最初から最強ぼっちの俺は英雄になります

総長ヒューガ

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第三章 大戦国

四百二十話 形見

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アンリデットvsジョンハン・デンム

第3ラウンド開始

「魔法 呪術・龍怨」

鎌に龍という文字を書いて呪う

呪オーラを纏った龍と共に斬りかかった

「堕天使2階級魔法・グラビティエッジ!」

重い棘が地面から思いっきり出て来た

「はぁッ!」

「ウラァッ!」

キンッ!キンッ!キンッ!キンッ!キンッ!

キンッ!

「なにっ!」

「はぁッ!」

ザクッ!

ジョンハン・デンムに一撃を入れた

  グラビティエッジを切り裂いて前を突破してジョンハン・デンムに斬りかかって傷を付けることが出来た、身体能力があったおかげか自分のペースで避けることが出来た。自分のペースに合わせればいいだけで敵に合わせる必要なんて無いのだから自分のペースで相手を倒す、それを使えるならなんとか避けられるかもしれないがそれに関しても時間の問題なのかもしれない。身体能力って一度か2度くらい見てしまったら身体能力の良いヤツを上手く命中させることが出来る、天秤は向かない
  これではこちらに天秤を向けることは出来ない、天秤を向けることが出来なかったらこちらに勝利の女神が微笑まないということになる。だから勝率を上げないとずっと天秤がジョンハン・デンムの方に向いてアンリデットはやられてしまうだろう、そんな展開にはならないように勝率を上げ続けるしかないのだが今にも負けそうなくらいに行動が読まれている。だから行動が読まれないようにしたいはずなのだが無理だ

「行動、読まれ始めたねェ。どうやって読んでるのぉ?」

「普通にバレバレなだけだ、てめぇの行動はバレバレなんだよカスが。さっきの身体能力ももう慣れちまったな…………さて、今度はてめぇを殺す番だ。てめぇをぐちゃぐちゃにして恥晒しにしてやる約束だしな、ぐちゃぐちゃにしてやるためにパワーアップしてやってんだよ」

「そうなんだぁ、それはありがたいねェ~」

ぐちゃぐちゃにされるくらいどうってこと無かった

ぐちゃぐちゃにするならご勝手に

必ず天秤は傾かせる

とアンリデットは心の中で約束をした

「私はぁ、天秤を傾けるよぉ。私の力で君に勝つからねェ」

「あぁ、引き裂いてやるよ。てめぇのこと」

「同意見だよぉ」

この2人の戦いはまだまだ続きそうだ

  天秤を傾かせるためにも自分の力でヤツを倒さなければならない、天秤を傾かせるためにはジョンハン・デンムを追い詰めなければならない。追い詰めないと多分天秤はこちらに傾いてくれないだろう、傾かせるためにもアンリデット自身がヤツを追い詰めるしかなかった。でもどうやったら追い詰めることが出来るのかとか考えてみたが自分はそもそも頭脳派では無い、ただの狂人と狂気で英雄ギルドで身体能力が良くて良く動けるヤツというだけだった、それ以下もそれ以上も無い存在だった
  ただ天才というわけでもなくてただ普通に生きたい人生もあったが狂人ギルドの道へと歩んでしまった理由はお姉ちゃんに依存していたからだ、お姉ちゃんのエクサルシスに依存していたから普通の人生を歩めなかった。英雄ギルドに負けてから英雄ギルドに分からされてから思うようになった、人間というのは幸せに生きるために生きているのだと思い始めた。最初は馴染めなかったがだんだん英雄ギルドと馴染めて来ていた

(私はぁ………お姉ちゃんに依存していたんだねェ、だからこんなにもお姉ちゃんを欲しがってるのかなぁ。お姉ちゃんから離れないと恥ずかしいヤツみたいになるねェ)

「私はぁ、英雄ギルドに倒されてから色んなことを思い知らされてェ、英雄ギルドに入ってからぁ、色んな思い出が出来たぁ。だからぁ、またあのギルドに私は戻りたいと思うねェ」

「帰らせてやんねぇよ、だっててめぇはここで死ぬんだからなぁ!切り刻んで恥晒しにしてやるんだからな!」

帰りたい、帰りたい

と思っているが帰れる方法はヤツを倒すしか無かった

英雄ギルドとまた冒険がしたい

そう思っている

「必ず勝ってェ、英雄ギルドの元へ帰るんだよぉ。君を倒すよぉ」

「やってみろやぁ!シャル・アンリデットォッ!」

姿を変えた

第2形態とジョンハン・デンムはなった

  帰りたいと思うならまずはジョンハン・デンムを倒してからの話だ、倒さないとこちらが殺られてしまうので殺らてしまったら英雄ギルドの元へは帰れない。本当に恥晒しになってしまうかもしれないからそんなことにはならないようにヤツを倒そう、第2形態に変えて更に面倒くさそうになって来ているが仕方が無いだろう。これが戦いなのだからアンリデットが一人でやれると言った以上一人でやるしか無いのだが勝率はだんだんと少なくなってきている、だからあまり勝てる自信はないらしい
  でも第2形態だろうと最終形態だろうとなんだろうと戦わないと意味が無くなってしまう、狂人ギルドを守るために狂人ギルドの本拠地を守るためにもアンリデット自身がヤツを倒すしか無かった。ヤツを倒したら狂人ギルドの仲間も守れるしで狂人ギルドの本拠地も守れるという大手柄を手に入れられる、それにこれ以上に強くなれば英雄ギルドだって守ることが出来る。英雄ギルドに期待をされてしまうかもしれない

「行くよぉ、狂人ギルドの仲間を守るために狂人ギルドの本拠地を守るために頑張るよぉ!」

「ラァ゙ッ!」

斬りかかった

堕天使の羽根がついてスピードも上がっている

でも身体能力でなんとかなっている

でも大丈夫ではない

キンッ!キンッ!キンッ!キンッ!キンッ!キンッ!

