凶悪ハニィ

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【裏】

04

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【72】の裏です。



 無理矢理に扉を閉じ、そのまま鍵を閉める。
 と同時に、指先に激震。
「本当に知らねえんだろうな、池田!」
 人んちのドア蹴っ飛ばすなよ……なんて思いつつも、一応「聞いていますよ」の意思表示として扉を叩き返す。
「ほんとほんと。オレも心当たり探してみっから今日は帰れ、な?」
 信じるだろうか?
 ……いや、多分信じないだろうな。
 その証拠に、ドア一枚隔てたその向こうではまだ騒ぐ声が聞こえてくる。
 それを尻目に、これ以上構ってはいられないとリビングに踵を返した。

 涼二が消えた。

 そう言って政一が怒鳴り込んできたのは、ついさっきのことだ。
 あいつを家に帰したのが昨夜のこと、一夜明けてみれば涼二が姿を消したという。
 そりゃまあ政一がオレを疑う気持ちは分からないでもない……が、オレだって知らないものは知らない。
 泣くほど帰りたい家ならと帰してやったというのに、その翌日に消えるとは一体どういう了見だ。
 リビングに戻り、積み上げていた参考書を床に移しソファに腰を下ろす。
 そのまま手を伸ばすのは、勿論携帯だ。
 ほんと、持たせておいて良かったとしみじみ思わずにはいられない。
 まあ、あいつがちゃんと持ち歩いていれば、の話だけど。
 煙草に手を伸ばしながらメモリを呼び出し、コールの音を右耳に捉える。
 取り敢えず電源を切ってはいないし、電波が届かない場所にいるわけでもないらしい。
 すぐに留守録にならないということは……て、あいつは多分マナーモードとか分かっていないだろうから、それは関係ないか。
 火を点けた煙草の煙を殊更ゆっくり吸い込んで、天井に向け吐き出す。
 ゆらゆらと輪郭を失っていく煙をぼんやりと眺める。
 折角帰してやったのに、あいつは一体何を考えてんだろう。
 政一の性格からして、涼二を迎えに来るのにさくらをそのまま部屋に残してくるということはほぼ確実に、ない。
 涼二は誰もいない家に帰れたはずだ。
 あいつが望んでいた形の家に帰れたはずだ。
 それなのに、翌日にいなくなったってのはどういうことだ。
 あいつはチビだけど、誘拐されるようなぼんやりした奴じゃないから、その線はない。
 恐らくは自分の意思で何処かへ行ったんだろう。
 一体何のために?
「……」
 コールの音は止まない。
 もしかしたら持ち歩いていないのかもしれない。
 そう思った矢先に、音が止んだ。
「いまどこ?」
 訊ねた言葉に、返事はなかった。
 思わず咎めるような口調になってしまったんだろうか?
 そう思い、少し気分を落ち着けようと無理矢理に唇に笑みを象る。
「何か、政一が乗り込んできてさ、涼二出せって大暴れしてったんだけど……お前、家出してんの?」
「……兄ちゃんが?」
「ああ。叩き出したけどな」
 もしかしたら、まだドアの前で頑張ってるかもしれないけど。
 人んちの部屋の前で座り込む政一を想像すると、あまりの似合わなさに少し笑えた。
 小さく問い返してきた涼二の声は、心なしか元気がない。
 携帯片手にしょんぼりと項垂れている姿が目に浮かぶようで、それがより一層不可解だ。
 一体何だって、こんなに元気のない声をしてるんだろうか。
 家に帰れた開放感でのびのびしているだろうと思っていたのに。
「……ごめん、迷惑かけた」
「別に迷惑じゃねえよ」
 そりゃ多少は驚いたけど。
 迷惑なんてことがあるわけがない。
「で、どこいんの? 迎え行く」
 手を伸ばし灰皿を引き寄せ、その上で煙草を弾く。
 その手がそのまま止まった。
「……どこだろ」
 ぽつりとまた呟く声に、手と同時に一瞬思考も固まった。
「え、迷子になってんの?」
 それはないと真っ先に排除したが、もしかして本当に誘拐されてるのか?
 想像していた通り、やっぱり涼二は家に帰れた開放感でのびのびしていて、そこを誘拐犯に付け込まれたとか?
 唐突の失踪は不本意で、自分でどこかに移動できる立場じゃないということか?
 そう思うと流石にのんびり転がっている気分にもなれず、身を起こす。
「涼――」
「静岡くらいかな」
 名前を呼びかけた声に、綺麗に重なる声があった。
 涼二じゃない。
 ヒナだ。
「ちょっとちょっと、何で涼二がお前といんの?」
 予想外だ。
 思わず変な声が漏れたが、電話口の向こうのヒナは軽く声を上げて笑っていた。
 家に帰した涼二は翌日には姿を消して、何でか今はヒナと一緒に居るらしい。
 こりゃ一体どういうことだ?
 わけが分からず聞こえてくる音に耳を澄ませる。
「お前ら、涼二ほっぽりだして互いに夢中みたいだから、こいつは俺が貰うことにした。だから心置きなく存分にいがみ合ってろ」
「ちょ、待てよ」
 反射的に口を挟み、それと同時に違和感に気付いた。
 待てよと告げた自分の声が、電波を通してまた耳に届いてきた。
 不自然に声が反響するこの感じは……あれだ。
 頭の中に閃く単語に、思わず頭を捻る。
 ヒナの行動の意図はなんだ?
「何で話がそうなるんだよ。とにかく涼二に代われ涼二に」
 取り敢えず言葉を発してみれば、やっぱり一呼吸遅れたタイミングで電波を通じた自分の声が耳に届く。
 お陰で調子が狂って喋り辛いことこの上ない。
 けど。
「代わらねえよ。だってお前、もう涼二の手離したろ。自分から手放しておいて都合のいいところでだけ接触図ろうとするなよ。どうせ片山にだって、この携番教えてやってないんだろ。意地が悪いな」
 前もって準備していた台詞を辿るように淀みないヒナの言葉に、頭の片隅で何かが弾ける音がした。
 ヒナの意図が、分かった。
 分かったと同時に、溜息が落ちる。
 ヒナの意図は分かったが、わざわざそれに乗ってやるメリットが分からない。
 あいつは俺が気付いてないなんて思っていないだろう。
 分かっていてわざと、挑発めいた台詞でオレの言葉を誘っている。
 状況を把握出来ていないのは、おそらく涼二だけだ。
 少し考え、また少し考え、煙草に手を伸ばし新しく火を点けながら舌打ちしそうになった。
「離してねえよ。ちょい接触の時期が早すぎたって言っただけだろ。離す気なんかねえよ横取りするなよ。意地が悪いのは元からだよ悪かったな」
 こんなことを涼二に聞かせてどうするつもりだ。
 そう思いながらも一応乗ってやれば、嘲笑うようなヒナの声が聞こえてきた。
「離してるだろ、実際。昨夜じゃあなって言ってただろ。あれ、さよならって意味だろ」
「そうじゃねえよ。そのうちもっぺん捕まえに行くぞっつったらアイツまたびびるだろ」
 台無しだ。
 何のために一旦家に帰してやったと思ってるんだ。
 昨夜、嵐のように政一が涼二を連れ帰った後、ヒナはまるで独り言のように訊ねてきた。
 いいのか、と。
 あらゆる意味での「いいのか」に対し、確かにオレは「いい」と返した。
 涼二は、手を出すにはまだ子供過ぎた。
 本当はもっと、せめてあいつが高校を卒業するまで待つつもりだった。
 それが思わぬところから手元に飛び込んできて、多分オレは浮かれていたんだろう。
 後先考えずに手を出したのは失敗だった。
 人肌を覚え、女を覚えたその後で手を出すべきだった。
 あれは、そういう意味での「いい」だ。
 手放してそれっきりにするつもりなんて微塵もない。
 ただ、その手の言葉を口にすれば涼二が怯えると分かっているから、言わなかっただけのことだ。
 それをわざわざ涼二に聞かせる意図は何だ?
「また捕まえに行く気があんのかよ。あれだけあっさり手放しておいて」
「しょうがねえだろ、アイツが家に帰りたいって泣くんだから。帰してやりてえって思うのが人情だろ」
「お前の口から人情なんて言葉が出ること自体が驚きだな」
「安売りしねえことにしてんだよ。アイツは特例だ」
「それはそれは」
 上辺だけの会話は、オレもヒナもお手のものだ。
 殆ど反射的に言葉を返しながらも、頭は別のことを考える。
 本当なら、こんな言葉を涼二には聞かせたくない。
 それをわざわざ聞かせろと、無言でヒナが促してくる。
 何のために?
 ヒナはよくオレに対し「お前は秘密主義にも程がある」と呆れた口調でぼやくが、ヒナだってそうだ。
 辛いときほど口を閉ざす。
 あの時だってそうだった。
 足元ふらふらさせながらも、どうしたと訊ねる言葉に返ってくるのは「何でもない」だけだった。
 だからオレは――
「そのとっておきの人情振りかざして、ブラコンの前で堂々いがみ合って見せたわけだ。大したもんだな、お前の人情も。間に挟まれて涼二が戸惑うとは考えなかったのかよ」
「うるせえよ。手っ取り早くさくら追い出して涼二帰すには、政一突っつくのが一番だったんだよ」
「珍しく短絡思考だな。らしくねえよ。ダサすぎる」
「ほっとけ」
 戸惑う?
 頭に引っかかった単語に、また疑問符が湧く。
 涼二が戸惑っていると、ヒナは今そう言った。
 何でだ?
 状況は涼二が思う通りになったはずだ。
 それなのに、一体何を戸惑うことがあるというんだ。
 オレと政一がかち合ったところで、涼二には関係がない。
「で、お前はそれでいいのか? 片山、マジ切れしてたろ。やんちゃもほどほどにしとかねえと、縁が切れてから後悔しても遅いぞ」
「縁、ねえ……まあ、オレのことは別に良いんだよ、どうでも。政一だって知ったこっちゃねえ。アイツさえ良けりゃ、」
 通話が切れた。
 それはもう何の前触れもなく、唐突に。
 静まり返った携帯を片手に暫く頭が動かず、じっと手元に目を落とす。
 散々人から言葉を引っ張り出しておいて、言わせるだけ言わせたらさっさと切りやがった。
 そう思うと、腹から怒りが湧き上がる。
