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第62話 神出鬼没のトリックスター、その名はトーメー
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「武器」を用意し終えた俺は、一旦攻略中のダンジョンに戻ってアリスさん達の居場所を確認した。俺の体内にいる分身アリスと本体アリスはネットワークで結ばれるので、位置情報も即入手可能だ。
脳内VRにマップを表示してもらい、俺はマップを「オフライン・モード」に切り替えてから「俺ダン」内部に戻った。「俺ダン」からはアリスさんとの通信ができないので、「オフライン」で使える地図じゃないとね。
地図さえあればあとは一瞬だ。マッハ2オーバーの速度で俺はアリスチームがいる地点まで移動した。
アリスチームの目の前に出入り口を開いて、俺は「俺ダン」から「敵のダンジョン」、すなわち「敵ダン」に移動した。
「ただいま、アリスさん」
「思ったより早かったニャ。てっきり銃砲店にでも出掛けたかと思っていたニャ」
武器と言えば銃だけど、そっちはもうアサルト銃だ迫撃砲だと再現済みだからね。レールガンまで作ってもらったし。今回は違う方向からアプローチしてみました。
「この先50メートルに敵モンスターがいるニャ。部屋の中に3体。ゴーレム1、マッドハンド1、踊る宝石1ニャ」
「了解! 俺は潜伏して奇襲を掛ける。敵を混乱させるので合図したらそちらから攻撃してくれ」
俺とBJはシュタっと「俺ダン」に飛び込んだ。
すぐさま俺は武器の1つを背負った。
ダン・増田改め、増田卓士に指導してもらった結果、俺は部屋の天井、床、そして壁をモニターにして外界の様子を見ることができるようになっていた。
今俺の足元にモンスター部屋の様子が映っている。もちろん向こうからこっちは見えない。便利だね。
まずはデバフを掛けて来そうなマッドハンドを排除しましょうか。背中の武器にはマッドハンド用の秘密兵器が充填されている。
俺は「俺ダン」をマッドハンドの真上に移動させた。ここで良し、と。
そうしておいて、直径10センチの出入り口を何もない空間に開ける。
下ではそんなことをつゆ知らぬマッドハンドが、ぬらりぬらりと手の表面を細かくくねらせていた。
こいつら「目」とかあるのかねえ? どっちでも良いんだけどね。
仮に「目」があったとしても、何もない空中から監視されているとは思うまい。ましてやそこから攻撃されるなどとは想像できるはずがない。こいつらが「考える葦」ならぬ「考える腕」だとしてだが。
おれは10センチの出入り口からにゅっと「ノズル」の先を突き出した。背中の装置のスイッチをオンにすると同時に手元のトリガーを強く引く。
途端にノズルの先端から猛烈な水流が噴き出した。「高圧洗浄機」、ホームセンターで買い込んできた俺の秘密兵器だ。「俺ダン」は電気水道完備ですからね。こういう物が使える世界なのだ。
相手は「泥んこ」ですから。「〇〇ヒャー」の強烈水流の前では風前の灯火みたいなもんですよ。
しかも。良いですか、お客さん。こいつはただの水じゃねえぞ。
「がんこな泥んこ汚れに強い」液体洗剤を溶かしてありますからね。一気に洗い流してやりましたよ。
おっと、ゴーレムと踊る宝石がこっちに気付きやがった。一旦、撤退!
俺はノズルを引っ込め、「俺ダン」の出入り口を消した。
最早おれは世界から隔絶された。素晴らしきかな、絶対安全地帯。
黒い影が消えてなくなり、モンスターたちが右往左往している間に俺は俺ダンをちょいちょいと移動させる。
敵からしてみたら悪夢のような奇襲攻撃だろう。前後左右どころか、上下からも襲って来るのだ。
どこの戦場に足元から攻撃してくる敵兵がいるだろうか。
ああ、ベトナム戦争はそういう戦いだったらしい。あの米軍がボロボロの消耗戦に巻き込まれたのだから、どれだけ変則的な戦いだったか想像ができる。
俺は正に悪夢のような奇襲兵となり、いるはずのない角度から攻撃を繰り出した。
ゴーレムの足元から高圧洗浄機のノズルを突き出し、専用の液体を吹き付ける。
マッドハンドとは中身が違う。今度は食器洗い用の中性洗剤だ。
水に溶かした洗剤は高圧洗浄機のノズルから吹き付けられる勢いで、ゴーレムの足元に大量の泡を発生させた。
即座に俺はノズルを引っ込めて出入口を閉じる。閉じてしまえば次元操作能力者でない限り、俺に手出しすることはできない。
チートだねえ。卑怯の最上級じゃない?
