暁のユニゾン

音羽 藍

文字の大きさ
14 / 19
新たなお気楽人生編

第13話

しおりを挟む
「やっと家!!!」

安心だあぁぁぁ!

はぁぁっ!っと崩れ落ちる様にその安心感はやはり格別とふふふとあのは消え去り、はぁっと安心してぜぇぜえと荒い息を整えて、ルンルンと保存庫へ向かう。


なにせ《ホーム》はあのユリウスでさえも入れない唯一プレイヤーの最後の砦とも言える。

勿論、主人である私が彼を招き入れれば入れるし、住めるけどね。

だが!それは断る。

したくもない。

この世界にユリウスはいる。

………確信した。

ゲーム時代に味わった絶望感を思い出した。

なんで今世でもいるのよ!!!!

死んでるでしょ!
普通!

のおおおお!って思いながら………

まぁ当分は一人で暮らそうと初心に戻る。

………でも彼がいるならば私は結局の所結婚できなくない?それも恋すらできない。

あのモーションすらできないのだ。


………なんで彼がいるのよと絶望感が強まる。


すぐさまロストできてればしたのに。
生憎と今回はロストしますか?が直ぐに無かったエンドだった。

……………もういっその事こと をロストさせるか?

今は彼のファンはいないし、運営もいないのだ。復活もできまい。

ふふっと少し元気ができてきたかも。

たしかにゲーム時代の時もロストはできていた。

だけど、彼のファン達もいたし、《恋》状態な私はそれが身を引き裂く様に痛く感じたから進められなかった。


その甘美な考えを頭を振って散らす。

それには彼に近づかないといけないだろう。

それで彼に勝つ?

無理だぁぁぁ!!!

だってあのプレイヤーの死という概念にまでに追いかけてくる様な奴だろ?

しかも…彼を嫌ったという結構最前線メンバー達が徒党を組んで、素晴らしい陣形と技術を持ってしても倒せなかったと逸話さえあった。

そう!
彼がロスト時に共通していたのは、彼が油断していたからだ。

私という物体がいてこそ。


駄目じゃないか!!!

その私が殺意を持っていったら………今回はゲームじゃないから、愛の牢獄メリーバッドエンドかもしれない………

…………ゾッとする様な怖気が這い回り、私は首を振って忘れた。


忘れよう……
とりあえず、ずっと《ホーム》にいる。

ほとぼりが冷めた頃に別の街へ行こう。

そう……
私のおきらくらいふはどこかに消えたけど、また逃げればいいのだ。
今は書き込みというアーティファクトはないから神回避は大変かもしれない。
とりあえず、彼が察知しそうな行為や高い魔力、後は秘密の花畑などもしばらくは行けそうにない。
とりあえず封印になるだろう。

そうとゆるーく考えた私はルンルンと休暇を楽しもうとキッチンへ向かった。




しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

3歳で捨てられた件

玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。 それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。 キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。

最愛の番に殺された獣王妃

望月 或
恋愛
目の前には、最愛の人の憎しみと怒りに満ちた黄金色の瞳。 彼のすぐ後ろには、私の姿をした聖女が怯えた表情で口元に両手を当てこちらを見ている。 手で隠しているけれど、その唇が堪え切れず嘲笑っている事を私は知っている。 聖女の姿となった私の左胸を貫いた彼の愛剣が、ゆっくりと引き抜かれる。 哀しみと失意と諦めの中、私の身体は床に崩れ落ちて―― 突然彼から放たれた、狂気と絶望が入り混じった慟哭を聞きながら、私の思考は止まり、意識は閉ざされ永遠の眠りについた――はずだったのだけれど……? 「憐れなアンタに“選択”を与える。このままあの世に逝くか、別の“誰か”になって新たな人生を歩むか」 謎の人物の言葉に、私が選択したのは――

没落領地の転生令嬢ですが、領地を立て直していたら序列一位の騎士に婿入りされました

藤原遊
ファンタジー
魔力不足、財政難、人手不足。 逃げ場のない没落領地を託された転生令嬢は、 “立て直す”以外の選択肢を持たなかった。 領地経営、改革、そして予想外の縁。 没落から始まる再建の先で、彼女が選ぶ未来とは──。 ※完結まで予約投稿しました。安心してお読みください。

断罪後のモブ令息、誰にも気づかれずに出奔する

まる
ファンタジー
断罪後のモブ令息が誰にも気づかれないよう出奔して幸せを探す話

【完結】旦那様、どうぞ王女様とお幸せに!~転生妻は離婚してもふもふライフをエンジョイしようと思います~

魯恒凛
恋愛
地味で気弱なクラリスは夫とは結婚して二年経つのにいまだに触れられることもなく、会話もない。伯爵夫人とは思えないほど使用人たちにいびられ冷遇される日々。魔獣騎士として人気の高い夫と国民の妹として愛される王女の仲を引き裂いたとして、巷では悪女クラリスへの風当たりがきついのだ。 ある日前世の記憶が甦ったクラリスは悟る。若いクラリスにこんな状況はもったいない。白い結婚を理由に円満離婚をして、夫には王女と幸せになってもらおうと決意する。そして、離婚後は田舎でもふもふカフェを開こうと……!  そのためにこっそり仕事を始めたものの、ひょんなことから夫と友達に!? 「好きな相手とどうやったらうまくいくか教えてほしい」 初恋だった夫。胸が痛むけど、お互いの幸せのために王女との仲を応援することに。 でもなんだか様子がおかしくて……? 不器用で一途な夫と前世の記憶が甦ったサバサバ妻の、すれ違い両片思いのラブコメディ。 ※5/19〜5/21 HOTランキング1位!たくさんの方にお読みいただきありがとうございます ※他サイトでも公開しています。

公女様は愛されたいと願うのやめました。~態度を変えた途端、家族が溺愛してくるのはなぜですか?~

谷 優
恋愛
公爵家の末娘として生まれた幼いティアナ。 お屋敷で働いている使用人に虐げられ『公爵家の汚点』と呼ばれる始末。 お父様やお兄様は私に関心がないみたい。 ただ、愛されたいと願った。 そんな中、夢の中の本を読むと自分の正体が明らかに。 ◆恋愛要素は前半はありませんが、後半になるにつれて発展していきますのでご了承ください。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

処理中です...