【※R-18】ドクターだってエッチしたい!

aika

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脳外科医

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冴島さえじまのことが頭から離れなかった。
ふと気を抜いた時に、あのロッカールームでの彼の言動が思い出され、身体がうずく。

何を考えているのか全くわからない男。
俺の尻を掴んで挑発してきた、男らしく荒っぽい彼の手の感触が忘れられなかった。

同僚だが、特別深い話をしたことはない。
医者は変わり者が多いとよく言われるが、脳外科はさらにその割合が高い気がする。
普通の人間の心理で彼の心を探ってみても、意図は全く感じ取れなかった。

あれから顔を合わせるたびに心拍数が上昇し、俺だけが気まずい思いをしている。
彼は何もなかったように、いつもと変わらぬ様子だった。


♢♢♢

先日と同じシチュエーション。
ロッカールームで、手術後の着替えをする俺と冴島。

パブロフの犬みたいに、俺はすでに勃起しそうなほどこの状況に興奮していた。

彼の低い声。俺を脅すように吐き出された彼の言葉。
あの日、欲望を持て余して、冴島のことを考えながら何度か抜いた。

「そんなに物欲しそうに見るなよ。」
「へっ・・・・・!?」

(バ・・・バレた・・・・・!?)

確かに物欲しそうに冴島を見ていた。認めざるを得ない。


「そんなに俺に痛ぶられたいのか?」

さっきまで普通の顔をして着替えていた彼のセリフとは思えない。

(オンオフのスイッチどこにあんだよ、こいつ・・・・・!?)


いつの間にか彼の声は低く、目は敵でも見るように鋭く厳しいものに変わっていた。


「俺と、ヤりたいの?」

「ち・・・ちが・・・っ」

「そうか?もう勃ってるみたいに見えるけど?」

股間を指さされ、俺は赤面する。


「上と下どっちがいい?俺はどっちでもイけるけど。」

冴島は、仕事の打ち合わせでもするような口調で言う。


「な・・・っお前・・・」

「楽しもうぜ。王寺先生。」


彼の目を見てゾクリ、と背筋が冷たくなる。

俺の本能がこの男を危険だと認識し、恐れているのだ。


パタン、と彼がロッカーを閉める音が、室内に響き渡った。



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