 言いたくなかった言葉を吐かせておいて、意図も知らせずぶっち切るとは何事だ。
 これでまた涼二が逃げたらどうしてくれる。
 別に何もオレは、一生涼二を雁字搦めにしたいとは思っていない。
 たとえ一月でも、一週間でも良いから手に入れたいと考えているだけだ。
 いつか手に入れる。
 一瞬だけでも良いから、涼二の全部を手に入れよう。
 あの時からずっとそう思っていた。
 それには時間が要る。
 今はまだ早すぎた。
 だからこそ家に帰してやったんだ。
 涼二が良ければ何でもいい。
 政一だってどうでもいい。
 全部が涼二に良いようになって、その間の少しの時間だけ、手に入れられればそれで良いと思っていた。
 それをわざわざ邪魔するヒナの意図が分からない。
 オレが涼二に手を出そうとして、ヒナが良い顔をするなんて端から思っちゃいない。
 だからといって、邪魔をするとは何事だ。
 閉じかけた携帯を開き直し、再度「涼二」を呼び出す。
「おい、なにいきなり切ってんだよ。散々喋らせやがって、なめてんのか。てめえもう帰ってきたら速攻気ぃ失うまで犯すからな。ボロ雑巾みたいにして市川の前に転がしてやる。詫びの言葉考えながらおっかなびっくり帰って来い」
 犯して犯して凌辱の限りを尽くして平常心根こそぎぶっ殺してから、意図を聞き出してやる。
 ばっくれようとしたって絶対に逃がさねえ。
 呼び出し音が途切れるなりそう宣言すると、暫しの沈黙の後
「……朝比奈さんに、逃げろって言っとく」
「ッ!」
 涼二の声が間近から響いて引っ繰り返りそうになった。
 咄嗟に息を呑んだ所為で煙が変なところに入り、盛大に咽る。
 こうなると、普段はどこか心地好く感じる苦味も不快なだけになるから不思議なもんだ。
 一頻り咳き込んで、呼吸を整えるように息を吐き出す。
「涼二?」
 問いかける声に返事はなかった。
 さっきヒナは、涼二が戸惑っていると言っていた。
 いがみ合うオレと政一の間に挟まれて、涼二が戸惑っていると。
「お前、何でヒナと居んの? 桃缶買ってやるって言われても変な奴に付いてっちゃだめだぞって、前に言ったろ?」
「……」
 軽口めいた言葉にも、乗ってはこない。
 何が不満なのかが分からず、じれったさに歯噛みしそうになった。
 涼二は我儘を言わない。
 あれをしたいこれをしたと口に出すことは滅多にない。
 甘え下手で可愛げがない。
 そこが、たまらなく可愛い。
「何か気に入らなかった? ちゃんと家帰れたろ。さくらは?」
「……いなかった」
「なら、」
「気に入らないことなんて、多すぎてどれから言ったらいいか分かんねえよ!」
 怒鳴る声に、横っ面を張られたような気がした。
 多すぎるって何が、と咄嗟に訊ねそうになった言葉を飲み込む。
 悲痛な声が心臓に刺さるようだった。
 多すぎる気に入らないことって、何だ。
 オレは何か間違えたか?
 どこから?
 最初から?
 分からない。
 結果的に見れば、涼二が望む形になったはずだ。
 夏休みが終わるよりも先に家に帰れて、そこには政一ただ一人でさくらは居ない。
 涼二が望むそのままの形のはずだ。
 それなのに、一体何が気に入らないんだ。
 涼二は自分の主張をあまり口にしない。
 だからこそ、こう望んでいるだろうという状況を想像して作るしかない。
 それが間違っていたというのなら……一体どうしたら良いのか分からない。
「……どうして欲しい?」
 どうせなら、ちゃんと口に出して言って欲しい。
 言ってくれればその通りに動けるのに、涼二はそれをしようとしない。
 美点であり欠点だ。
 そんなところも良いけれど、こういう時には対処に困る。
「我儘言えよ。何でもしてやるよ」
 どこか懇願するような声になってしまった。
 格好悪い。
 そう思うけど、自分でもどうにもならない。
 涼二はオレの常識とは少し離れた場所にいる。
 こうやれば喜ぶ奴が多いからとそれをやってみれば、困ったように眉根を寄せる。
 そのくせ、よく分からない場面で唐突に極上の笑みを見せたりする。
 どう扱えば一番気に入るのか、それが未だに分からない。
「……ほんとに?」
「ほんとだよ」
 おずおずと訊ねてくる声に、即座に頷く。
 望みを口に出すことに酷く怯える涼二の本音を、一体どうやれば引っ張り出せるのかが分からない。
 こいつの相手はいつも試行錯誤だ。
 こうだろう、とあたりをつけて高を括っていたらこんなことになる。
「じゃあ……兄ちゃんと仲直りして欲しい」
「わかった」
 通話を切ると同時に、ふと息が漏れた。
 ほらな。
 涼二が望むことは、大抵いつもオレの想像の範囲を超えている。
 そう思いながらも、勝手に腰が浮いた。
 涼二が望むのは、政一との和解。
「……ちょい、難しいかもな」
 ふと自嘲気味の声が漏れたが、それでも足は勝手に外へと向かった。
 難しかろうが何だろうが、試してみないことには始まらない。
 まずはあの、こわーいお兄ちゃんに会いに行かないとな。





