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第六章 出立
五節 出立
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五節
依頼を吟味して、簡単そうな依頼をとりあえず選び、カウンターに持って行こうとした。
その時、遠くから、聞き覚えのあるグギャァアアという鳴き声と、風の轟音。そして逃げる人たちの悲鳴が聞こえてきた。その中から一際大きな鳴き声でグォォォオオオオオオ!!!という声が聞こえた。
「え、な、何?」
「・・・ゆ、ユーリさん、行ってみましょう。」
「う、うん。わかった。」
ダッシュで声の聞こえたほうに向かうと、さっきの蒼竜たちの群れとそれに交じって二回りほど大きな個体がいた。近くにいた剣を装備している人に聞いてみた。
「すいません!今何が起きてるんですか!?」
「見てわかるだろ!!蒼竜たちが攻めてきてんだよ!!もともと気性は荒くないはずなのに!しかも親玉のやつまで出てくるなんて、よっぽど誰かが刺激したんだろうよ!!」
え。
「な、なるほど・・・。」
「あいつを倒すなんて・・・相当な高ランカーじゃないと無理だろ・・・。」
「すいません、ちょっとこの子をお願いしてもいいですか?」
「え、ちょっとユーリさん?」
「え、ああいいが・・・。まさかアレを倒しに行くなんて・・・っておい、ちょっと待て!!」
「ちょっとの間、よろしくお願いします。」
多分、いや確実に刺激したのはここに入ってくる前に一匹殺したのだろう。いつもの高速移動の最高速で竜の群れのところに向かう。何人か立ち向かった人たちが親玉の尻尾に薙ぎ払われたりしているのが見えた。まず、さっきの薙ぎ払われた人達の方に注意が向いている隙に、その周りで暴れている蒼竜たちを潰す。
蒼竜の下に潜り込み、大きめの土弾を作るそれを腹に撃ち込んで、そこから5本の槍に変形。前に倒した時と同じやり方だ。今回は、槍の形を少し変えて返し付きにした。これで確実に落下ダメージも加わるだろう。それを撃ちつつ高速移動をしつつ、一匹、また一匹と倒していった。前回はアリアを抱えていたため気づかなかったが、全力で移動すれば蒼竜の突進の速度よりも早いことが分かった。追って来れば真後ろに土弾を発射して怯ませ、仰け反ったところにさっきの変異土弾を撃ち込めば倒せる。
そうして計10匹くらい狩った時、急に辺りにいた蒼竜が逃げて行った。ふと親玉の方を向くと完全にこっちがターゲッティングされていた。
「おぉーーい!!!にげ」
大声で逃げろと言ってくれた剣士を軽く尻尾で潰し、親玉の竜がこちらに勢いよく飛んできた。
グォォォォオオオォォォオォオォオォオオオオオオオ!!!!
真っ直ぐ突っ込んできた竜に向かって変異弾を撃ち込んだが、竜の撃ち出した氷塊に軽々と破壊されてしまった。ギリギリのところでなんとか突進をかわすと、身を翻してもう一度突っ込んできた。それをかわそうとすると、今度はほぼゼロ距離で氷塊を撃ち込んできた。避けようとしたが、左肩のあたりに掠って飛んで行った。反応が遅れていたら間違いなく上半身が吹き飛んでいただろう。今度は一度距離を取ると、こちらを伺っているようだ。その間に作戦を練る。目線は逸らさずに考える。こいつに勝つのはどうすべきか。ラミエルやラルフは少なくとも人だった。でもこいつは竜だ。それに今までの蒼竜のように行かないことは、最初の変異弾を撃ち込んだ時にわかり切っている。
少し経つと竜は、自分の周りに無数の氷塊を浮かび上がらせた。それを勢いよく飛ばしてきた。土壁・・・だと間に合わない!と、その時考えついたのは、爆炎を使って氷を溶かすこと。ただ、魔法で作った氷だ。並大抵の火じゃ溶けないだろう。ならば、それを溶かすほどの爆炎を生み出すだけだ。そこで思い浮かべたのは[太陽]だった。竜と自分の中間くらいにそれを設置すると、その火球の中に入った氷は溶けて蒸発して消えて行った。そして、そこに空気を送り込み火球の制御を解除すると、大爆発が巻き起こった。視界が閉ざされている間に変異弾をできるだけ撃ち込む。風で残り火をかき消すと腹部に二つ、尻尾と首に一つずつ変異弾が刺さり、今にも落ちそうな竜が出てきた。
グォォオオオオオォオォオォオォオオォオォオォォオオオオオ!!!!
