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二章 ミイルズ教と反逆街
7話
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貧民街も、最初に訪れたときに比べれば、だいぶ治安はよくなり、道も綺麗になってきたが。それでもマンホールを開いて下水道へと向かうと、ドブのにおいに鼻が曲がりそうになる。ハンナはさんざん文句を言っていたものの「お嬢様をひとりで行かせるくらいなら!」とついてきて、涙目になっている。
レニーは尋ねる。
「わざわざこんなところにルイーサは隠れているのか?」
「……ミイルズ教団の奴ら、外だったら情報網を敷いていて、簡単に罪状をでっち上げられて、仲間が連れて行かれるから。ここからだったら、ミイルズ教団の情報網に外れているんだよ」
「なるほど……」
レニーはその言葉に、教会に出かけたときに感じた精神干渉の気配を思う。魔力の足りない人間は教会で情報を抜くことができないから、精神干渉の網を張るために、ありとあらゆる権利を奪って貧民街に追い込んだということだろうか。
やがて。下水道の中にひと際入り組んだ空洞に辿り着いた。
そこは何故か下水のにおいがしない。
「ここ。着いたぜ。ルイーサ。レニーたちを連れてきた」
「入れ」
そう言われて空洞へと足を踏み入れた。
下水のにおいが全くしない代わりに、鉄のにおいがひどく来い。壁面には斧や剣が並んでいて、ハンナが「ヒィ……!」と悲鳴を上げながら歩いて行った先には、大量の人々が剣や斧、槍を持って戦っているのが見えた。
そこにいるのは、皆ベスのように肉付きがよくなったとはいえど、無駄な肉が全くないところから言って、全員貧民街の人間だとすぐにわかった。
男もいる。女もいる。年寄りも子供も混ざって、重いはずの剣や斧を振り回しているのだ。
彼らの指揮を執っているのが、ルイーサだった。
「もっと大振りに振って! でなかったら当たらない!」
「武器を振るっているときは怖がらないで。むしろ周りは武器を持っているあなたたちを恐れるのだから、怯む必要はない!」
そう指示をしているので、レニーは少しだけ眉を寄せる。
彼らは武器を振るう覚悟もなく、武器を振るう練習をしているのかと。
ベスは「ルイーサ!」と声をかけると、彼女は髪を揺らして振り返った。
「連れてきたよ。レニー様ご一行」
「茶化すんじゃねえよ……でも、ここにいる人たちはいったい? 上では見なかったけれど」
そもそも、これだけ人がいたら、普通はミイルズ教会に気付かれそうだし、わざわざミイルズ教会の監視に逃れるために地下に潜る必要があるのか、と思う。大量の武器を持ち込んでいるのだから、それの武器の輸送もどうなっているのかわからないが。
ルイーサはふっと鍛錬を続けている人々を見る。
「この人たちは、全員住所も戸籍もない人たちよ。全員、教会で伝心を使うことができなかっただけじゃない。貧民街で生まれた人間には、そもそも戸籍がないから……いなかったことにされるんだ」
「いなかったこと……この人たち、全員が?」
「全員じゃないけどね……魔力は年々なくなっていくから、事故に遭ったり年を取って伝心が使えなくなった途端に、貧民街に追い出された人たちもいる。ここに追い払われた人たちは、人間としての矜持を全部奪われてしまうから……魔力がないってだけで、どうしてそこまでされなくちゃいけない? もう古典魔法なんて、礼拝くらいにしか使わないっていうのに」
そこで、ようやくレニーは、この場にいる人々の鍛錬の顔を見た。
男も、女も、年寄りも、子供も。全員目がギラギラしている。
ほとんど使ったことのない武器を携えて、必死で振り回す練習をしながら、ときには武器に振り回されて、体重が武器の重さに負けてすっころんでもなお、食い下がって武器を使っている。
それは飢餓から来るように思えた。肉体的にも精神的にも飢えた人間が、必死に食らいつこうとする様。理不尽に飼い馴らされてしまったら、もうその目を忘れて、目を伏せてしまう。しかし彼らはまだ、この飢餓を捨て去っていない。
その目は、勇者アビーが何度も見たことがあるものだった。
魔物や魔獣に村を蹂躙された人々が、必死に村の周りにバリケードを張り、魔物除けの結界を張り続けていた。その中で、必死に魔物と戦うために弓術や剣術を学んで、結界を突破した魔物と戦い続けていた。
村を守る。家を守る。理不尽には負けない。それは理屈ではなく、彼らを生かす動機と成り得た。
レニーはそのことを思い出して、ふっと笑った。
「なるほど……ここの連中の詳細はわかったけど。俺たちを連れてきた理由を知りたい。
「あんたは慈善事業で酒のない酒屋を営んでいると聞いた。その儲けも全部人件費に回しているとも」
「まあな」
「単刀直入に言うよ……その金を、あたしたちに回して欲しい。あたしたち、革命団に」
「ふむ……」
レニーはそれに黙り込んだ。
ハンナはなにかを言いたげに口をモガモガと動かしているものの、ティオボルドに口を塞がれている。どのみち彼女の日和見過ぎる言動は、ここで鍛錬を積んでいる人々を刺激しかねないのだから、口を塞いで黙り込ませるのが正解だろう。
「……おそらくは、地上だと監視の目があるだろうさ。あんたたちの中から店員として働けそうな人間をよこしてくれ。それの給料としてだったら、儲けを支払うこともできる。そもそも地上で暮らしている連中で、あんたたち革命団に入ってすらいねえ人間だっているんだ。彼女たちの給料を減らすような真似をすることは、俺はできない」
「それで充分さ。あたしたちだって、貧民街の人間全員をあたしたちの価値観に当てはめようなんて思ってないんだからさ」
「そうか」
彼女の返答に、レニーは少なからずほっとした。少なくとも、ルイーサは力で全てをねじ伏せようとする人間ではないらしい。
人員派遣について打ち合わせをしてから、ようやくレニーたちは屋敷に帰ることになったが。
ようやくティオボルドから解放されたハンナが、レニーに噛み付いた。
「お嬢様! なに考えてらっしゃるんですか! そんなことして、目を付けられたらどうするつもりなんです?」
彼女も監視の目を気にしてだろう、肝心なことをぼかしながら抗議の声を上げた。
レニーはからからと笑いながら、馬車の窓から外を覗き込む。貧民街は今ではずいぶんと綺麗になってきたが、それでもまだまだ一般人の住む町とは程遠い。それでも住民たちのギスギスとした空気が消えてきたのは、いい傾向だと思えた。
ミイルズ教会がなにを考えているのか、今のレニーでもわからないが。きっとあちらもこちらに網を張っていることだろう。
「腕っぷしだけで解決できないことって、苦手なんだけどなあ……」
そのレニーの独り言に、「お嬢様……!」というハンナの悲鳴が耳に残った。
****
ミイルズ教会。
大陸を統一した立役者として、この大陸全土に名を轟かせることとなった宗教組織であり、今でも自治権を得ている各国にも意見が通るほどの権力を誇っている。
それだけ聞けば、さぞやきらびやかな生活を送っているのだろうとか、もっと武装化している組織なのだろうと思われがちだが……実際に、ミイルズ教会の神殿騎士団は、どの国の騎士団よりも力を蓄えているとは専らの噂ではあるが……その本部は驚くほどに無機質な場所である。
大陸各地の教会から送られてきた精神干渉による情報。情報。情報。
それらが全て本部に備えられている結晶板は、それらで埋め尽くされていた。
全ての教会の礼拝で情報を集めて、結晶板に情報を入力しているのは、たったひとりの女性であった。
真っ白な装束を纏い、真っ白な髪に真っ白な肌。それは本部の最奥の一室に溶け込んでしまいそうなほどに、人間味のない女性であった。唯一彼女を人間たらしめているのは、サファイヤブルーの瞳だけだ。
「……クラウゼ公爵領で、おかしな動きがありますね」
彼女が声を転がすと、甘い響きがする。
その声をもっと聞きたいと、レニーが貧民街で酒のない酒を売りさばいたときと同じような、中毒性。
それに神官は顔をひそめた。
「どうなさいますか? すぐにでも神殿騎士団を送り込んで、調査を?」
「捨ておきなさい。この地に魔族が蔓延らないように、我々は努めているのですから。この動きは魔族の動きには程遠いですから」
クラウゼ公爵領に住む、公爵家の息女が、貧民街で商売をはじめた。その商売により、貧民街が少しずつ栄えて、一般の町と遜色なくなっていっている。その商売に目を付けた豪商が真似をしようとしているが、貧民街の人間の逆鱗に触れて、なかなか上手くはいっておらず、実質息女の独り勝ち。
競合相手のない商売をはじめるというのは、大陸のどこの町でもありがちな話だが。わざわざその商売を貧民街で行おうとするのがまずよくわからない……いくら金が回りはじめたとしても、貧民が一般人になるには、魔力がないのだから無理だというのに。