洗剤と泡に足を取られて、ゴーレムはゴロン、ゴロンと面白いように転んだ。とんでもない重量のせいで、転んで倒れるだけでダメージを受ける。大分角が取れて丸くなったね。大人になる手助けができてうれしいよ。
まともに立っていられないのだから攻撃どころではない。
ゴーレムは二足歩行を諦めて、ハイハイで洗剤地獄から脱出しようとした。
さすがモンスターだ。人間の大人なら躊躇しそうだが、ピンチから脱出するとなったら見栄もプライドも関係なく必要な行動を取る。
だが、四つん這いじゃアリスチームの攻撃を避けられないぜ?
『アリスさん、攻撃開始!』
俺はモンスターから遠く離れ、アリスチームの真上に出入り口を開いて、アリスに思念を送った。
高圧洗浄機のノズルの先を影から突き出して、アンテナ代わりに使っている。
外界と俺ダン内は異空間である。だが、ノズルの先端であろうと外界に持ち物の一部が突き出れば、俺は通信を行うことができた。
「ストーン3!」
「ま゛っ!」
お決まりの冷凍窒素弾のつるべ撃ちでハイハイ・ゴーレムは凍り付いた。「orz」みたいな形で固まってしまった。
こうなったら、「勝負あった」だ。
俺はゴーレムの真上に移動して、ホームセンターで買ってきた「鉄アレイ」を落とす。
パリーン! ガシャン! ズシャァー!
ゴーレムは粉々に砕けて土に返った。どちらかというと凍土かな。
「さて、残るは『踊る宝石』だけだな」
こいつらは「デバフ係」だからな。自分たちの攻撃力は低い。
デバフさえ封じてしまえば、ただのきれいな石だ。
俺は高圧洗浄機を3つ目の物に持ち替えた。こいつにはこいつ用の液体がある。
俺は何やらきらきら踊っている踊る宝石の足元に移動した。
デバフは平気か? こっちは異空間だからね。見ていると言っても直視には程遠い。
有名な「見ると死ぬビデオ」なら、コピーだろうと何だろうと効力が無くならないらしいけど。こいつらのは単なる光学催眠だ。
そもそもウチのチームで催眠にかかりそうなのはトビー君しかいないけどね。スラ1? 目がないからね。
演習だと思って遊撃戦を務めましょう。
俺は出入り口をダンジョンの床にちょこっと開けて、高圧洗浄機のノズルを突き出し、中身の液体をぶしゅうっと吹きかけた。はい、即座に撤収!
何を吹きかけたかって? 水性ペイントですよ。水で薄めてゆるゆるにした奴。
何かの陣取りゲームを想い出すね。
赤い塗料をべったり全身に噴霧してやりました。こうなったらいくら踊っても「動く石」に過ぎません。
あいつら手がないから、塗料を拭きとるなんてことはできない。白黒付いたね。塗ったのは赤だけど。
俺はアリスさんのところに戻って、俺ダンから姿を現した。
「ただ今帰還いたしました。少しは役に立っただろう?」
「ホームセンターの資材がばっちりはまったニャ、こういうものは相性が大きく物を言うニャ」
「お陰様で、マッドハンドとゴーレムを撃滅。踊る宝石を無力化できたよ」
出入口を閉じている間はアリスさんの探知機能でも俺の居場所がわからなかったそうだ。
安全地帯としての有効性が確認できたね。
「ところで、ドロドロになってくねくねしているアイツをどうするニャ?」
「ストーンズの誰かが踏みつぶせば終わりだと思うけど、宝石だと思うともったいないな」
「といっても生きたままのアイツを買う人間はいないニャ」
何かうまい活用方法はありませんかね。こういう時は専門家に聞いてみるか?
