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7話「魔女の攻撃は紫色」
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飴玉を食した途端に魔女から異様な雰囲気を感じ取ると俺としては一刻も早く深月を連れてこの場を去りたいのだが、それでも運命とは簡単に思い通りにいかないものらしく彼女から呼び止められることとなった。
「あのですね! こんなにも甘美なる食べ物をくれた人には、お礼をしないといけないと思いまして! ですからそこの旅人さんの願い事を特別に叶えいちゃいますっ!」
元気百倍の笑顔を見せながら魔女が俺達を呼び止めた理由は、どうやら飴玉のお礼として深月の願い事を叶えたいということらしい。しかもこれは今更だが彼女は本当に魔女のようで、懐から木製の杖らしき物を取り出して先端を相方へと向けていた。
「えっ、それは本当ですか!?」
魔女からの突然の申し出に深月は手を口元に添えて驚く。
「ええもちろん、魔女に二言はありませんよ! なんでも任せておいて下さいっ!」
自らに絶対に自信を抱いているのか魔女は自身の胸を強く叩いて主張していた。
そして深月が手を顎に当てながら険しい顔色を見せると、
「うーむ、でしたら日本という国に帰してほしいです」
途端に何かが閃いた様子で俺ですら思いつかないような言葉を口にしていた。
流石は知識だけは人一倍の相方だ。確かにここで日本に帰して貰えるのならば、それ以上の喜びはないと言えるだろう。そうすればアステラの頼まれごとも無視できる訳だしな。
地味に魔王討伐は面倒だと常々思っていたのだ。
ああ、これで日本に帰れるのであれば異世界なんて簡単なものよ。
まあ実際にこの世界の滞在時間は三時間ぐらいであろう。
これならば遊園地で遊ぶよりも短い時間と言える。ふっ、異世界とは実にちょろいものよなぁ。
「えっ……に、日本ってなに? 旅人さんたちの故郷?」
しかしそう思えていたのも束の間の出来事であり、魔女の口から出てきた言葉は怪しいものであった。
「そうですけど……。やっぱり難しいですか?」
その反応を見て深月の顔が僅かに渋くなると、この場に流れる空気に影が落とされたような感覚を受けた。もしかして日本に帰りたいという願い事は叶えられない部類のものなのだろうか。
「む、無理……ということはないですけど聞いたことがないので如何せん難しいですね……あははっ」
魔女は言葉を濁して完全に無理ということは口にしていないが、恐らく現状としては俺達を日本に帰すことは不可能なのであろう。何故なら現在進行形で彼女の慌てふためく姿を見れば一目瞭然なのだ。
多分だが彼女は今まさに『どうしよう日本ってなに? どこの国? そもそも、そんな国名あったっけ? うわぁ、魔女として大見得切ったのに……』と色々と考えている最中であろう。
それほどまでに分かりやすく目を泳がせたり冷や汗のようなものを額に滲ませているのだ。
「やっぱり無理か……」
それから深月が止めの一撃と言わんばかりに顔を下に向けて言葉を呟くが、事前に断れることは想定していたのか余り気落ちしていない様子だ。
「うぐっ!?」
するとそれは魔女の心に深く響いたのか苦悶とした声が聞こえてくる。
「はぁ……でしたら新しい服を――」
「あっ! ごっめーん! このあと予定あるから、こっちで勝手に決めちゃうね!」
急に余所余所しく魔女が両手を合わせて軽い謝罪の言葉を述べると、それは第三者視点から見ていても完全に逃げたと判断できる行為であった。しかしいきなり女子高校生のような喋り方を使われると、なんだろうか年齢が分からないから余り深くは言えないが痛々しいというか……。
「はあ?」
彼女の突然の切り返しに相方は表情を呆然とさせていた。
だがそれでも魔女が動きを止めることはなく視線を深月へと向けると、
