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深夜の邂逅2
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配信が始まると、リスナーから次々と質問が飛んできた。彼女はゲームの説明をしながら、それらに一つひとつ丁寧に答えていった。
「それじゃキャラメイクしていきますか」
その言葉に俺も画面に向かい、キャラクター作成を開始した。小柄な種族を選び、肌色は真っ黒に設定してみた。ちょっとしたネタを狙ってのことだった。
「できたよ。これでいいかな?」
キャラクターの制作が完了すると、俺はIDネームをTwitXの名前と同じにした。彼女のサーバーを選び、配信で尋ねた。
「キャラできたよ~。どこに行けばいい?」
FF14はプレイヤーが多く、彼女を探すのは一苦労だった。ようやくエリアを絞り込み、キャラクターリストを眺めていると、彼女のキャラが目に止まった。魅力的な容姿で、なんとも可愛らしい仕上がりだった。
俺はリストから彼女のキャラを選び、話しかけてみた。すると、彼女は一瞬画面を見つめたかと思うと、大きな声で叫んだ。
「ジョン万次郎!? これじゃん!マジかよーーー!」
俺の真っ黒で小柄なキャラクターを見て、彼女は腹を抱えて大爆笑していた。リスナーたちも次々に爆笑のスタンプを送り込む。
「いやいや、かわいいでしょ!?」
俺はつっけんどんな口調で言ってみせた。さすがに無理あるでしょうっと思いながら。
しかし
「え、かわいいじゃん!」「かわいい!」
リスナーの女性陣から、そんな反応が返ってきた。
え?と思いながら最初のほうのクエストを初心者で集まり、ダンジョンに入った。そして一通り終わりその日の配信は終わった。
twitterでキャラの画像を上げると、他のリスナーからは好評であった。そして待ちに望んだ彼女からのリプも来た。
「黒すぎwwwもっとイケメンにしろよwww」
リプライが来る前から、胸がキュンと高鳴った。この配信を通じて、確かに彼女に少し近づくことができた気がした。明日はもっと、もっと彼女の世界に入り込めるかもしれない。わくわくする期待と、新たな不安が入り交じる中、俺は夜が明けるのを待った。
その日を境に、俺はFF14の世界に本格的に足を踏み入れることになった。配信の合間を縫って、一人でもくもくとクエストを進めていった。ストーリーよりも、彼女の世界に近づけることに意識を向けていた。そのため、ストーリーはあまり気にせず、スキップしながら進んでいった。
幸運なことに、彼女とはゲーム内でフレンドになっていた。たまにインしている彼女を見かけると、心が高鳴った。そしてある時、彼女から声がかかった。
「手伝う?一緒にクエストする?」
彼女の優しい言葉に、俺は欣喜雀躍した。もちろん喜んで手伝うと返事をした。FF14には特定のクエストをクリアすると、マウントで空を自在に飛べるようになる。俺はそのマウントに乗せてもらい、彼女に運んでもらった。
配信の世界を超え、Vtuberの彼女とゲームができるなんて、夢のような体験だった。幸せな時間が過ぎ去っていく中で、俺の想いは深まるばかりだった。明日はさらに、彼女の世界に入り込めると願いながら、夜を明かした。
「それじゃキャラメイクしていきますか」
その言葉に俺も画面に向かい、キャラクター作成を開始した。小柄な種族を選び、肌色は真っ黒に設定してみた。ちょっとしたネタを狙ってのことだった。
「できたよ。これでいいかな?」
キャラクターの制作が完了すると、俺はIDネームをTwitXの名前と同じにした。彼女のサーバーを選び、配信で尋ねた。
「キャラできたよ~。どこに行けばいい?」
FF14はプレイヤーが多く、彼女を探すのは一苦労だった。ようやくエリアを絞り込み、キャラクターリストを眺めていると、彼女のキャラが目に止まった。魅力的な容姿で、なんとも可愛らしい仕上がりだった。
俺はリストから彼女のキャラを選び、話しかけてみた。すると、彼女は一瞬画面を見つめたかと思うと、大きな声で叫んだ。
「ジョン万次郎!? これじゃん!マジかよーーー!」
俺の真っ黒で小柄なキャラクターを見て、彼女は腹を抱えて大爆笑していた。リスナーたちも次々に爆笑のスタンプを送り込む。
「いやいや、かわいいでしょ!?」
俺はつっけんどんな口調で言ってみせた。さすがに無理あるでしょうっと思いながら。
しかし
「え、かわいいじゃん!」「かわいい!」
リスナーの女性陣から、そんな反応が返ってきた。
え?と思いながら最初のほうのクエストを初心者で集まり、ダンジョンに入った。そして一通り終わりその日の配信は終わった。
twitterでキャラの画像を上げると、他のリスナーからは好評であった。そして待ちに望んだ彼女からのリプも来た。
「黒すぎwwwもっとイケメンにしろよwww」
リプライが来る前から、胸がキュンと高鳴った。この配信を通じて、確かに彼女に少し近づくことができた気がした。明日はもっと、もっと彼女の世界に入り込めるかもしれない。わくわくする期待と、新たな不安が入り交じる中、俺は夜が明けるのを待った。
その日を境に、俺はFF14の世界に本格的に足を踏み入れることになった。配信の合間を縫って、一人でもくもくとクエストを進めていった。ストーリーよりも、彼女の世界に近づけることに意識を向けていた。そのため、ストーリーはあまり気にせず、スキップしながら進んでいった。
幸運なことに、彼女とはゲーム内でフレンドになっていた。たまにインしている彼女を見かけると、心が高鳴った。そしてある時、彼女から声がかかった。
「手伝う?一緒にクエストする?」
彼女の優しい言葉に、俺は欣喜雀躍した。もちろん喜んで手伝うと返事をした。FF14には特定のクエストをクリアすると、マウントで空を自在に飛べるようになる。俺はそのマウントに乗せてもらい、彼女に運んでもらった。
配信の世界を超え、Vtuberの彼女とゲームができるなんて、夢のような体験だった。幸せな時間が過ぎ去っていく中で、俺の想いは深まるばかりだった。明日はさらに、彼女の世界に入り込めると願いながら、夜を明かした。
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