最後の力を振り絞ってなのか、自分の身の数倍大きな氷塊を作り出した。それを撃ち出すと、竜はそのまま街の方に墜ちて行った。自分は飛んできた氷塊を止めるため、あのラルフを閉じ込めたときの更に何倍もの厚さと硬さの壁を作った。そしてその氷塊を受け止めると、壁から無数の棘を出し氷塊を打ち砕いた。
下に降りると、また竜がピクピクしていたので止めを刺した。これで死んだだろう。
「・・・おい・・・倒した・・・のか?」
「え?ああ、はい。なんとか。」
「「「ぅぉぉおおおおおおおおおおお!!!!」」」
さっきの竜の断末魔ともいうべき声と同じくらいの声が町中にこだました。すると、数人の冒険者の人たちが駆け寄ってきた。
「君すごいな、こんな蒼竜を倒せるなんて・・・しかもその親玉を。」
「たぶんなんだけど、君よね、あの周りにいたのを倒したのも。」
「そ、そんなことより・・・大丈夫かい?その肩の傷。」
言われて気づく肩の傷。さっきより血が出ていたことにも気づかず戦っていたみたいだ。気づいてしまうと、キリキリと痛みが増してきた気がする。
「ええ、まぁ大丈夫ですよ。こんな肩の傷なんかより、怪我人とかは出てないんですか?」
「怪我をした人はそりゃあたくさんいたけど・・・。でも、死亡者はゼロ人だよ!」
「それはよかったです・・・。いてて、あ、そういえばこのくらいの身長のちょっと細身の女の子見かけま」
「ゆぅーーーりさぁーーーん!!!!」
「あ、アリア。」
「もう!!心配させないでって言ったじゃないですかぁ!!ほんと・・・心配したんですからね!!」
「ごめん・・・。ほ、ほら、肩の傷・・・治してもらえる?」
「・・・ヒーリング・・・。」
「・・・ふぅ、ありがとう。あ、すいません。」
「いやぁ、急に飛んでいくもんだから驚いたよ。フロートが使えるのにもだけど、周りにいる蒼竜が次々と墜ちていくわ終いには親玉も墜ちるわ・・・。」
「いえいえ。ご迷惑をお掛けしてすいません。」
「迷惑だなんてそんなそんな・・・。ところで大丈夫だったかい?」
「はい、肩に少し傷を負ったくらいなので。」
「そうか・・・。ほんとに君が人間なのか疑いたくなるよ。」
「ははは・・・人間に決まってるじゃないですか~。」
「そ、そうだよな。ははは。」
その後、そこにいた冒険者たちに連れていかれ、冒険者ギルドの方に向かった。ギルドに入ると、まるでハリウッドスターが来たかのような雰囲気で迎えられた。カウンターの方まで連行されると、受付嬢の人に声を掛けられた。
「今回の蒼竜 通常種11体、大型種1体の討伐により、まず依頼達成度が1350。そして賞金が、街を防衛したことを加算して、370万オームになります。そしてランクが1から37になりました。」
「え、ああ、有難うございます。・・・っておっも!!?」
お金が入った大きな袋を渡されたのだが、これがまたくっそ重い。
「100万オーム以上の所持金のある方にお話をするのですが、ギルドでは、50万オームずつギルドでお預かりできますが、いかがいたしましょうか?」
「・・・はぁ、はぁ、それで、お願いします。」
「いくらお預かりしましょう?」
「50万ずつ・・・なら、350万で・・・お願いします・・・。」
「かしこまりました。こちらの用紙を各ギルドで提示すればお金を引き出す、又は預けることができます。」
「はぁ・・・有難うございます。」
気づくと、酒場の方からチラチラと視線を感じる。これは、こういうのでよくあるアレだろうか。
「きょ、今日は俺の奢りだァ!!・・・で、の、飲みますか?」
前半思いっきり言おうとして、思ったよりしーんとしていたせいで後半で恥ずかしくなった。が、一瞬の間をおいて、酒場からわぁああああ!っと歓声が出てきた。と、同時に、調理場の方から人が出てきた。
「君ねぇ・・・せっかく奢るんだからもうちょっと威勢よくいいなさいよ。」
「す、すいません。」
「とりあえず、そうだなぁ・・・。この人数なら・・・ざっと20万オームってところさね。」