「うんうん、だいたい分かったよ! でも意外と旅人さんも物好きだねぇ」
暫く眺めたあと何度も頷いてから口の端を吊り上げて妙な笑みを零していた。
「え、な、なにが?」
「こほんっ。魔法を生み出し者エルド王よ、魔女の命を救いし恩人の願いを叶えたまえ。【スペラーレ】」
深月の言葉を華麗に無視すると彼女は一方的に話を進めていき杖を構えた状態で詠唱のような言葉を呟くと、最後に杖を大きく振るい先端から紫色の光線みたいなものを放出させて、それは一直線に相方へと目掛けて飛んでいく。
「うわっ!? まま、待ってなにこれぇぇえ!?」
それは何処からどう見ても攻撃しか見えなくて深月は両手を上げて声を荒げていた。
「クソッ! 逃げろ深月!」
そして咄嗟に前へと出て俺が攻撃を受けて庇うことも考えたが、光線の方が遥かに速度が速くて間に合わない。故に現状の判断で唯一、出来たのは声を掛けることのみであった。
「うわぁぁあぁっ!」
だが無常にも光線が深月の体に直撃すると悲鳴と共に周囲に紫色の発光を撒き散らした。
それから発光が収まると同時に相方が崩れるようにして地面へと倒れこむ。
「それじゃ、また縁があったら会いましょう! 親切な旅人さんたち!」
魔女は深月が魔法を受けたことを確認すると再び杖を振るい、今度は何もない空間から箒を出現させると慣れた動作で跨い、陽気に手を振りながら浮遊して何処かへと飛んでいく。
まさにその一連の動きは嵐のような存在とも言えるが、この言葉はアステラにも使用していたことから、この異世界の女性陣はもしかして総じて嵐のような存在なのではないだろうか。
そんな今考えるべきことではないことを考えていると、
「と、取り敢えず死んではいないよな? 流石に魔女と言えど笑顔で人を殺したりしないよな?」
地面に倒れて未だに微動だにしない深月へと視線を向けて言い知れぬ恐怖感に苛まれた。
「そ、そうだ! ここは生きているかどうか心音を聞いて確認すべきだな! うむ、とにもかくにもだ!」
生物の死、それ即ち心肺停止を意味する。
ならば相方の心音を確認することでそれは分かるはずだ。
しかしこれで本当に心音がなければ……俺はあの魔女を死に物狂いで探して深月を蘇生させてやる。例え残虐非道な手を使ってでもだ。寧ろ俺が魔王となりて、この異世界を破壊してやる覚悟だ。
「……お、落ち着け俺! 思考がおかしなことになりかけているぞ! まずは心音の確認だ。話はそれからにしよう」
自らの両頬を持てる力の全てを注いで叩いて乱れた思考を無理やり正すと、いざ相方の生死を確認する覚悟を決めて右耳を慎重に深月の胸元へと乗せた。
――だがその刹那、頬に妙な柔らかさを感じると共に近くから「んんっ……」という何とも女性の官能的な声が微かに聞こえてきた。
「んっ!? な、なんだ今の色っぽい声は!?」
その声を聞いて反射的に顔を上げると直ぐに周囲へと顔を向けて声の出処を確認する。
だが何処を見ても女性の姿……ましてや人の影すらも確認できない。
視界に映る光景はせいぜい木々と草と花ぐらいのものである。
「一体さっきの声はなんだったんだ? 幻聴か? 別に俺はそこまで溜まってはいない筈だが……」
よもや幻聴が聞こえるぐらいにまで性的欲求の気持ちが向上しているのかと自身に不安を抱くが、それよりも今は深月のことを優先すべきだとし気を取り直して再び耳を胸元へと近づける。
その際に集中力を高める意味を込めて目を閉じることも欠かさない。
そして頬がまたもや柔らかい何かに触れると、これは相方の脂肪だとして気にせず心音を探る。
――――だがそこでまたしても唐突に、
「おい、何をしているんだ」
という再び女性の声が隣から聞こえてきた。しかし今度は明確に声が分かることから、急いで顔を上げて声のする方へと向ける。これで漸く謎の声の正体が分かると共に、性欲のせいで生まれた幻聴ではないことを自身に証明できる筈だ。
「な、な……んだと……!?」
