【※R-18】私のイケメン夫たちが、毎晩寝かせてくれません。

aika

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『同じ苗字になった日』

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「お前がまゆを好きになる気持ちはわかる。繭は最高の妻だし、最高の女性だ。好きにならないはずがない。」

煌大こうだいの言葉に、感動と気恥ずかしさが同時に襲ってきた。

「全く同感だ。初めてお前と意見が合ったな。」

りょうは苦笑しながら、煌大と拳を合わせる。

(イケメン同士の和解・・・♡なんて尊いの・・・・♡二人とも私の旦那様だなんて・・・あぁ幸せ・・・・♡)

「俺は新しい夫なんて、絶対反対だった。繭は俺だけのものにする予定だから、いずれアンタも排除する。」

歯科医の夫、真琴まことは敵意むき出しでそう宣言する。

「真琴、みんなで話しあって決めたことだろ。あ、凌さん気にしなくていいから、こいつ俺らにもいつもこんな態度だし。」

幸せな雰囲気をぶち壊す問題児の一言に、桜雅おうががすかさずフォローを入れた。

「うちはみんな仲が良いですけど、繭を独占したいって気持ちは少なからずあるので・・・仕方ないですよね。」

しずくが苦笑しながら、夫の心情を代弁してくれる。

「俺も先月引っ越してきたばかりなんです。仲良くしてください。」

19歳の夫、カメラマンの陸都りくとは、相変わらずの人懐っこさで歩み寄った。

「家族に迎えてもらえて、嬉しいよ。これからよろしくな。」

今日我が家に届いたばかりの書類に「折原おりはら 凌」と書いてあるのを目にしてくすぐったい気持ちになる。

志方しかたさん、と呼んでいた彼が、私と同じ苗字になった。


♢♢♢


「志方さん、」

片付けを手伝おうと彼の部屋を訪ねて、思わずいつものように苗字で呼んでしまう。

「繭、俺は今日から志方じゃなくて、折原だぜ?」

ふっと優しく微笑んだ彼の瞳には、今はもう寂しい色は浮かんでいなかった。

「えっと・・・じゃあ、凌・・さん・・・?」

「凌でいい。」

彼が私の手を取って、耳元で甘く囁く。

「ひゃ・・・っ・・・わ、びっくりした・・ぁ・・・」

驚いて変な声を発してしまった。

「繭、可愛い。」

至近距離でじっと見つめる彼の瞳があまりに熱くて、身体が疼く。
触れることが許されなかった、あのアトリエでの興奮が一気に身体に蘇ってきた。

「凌・・・っ・・・私・・、」

「そんな可愛い態度取られたら・・・すぐに食っちまいたくなる。」

私の額に唇を寄せた彼の胸に、思い切り抱きついた。

「ずっと・・・凌に・・・こうやって抱きしめてもらいたかった・・・」

優しく私の背中に手をまわす彼の体温、香り、たくましい身体の感触。
彼が私の夫になった実感を、全身で感じたい。

お互いの体温を味わい離れがたくなった私たちは、しばらくそのまま抱き合っていた。

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