉が叩かれた。
「今開けます...」
気だるそうにハロルドは立ち上がり部屋の扉を開けた。
「急にごめ...どうしたのまたそんなしょんぼりした顔して」
「なんだ...エマか...エマもすごい不安そうな顔してるじゃん...」
「エドからハロルドの様子がいつもと違うから見て来てやってくれーって言われたから不安で...また才能がないとかで教官に叱られたんでしょ...?」
ハロルドはエマにまた自分の剣の才能が無い事で叱られている事を知られている事をを知ってガクッと膝を落とした。
「ごめん...僕は...僕が...こんなんで...」
膝を落とし泣き始めたハロルドにエマは寄り添うように屈んだ。
「大丈夫。勇者になれなくたってハロルドはハロルドだし、私はハロルドと一緒にいる事が不幸だなんて思ったりしないよ。」
ハロルドが顔を上げるとエマはニコッと微笑み抱きしめた。
「勇者になりたいって夢を私は知ってる。ハロルドが血のにじむような努力をして、剣士になった事も知ってる。才能なんか無くても、ハロルドは剣士になれてるんだから勇者にだってきっと...いや必ずなれる。だからもう才能が無い事を嘆かないで。」
ハロルドはエマからそっと離れた。
「ありがとう...でも...扉のとこでこんな話しないでよ...恥ずかしい...」
エマは寮の通路でハロルドを抱きしめた事や慰めていた事が周りに見られていたかと思い、赤面した。
「あっ...ちょっ...もう!先に言ってよバカ!!」
「はは...ごめん...」
「もう大丈夫そうだね。ハロルドならきっとすごい勇者になれるよ。」
「わざわざありがとう、エマ。明日からまた頑張るよ。」
「うん!頑張ってね!」
そう言うとエマは小走りで自分の部屋に戻った。ハロルドは扉を閉め、腕を額に当て、扉によりかかった。
「はぁ...もっと...もっと強くならなきゃ...」
ハロルドは体の力を抜き、扉に寄りかかったまま装備の置いてある棚を見る。
「...ダンジョン...行かなきゃ」
0
あなたにおすすめの小説
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
ブックマーク・評価、宜しくお願いします。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる