40 / 137
転生編-37
しおりを挟む
今日は新作カップケーキの発売日!
張り紙もしていたし、チラシも配っておいたし
お店に来たお客さんにも宣伝をしておいた
なので、フラーグム以上に売れる気がする
ふふふ・・・
今朝から張り切って準備をしている
ホフカの皮をむいて、ベーコンに似たローダムを細かく刻んでいる
ホフカは水につけているとつるんと皮がむけるので、とてもらくちん
少し硬いがオーブンで焼けばホクホクになる
あくも少なく、ローダムと同じサイズのさいの目にカットしておく
カゴいっぱいに準備して、ついでにフラーグムの準備もしておく
リッタさんも私ももう手慣れたものだ
開店準備にはだいたい終わらせられるようにしててきぱきとうごける
「マキアちゃん~」と呼ばれれば何をしてほしいのかもわかるようになってきた
呼吸のあったコンビだ
モーニングもランチもパタパタと動く
カップケーキは常温でも販売できるようになったので、
朝からでもテイクアウトも可能にした
あっという間に時間が過ぎてとても充実
少し客足が途切れたあたりでリッタさんと交代で休憩に入る
そのあとに新作カップケーキの準備に入る
もう材料はきってあるので、混ぜ込んでやくだけだ
「できた~???!!!」
カランカランとお店に入ってくるなり叫んでいるリンク
「リンク・・いらっしゃい。まだよ~」
リッタさんはあきれている
「ほら、まだだろ~お前早すぎだよ」
続いてジアンも入ってきた
「いらっしゃいませ!」
こいつが今日新作出るから早く行こうってさ~
リンクをみてやれやれ顔だ
「ふふふ、もう少し待ってね。焼きたてができるわ」
リッタさんがニコニコしている
「やった~焼きたて一番~」リンクが喜んでいる
「リンク、石鹸どうでしたか??」
昨日渡した石鹸の感想をきいてみた
「ああ!!!あれ、めちゃめちゃよかったよ」
みて!このツヤ!!って耳をピクピクとさせている
いや、違いがよくわからないけど・・・
「よかったです。なくなったら言ってくださいね」
たくさんあると伝えたら、隣でジアンが手を出している
「俺には?」
ああ!そうだ。あげるって言っていたんだ
「待ってて」
ラッピングした二種類を持ってきて渡す
「おお~これか・・・ってこのまま売れそうなラッピングだな」
へへへ
どうせならかわいいほうがいいじゃん
せっかくあげるんだしね
「ラベールとマトリックスなんだけど、もし肌に合わなかったらつかわないでね」
あくまで趣味で作っただけで、ちゃんとした効能の確認や肌のテストはしていない
「匂いもそんな強くないし、リンクを見るといいものだってわかるよ」
くんくんとにおいをかいでる
「ああ~これにも癒の魔力を感じるな」とじっくりとみている
「おかげ昨日の疲れもとれた」ラッキーとリンクが喜んでいる
魔力をえるなら風の魔力がいいなとかおもっていたけど
癒の魔力でみんなの役に立てるならそれでよかったかな
「マキアちゃ~ん、焼きあがったわ~」
リッタさんが叫んでいる
「はーい!」
新作カップケーキの出来上がりだ
「なになになに!?中身ホフカ!?」
リンクが大興奮だ
「そうです!ホフカとローダムのカップケーキになります!」
どや顔でだしてやった
「落ち着けリンク、他のお客さんにも迷惑だろ」
いや、他のお客さんもリンクのかわいさにやられていますよ
ぽやっとしているリンクもかわいいけど
カップケーキにくいついてキラキラしているのもかわいい
ギャップ萌えか
「はい、ジアン様も召し上がってください」
リッタさんが運んできてくれた
「ありがとうリッタ、忙しい中来てしまって、申し訳ないな」
「とんでもないです。いつでもいらしてください」
二人と話す時間がないくらい忙しくなった
フラーグム入りのカップケーキも売れるけど、新作はさらに売れる
どんどん売れていく
大量に焼いているけど間に合わないくらいだ
「マジで、お前今日くらい我慢しろって」
ジアンがリンクになにやら注意している
「だって・・・もっと食べたいし」
どうやらカップケーキをもっと食べたいらしい