脳内VRにマップを表示してもらい、俺はマップを「オフライン・モード」に切り替えてから「俺ダン」内部に戻った。「俺ダン」からはアリスさんとの通信ができないので、「オフライン」で使える地図じゃないとね。
地図さえあればあとは一瞬だ。マッハ2オーバーの速度で俺はアリスチームがいる地点まで移動した。
アリスチームの目の前に出入り口を開いて、俺は「俺ダン」から「敵のダンジョン」、すなわち「敵ダン」に移動した。
「ただいま、アリスさん」
「思ったより早かったニャ。てっきり銃砲店にでも出掛けたかと思っていたニャ」
武器と言えば銃だけど、そっちはもうアサルト銃だ迫撃砲だと再現済みだからね。レールガンまで作ってもらったし。今回は違う方向からアプローチしてみました。
「この先50メートルに敵モンスターがいるニャ。部屋の中に3体。ゴーレム1、マッドハンド1、踊る宝石1ニャ」
「了解! 俺は潜伏して奇襲を掛ける。敵を混乱させるので合図したらそちらから攻撃してくれ」
俺とBJはシュタっと「俺ダン」に飛び込んだ。
すぐさま俺は武器の1つを背負った。
ダン・増田改め、増田卓士に指導してもらった結果、俺は部屋の天井、床、そして壁をモニターにして外界の様子を見ることができるようになっていた。
今俺の足元にモンスター部屋の様子が映っている。もちろん向こうからこっちは見えない。便利だね。
まずはデバフを掛けて来そうなマッドハンドを排除しましょうか。背中の武器にはマッドハンド用の秘密兵器が充填されている。
俺は「俺ダン」をマッドハンドの真上に移動させた。ここで良し、と。
そうしておいて、直径10センチの出入り口を何もない空間に開ける。
下ではそんなことをつゆ知らぬマッドハンドが、ぬらりぬらりと手の表面を細かくくねらせていた。
こいつら「目」とかあるのかねえ? どっちでも良いんだけどね。
仮に「目」があったとしても、何もない空中から監視されているとは思うまい。ましてやそこから攻撃されるなどとは想像できるはずがない。こいつらが「考える葦」ならぬ「考える腕」だとしてだが。
おれは10センチの出入り口からにゅっと「ノズル」の先を突き出した。背中の装置のスイッチをオンにすると同時に手元のトリガーを強く引く。
途端にノズルの先端から猛烈な水流が噴き出した。「高圧洗浄機」、ホームセンターで買い込んできた俺の秘密兵器だ。「俺ダン」は電気水道完備ですからね。こういう物が使える世界なのだ。
相手は「泥んこ」ですから。「〇〇ヒャー」の強烈水流の前では風前の灯火みたいなもんですよ。
しかも。良いですか、お客さん。こいつはただの水じゃねえぞ。
「がんこな泥んこ汚れに強い」液体洗剤を溶かしてありますからね。一気に洗い流してやりましたよ。
おっと、ゴーレムと踊る宝石がこっちに気付きやがった。一旦、撤退!
俺はノズルを引っ込め、「俺ダン」の出入り口を消した。
最早おれは世界から隔絶された。素晴らしきかな、絶対安全地帯。
黒い影が消えてなくなり、モンスターたちが右往左往している間に俺は俺ダンをちょいちょいと移動させる。
敵からしてみたら悪夢のような奇襲攻撃だろう。前後左右どころか、上下からも襲って来るのだ。
どこの戦場に足元から攻撃してくる敵兵がいるだろうか。
ああ、ベトナム戦争はそういう戦いだったらしい。あの米軍がボロボロの消耗戦に巻き込まれたのだから、どれだけ変則的な戦いだったか想像ができる。
俺は正に悪夢のような奇襲兵となり、いるはずのない角度から攻撃を繰り出した。
ゴーレムの足元から高圧洗浄機のノズルを突き出し、専用の液体を吹き付ける。
マッドハンドとは中身が違う。今度は食器洗い用の中性洗剤だ。
水に溶かした洗剤は高圧洗浄機のノズルから吹き付けられる勢いで、ゴーレムの足元に大量の泡を発生させた。
即座に俺はノズルを引っ込めて出入口を閉じる。閉じてしまえば次元操作能力者でない限り、俺に手出しすることはできない。
チートだねえ。卑怯の最上級じゃない?