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感想 4

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みんなの感想(4件)

みた尾
2021.05.27 みた尾

わーい!!!(^○^)
くろーくん視点、ありがとうございます!
キュンキュンしちゃうぅっ愛しさが爆発してます!!!
ナンバリングということは、続きも💕楽しみにしています!!

2021.05.28

読んでくださって有難うございます( 'ω')💕
裏は、対応する話数の別視点ものなので、いろんな子の視点で書いております( 'ω')♪
一人称の本編では書けなかったことを色々書いているので、楽しんで頂けたら嬉しいです( 'ω')💕

解除
みた尾
2021.05.10 みた尾

おまけまできっちり拝読いたしましたー!!!
かわいい💕&キュンキュンの連続でした!!!
人というのは、同じ人でも見る人によって違って見えたりしますが、そういうところがとても丁寧に描かれていて、とても素敵でした!
素敵な作品、ありがとうございます!
これからも、作品を楽しみにしています!

2021.05.11

んーーー早い!
ありがとうございます( 'ω')💕💕💕
見る人が違えば抱く印象も違う感じ……気づいて頂けてとっても嬉しい……😌✨
ハニィは実は別視点短編やらただの短編やら色々あるので、どこかで公開した暁には是非見に来てやってください( 'ω')💕

解除
みた尾
2021.05.10 みた尾

今、56まで読んでます!!めちゃくちゃキュンキュン💕しますー!!
読むの辞められなくて、もうすぐ深夜の3時…。このあとも、めちゃくちゃ楽しみです!!

2021.05.10

ああ……こちらまで……( 'ω')💕
ありがとうございます……ありがとうございます……しかしハニィはこの本編だけで28万字……無理なく読み進めていただけたら嬉しいです(*´ω`*)💕

解除

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