「でも……クラウゼ公爵の息女については、少し調査をお願いします。何故か彼女の情報は精神干渉には引っ掛かりませんから」
「了解しました」
神官はうやうやしく、女性に頭を下げ、彼女の名を呼んだ。
「聖女エデル」
レニーは尋ねる。
「わざわざこんなところにルイーサは隠れているのか?」
「……ミイルズ教団の奴ら、外だったら情報網を敷いていて、簡単に罪状をでっち上げられて、仲間が連れて行かれるから。ここからだったら、ミイルズ教団の情報網に外れているんだよ」
「なるほど……」
レニーはその言葉に、教会に出かけたときに感じた精神干渉の気配を思う。魔力の足りない人間は教会で情報を抜くことができないから、精神干渉の網を張るために、ありとあらゆる権利を奪って貧民街に追い込んだということだろうか。
やがて。下水道の中にひと際入り組んだ空洞に辿り着いた。
そこは何故か下水のにおいがしない。
「ここ。着いたぜ。ルイーサ。レニーたちを連れてきた」
「入れ」
そう言われて空洞へと足を踏み入れた。
下水のにおいが全くしない代わりに、鉄のにおいがひどく来い。壁面には斧や剣が並んでいて、ハンナが「ヒィ……!」と悲鳴を上げながら歩いて行った先には、大量の人々が剣や斧、槍を持って戦っているのが見えた。
そこにいるのは、皆ベスのように肉付きがよくなったとはいえど、無駄な肉が全くないところから言って、全員貧民街の人間だとすぐにわかった。
男もいる。女もいる。年寄りも子供も混ざって、重いはずの剣や斧を振り回しているのだ。
彼らの指揮を執っているのが、ルイーサだった。
「もっと大振りに振って! でなかったら当たらない!」
「武器を振るっているときは怖がらないで。むしろ周りは武器を持っているあなたたちを恐れるのだから、怯む必要はない!」
そう指示をしているので、レニーは少しだけ眉を寄せる。
彼らは武器を振るう覚悟もなく、武器を振るう練習をしているのかと。
ベスは「ルイーサ!」と声をかけると、彼女は髪を揺らして振り返った。
「連れてきたよ。レニー様ご一行」
「茶化すんじゃねえよ……でも、ここにいる人たちはいったい? 上では見なかったけれど」
そもそも、これだけ人がいたら、普通はミイルズ教会に気付かれそうだし、わざわざミイルズ教会の監視に逃れるために地下に潜る必要があるのか、と思う。大量の武器を持ち込んでいるのだから、それの武器の輸送もどうなっているのかわからないが。
ルイーサはふっと鍛錬を続けている人々を見る。
「この人たちは、全員住所も戸籍もない人たちよ。全員、教会で伝心を使うことができなかっただけじゃない。貧民街で生まれた人間には、そもそも戸籍がないから……いなかったことにされるんだ」
「いなかったこと……この人たち、全員が?」
「全員じゃないけどね……魔力は年々なくなっていくから、事故に遭ったり年を取って伝心が使えなくなった途端に、貧民街に追い出された人たちもいる。ここに追い払われた人たちは、人間としての矜持を全部奪われてしまうから……魔力がないってだけで、どうしてそこまでされなくちゃいけない? もう古典魔法なんて、礼拝くらいにしか使わないっていうのに」
そこで、ようやくレニーは、この場にいる人々の鍛錬の顔を見た。
男も、女も、年寄りも、子供も。全員目がギラギラしている。
ほとんど使ったことのない武器を携えて、必死で振り回す練習をしながら、ときには武器に振り回されて、体重が武器の重さに負けてすっころんでもなお、食い下がって武器を使っている。
それは飢餓から来るように思えた。肉体的にも精神的にも飢えた人間が、必死に食らいつこうとする様。理不尽に飼い馴らされてしまったら、もうその目を忘れて、目を伏せてしまう。しかし彼らはまだ、この飢餓を捨て去っていない。
その目は、勇者アビーが何度も見たことがあるものだった。
魔物や魔獣に村を蹂躙された人々が、必死に村の周りにバリケードを張り、魔物除けの結界を張り続けていた。その中で、必死に魔物と戦うために弓術や剣術を学んで、結界を突破した魔物と戦い続けていた。
村を守る。家を守る。理不尽には負けない。それは理屈ではなく、彼らを生かす動機と成り得た。
レニーはそのことを思い出して、ふっと笑った。
「なるほど……ここの連中の詳細はわかったけど。俺たちを連れてきた理由を知りたい。
「あんたは慈善事業で酒のない酒屋を営んでいると聞いた。その儲けも全部人件費に回しているとも」
「まあな」
「単刀直入に言うよ……その金を、あたしたちに回して欲しい。あたしたち、革命団に」