しかし他のお客さんも待っているし、どんどん売れていく
今日ばかりは申し訳ない
「わかったよ~またくるからいいよ」
リンクは口をとがらせてる
「リッタ、マキアまた来る。ごちそうさま」
がやがやしている店内を抜けていった
「ジアン様にリンク様よ!」
きゃっきゃ聞こえる
これはカップケーキだけの集客ではないな
最近よく来るジアンやリンク目当ての客も多いだろう
「ありがとうございました!」
お礼を言ってまたカップケーキの注文をとる
これは・・・完売の予想ですね・・・
疲れた~今日はすごい売れた
テーブル席がいっぱいになって、テイクアウトもたくさんきて
リッタさんもぐったりしている
いつもなら閉店2時間前はお客さんはまばらでスカスカなのに
ぎりぎりまで来店してくれた
新作カップケーキの初日だからかな
これは予想外の忙しさだった
少しすれば落ち着くだろうけど、もっと材料が必要だわねとリッタさんと反省していた
リッタさんのお疲れ具合がすごいのでちょっといいことをおもいついた
卵白に砂糖をいれて、ミキサーでガ~~~っとね
「リッタさん、お疲れ様です!これ飲んでください」
そういってメレンゲを浮かべたコフェアをだした
「ええ~・・・またこういう時に何を作ったの~~」
興味津々だ
ふふふ・・・まだまだ引き出しはたっぷりあるんですよ
「やだもぅ~~おいしくて死にそう~~」
いやいやいや死んじゃダメでしょ
よほど疲れていたのか、まったりと飲んでいる
「おいしいわ~ありがとう~マキアちゃん」
癒の力も働いているだろうし、石鹸も使ってもらって
そしたらまた明日復活しますよ!と活力をいれる
「ちょっと張り切りすぎたわ~」
年甲斐もなくがんばっちゃったと笑っているが、確かに私も今日は疲れた
「お疲れ様、マキアちゃん。また明日頑張りましょう!」
私も今日はしっかりと寝よう
明日からまたカップケーキ戦争だ!
多めに仕込みもしないとね
張り紙もしていたし、チラシも配っておいたし
お店に来たお客さんにも宣伝をしておいた
なので、フラーグム以上に売れる気がする
ふふふ・・・
今朝から張り切って準備をしている
ホフカの皮をむいて、ベーコンに似たローダムを細かく刻んでいる
ホフカは水につけているとつるんと皮がむけるので、とてもらくちん
少し硬いがオーブンで焼けばホクホクになる
あくも少なく、ローダムと同じサイズのさいの目にカットしておく
カゴいっぱいに準備して、ついでにフラーグムの準備もしておく
リッタさんも私ももう手慣れたものだ
開店準備にはだいたい終わらせられるようにしててきぱきとうごける
「マキアちゃん~」と呼ばれれば何をしてほしいのかもわかるようになってきた
呼吸のあったコンビだ
モーニングもランチもパタパタと動く
カップケーキは常温でも販売できるようになったので、
朝からでもテイクアウトも可能にした
あっという間に時間が過ぎてとても充実
少し客足が途切れたあたりでリッタさんと交代で休憩に入る
そのあとに新作カップケーキの準備に入る
もう材料はきってあるので、混ぜ込んでやくだけだ
「できた~???!!!」
カランカランとお店に入ってくるなり叫んでいるリンク
「リンク・・いらっしゃい。まだよ~」
リッタさんはあきれている
「ほら、まだだろ~お前早すぎだよ」
続いてジアンも入ってきた
「いらっしゃいませ!」
こいつが今日新作出るから早く行こうってさ~
リンクをみてやれやれ顔だ
「ふふふ、もう少し待ってね。焼きたてができるわ」
リッタさんがニコニコしている
「やった~焼きたて一番~」リンクが喜んでいる
「リンク、石鹸どうでしたか??」
昨日渡した石鹸の感想をきいてみた
「ああ!!!あれ、めちゃめちゃよかったよ」
みて!このツヤ!!って耳をピクピクとさせている
いや、違いがよくわからないけど・・・
「よかったです。なくなったら言ってくださいね」
たくさんあると伝えたら、隣でジアンが手を出している
「俺には?」
ああ!そうだ。あげるって言っていたんだ
「待ってて」
ラッピングした二種類を持ってきて渡す
