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水はただ濡れただけでした
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日もだいぶ傾いて、太陽が地平線に隠れ始める頃、俺とノア様は盗賊狼がよく現れる街道に居た。
マシュー義兄様は護衛の方とお留守番です!
流石に将来の王子殿下のお婿さんに討伐参加は認められません!
「ガイウスが行くなら私も」と引き下がらないマシュー義兄様をお留守番させるのはとても骨が折れました。
正直に言うと俺じゃ無理だったからノア様と護衛の人達に説得して貰いました!
ひ、人には得手不得手というのがあるんですよ。
「さて!」
「さて?」
俺の発言にノア様が疑問符の合の手を入れてくれる。
「焚き火をします!疑似野営的な感じで盗賊狼を誘き出します。」
「なるほど。」
「っと、誘き出すまでも無いようですね。・・・あれ、8匹グループが2つ??」
焚き火をして干し肉を焚き火に放り投げた時点で8匹の塊の気配を左右に2つ感じた。
干し肉燃やさなくても良かったか。勿体なかったな。
「じゃぁ、とりあえず襲って来たら俺は自作の投げ玉投げるんで、盗賊狼が逃げそうになったらいい感じに囲って逃げないようにして貰えますか?投げ玉試し終えたら、次々に斬り捨てます!」
「了解っ。程々にね?」
右側から飛び出してきた2匹に向かって、火炎玉と氷結玉を投げつける。
「あ。」
「え?」
ぼわっ
パキンッ
2匹は目の前に飛んできた玉をパクっと銜えた瞬間、1匹の頭は火に包まれ、もう1匹は口先がカチカチに凍った。
2匹とも突然の事態にその場にのたうちまわりながら必死に顔を引っ掻いてもがいてる。
「ん!効き目抜群!」
近付いて双剣で頭を落とす。
もちろん風魔法で斬れ味強化は欠かせない。
「ん!斬れ味も最高!」
魔力の馴染みも良すぎるし、完璧だね!
2匹が倒されたのを見て、後ろから更に2匹が飛び出してくる。
「好戦的だねぇ!」
俺は片方に電気玉、もう片方に何となく作ってみた水玉を投げつけた。
電気玉をもろに食らった方は地面に倒れて痙攣してる。
やっぱりこれでだけで討伐はできないか。
そっちは一旦置いておいて、水玉の方は予想通りただ濡れただけでお構い無しに突っ込んでくる。
はい、水玉は却下でーす!
真っ直ぐ突っ込んで来る盗賊狼に剣を構えて、タイミングを見計らって横にズレる。
飛び掛ってくる盗賊狼の首を落とすのにいい位置に着いて。
スパンッ
下から上に振りかぶって少し押し気味に斬り上げて、首を飛ばした。
「うわぁ、容赦無いね。って言うかなんで水の作ったの?」
「火は外せないでしょ?火があったら水作るでしょ?」
「ただの材料の無駄使いにしか思えないよ?」
俺はビリビリ痺れてる1匹に近付いてスパン!と首を跳ねた。
「さて、盗賊狼に対する投げ玉の検証も終えたことですし、残りを一掃しちゃいますか!」
俺は身体強化で群れの残り4匹を、1匹ずつ双剣で討伐し、ノア様はマジックアローでもう1つの群れを一掃した。
マジックアローとは魔力で作った矢の事。
細く鋭い矢を瞬時に8本作って、それぞれの頭に貫通させてた。
スピードと正確さが半端ない!特に無駄がないのが本当に凄くて。仕留められる最小サイズの弓を一瞬で作っちゃうんだよ、凄いよね!
討伐した盗賊狼は1箇所に集めて、灰にした。
「よっしゃ、次はナマケグマだ!」
俺は気合いを入れてナマケグマの討伐に向かう。
「ナマケグマにも投げ玉使うかい?」
「いえ、投げ玉の効果は充分分かったので、さっさと討伐して帰りましょう!」
ナマケグマって毛が長くて、斬るのも大変なんだよね!
そういうのもどれくらい斬れるか試したいし!
