金に紫、茶に翡翠・リオンの日記

かなえ

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リオン3歳

17・ルゼルとアロン。幸せな時。

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ユリアン「あ、アロンだ!」
リオン「はい。アロンはなかよしです。アロンはルゼとおててつないで、なかよしです」
ユリアン「アロン、最近少し丈夫になってきたみたいってリゼルが言ってたけど一緒に遊んでるんだね」
リオン「はい。おにわも、いっしょにいけます」
ユリアン「じゃ、これはお庭で遊んでるところ?」
リオン「はい。これはおにわでルゼとアロンがだったときのです」
ユリアン「ん?(過去形?…不穏)」
リオンが真剣な顔になります。眉間にシワです。
リオン「このあと…ふたり…ころびました…おひざ、おけがしました……」
ユリアン「二人して泣いたのね…」
リオン「いいえ、三にんです。私もなきました。…ふえっ」
ユリアン「幸せな時を描いたらその幸せはずっと残るね。リオンは優しいね」
リオン「ルゼとアロンはにこにこがいいですぅ…うぐ…」

 ルゼルとアロンが痛そうでリオンも泣いてしまったようです。思い出しただけで泣きそうになるリオンが可愛くて仕方ないユリアンでした。

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