愛が重いなんて聞いてない

音羽 藍

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紅蓮の烈火の章

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でも、それよりユリウスに愛されたいという欲もある事はあるので私は僅かな思考は吹き飛び、欲に染まる。

「でも……してちょうだい。」
「……もっと慣らさないと。後これも買ったんだ。似合うと思うから。」

ベッドサイドのテーブルから彼は赤いリードを取り出してかちゃりと軽い音がして、番の誘う匂いにボケっとしていた私は気がつくのに遅れた。

「ユリウス!?そんな私ペットじゃないから」
「わかってる……でも俺の妻になる人で……俺の愛玩だから……どこにも行かせないから。」

そそいながら優しくリードを引っ張られてユリウスの方に簡単に私は倒れ込む。

「俺にだけ……この姿は見せて。誰にもこの姿は見せたらダメだ。見せたらわかるよな?」

顎を取られて、ユリウスの昏い双眸をした顔が近づき、まるでごく普通な事の様に唇が触れ、舌は私の唇を舐めた。
慣らされた事に自然と口を開けてその隙間を逃さずに舌が入り込み、入ってきたユリウスの舌が探すようにくまなく動かして私の舌と絡め合う。


ようやく外され、荒い息をしながら私はユリウスの肩に額をくっつけた。

「君をずっと屋敷の奥底に隠していたくなる。誰にも会わせたくない……シア……愛してる……」

そう言った彼の瞳は昏く危ない感じがするけどリード先を持たれ、飼い主のユリウスだと思うと、悪い気がしないのは変なのだろうか。

でも……ユリウスなら私を大事にしてくれるから。

ぞんざいな扱いにはしないと思うから、ユリウスのしたい様に叶えてあげたい。

「ユリウス……私も愛してるわ。」

ユリウスの背中に手を伸ばして背中を撫でる。

「……シアとこうしていられるのは幸せだな……まだここ触っていないのに。こんなにトロトロなんだけど……」
「それは……好きなユリウスだからっ」

太ももからユリウスの手がするりと這い上がり、敏感な秘部に指が触る。
その事に私は背中から手を離し、ベッドシーツを握りしめて耐えた。

「ふっ……だったら俺と居たらずっと感じてるって事か?」
「そ、そうではなくてっ」

ユリウスに足先を持たれ、しゃらりと鈴の音が響いた。

レロっと彼は私と目を合わせながら足指先から舌を這わせて太ももへと迫る。
太ももの内側を吸い上げられ、跡を残しながら上へと這い上がる。

ヒクヒクと足先までピンッとしながら目の前の妖艶な光景から、目線を逸らして快楽を逃そうとしているのに、その度にユリウスはリードを軽く引っ張って見ろと催促する。

「シア……見て、ほらここからシアのたくさんの愛液溢れてきてる。首輪するの好き?」
「ぅ……ちがうからっ」
「嘘はだめだろ?下の口は雄弁なのに。」

ユリウスの舌が秘部を舐め入ってきて、私は喘ぎながら、多くの女性が憧れるユリウスがこんな淫らな事を私にしてしまっている光景は目から逸らしたいのに、逸らしたらまた引っ張るのだろうと思って目が逸らせない。