「ああ、わかりました。なら・・・さっきのこれで。ちょうど20万のはずですから。」
「そうかい。じゃあ丁度頂くよ。ゆっくりしていきな。」
「はい、有難うございます。」
すると、さっき俺を連k((連れてきた冒険者が酒場の方にまた引っ張っていった。
「おっしゃあああ!飲むぞぉぉおおおお!!」
「ちょっともー、人のお金なんですからもうちょっと遠慮してくださいよー。」
「いやぁ、人の金で飲む酒ほどうまいものはないってな、ははははは!」
その夜は結局寝て過ごし、次の日の朝は酒場で雑魚寝していた。起きると頭がガンガンした。・・・これが二日酔いってやつか・・・。気づいたらアリアの枕になっていた。そしてアリアを起こし、港の方へ向かった。昨日の地図を何となく覚えていたので、なんとな~くで港の方に向かう。
港に着くと、大きい船から小さい船まで何艘もの船が停泊していた。受付のようなところまで行った。
「すいません、火の国に行くにはどうすればいいですかね?」
「火の国行きの船はこちらですね。料金は一人当たり25,000オームになります。」
「25,000・・・5万か・・・これでちょうど。」
「5万オームちょうどお預かりいたします。こちらがお部屋の鍵と入船券になります。航海は約7日間となります。良い旅を。」
ひらひらと手を振る受付の人を通り過ぎ、火の国行きの船に乗り込む。そして渡されたキーの部屋に入り、二人ともベッドにもぐりこんで、もう一度寝てしまった。
依頼を吟味して、簡単そうな依頼をとりあえず選び、カウンターに持って行こうとした。
その時、遠くから、聞き覚えのあるグギャァアアという鳴き声と、風の轟音。そして逃げる人たちの悲鳴が聞こえてきた。その中から一際大きな鳴き声でグォォォオオオオオオ!!!という声が聞こえた。
「え、な、何?」
「・・・ゆ、ユーリさん、行ってみましょう。」
「う、うん。わかった。」
ダッシュで声の聞こえたほうに向かうと、さっきの蒼竜たちの群れとそれに交じって二回りほど大きな個体がいた。近くにいた剣を装備している人に聞いてみた。
「すいません!今何が起きてるんですか!?」
「見てわかるだろ!!蒼竜たちが攻めてきてんだよ!!もともと気性は荒くないはずなのに!しかも親玉のやつまで出てくるなんて、よっぽど誰かが刺激したんだろうよ!!」
え。
「な、なるほど・・・。」
「あいつを倒すなんて・・・相当な高ランカーじゃないと無理だろ・・・。」
「すいません、ちょっとこの子をお願いしてもいいですか?」
「え、ちょっとユーリさん?」
「え、ああいいが・・・。まさかアレを倒しに行くなんて・・・っておい、ちょっと待て!!」
「ちょっとの間、よろしくお願いします。」
多分、いや確実に刺激したのはここに入ってくる前に一匹殺したのだろう。いつもの高速移動の最高速で竜の群れのところに向かう。何人か立ち向かった人たちが親玉の尻尾に薙ぎ払われたりしているのが見えた。まず、さっきの薙ぎ払われた人達の方に注意が向いている隙に、その周りで暴れている蒼竜たちを潰す。
蒼竜の下に潜り込み、大きめの土弾を作るそれを腹に撃ち込んで、そこから5本の槍に変形。前に倒した時と同じやり方だ。今回は、槍の形を少し変えて返し付きにした。これで確実に落下ダメージも加わるだろう。それを撃ちつつ高速移動をしつつ、一匹、また一匹と倒していった。前回はアリアを抱えていたため気づかなかったが、全力で移動すれば蒼竜の突進の速度よりも早いことが分かった。追って来れば真後ろに土弾を発射して怯ませ、仰け反ったところにさっきの変異土弾を撃ち込めば倒せる。
そうして計10匹くらい狩った時、急に辺りにいた蒼竜が逃げて行った。ふと親玉の方を向くと完全にこっちがターゲッティングされていた。
「おぉーーい!!!にげ」
大声で逃げろと言ってくれた剣士を軽く尻尾で潰し、親玉の竜がこちらに勢いよく飛んできた。
グォォォォオオオォォォオォオォオォオオオオオオオ!!!!