洗剤と泡に足を取られて、ゴーレムはゴロン、ゴロンと面白いように転んだ。とんでもない重量のせいで、転んで倒れるだけでダメージを受ける。大分角が取れて丸くなったね。大人になる手助けができてうれしいよ。
まともに立っていられないのだから攻撃どころではない。
ゴーレムは二足歩行を諦めて、ハイハイで洗剤地獄から脱出しようとした。
さすがモンスターだ。人間の大人なら躊躇しそうだが、ピンチから脱出するとなったら見栄もプライドも関係なく必要な行動を取る。
だが、四つん這いじゃアリスチームの攻撃を避けられないぜ?
『アリスさん、攻撃開始!』
俺はモンスターから遠く離れ、アリスチームの真上に出入り口を開いて、アリスに思念を送った。
高圧洗浄機のノズルの先を影から突き出して、アンテナ代わりに使っている。
外界と俺ダン内は異空間である。だが、ノズルの先端であろうと外界に持ち物の一部が突き出れば、俺は通信を行うことができた。
「ストーン3!」
「ま゛っ!」
お決まりの冷凍窒素弾のつるべ撃ちでハイハイ・ゴーレムは凍り付いた。「orz」みたいな形で固まってしまった。
こうなったら、「勝負あった」だ。
俺はゴーレムの真上に移動して、ホームセンターで買ってきた「鉄アレイ」を落とす。
パリーン! ガシャン! ズシャァー!
ゴーレムは粉々に砕けて土に返った。どちらかというと凍土かな。
「さて、残るは『踊る宝石』だけだな」
こいつらは「デバフ係」だからな。自分たちの攻撃力は低い。
デバフさえ封じてしまえば、ただのきれいな石だ。
俺は高圧洗浄機を3つ目の物に持ち替えた。こいつにはこいつ用の液体がある。
俺は何やらきらきら踊っている踊る宝石の足元に移動した。
デバフは平気か? こっちは異空間だからね。見ていると言っても直視には程遠い。
有名な「見ると死ぬビデオ」なら、コピーだろうと何だろうと効力が無くならないらしいけど。こいつらのは単なる光学催眠だ。
そもそもウチのチームで催眠にかかりそうなのはトビー君しかいないけどね。スラ1? 目がないからね。
演習だと思って遊撃戦を務めましょう。
俺は出入り口をダンジョンの床にちょこっと開けて、高圧洗浄機のノズルを突き出し、中身の液体をぶしゅうっと吹きかけた。はい、即座に撤収!
何を吹きかけたかって? 水性ペイントですよ。水で薄めてゆるゆるにした奴。
何かの陣取りゲームを想い出すね。
赤い塗料をべったり全身に噴霧してやりました。こうなったらいくら踊っても「動く石」に過ぎません。
あいつら手がないから、塗料を拭きとるなんてことはできない。白黒付いたね。塗ったのは赤だけど。
俺はアリスさんのところに戻って、俺ダンから姿を現した。
「ただ今帰還いたしました。少しは役に立っただろう?」
「ホームセンターの資材がばっちりはまったニャ、こういうものは相性が大きく物を言うニャ」
「お陰様で、マッドハンドとゴーレムを撃滅。踊る宝石を無力化できたよ」
出入口を閉じている間はアリスさんの探知機能でも俺の居場所がわからなかったそうだ。
安全地帯としての有効性が確認できたね。
「ところで、ドロドロになってくねくねしているアイツをどうするニャ?」
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