「ふむ……」
レニーはそれに黙り込んだ。
ハンナはなにかを言いたげに口をモガモガと動かしているものの、ティオボルドに口を塞がれている。どのみち彼女の日和見過ぎる言動は、ここで鍛錬を積んでいる人々を刺激しかねないのだから、口を塞いで黙り込ませるのが正解だろう。
「……おそらくは、地上だと監視の目があるだろうさ。あんたたちの中から店員として働けそうな人間をよこしてくれ。それの給料としてだったら、儲けを支払うこともできる。そもそも地上で暮らしている連中で、あんたたち革命団に入ってすらいねえ人間だっているんだ。彼女たちの給料を減らすような真似をすることは、俺はできない」
「それで充分さ。あたしたちだって、貧民街の人間全員をあたしたちの価値観に当てはめようなんて思ってないんだからさ」
「そうか」
彼女の返答に、レニーは少なからずほっとした。少なくとも、ルイーサは力で全てをねじ伏せようとする人間ではないらしい。
人員派遣について打ち合わせをしてから、ようやくレニーたちは屋敷に帰ることになったが。
ようやくティオボルドから解放されたハンナが、レニーに噛み付いた。
「お嬢様! なに考えてらっしゃるんですか! そんなことして、目を付けられたらどうするつもりなんです?」
彼女も監視の目を気にしてだろう、肝心なことをぼかしながら抗議の声を上げた。
レニーはからからと笑いながら、馬車の窓から外を覗き込む。貧民街は今ではずいぶんと綺麗になってきたが、それでもまだまだ一般人の住む町とは程遠い。それでも住民たちのギスギスとした空気が消えてきたのは、いい傾向だと思えた。
ミイルズ教会がなにを考えているのか、今のレニーでもわからないが。きっとあちらもこちらに網を張っていることだろう。
「腕っぷしだけで解決できないことって、苦手なんだけどなあ……」
そのレニーの独り言に、「お嬢様……!」というハンナの悲鳴が耳に残った。
****
ミイルズ教会。
大陸を統一した立役者として、この大陸全土に名を轟かせることとなった宗教組織であり、今でも自治権を得ている各国にも意見が通るほどの権力を誇っている。
それだけ聞けば、さぞやきらびやかな生活を送っているのだろうとか、もっと武装化している組織なのだろうと思われがちだが……実際に、ミイルズ教会の神殿騎士団は、どの国の騎士団よりも力を蓄えているとは専らの噂ではあるが……その本部は驚くほどに無機質な場所である。
大陸各地の教会から送られてきた精神干渉による情報。情報。情報。
それらが全て本部に備えられている結晶板は、それらで埋め尽くされていた。
全ての教会の礼拝で情報を集めて、結晶板に情報を入力しているのは、たったひとりの女性であった。
真っ白な装束を纏い、真っ白な髪に真っ白な肌。それは本部の最奥の一室に溶け込んでしまいそうなほどに、人間味のない女性であった。唯一彼女を人間たらしめているのは、サファイヤブルーの瞳だけだ。
「……クラウゼ公爵領で、おかしな動きがありますね」
彼女が声を転がすと、甘い響きがする。
その声をもっと聞きたいと、レニーが貧民街で酒のない酒を売りさばいたときと同じような、中毒性。
それに神官は顔をひそめた。
「どうなさいますか? すぐにでも神殿騎士団を送り込んで、調査を?」
「捨ておきなさい。この地に魔族が蔓延らないように、我々は努めているのですから。この動きは魔族の動きには程遠いですから」
クラウゼ公爵領に住む、公爵家の息女が、貧民街で商売をはじめた。その商売により、貧民街が少しずつ栄えて、一般の町と遜色なくなっていっている。その商売に目を付けた豪商が真似をしようとしているが、貧民街の人間の逆鱗に触れて、なかなか上手くはいっておらず、実質息女の独り勝ち。
競合相手のない商売をはじめるというのは、大陸のどこの町でもありがちな話だが。わざわざその商売を貧民街で行おうとするのがまずよくわからない……いくら金が回りはじめたとしても、貧民が一般人になるには、魔力がないのだから無理だというのに。
「でも……クラウゼ公爵の息女については、少し調査をお願いします。何故か彼女の情報は精神干渉には引っ掛かりませんから」
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神官はうやうやしく、女性に頭を下げ、彼女の名を呼んだ。
「聖女エデル」
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