真っ直ぐ突っ込んできた竜に向かって変異弾を撃ち込んだが、竜の撃ち出した氷塊に軽々と破壊されてしまった。ギリギリのところでなんとか突進をかわすと、身を翻してもう一度突っ込んできた。それをかわそうとすると、今度はほぼゼロ距離で氷塊を撃ち込んできた。避けようとしたが、左肩のあたりに掠って飛んで行った。反応が遅れていたら間違いなく上半身が吹き飛んでいただろう。今度は一度距離を取ると、こちらを伺っているようだ。その間に作戦を練る。目線は逸らさずに考える。こいつに勝つのはどうすべきか。ラミエルやラルフは少なくとも人だった。でもこいつは竜だ。それに今までの蒼竜のように行かないことは、最初の変異弾を撃ち込んだ時にわかり切っている。
少し経つと竜は、自分の周りに無数の氷塊を浮かび上がらせた。それを勢いよく飛ばしてきた。土壁・・・だと間に合わない!と、その時考えついたのは、爆炎を使って氷を溶かすこと。ただ、魔法で作った氷だ。並大抵の火じゃ溶けないだろう。ならば、それを溶かすほどの爆炎を生み出すだけだ。そこで思い浮かべたのは[太陽]だった。竜と自分の中間くらいにそれを設置すると、その火球の中に入った氷は溶けて蒸発して消えて行った。そして、そこに空気を送り込み火球の制御を解除すると、大爆発が巻き起こった。視界が閉ざされている間に変異弾をできるだけ撃ち込む。風で残り火をかき消すと腹部に二つ、尻尾と首に一つずつ変異弾が刺さり、今にも落ちそうな竜が出てきた。
グォォオオオオオォオォオォオォオオォオォオォォオオオオオ!!!!
最後の力を振り絞ってなのか、自分の身の数倍大きな氷塊を作り出した。それを撃ち出すと、竜はそのまま街の方に墜ちて行った。自分は飛んできた氷塊を止めるため、あのラルフを閉じ込めたときの更に何倍もの厚さと硬さの壁を作った。そしてその氷塊を受け止めると、壁から無数の棘を出し氷塊を打ち砕いた。
下に降りると、また竜がピクピクしていたので止めを刺した。これで死んだだろう。
「・・・おい・・・倒した・・・のか?」
「え?ああ、はい。なんとか。」
「「「ぅぉぉおおおおおおおおおおお!!!!」」」
さっきの竜の断末魔ともいうべき声と同じくらいの声が町中にこだました。すると、数人の冒険者の人たちが駆け寄ってきた。
「君すごいな、こんな蒼竜を倒せるなんて・・・しかもその親玉を。」
「たぶんなんだけど、君よね、あの周りにいたのを倒したのも。」
「そ、そんなことより・・・大丈夫かい?その肩の傷。」
言われて気づく肩の傷。さっきより血が出ていたことにも気づかず戦っていたみたいだ。気づいてしまうと、キリキリと痛みが増してきた気がする。
「ええ、まぁ大丈夫ですよ。こんな肩の傷なんかより、怪我人とかは出てないんですか?」
「怪我をした人はそりゃあたくさんいたけど・・・。でも、死亡者はゼロ人だよ!」
「それはよかったです・・・。いてて、あ、そういえばこのくらいの身長のちょっと細身の女の子見かけま」
「ゆぅーーーりさぁーーーん!!!!」
「あ、アリア。」
「もう!!心配させないでって言ったじゃないですかぁ!!ほんと・・・心配したんですからね!!」
「ごめん・・・。ほ、ほら、肩の傷・・・治してもらえる?」
「・・・ヒーリング・・・。」
「・・・ふぅ、ありがとう。あ、すいません。」
「いやぁ、急に飛んでいくもんだから驚いたよ。フロートが使えるのにもだけど、周りにいる蒼竜が次々と墜ちていくわ終いには親玉も墜ちるわ・・・。」
「いえいえ。ご迷惑をお掛けしてすいません。」
「迷惑だなんてそんなそんな・・・。ところで大丈夫だったかい?」
