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〜〜央クラス〜〜 浅葱の場合 『キス』
しおりを挟む「・・・央さんは・・・・?」
今夜も央さんに抱いてもらえると喜んで寝室に入った俺を待っていたのは、静華さんだった。
「今夜は央先生とセックスする前に、僕と楽しもうよ。」
彼の言葉に耳を疑う。
いや違う、とすぐに思い返した。
静華さんは人を揶揄うのが好きで、俺はその対象として気に入られている自覚があったから。
「どっちがいい?僕に突っ込まれるのと、突っ込むの。」
とりあえず診察台に乗って、と彼は寝室の一角にある、無機質な機械を指差した。
「静華さん・・・その冗談、全然面白くないんだけど・・。」
彼にキスされた感覚が、ふと唇に蘇ってきてたじろぐ。
俺が好きなのは央さんで、彼以外とセックスするなんて冗談でも想像できない。
「そんなに嫌な顔されちゃあ、さすがの僕も傷つくなぁ。」
近づいてきた彼が俺の頬に触れた瞬間、身体が固まってしまった。
彼は本気だ、そう気付いたから。
身体がいうことを聞かない。
静華さんの唇が、俺の唇に優しく重なった。
(やっぱり・・この前のキスと・・・同じだ・・・)
唇が、彼の唇の感触を覚えている。
「や・・やめろ・・・・ッ!!」
彼を突き飛ばして、腕で唇を拭う。
「勘違いしないでね。これは治療だよ?僕にキスされたら、身体が熱くなるんじゃない?」
彼のいう通り、俺の身体は急激に熱くなり、足がふらふらとおぼつかなかった。
倒れそうな身体を診察台に預けると、静華さんは楽しそうに笑いながら俺を見下ろす。
「君は僕のお気に入りだから、選ばせてあげるよ。僕に挿れたい?それともいつも央先生にされてるみたいに・・挿れられたい?」
(央さん以外の人となんて・・・絶対やだ・・・・っ!!)
冷静になれと自分に言い聞かせながら、すでに反応している自分の身体に戸惑う。
静華さんは俺の身体を診察台に押し倒すと、もう一度深くキスをした。
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