だが俺の視界に映り込んだ光景はにわかには信じ難いもので、なんと深月の服を着た幼児体型の少女が目を細めて睨みつけてきていたのだ。
……いや、こう述べた方が正しいのかも知れない。
先程まで倒れていた相方が、いつの間にか名も知れぬ少女にすり替えられていたと。
「あのですね! こんなにも甘美なる食べ物をくれた人には、お礼をしないといけないと思いまして! ですからそこの旅人さんの願い事を特別に叶えいちゃいますっ!」
元気百倍の笑顔を見せながら魔女が俺達を呼び止めた理由は、どうやら飴玉のお礼として深月の願い事を叶えたいということらしい。しかもこれは今更だが彼女は本当に魔女のようで、懐から木製の杖らしき物を取り出して先端を相方へと向けていた。
「えっ、それは本当ですか!?」
魔女からの突然の申し出に深月は手を口元に添えて驚く。
「ええもちろん、魔女に二言はありませんよ! なんでも任せておいて下さいっ!」
自らに絶対に自信を抱いているのか魔女は自身の胸を強く叩いて主張していた。
そして深月が手を顎に当てながら険しい顔色を見せると、
「うーむ、でしたら日本という国に帰してほしいです」
途端に何かが閃いた様子で俺ですら思いつかないような言葉を口にしていた。
流石は知識だけは人一倍の相方だ。確かにここで日本に帰して貰えるのならば、それ以上の喜びはないと言えるだろう。そうすればアステラの頼まれごとも無視できる訳だしな。
地味に魔王討伐は面倒だと常々思っていたのだ。
ああ、これで日本に帰れるのであれば異世界なんて簡単なものよ。
まあ実際にこの世界の滞在時間は三時間ぐらいであろう。
これならば遊園地で遊ぶよりも短い時間と言える。ふっ、異世界とは実にちょろいものよなぁ。
「えっ……に、日本ってなに? 旅人さんたちの故郷?」
しかしそう思えていたのも束の間の出来事であり、魔女の口から出てきた言葉は怪しいものであった。
「そうですけど……。やっぱり難しいですか?」
その反応を見て深月の顔が僅かに渋くなると、この場に流れる空気に影が落とされたような感覚を受けた。もしかして日本に帰りたいという願い事は叶えられない部類のものなのだろうか。
「む、無理……ということはないですけど聞いたことがないので如何せん難しいですね……あははっ」
魔女は言葉を濁して完全に無理ということは口にしていないが、恐らく現状としては俺達を日本に帰すことは不可能なのであろう。何故なら現在進行形で彼女の慌てふためく姿を見れば一目瞭然なのだ。
多分だが彼女は今まさに『どうしよう日本ってなに? どこの国? そもそも、そんな国名あったっけ? うわぁ、魔女として大見得切ったのに……』と色々と考えている最中であろう。
それほどまでに分かりやすく目を泳がせたり冷や汗のようなものを額に滲ませているのだ。
「やっぱり無理か……」
それから深月が止めの一撃と言わんばかりに顔を下に向けて言葉を呟くが、事前に断れることは想定していたのか余り気落ちしていない様子だ。
「うぐっ!?」
するとそれは魔女の心に深く響いたのか苦悶とした声が聞こえてくる。
「はぁ……でしたら新しい服を――」
「あっ! ごっめーん! このあと予定あるから、こっちで勝手に決めちゃうね!」
急に余所余所しく魔女が両手を合わせて軽い謝罪の言葉を述べると、それは第三者視点から見ていても完全に逃げたと判断できる行為であった。しかしいきなり女子高校生のような喋り方を使われると、なんだろうか年齢が分からないから余り深くは言えないが痛々しいというか……。
「はあ?」
彼女の突然の切り返しに相方は表情を呆然とさせていた。
だがそれでも魔女が動きを止めることはなく視線を深月へと向けると、
「うんうん、だいたい分かったよ! でも意外と旅人さんも物好きだねぇ」
暫く眺めたあと何度も頷いてから口の端を吊り上げて妙な笑みを零していた。
「え、な、なにが?」
「こほんっ。魔法を生み出し者エルド王よ、魔女の命を救いし恩人の願いを叶えたまえ。【スペラーレ】」
