【完結】結婚してから三年…私は使用人扱いされました。

仰木 あん

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九話

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ジュリエッタはライアンと共に、ガブリエル、アリシア、の家を訪ね、ウィリアム神父のいる教会に集まると、
ジュリエッタが、

「皆さん、お手数をおかけして申し訳ありません。これから皆様のお力をお借りして、屋敷を見に行きますので、どうぞよろしくお願いいたします。」

と、頭を下げる。
それを見たアリシアは、

「なぁに、こう言う仕事のためにこの村に呼ばれたんだからね。といっても、今まで魔物も特に湧かなかったし、する事も無かったけどね。それに、ジュリエッタ、私はあんたの親父さんのオリビエには大変世話になったんだよ。それをこうして還せるんだ。何もそんな頭を下げなくて良いよ。」

ガブリエルは、

「ふぁ、ふぁ、ワシの魔術をまた、活かせる場が来るとはね……。まぁ、魔力が衰えても使い方だと言うことを見せてやるさ。」

ウィリアム神父は、

「微力ながら私も加勢させていただきます。」

頼もしい村人の顔を見渡し、ライアンは、

「皆、集まってくれてありがとう。これから向かうライオネル子爵邸には、三人組であるとはいえ、王国の騎士でもあったアルフレッドを簡単に倒したと聞く。無いとは思うが、油断せずに皆でこの危機を乗り切ろう!」

なんだか、リーダー的なことを言うライアンに、ガブリエルとアリシアから、

「「お前がいつの間にリーダーになったんだ!!」」

声を揃えた突っ込みの後に、
ウィリアム神父から、

「まぁ、まぁ、お二人とも落ち着いて下さい。」

「「落ち着いとるわ!!」」

声を揃えて突っ込みをいれる二人の老人の姿にジュリエッタは少し笑みを見せる。
そんななか、ウィリアム神父がライアンに向き直り、

「でも、ライアンさん、このような状況に、テンションが上がるのは分かりますが、落ち着きましょう。何よりも、賊が居ないことが一番なんですし、争うことがメインでは無いんですよ。」

冷静な言葉をかけられ、ライアンは頭を掻きながら、

「ああ、そうだな……なんだか戦いに赴く前提で…すまん。」

ライアンの言葉を聞き、ウィリアム神父は微笑み、

「わかっていただければ良いんです。さて、ジュリエッタさん、お願いいたします。」

「え?私?あ、あの皆さんのお力をお貸しください。私が怖がりなばかりに、ご迷惑を……。」

戸惑うジュリエッタにウィリアム神父は、

「ジュリエッタさん、皆さんは貴女の事を大切に思っていますからそんなにかしこまらなくても良いんですよ。」

ジュリエッタは深呼吸して、

「は、はい、皆さんでは私の屋敷に一緒に来てください。」

こうして四人の頼れる村人を連れて、ジュリエッタは屋敷へと向かうのだった。
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