「はい、肩に少し傷を負ったくらいなので。」
「そうか・・・。ほんとに君が人間なのか疑いたくなるよ。」
「ははは・・・人間に決まってるじゃないですか~。」
「そ、そうだよな。ははは。」
その後、そこにいた冒険者たちに連れていかれ、冒険者ギルドの方に向かった。ギルドに入ると、まるでハリウッドスターが来たかのような雰囲気で迎えられた。カウンターの方まで連行されると、受付嬢の人に声を掛けられた。
「今回の蒼竜 通常種11体、大型種1体の討伐により、まず依頼達成度が1350。そして賞金が、街を防衛したことを加算して、370万オームになります。そしてランクが1から37になりました。」
「え、ああ、有難うございます。・・・っておっも!!?」
お金が入った大きな袋を渡されたのだが、これがまたくっそ重い。
「100万オーム以上の所持金のある方にお話をするのですが、ギルドでは、50万オームずつギルドでお預かりできますが、いかがいたしましょうか?」
「・・・はぁ、はぁ、それで、お願いします。」
「いくらお預かりしましょう?」
「50万ずつ・・・なら、350万で・・・お願いします・・・。」
「かしこまりました。こちらの用紙を各ギルドで提示すればお金を引き出す、又は預けることができます。」
「はぁ・・・有難うございます。」
気づくと、酒場の方からチラチラと視線を感じる。これは、こういうのでよくあるアレだろうか。
「きょ、今日は俺の奢りだァ!!・・・で、の、飲みますか?」
前半思いっきり言おうとして、思ったよりしーんとしていたせいで後半で恥ずかしくなった。が、一瞬の間をおいて、酒場からわぁああああ!っと歓声が出てきた。と、同時に、調理場の方から人が出てきた。
「君ねぇ・・・せっかく奢るんだからもうちょっと威勢よくいいなさいよ。」
「す、すいません。」
「とりあえず、そうだなぁ・・・。この人数なら・・・ざっと20万オームってところさね。」
「ああ、わかりました。なら・・・さっきのこれで。ちょうど20万のはずですから。」
「そうかい。じゃあ丁度頂くよ。ゆっくりしていきな。」
「はい、有難うございます。」
すると、さっき俺を連k((連れてきた冒険者が酒場の方にまた引っ張っていった。
「おっしゃあああ!飲むぞぉぉおおおお!!」
「ちょっともー、人のお金なんですからもうちょっと遠慮してくださいよー。」
「いやぁ、人の金で飲む酒ほどうまいものはないってな、ははははは!」
その夜は結局寝て過ごし、次の日の朝は酒場で雑魚寝していた。起きると頭がガンガンした。・・・これが二日酔いってやつか・・・。気づいたらアリアの枕になっていた。そしてアリアを起こし、港の方へ向かった。昨日の地図を何となく覚えていたので、なんとな~くで港の方に向かう。
港に着くと、大きい船から小さい船まで何艘もの船が停泊していた。受付のようなところまで行った。
「すいません、火の国に行くにはどうすればいいですかね?」
「火の国行きの船はこちらですね。料金は一人当たり25,000オームになります。」
「25,000・・・5万か・・・これでちょうど。」
「5万オームちょうどお預かりいたします。こちらがお部屋の鍵と入船券になります。航海は約7日間となります。良い旅を。」
ひらひらと手を振る受付の人を通り過ぎ、火の国行きの船に乗り込む。そして渡されたキーの部屋に入り、二人ともベッドにもぐりこんで、もう一度寝てしまった。
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