Ruler 。

HAMUKO

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仕返し。2。

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 11.18.金((さてと。次は女子。また代表1人のパターンにしようか。実際自分に手を下していたのは中寺だけだし。僕をイジメた罰だよ。中寺。))

「昨日のは随分えげつないじゃないっすかー稔っち!」

シロは稔が力を使うたび嬉しそうだ。

「で?今日は?何するの??ねね!」

「いわねぇよ。」

「ちぇー。」

シロのことが見えるのは無論稔だけ。小声で話している。そのうち学校に着いた。

ガラガラ…

席につくと中寺がズカズカと稔の前に立った。

「守田に一体何したのよあんた!」

「何も。」

「とぼけんじゃないわよ!」

「美緒。」

「?!誰が名前で呼んでいいって言ったのよ!」

「美緒って僕のことが好きなんでしょ?」


「は?そんなわけっ…ぁ…/////」

「どうしたの?顔が赤いよ?美緒」

「やっやめっ!ぅ…」

「なに?」

「放課後言うわよ…/////」

「じゃあ、放課後、第二理科実験室来てよ。鍵任されてんだ。」

「だ、誰にも言わないでね?/////」

席に戻っていく中寺。

((あ。いいこと考えた。中寺の親友ってたしか坂元だよな。同じ部活の。))




ガラガラ…

「高橋、?」

中寺は稔にいわれた通りに第二理科実験室に来た。

「美緒、待ってたよ。」

稔は準備室から出て美緒を迎えた。

「美緒、僕に話があるんじゃないかと思って。」

「え、そ、そんな…無いわよ。」

「へぇ。じゃあいいや。ゴメン呼び出して。僕帰るから。」

稔は部屋から出ようと戸に手をかける。

「まっ、待って!あるわよ!/////」

「…なに?」

「私、高橋のこと好きなの…大好き…/////付き合って!」

自分で仕向けたとはいえ稔は照れた。が、それを隠し、

「ごめん、僕、彼女いるんだよね。」

「え…ふ、ふざけないでよ!私みたいな美女が告ってんのよ!私と付き合いなさいよ!」

「は?美女?鏡でも見なよ。悪いけど、坂元待たせてるから、またね。」

最高の気分だ。坂元には事前に自分のことが好きになるようにしてあり、さっき付き合い始めた。それよりも最高なのはもう一つの方だが。
 稔は部屋をとっとと出て行った。中寺は信じられないといった様子で実験台に手をついた。胸ポケットから携帯が落ち、黒い画面に顔が映る。

((ほら、こんなに綺麗なカ…オ……))

 翌日、中寺は学校に来なかった。






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