【※R-18】αXΩ 懐妊特別対策室

aika

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シオンとライマ

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「シオン先生。もうすぐ外来の時間ですよ。」

黒髪短髪の少年が、診察台に寝そべっている大柄な白衣の男に声をかける。
その少年は、書類を見ながら器具や消毒液を用意して、慌ただしく動き回っていた。

奥の診察台の上で仮眠を取っていた医師は、起き上がって大きな伸びをする。
腰まであろうかという長い髪にはゆったりとしたウェーブがかかっていた。特徴的な容姿の男。
彼はラムダ性を持つ医師だ。名前はシオン。

エピゾシティの秘密機関、懐妊特別対策室の医師として働いている。
テキパキとした少年は、ミュー性をを持つ看護師。名前はライマ。

二人は長年のパートナーだった。


「う~ん・・・もうそんな時間か。」

「先生。朝一で新しい患者さんが来るってこと、もちろん覚えていますよね?」

ライマの背筋はいつもシャキッと伸びている。
ミューは幼さを残したままの身体、顔つきをしているという特徴があるが、ライマは他のミューと比べると少し大人びて見えた。
彼の性格がそうさせているのかもしれない。

適当で大雑把、豪快な性格のシアン医師が、伸び伸びと働けるのはライマの支えがあるからだ。


「今回の患者さんは、どんなカップルだったかな。」

シオンはようやく医師のデスクに向かい、準備を始める。






「オスカーさんと、テオさんです。黒縁メガネをかけた背の高い気難しそうな印象のオスカーさんと、ふわふわした茶色いウェーブヘアの癒し系、テオさんのカップルですよ。」


「お~思い出した。さすがライマ。」

「やめてください。」


シオンがライマの腕に触れて引き寄せようとすると、彼はピシャリと手を打った。


「相変わらずつれないなぁ。お前は。」

「これから治療開始ですよ。」



彼は事務的にそう言うと、診察室の扉を開けた。



「オスカーさん、テオさん。診察室へどうぞ。」



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