私と婚約破棄して妹に乗り換える?止めておいた方が身のためですよ?いえ、嫉妬ではなく知らない仲でもないので、忠告したまでです。

仰木 あん

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第1話

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最近なんだか私の周りの様子がおかしい。

妹のソフィアと婚約者のハルト侯爵がなにやら私に内緒で密会してるみたいだったので、ハルト様に問いただしてみた、そうしたら…

「マリア、すまない!君との婚約を破棄させてくれないか?」

「はい?な、何をおっしゃっているのですか?結婚式は3ヶ月後ですよ!」

「ああ、そうだね。ここまできて……と君も思うよね。すまない!だけど、私には大切にしたい人がいるから、その人と結婚式をあげるので、心配はしなくて大丈夫だよ。」

え、え、この男は何を言っているんだ?理解が追いつかない!

「そして、相手は君の妹だから、両家の問題も無いわけだ。だから、君がおれてくれれば全て丸く収まると言うことだな。」

「は、はぁ。」

こ、この男、マジか?どんだけ頭のなかがお花畑なんだ?しかし、こんなことを言っていても、もう元婚約者、一応忠告はしておこう。

「あ、あの~、本当にソフィアで良いんですか?大丈夫ですか?」

「ん?そうか、そうか、僕と離れがたいからそんなことを言うんだね……大丈夫!君が僕をそこまで想っていてくれるなら、君を第二婦人として迎えいれても良いんだよ。」

こいつ、ここまでくると憐れにも思えてきた…

「いえ、遠慮しておきます。そんなにソフィアの事を愛してらっしゃるなら、お二人は幸せになれると思いますので、そこに私が邪魔することはできません……」

「ふふ、そんなに遠慮しなくても良いんだよ?」

「いえ、ではこれで…失礼致します。」

マリアはすぐに実家に帰り、荷物をまとめて旅に出る。

『捜さないで下さい』との置き手紙をおいて……


~~~数ヶ月後~~~

「い、いぎゃ~~!はっ、ふっ、はっ、ふっ、はっ、ソ、ソフィア、も、もう止めてくれ!」

「い~え、ハルト様!まだまだ責めたりません!」

「ひぎゃ~~!」

「ふ、ふ、ふ、ふ、ふ、安心して下さいね。どんなに責めても私の治癒魔法で治して差し上げますから!」

「ぐぁ~~!そう言う事ではなくてだね~~!」



「ふう、今頃あの二人は幸せに暮らしているかしら?ソフィアはハードなサディストだから……まぁ、ハルト様はソフィアを愛しているんだから受け入れてるわよね♪私が間に入ったらホントに邪魔だもの♪」






















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