「あっんっ……そんな所舐めちゃだめっ……」

ユリウスの手が足からようやく離されて、指も突っ込まれる。

ぐちゅぐちゅ

指は卑猥な音を立てながら、ユリウスは舌を抜いてちゅっとクリトリスを吸われる。

「あっんんっそこは……ひんっ」

私は気持ち良すぎて、まるで押し付ける様に当ててしまい、ユリウスの指の腹で腹の手前を擦られる。

「あっ……んっイッちゃ……あぐっ……」

まるで自分の声ではない様な甘い声をあげて達した。
どくどくと波打つ様な感覚がしながら、強すぎる快感にビクビクと痙攣が起きて荒い息を吐いた。

「ぬけ……んっ」

ずるりと指が抜けていく事に寂しさが起きて押しつけようとした事に私は思考の端でなんとか止めた。

ぼんやりとした視界の中、ぎしりとユリウスが動き、ベッドテーブルにあったコップの水をごくりと飲み干した。

目の前に天を向き勃ち上がるそれがやがて入ってくるのだと思いながらも、私は達した事で疲れた体力でゆらゆらとしていた。

「まだ寝るのはだめだ、さっき寝ただろ?」

ユリウスに支えられて、起き上がりながらコップの残り水を飲みながら意識は冴えてくる。
コップをサイドテーブルに戻した後、私を抱えた。

「先に寝かけた事はずるいだろ?俺を置いてきぼりにするのは。罰としてもっと気持ち良い事しよっか。」
「へ?」

ぼぉーとしている最中、四つん這いにすると、ユリウスの腰が私のお尻に押し付け、一気に秘部の最奥まで入ってきた。

「ひゃっ……んっ許しッ……そんなっはひっ」
「……ッ……ぐっ……シアすっごい締め付けてるッ」

ユリウスが低く呻きながら、耐えているかぬちゃりと動かさずにそのままいて、背後から片手は胸を揉まれて、私は手をベッドにつきながら乳首をいじられるのを耐えた。

「あっ…ああぁっ……んんっ」

きゅっと摘まれ、まるで媚びる様な甘い声が出て、恥ずかしさとがっつり彼に包まれて、まるで犬の様に首輪とリードをつけて支配されている事に満足感さえ感じていた。
首筋や耳を舐められて吸われ甘噛みされ、その度に締め付けていたのか、じんわりと彼が浅く最奥で擦り付ける様に動かしていた。

「これっ……おくっふかっ……すきぃ」
「シア……可愛い」

とうとう手で身体を支えている事が出来ずに、ベッドの上に倒れかけた。
ユリウスに支えられながら、うつ伏せのようになった。

「正直に言ったから……ご褒美だ。」

うつ伏せの体制で覆い被さられながら奥にずぼずぼと、動かされる。

「もっとぉ……きもちぃっ」

彼にがっしりと抑えられて動いたり逃げることはできない状態で、すっかり彼に慣らされていた私は最奥のコツンと当たる所を擦られる度に脳内で火花が散るほどの快楽に私はただ甘い声が抑えられずに涙と共に垂れ流した。

脳が壊れそうなほどの快楽に私の頭はもはや真っ白で、何度もイッてしまい、子宮の入り口をほじくるようにユリウスのペニスで奥を突かれグリグリとされ達した。
最奥でビュブと熱いものが流れ込んで来て、魔力が傾れ込んだ。
それだけで再び達してしまう。

「……ッぁイッグからっぁぁ」

「ぅぁ……シアすきだっ……とまらない…ぅうッ」

ユリウスも私の魔力に低く呻きながら二、三度腰を前後に激しく叩きつけ絞り出す様に打ち付けて残りを出し尽くした。

「ぁぁああっ……イッてるっのに……ひっんっ……イッちゃ……らめっそれッ」

私は甲高い声を上げて、ひんひんとその行為でさえ、気持ち良くて再び達してふるふると震え、痙攣した。
混ざり合う魔力に酔いしれながら、番に愛し愛される心地よさに感じながら私は熱い息を吐いた。

「まだ……できるよな?」
「もう少し……休ませて」

ずるりと抜かれて、ユリウスが私の耳元に囁く様に言われて、かすれた声で答える。

「シア……寝るなよ?……寝てもするけど」

リードを持たれながら、横にどすっと彼も横たわり、私の髪を撫でながら言って、それに私は力無く微笑んだ。

「寝れないからっ……でも次は優しくして?」
「わかった……元々そのつもりだったし……でもシア少し荒っぽくされるの好きだよな?さっきイキまくってた。」
「……言わないで……よ……優しいのも好き……って復帰早くない?」
「シアが可愛いから悪いんだ。」

なにか当たっていて視線を下に向けると既に下半身が臨戦体勢なのを見て、ジト目でユリウスの優しく私を見ている青い瞳を見ながら抱きしめて、背中をさすりながら幸せをかみしめた。
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