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久しぶりの泣き虫達
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「団長、おれっ団長が生きててよがっだれすっぐすっ」
俺は1度死んだ噂でもたったのか?
「だんぢょおっ、やっどぎで、ゔ、だざぐっ」
おっと後半何言ってるか分かんないぞ?
授与式まであと3日という日に俺はクーグゥ義兄様と護衛2人を引き連れて騎士団詰所にやってきた。
執務室のドアを開けたて、義兄様への挨拶と俺への婚約の祝いの言葉は普通だったんだけど、いや大分堪えてたのかもしれない。その後、リックステンとエディスが急に泣き出してしまって今に至る 。
そっか、考えたら1年近く経っちゃうんだね。
今日は俺が行くって事を事前に伝えてあったので、執務室に人が多い。俺が知らない顔が2つあるから執務室の新しいメンバーかな。レスト副団長とリックステンとエディス。それにミッキィとジェントルド、ニールにアラン、そして義兄様と護衛2人。うん、部屋に対して人数過多だよ。
俺がリックステンとエディスの背中を泣きやめという意味を込めてポンポン叩く。
「あー、ごめんね2人とも、中々来れなくて。」
「仕゙方゙ないでずっ魔゙力戻゙っでないって聞゙ぎましだし」
「ごゔしでっズビっ、顔゙だしてぐれだ、ずっ、だけで嬉しいですっ」
「あーあー、2人ともひどい顔。」
2人の顔をそれぞれ別のタオルでゴシゴシ拭ってあげる。
「ずびませんっ」
「あ゙りがどゔございますっ」
奥ではジェントルドがアランと一緒に静かに泣いてるし、ニールは零れてないけど目にいっぱい涙が溜まってる。
レスト副団長とミッキィは1度会いに来てくれたからか普通っぽい。新メンバーだろう2人はリックステンとエディスにちょっと引いてる感じ?
「団長、今日のご予定は?」
レスト副団長が俺に訪ねる。
行くよとが伝えたけど理由は伝えてなかったんだ。
「ああ、荷物の整理とエディスに用事があって。」
「・・・俺゙ですか?」
「うん、そう。先に荷物整理してるから話せるくらいには落ち着いて?」
暇で読んだオークの物語の主人公みたいな喋り方だなぁと思いながら、まずは上着を手に取る。
上着のポケットにしまい込んでた塗り薬を2つ出した時点でミッキィが俺に声をかけた。
「団長ぉ、身辺整理ですか?」
「へ?いや?荷物整理ですけど?あ、もしかしてミッキィが俺の後を継いでくれ」
「いや無理ですよぅ。」
「、ですよね。」
ジェントルド達に視線を送る。
無言で首を横に振られる。
次にリックステンとエディス。
「「無゙理゙です。」」
うん、仲良いね君たち。
新人執務メンバーにも揃って首を横に振られて、最後にレスト副団長、はクーグゥ義兄様とお喋り中。
ゔ、俺はまだ団長の肩書きのままか。
「いや、1年も団長不在って有り得なくない?」
「そう言われましても、団長の後を引き継げる団長なんて居ないですよぅ。」
即座にミッキィが返してくる。
「いや、やれば出来るよ?」
「やろうと思う人が居ません。」
「だって俺多分無理ですよ?」
「強さだけが団長じゃ無いですよぅ、団長。」
「でも俺これで出勤してたらいつか事故るよ?」
「うっ。それはとても困りますぅ。」
「ね?早急に誰か立てておかないと。」
あー、ミッキィが頭抱えて悩んじゃった。
でも実際団長不在が続くとあんまり良くないよね。
「レスト副団長、応接室お借りしますね。ミッキィ、薬のほとんどはここに置いていくつもりだから仕分け手伝って。エディスも。」
小さい方の応接室の机の上に上着のポケットの中身、ウエストポーチの中身を並べていき、そのまま置いていくものをミッキィに託す。「薬多すぎじゃ無いですかぁ?」とミッキィが言っていた。
「だって俺、市販のだと効力強すぎて逆に毒になるんだもん。」
俺が仕事に持ってきていたのは主に傷薬が殆ど。使用量を増やせば他の人でも効力はあるので置いていく。
「じゃぁミッキィ、こっちに置いたのは全部騎士団で使っちゃってね。」
「分かりましたぁ。ところで団長、気になってた事聞いちゃってもいいですかぁ?」
「ん?」
「この上着に縫い付けてある見た目よりたくさん入るポーチってどうしたんですか?」
「ああ。作らされた。でもそっちの才能まるっきし無くて、これ作って『お前吃驚する位才能ないな』って終わった。大きい方のショルダーバックは首都に着いた時に餞別で貰ったんです。」
「・・・へぇ。え、作ったんですか?そして頂いたんですか?え?」
この国ではこの魔法バックを作る職人は居ない。さがせばいるかも知れないけど、職人登録の中には居ないのだ。なのでこういうのバックを手に入れるには外の国から来た行商人から買うしかない。でも国内の流通量はとても少ないし、それを売り手が知っているから値段も跳ね上がっている。
だからミッキィのこの反応も理解出来る。
うん、でも今日はこの話がしたいんじゃないんだ。
「エディス、復活した?」
「っはい!」
突然名前を呼ばれて吃驚してるエディス。
「ちょっとさぁ、エディスに先生になってもらいたくって、あのね。」
そして俺は”先生”という言葉に更に吃驚してるエディスに俺が作ろうとしている物が可能か、可能ならどの魔石が対応するのか、回路、作り方など色々相談した。
「すごいすごい、エディス!ざっくりしたイメージしか無かったのに作りたいものがはっきり固まったよ!」
「恐縮です、団長。」
「行き詰まったら相談しにまた来ていい?」
「はい、是非たくさん顔を出して下さい。予定無くても、ふらっとで良いんで。もっと、来て、下さっ」
「あ~、またエディスがっ、んもぉ泣くなよぉ。」
今日のエディスは泣き虫だなぁ。
また泣いてしまったエディスが落ち着くまで待って、ジェントルド達とも言葉を交わして騎士団詰所を後にする。
「団長ぉ、また来てくださいね。」
「うん、来る来る。頻繁には来れないかもだけど。」
「あ、でも私達は3日後の授与式にも呼ばれてるのでその時また会えますね!」
「え、呼ばれてるの?もっと上の人達だけじゃないの?」
「団長知らないんですか?レスト副団長も私もジェントルドとエディスとリックステンは騎士団枠で呼ばれてるんですよぅ?」
・・・レスト副団長まで騎士団枠?っていうか騎士団枠って何!?
俺は1度死んだ噂でもたったのか?
「だんぢょおっ、やっどぎで、ゔ、だざぐっ」
おっと後半何言ってるか分かんないぞ?
授与式まであと3日という日に俺はクーグゥ義兄様と護衛2人を引き連れて騎士団詰所にやってきた。
執務室のドアを開けたて、義兄様への挨拶と俺への婚約の祝いの言葉は普通だったんだけど、いや大分堪えてたのかもしれない。その後、リックステンとエディスが急に泣き出してしまって今に至る 。
そっか、考えたら1年近く経っちゃうんだね。
今日は俺が行くって事を事前に伝えてあったので、執務室に人が多い。俺が知らない顔が2つあるから執務室の新しいメンバーかな。レスト副団長とリックステンとエディス。それにミッキィとジェントルド、ニールにアラン、そして義兄様と護衛2人。うん、部屋に対して人数過多だよ。
俺がリックステンとエディスの背中を泣きやめという意味を込めてポンポン叩く。
「あー、ごめんね2人とも、中々来れなくて。」
「仕゙方゙ないでずっ魔゙力戻゙っでないって聞゙ぎましだし」
「ごゔしでっズビっ、顔゙だしてぐれだ、ずっ、だけで嬉しいですっ」
「あーあー、2人ともひどい顔。」
2人の顔をそれぞれ別のタオルでゴシゴシ拭ってあげる。
「ずびませんっ」
「あ゙りがどゔございますっ」
奥ではジェントルドがアランと一緒に静かに泣いてるし、ニールは零れてないけど目にいっぱい涙が溜まってる。
レスト副団長とミッキィは1度会いに来てくれたからか普通っぽい。新メンバーだろう2人はリックステンとエディスにちょっと引いてる感じ?
「団長、今日のご予定は?」
レスト副団長が俺に訪ねる。
行くよとが伝えたけど理由は伝えてなかったんだ。
「ああ、荷物の整理とエディスに用事があって。」
「・・・俺゙ですか?」
「うん、そう。先に荷物整理してるから話せるくらいには落ち着いて?」
暇で読んだオークの物語の主人公みたいな喋り方だなぁと思いながら、まずは上着を手に取る。
上着のポケットにしまい込んでた塗り薬を2つ出した時点でミッキィが俺に声をかけた。
「団長ぉ、身辺整理ですか?」
「へ?いや?荷物整理ですけど?あ、もしかしてミッキィが俺の後を継いでくれ」
「いや無理ですよぅ。」
「、ですよね。」
ジェントルド達に視線を送る。
無言で首を横に振られる。
次にリックステンとエディス。
「「無゙理゙です。」」
うん、仲良いね君たち。
新人執務メンバーにも揃って首を横に振られて、最後にレスト副団長、はクーグゥ義兄様とお喋り中。
ゔ、俺はまだ団長の肩書きのままか。
「いや、1年も団長不在って有り得なくない?」
「そう言われましても、団長の後を引き継げる団長なんて居ないですよぅ。」
即座にミッキィが返してくる。
「いや、やれば出来るよ?」
「やろうと思う人が居ません。」
「だって俺多分無理ですよ?」
「強さだけが団長じゃ無いですよぅ、団長。」
「でも俺これで出勤してたらいつか事故るよ?」
「うっ。それはとても困りますぅ。」
「ね?早急に誰か立てておかないと。」
あー、ミッキィが頭抱えて悩んじゃった。
でも実際団長不在が続くとあんまり良くないよね。
「レスト副団長、応接室お借りしますね。ミッキィ、薬のほとんどはここに置いていくつもりだから仕分け手伝って。エディスも。」
小さい方の応接室の机の上に上着のポケットの中身、ウエストポーチの中身を並べていき、そのまま置いていくものをミッキィに託す。「薬多すぎじゃ無いですかぁ?」とミッキィが言っていた。
「だって俺、市販のだと効力強すぎて逆に毒になるんだもん。」
俺が仕事に持ってきていたのは主に傷薬が殆ど。使用量を増やせば他の人でも効力はあるので置いていく。
「じゃぁミッキィ、こっちに置いたのは全部騎士団で使っちゃってね。」
「分かりましたぁ。ところで団長、気になってた事聞いちゃってもいいですかぁ?」
「ん?」
「この上着に縫い付けてある見た目よりたくさん入るポーチってどうしたんですか?」
「ああ。作らされた。でもそっちの才能まるっきし無くて、これ作って『お前吃驚する位才能ないな』って終わった。大きい方のショルダーバックは首都に着いた時に餞別で貰ったんです。」
「・・・へぇ。え、作ったんですか?そして頂いたんですか?え?」
この国ではこの魔法バックを作る職人は居ない。さがせばいるかも知れないけど、職人登録の中には居ないのだ。なのでこういうのバックを手に入れるには外の国から来た行商人から買うしかない。でも国内の流通量はとても少ないし、それを売り手が知っているから値段も跳ね上がっている。
だからミッキィのこの反応も理解出来る。
うん、でも今日はこの話がしたいんじゃないんだ。
「エディス、復活した?」
「っはい!」
突然名前を呼ばれて吃驚してるエディス。
「ちょっとさぁ、エディスに先生になってもらいたくって、あのね。」
そして俺は”先生”という言葉に更に吃驚してるエディスに俺が作ろうとしている物が可能か、可能ならどの魔石が対応するのか、回路、作り方など色々相談した。
「すごいすごい、エディス!ざっくりしたイメージしか無かったのに作りたいものがはっきり固まったよ!」
「恐縮です、団長。」
「行き詰まったら相談しにまた来ていい?」
「はい、是非たくさん顔を出して下さい。予定無くても、ふらっとで良いんで。もっと、来て、下さっ」
「あ~、またエディスがっ、んもぉ泣くなよぉ。」
今日のエディスは泣き虫だなぁ。
また泣いてしまったエディスが落ち着くまで待って、ジェントルド達とも言葉を交わして騎士団詰所を後にする。
「団長ぉ、また来てくださいね。」
「うん、来る来る。頻繁には来れないかもだけど。」
「あ、でも私達は3日後の授与式にも呼ばれてるのでその時また会えますね!」
「え、呼ばれてるの?もっと上の人達だけじゃないの?」
「団長知らないんですか?レスト副団長も私もジェントルドとエディスとリックステンは騎士団枠で呼ばれてるんですよぅ?」
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