よく出没するという農家さんの果樹に、そいつは居た。
うん、話に聞いてた通り2匹で番っぽいな。
小さい方をノア様に任せて俺は大きい方を相手にする。
敵意むき出しのナマケグマは手が届く範囲に俺が行くと、勢いよく腕を振り回してくる。
良くしなって勢いの出る腕と鋭利で固い爪のお陰で、当たったら一溜りも無さそうだ。
そういえば前は腕切り落とすにも毛が邪魔で大変だったんだよなぁ、と思い出す。
ふふふ、今度は一発で落として見せようか!!
ぼうっと剣に炎を纏わせて飛んでくる腕目掛けて刃を立てる。
イメージは毛を焼き切って身を剣で斬る感じで!
ナマケグマの腕に剣が当たった瞬間、長い毛に火が移る。そのまま燃やし切るイメージで刃周辺の火力を上げて、剣が身に触る感触が伝わってきて、風魔法に切り替えて斬れ味を最大限に上げて剣を下ろす。
ーーッ!!!!!
ナマケグマから表現出来ない叫び声が上がった。
「ふははははー!今の俺に切れないものは無い!」
俺も負けじと声を張り上げる。
そしてもう片方の腕も落としにかかる。
剣を当ててじゅわっと燃えて焦げる音がしたら、風魔法に切り替えてそのまま切り落とす。
うん、いい感じだね!
同じように、首も落としにかかる。
「う、りゃぁっ!」
勢いを付けたが、首は毛が多く、筋肉質な為か綺麗に落とせなかった。
まだ息のあるナマケグマを絶命させて、ノア様が仕留めたのと合わせて2匹一気に燃やす。
「燃えろ~燃えろ~。」
「ガイウス君。さっきから言ってる事が悪役のそれだよ?」
「え?えへへへ?」
後処理しながら2人で休憩をする。
それにしても悪役って酷いなぁ。
「でもこれでハルトの町のみなさんも暫くは安心ですね!」
「そうだね。剣の調子はどうだい?」
「最高です!こんなに使いやすくて俺に馴染むのって今までに無いですよ!」
「それじゃぁ明日は首都に帰れるね?」
「?ノア様ってこっちの方に何か用事があったんじゃないですか?」
「ん?ああ。もう終わったから大丈夫。」
「そうなんですか!?いつの間に・・・。」
「ふふふ、いつの間にかね。」
宿に戻ったらマシュー義兄様の心配性が発動してめちゃくちゃ心配された。
昨日と同じで、一緒にお風呂入って怪我してないことを確認されて、ベッドではまた抱き枕状態。
心配性って大変ね?
マシュー義兄様は護衛の方とお留守番です!
流石に将来の王子殿下のお婿さんに討伐参加は認められません!
「ガイウスが行くなら私も」と引き下がらないマシュー義兄様をお留守番させるのはとても骨が折れました。
正直に言うと俺じゃ無理だったからノア様と護衛の人達に説得して貰いました!
ひ、人には得手不得手というのがあるんですよ。
「さて!」
「さて?」
俺の発言にノア様が疑問符の合の手を入れてくれる。
「焚き火をします!疑似野営的な感じで盗賊狼を誘き出します。」
「なるほど。」
「っと、誘き出すまでも無いようですね。・・・あれ、8匹グループが2つ??」
焚き火をして干し肉を焚き火に放り投げた時点で8匹の塊の気配を左右に2つ感じた。
干し肉燃やさなくても良かったか。勿体なかったな。
「じゃぁ、とりあえず襲って来たら俺は自作の投げ玉投げるんで、盗賊狼が逃げそうになったらいい感じに囲って逃げないようにして貰えますか?投げ玉試し終えたら、次々に斬り捨てます!」
「了解っ。程々にね?」
右側から飛び出してきた2匹に向かって、火炎玉と氷結玉を投げつける。
「あ。」
「え?」
ぼわっ
パキンッ
2匹は目の前に飛んできた玉をパクっと銜えた瞬間、1匹の頭は火に包まれ、もう1匹は口先がカチカチに凍った。
2匹とも突然の事態にその場にのたうちまわりながら必死に顔を引っ掻いてもがいてる。
「ん!効き目抜群!」
近付いて双剣で頭を落とす。
もちろん風魔法で斬れ味強化は欠かせない。
「ん!斬れ味も最高!」
魔力の馴染みも良すぎるし、完璧だね!