「おお~これか・・・ってこのまま売れそうなラッピングだな」
へへへ
どうせならかわいいほうがいいじゃん
せっかくあげるんだしね
「ラベールとマトリックスなんだけど、もし肌に合わなかったらつかわないでね」
あくまで趣味で作っただけで、ちゃんとした効能の確認や肌のテストはしていない
「匂いもそんな強くないし、リンクを見るといいものだってわかるよ」
くんくんとにおいをかいでる
「ああ~これにも癒の魔力を感じるな」とじっくりとみている
「おかげ昨日の疲れもとれた」ラッキーとリンクが喜んでいる
魔力をえるなら風の魔力がいいなとかおもっていたけど
癒の魔力でみんなの役に立てるならそれでよかったかな
「マキアちゃ~ん、焼きあがったわ~」
リッタさんが叫んでいる
「はーい!」
新作カップケーキの出来上がりだ
「なになになに!?中身ホフカ!?」
リンクが大興奮だ
「そうです!ホフカとローダムのカップケーキになります!」
どや顔でだしてやった
「落ち着けリンク、他のお客さんにも迷惑だろ」
いや、他のお客さんもリンクのかわいさにやられていますよ
ぽやっとしているリンクもかわいいけど
カップケーキにくいついてキラキラしているのもかわいい
ギャップ萌えか
「はい、ジアン様も召し上がってください」
リッタさんが運んできてくれた
「ありがとうリッタ、忙しい中来てしまって、申し訳ないな」
「とんでもないです。いつでもいらしてください」
二人と話す時間がないくらい忙しくなった
フラーグム入りのカップケーキも売れるけど、新作はさらに売れる
どんどん売れていく
大量に焼いているけど間に合わないくらいだ
「マジで、お前今日くらい我慢しろって」
ジアンがリンクになにやら注意している
「だって・・・もっと食べたいし」
どうやらカップケーキをもっと食べたいらしい
しかし他のお客さんも待っているし、どんどん売れていく
今日ばかりは申し訳ない
「わかったよ~またくるからいいよ」
リンクは口をとがらせてる
「リッタ、マキアまた来る。ごちそうさま」
がやがやしている店内を抜けていった
「ジアン様にリンク様よ!」
きゃっきゃ聞こえる
これはカップケーキだけの集客ではないな
最近よく来るジアンやリンク目当ての客も多いだろう
「ありがとうございました!」
お礼を言ってまたカップケーキの注文をとる
これは・・・完売の予想ですね・・・
疲れた~今日はすごい売れた
テーブル席がいっぱいになって、テイクアウトもたくさんきて
リッタさんもぐったりしている
いつもなら閉店2時間前はお客さんはまばらでスカスカなのに
ぎりぎりまで来店してくれた
新作カップケーキの初日だからかな
これは予想外の忙しさだった
少しすれば落ち着くだろうけど、もっと材料が必要だわねとリッタさんと反省していた
リッタさんのお疲れ具合がすごいのでちょっといいことをおもいついた
卵白に砂糖をいれて、ミキサーでガ~~~っとね
「リッタさん、お疲れ様です!これ飲んでください」
そういってメレンゲを浮かべたコフェアをだした
「ええ~・・・またこういう時に何を作ったの~~」
興味津々だ
ふふふ・・・まだまだ引き出しはたっぷりあるんですよ
「やだもぅ~~おいしくて死にそう~~」
いやいやいや死んじゃダメでしょ
よほど疲れていたのか、まったりと飲んでいる
「おいしいわ~ありがとう~マキアちゃん」
癒の力も働いているだろうし、石鹸も使ってもらって
そしたらまた明日復活しますよ!と活力をいれる
「ちょっと張り切りすぎたわ~」
年甲斐もなくがんばっちゃったと笑っているが、確かに私も今日は疲れた
「お疲れ様、マキアちゃん。また明日頑張りましょう!」
私も今日はしっかりと寝よう
明日からまたカップケーキ戦争だ!
多めに仕込みもしないとね
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
25
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる