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せフレと下僕、どっちがいい?② ※R-18
しおりを挟む数ヶ月後、僕は思わぬ人間と再会を果たした。
「あれ、お前。吉野、だよな?」
「・・・・た、高倉・・・君・・・?」
海外支社から戻ってきた課長として紹介されたのは高倉正臣。彼だった。
高身長。広い肩幅。
ガタイの良さは、スーツの上からでもはっきりとわかる。
筋肉質の鍛えられた身体。黒髪はジェルで撫でつけられて艶を放っている。
人目を惹く大人の男。
「え・・?吉野、知り合い?」
木下が驚いて僕と高倉君の顔を交互に見つめる。
僕は中途採用でこの会社に転職してきた。
まさか高倉君が同じ会社の課長として目の前に現れるなんて。信じられない気持ちだった。
高倉君は僕を見て、不敵な笑みを浮かべる。
僕はその顔を見てゾクリ、と背筋が震えるのを感じた。
彼の顔はあの頃と変わらず、心底楽しそうに僕を見下していたから。
♢♢♢
「吉野、お前まだ残ってたのか。」
デスクがずらりと並んだ広いフロアに一人、PCに向かっていると背後から声が飛んできた。
高倉課長がいつの間にか、すぐ後ろに立っている。
僕の仕事は遅い。「グズ」とか「ノロマ」とか言っていた同級生たちは、意地悪ではなく僕の特性を見抜いていたに過ぎない。
仕事をしているとそう実感することが多かった。
「は・・・はい、まだ仕事が終わらなくて。」
「相変わらず、グズだな。」
「す・・すみません。」
あぁ、懐かしい。
この感覚。
高倉君に罵られることは、僕にとって快感に他ならなかった。
「なぁ、吉野。お前、」
耳元で高倉君の低い声が響く。
肩を強い力で掴まれた。
「お前、俺の言うこと聞くのが好きなんだろ?」
ぞわっと、背中に快感が走り抜ける。
思わず「好きです!!」と白状してしまいそうになるほど、僕は彼の高圧的な態度にときめいてしまった。
「昔から俺に命令されるのが好きだったよなぁ?お前。」
彼の支配は中学を卒業するまで続いた。
別々の高校に行き、彼が居ない生活になってから初めて気付いた自分の性癖。
「その仕事はもう終わりにして、俺に付き合え。」
彼の命令には従うしかない。
課長のデスクは、フロアの一番奥の一角。
ガラスの壁で仕切られた空間。ブラインドをおろすと外側から部屋の中は見えない。
豪勢なソファー椅子に座った高倉君の股間に顔を埋めながら、僕は久々に激しい興奮を感じていた。
「おら、もっと舌使えよ。下手くそ。」
頭を掴まれて喉の奥深くまで彼のモノを突っ込まれる。
ゲホゲホと大袈裟に咳き込むと、彼は満足そうな笑みを浮かべた。
「いい顔してんな。お前。」
「高倉・・・課長・・・ッ・・」
涙目になりながら彼を見上げると、彼は僕の股間を足で踏みつける。
「その顔。たまんねぇわ。」
「うあ・・っ・・・・痛・・・っ」
「それがイイんだろ?俺に命令されたいって、認めろよ。」
彼にはなんでもお見通しだった。
小学生の頃から、僕の性癖は変わっていないのだろう。
認めざるを得ない。
「高倉君に・・命令されたい・・・です・・・」
そう口にしたら、あまりの興奮で射精してしまった。
僕は変態だ。
「う・・・っ・・・あ・・・」
後ろから高倉君に突っ込まれて、喘ぎ声が抑えられない。
彼の大きなペニスで乱暴に身体を貫かれる快楽に、たまらなく興奮している自分がいる。
「俺に突っ込まれてイキたいか?」
彼は僕を虐め倒すのが上手い。
絶頂に上り詰めそうになると、腰の動きを緩めて、僕の快感をコントロールしている。
簡単にはイかせてくれない。
射精しそうになると、絶妙なタイミングで彼が動きを止める。
「イ・・・イキたいです・・・っ・・・う~~っ、あ、お願い・・・」
僕の興奮は絶頂に近い位置でずっと焦らされたままだ。
イかせて欲しい。
彼に最奥を激しく突かれて射精する自分を想像しただけで、射精してしまいそうになる。
あぁ、早く。
「じゃあもっと、俺を興奮させてみろ。」
僕はもう、我慢の限界だった。
自分でお尻を鷲掴みにして秘部を広げる。
「一番奥に・・・高倉君の・・・熱いの・・・いっぱいください・・・!」
高倉君がふっと鼻で笑うのが聞こえた。
「あ~~・・う~~っ、あッ、あっ・・・イイ・・・高倉・・くんぅ・・・」
彼が激しく僕の奥深くに突き立てる。
遠慮の無い乱暴な打ち付けに、痛いのと気持ち良いのと興奮で僕はわけがわからなくなる。
「おら・・・イけよ。変態野郎・・・!!」
パシン、と激しくお尻を叩かれて、僕の興奮は絶頂に達してしまった。
「あ、あ、あ~~~っ、イク・・・っ!!」
「・・ッ・・・イクぞ・・・!!」
激しいピストンの後、僕の奥深くにグッと腰を打ち付ける。
ズルリ、とペニスを引き抜くと、彼は僕のお尻に熱い体液を大量に放った。
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