2匹が倒されたのを見て、後ろから更に2匹が飛び出してくる。
「好戦的だねぇ!」
俺は片方に電気玉、もう片方に何となく作ってみた水玉を投げつけた。
電気玉をもろに食らった方は地面に倒れて痙攣してる。
やっぱりこれでだけで討伐はできないか。
そっちは一旦置いておいて、水玉の方は予想通りただ濡れただけでお構い無しに突っ込んでくる。
はい、水玉は却下でーす!
真っ直ぐ突っ込んで来る盗賊狼に剣を構えて、タイミングを見計らって横にズレる。
飛び掛ってくる盗賊狼の首を落とすのにいい位置に着いて。
スパンッ
下から上に振りかぶって少し押し気味に斬り上げて、首を飛ばした。
「うわぁ、容赦無いね。って言うかなんで水の作ったの?」
「火は外せないでしょ?火があったら水作るでしょ?」
「ただの材料の無駄使いにしか思えないよ?」
俺はビリビリ痺れてる1匹に近付いてスパン!と首を跳ねた。
「さて、盗賊狼に対する投げ玉の検証も終えたことですし、残りを一掃しちゃいますか!」
俺は身体強化で群れの残り4匹を、1匹ずつ双剣で討伐し、ノア様はマジックアローでもう1つの群れを一掃した。
マジックアローとは魔力で作った矢の事。
細く鋭い矢を瞬時に8本作って、それぞれの頭に貫通させてた。
スピードと正確さが半端ない!特に無駄がないのが本当に凄くて。仕留められる最小サイズの弓を一瞬で作っちゃうんだよ、凄いよね!
討伐した盗賊狼は1箇所に集めて、灰にした。
「よっしゃ、次はナマケグマだ!」
俺は気合いを入れてナマケグマの討伐に向かう。
「ナマケグマにも投げ玉使うかい?」
「いえ、投げ玉の効果は充分分かったので、さっさと討伐して帰りましょう!」
ナマケグマって毛が長くて、斬るのも大変なんだよね!
そういうのもどれくらい斬れるか試したいし!
よく出没するという農家さんの果樹に、そいつは居た。
うん、話に聞いてた通り2匹で番っぽいな。
小さい方をノア様に任せて俺は大きい方を相手にする。
敵意むき出しのナマケグマは手が届く範囲に俺が行くと、勢いよく腕を振り回してくる。
良くしなって勢いの出る腕と鋭利で固い爪のお陰で、当たったら一溜りも無さそうだ。
そういえば前は腕切り落とすにも毛が邪魔で大変だったんだよなぁ、と思い出す。
ふふふ、今度は一発で落として見せようか!!
ぼうっと剣に炎を纏わせて飛んでくる腕目掛けて刃を立てる。
イメージは毛を焼き切って身を剣で斬る感じで!
ナマケグマの腕に剣が当たった瞬間、長い毛に火が移る。そのまま燃やし切るイメージで刃周辺の火力を上げて、剣が身に触る感触が伝わってきて、風魔法に切り替えて斬れ味を最大限に上げて剣を下ろす。
ーーッ!!!!!
ナマケグマから表現出来ない叫び声が上がった。
「ふははははー!今の俺に切れないものは無い!」
俺も負けじと声を張り上げる。
そしてもう片方の腕も落としにかかる。
剣を当ててじゅわっと燃えて焦げる音がしたら、風魔法に切り替えてそのまま切り落とす。
うん、いい感じだね!
同じように、首も落としにかかる。
「う、りゃぁっ!」
勢いを付けたが、首は毛が多く、筋肉質な為か綺麗に落とせなかった。
まだ息のあるナマケグマを絶命させて、ノア様が仕留めたのと合わせて2匹一気に燃やす。
「燃えろ~燃えろ~。」
「ガイウス君。さっきから言ってる事が悪役のそれだよ?」
「え?えへへへ?」
後処理しながら2人で休憩をする。
それにしても悪役って酷いなぁ。
「でもこれでハルトの町のみなさんも暫くは安心ですね!」
「そうだね。剣の調子はどうだい?」
「最高です!こんなに使いやすくて俺に馴染むのって今までに無いですよ!」
「それじゃぁ明日は首都に帰れるね?」
「?ノア様ってこっちの方に何か用事があったんじゃないですか?」
「ん?ああ。もう終わったから大丈夫。」
「そうなんですか!?いつの間に・・・。」
「ふふふ、いつの間にかね。」
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