幼馴染みはいつだって、負けヒロイン。

ららいらい

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すれ違いは後悔の始まり

日々の変化

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 俺、鈴木結愛(通称ゆう)と川村宗一郎(通称そうちゃん)はいわゆる幼馴染みというやつだ。
小さい頃から幼稚園も、小学校も、中学校も、ずっと一緒で、高校生になった今もこの、第三高校に一緒に通っていた。
 二年生に進級した直ぐのある春の晴れた日。
そうちゃんから「今日、話したいことがある」というLINEが届いた。放課後に、場所は、よく友達といくファミレス、「OK」のスタンプを押して返信した。
 放課後、委員会がある宗一郎を置いて先にファミレスに着くと客の中に見知った顔が見えた。
「錬じゃん、どしたの?」
「話があるって言われて来た、宗一郎は?」
「そうちゃんは委員会あるからちょっと遅れるって」
「集まってもらってて待たせるんかい」
と苦笑する体格のいい男、コイツは錬、中学二年の頃、ゲームの話題で俺とそうちゃんと意気投合し、仲良くなった大切な友達だ。出会った頃は俺より小さかったが三年の終わりに急成長を遂げ、今では俺より頭一つ分でかい。
「今日、何の話だろう?」
「え、俺てっきり二人が付き合う報告かと」
「やかましいわ」
なんて冗談を言っていると
「おまたせ~!」
と間の延びた声がする。
「まったく…宗一郎、遅いぞ」
「罰としてポテト奢れー」
「ごめんごめん許してちょ」
手を合わせて軽く謝罪する男、彼が宗一郎だ。 ここまでだったらいつもと変わらない光景だが、今日は違った、そうちゃんが女の子を連れてきたのだ。
「その子、誰?」
そう切り出したのは錬だ。
「今日はこの話をしに来たんだ」
と、いうと一息置いて俺たちに向かってこう言い放った。
「聞いてくれ!俺、彼女ができたんだ!」
笑顔で、喜びに満ちた声で。



▼▼▼



そうちゃんが女の子を連れてきた時から、薄々そんな予感はしていた、友人としては嬉しかったが何故か少しショックだった。
「俺の彼女だから二人にも紹介したくて」
「はっ…はじめまして!中村水樹と申します!」
ショートカットの整った顔立ちの少女だ。礼儀正しくて良い子そうだ。
「結愛です、よろしく」
「…」
俺は笑顔で挨拶をするが、まさかの錬、無視。 彼女さんが泣きそうな顔に…
「おいおい錬、俺に先に彼女ができたからって不貞腐れるなって」
「そうだよ錬」
「…錬、よろしく」
錬が挨拶をしてホッとする、あやうく泣かせるところだった。
「結愛さんに…錬さんですね!よろしくお願いします!」
「二人とも、水樹は一年生だからなんかあったら教えてやってくれ」
「「わかった」」
その後は二人の出会い話を聞かされた、あまり聞いてて楽しくはなかった。
「今日はありがとうな、日も暮れてきたし今日はもう解散!!」
こうしてそうちゃんの彼女紹介会は終わった。
と思ったが
「結愛、ちょっと話あるから後いいか?」
水樹ちゃんとそうちゃんが店内からでたのを確認してから錬が話し始める。
「結愛、どう思った?」
「どうって…礼儀正しいし、良い子だと思うよ」
錬が首を横に振る、ちがう、ちがうと。
「そうじゃなくて、宗一郎に彼女ができて、どう思った?」
「え?」
錬からこんなことを聞かれるなんて思ってもみなかった。
「ーーそうちゃんが嬉しいなら俺も嬉しいかな」
遊ぶ時間が減るのはちょっと寂しいけど。
「そうか…」
錬は納得してはいない様子だが、
「急な質問に答えてくれてありがとな、じゃあ俺も帰るわ」
席を立ち、店内から出ていった。


ーーーーー俺も今日はもう帰ろう。




▼▼▼



「ただいまー」



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