深月の言葉を華麗に無視すると彼女は一方的に話を進めていき杖を構えた状態で詠唱のような言葉を呟くと、最後に杖を大きく振るい先端から紫色の光線みたいなものを放出させて、それは一直線に相方へと目掛けて飛んでいく。
「うわっ!? まま、待ってなにこれぇぇえ!?」
それは何処からどう見ても攻撃しか見えなくて深月は両手を上げて声を荒げていた。
「クソッ! 逃げろ深月!」
そして咄嗟に前へと出て俺が攻撃を受けて庇うことも考えたが、光線の方が遥かに速度が速くて間に合わない。故に現状の判断で唯一、出来たのは声を掛けることのみであった。
「うわぁぁあぁっ!」
だが無常にも光線が深月の体に直撃すると悲鳴と共に周囲に紫色の発光を撒き散らした。
それから発光が収まると同時に相方が崩れるようにして地面へと倒れこむ。
「それじゃ、また縁があったら会いましょう! 親切な旅人さんたち!」
魔女は深月が魔法を受けたことを確認すると再び杖を振るい、今度は何もない空間から箒を出現させると慣れた動作で跨い、陽気に手を振りながら浮遊して何処かへと飛んでいく。
まさにその一連の動きは嵐のような存在とも言えるが、この言葉はアステラにも使用していたことから、この異世界の女性陣はもしかして総じて嵐のような存在なのではないだろうか。
そんな今考えるべきことではないことを考えていると、
「と、取り敢えず死んではいないよな? 流石に魔女と言えど笑顔で人を殺したりしないよな?」
地面に倒れて未だに微動だにしない深月へと視線を向けて言い知れぬ恐怖感に苛まれた。
「そ、そうだ! ここは生きているかどうか心音を聞いて確認すべきだな! うむ、とにもかくにもだ!」
生物の死、それ即ち心肺停止を意味する。
ならば相方の心音を確認することでそれは分かるはずだ。
しかしこれで本当に心音がなければ……俺はあの魔女を死に物狂いで探して深月を蘇生させてやる。例え残虐非道な手を使ってでもだ。寧ろ俺が魔王となりて、この異世界を破壊してやる覚悟だ。
「……お、落ち着け俺! 思考がおかしなことになりかけているぞ! まずは心音の確認だ。話はそれからにしよう」
自らの両頬を持てる力の全てを注いで叩いて乱れた思考を無理やり正すと、いざ相方の生死を確認する覚悟を決めて右耳を慎重に深月の胸元へと乗せた。
――だがその刹那、頬に妙な柔らかさを感じると共に近くから「んんっ……」という何とも女性の官能的な声が微かに聞こえてきた。
「んっ!? な、なんだ今の色っぽい声は!?」
その声を聞いて反射的に顔を上げると直ぐに周囲へと顔を向けて声の出処を確認する。
だが何処を見ても女性の姿……ましてや人の影すらも確認できない。
視界に映る光景はせいぜい木々と草と花ぐらいのものである。
「一体さっきの声はなんだったんだ? 幻聴か? 別に俺はそこまで溜まってはいない筈だが……」
よもや幻聴が聞こえるぐらいにまで性的欲求の気持ちが向上しているのかと自身に不安を抱くが、それよりも今は深月のことを優先すべきだとし気を取り直して再び耳を胸元へと近づける。
その際に集中力を高める意味を込めて目を閉じることも欠かさない。
そして頬がまたもや柔らかい何かに触れると、これは相方の脂肪だとして気にせず心音を探る。
――――だがそこでまたしても唐突に、
「おい、何をしているんだ」
という再び女性の声が隣から聞こえてきた。しかし今度は明確に声が分かることから、急いで顔を上げて声のする方へと向ける。これで漸く謎の声の正体が分かると共に、性欲のせいで生まれた幻聴ではないことを自身に証明できる筈だ。
「な、な……んだと……!?」
だが俺の視界に映り込んだ光景はにわかには信じ難いもので、なんと深月の服を着た幼児体型の少女が目を細めて睨みつけてきていたのだ。
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