「どうしたどうしたぁ!そんなもんか!シャル・アンリデット!」

「一撃が重たいよぉ、でも楽しいよぉ。打たれが気持ちいいねェ!」

「ッ!」

キンッッッッ!!!

  思いっきりジョンハン・デンムに攻撃をした、そうしたら後ろへと下がって行ったヤツはびっくりしている。まだこんな力を隠していたのかってくらいに重い攻撃を食らわしてアンリデットも少し驚いていたようだ、こんなにも力が出るなんて思いもしなかっただろう。なんでいきなりこんな力が出たのかと言うと2本の鎌で思いっきりぶん殴ったからだ、2本の鎌に力が入って少しだけ狂人のバフもかかって攻撃を仕掛けたら今の通りになったわけだ。狂人のバフというのはエクサルシスが残した
  あの鎌についてはもっとバフの力が残されているらしいのだがそれをまだ見つけられていないのでまだ使うことが出来ない、エクサルシスが残した鎌は一本しか無いらしくて誰かに取られたらお終いなくらいだ。だからまだ残っているといいのだが多分残っている、でもまだ見つけられていない時点で勝率は変わらない。ずっと天秤がジョンハン・デンムに向いたままになるだろう、そうならない為にも鎌を拾うしかない

「重い一撃………どうだったかなぁ?ようやく熱くなって来たぁ?」

「あぁ、めちゃくちゃつぇ一撃だな。てめぇを殺したくなって来たな、殺すんだったなてめぇのこと………さあ、天秤を取り返して見せろ」

「取り返すぅ?要らないよぉ、天秤が無くても勝てそうだからねェ」

天秤に掛けることはもうやめた

天秤に掛けてやったら気にするだろうから

天秤はもう捨てた

勝ちビジョンがまだ見えているから

「勝ちビジョンが見えてるってか?あんま舐めてると痛い目見るぜ、シャル・アンリデット!」

「痛い目ェ?散々見て来たよぉ、恐怖になんて怯えないしねェ~」

「怯えさせてやるよ、クソガキコラ」

恐怖に怯えたことは無かった

  英雄ギルドに負けて堕天使や悪魔に負けて悔しかった時はあったがそれ以降はもうそんなことすら考えないようにしていた、考えた瞬間に負けるビジョンが見えて来るから考えるのすらやめていた。ネガティブにはならないが気持ちが弱くなるのは戦いにおいて良くないことではあるから気持ちが弱くならないように狂人魂でこの状況を乗り切って見せる、そしてジョンハン・デンムを倒した後にはさっさと英雄ギルドの元へ帰りたかった。今の帰り場所は今の実家は英雄ギルドだと思っている
  相手からはそうは思わなくても自分は思っている、英雄ギルドは家族だと思っていて仲間を失わせないためにも自分が守るしかない。確かに英雄ギルドはみんな強いかもしれないがまだ強敵がうじゃうじゃと居るわけだからもしかしたら殺られる可能性だってある、そうならないためにも英雄ギルドを守りたかった。守れる存在にアンリデットはなりたかった、でもお姉ちゃんを亡くしてから初めての悲しみを覚えた

「堕天使1階級魔法 重力光線ッ!!」

「魔法・呪術・龍怨ッ!!!」

鎌に龍という文字を書いて呪う

呪オーラを纏った龍と共に斬りかかった

キンッ!

「ッ!」

「くらえクソガキッ!!」

ザーーーーーーーーッ

ドンッ!

「ッ!あ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ッ!!!!」

ダンッ!

壁にぶつかった

「かハッ………………」

「ハハ!オワリダナクソガキ!」

遠くから声が聞こえてきた

  天秤は完全に取り返すことは出来なくてジョンハン・デンムにずっと傾いていて無理そうなのは分かっていたが無理だったみたいだ、でもここで諦めたらただの恥ずかしいヤツみたいになるから諦めるわけには行かない。諦めたら絶対に狂人ギルドと狂人ギルドの本拠地が崩壊されて終わってしまう未来が見える、狂人ギルドに迷惑をかけたくはなかった。迷惑かけたらきっとこれからの笑い者にされるのは間違い無しなんだがそれはアンリデットが勝手に思っていることだ、仲間はそんな事しない
  狂人ギルドには頼れないし、頼りたくは無い。傷付いている姿を見て心苦しくなるからだ、そんな光景は見たくないからこそ狂人ギルドには頼らずにアンリデット自身でジョンハン・デンムを倒したかった。でも天秤が傾かないから天秤がずっと落ちたまんまだったから適わなかった、でもアンリデットはここで落ち込みはしなかった。でも立ち上がれなかった、重い攻撃を腹に受けてずっと立ち上がれずに居たからだ

「ケホッケホッ…………私がぁ、ここまで追い込まれるなんてねェ…………お姉ちゃんとの幸せな………生活が見えて来ちゃった…………」

エクサルシスを救っていた未来

~野宿~

「料理が出来たよ!みんな~」

「お、待ってた!」

「来ましたわね!ようやく来ましたわねぇぇぇ!」

「エレナちゃぁんはテンションMAXだね~」

テンションMAXで待っていたエレナ

皆も料理を待っていたようだ

クレアの料理はめちゃくちゃ美味い

だからテンションが上がっていたようだ

「美味しいね~、ね~、アンリデット~」

「めっちゃ美味しいねェ~、これクレアちゃんが作ったんだぁ」

「そうだよ?凄いでしょ?」

凄いねと褒めた

  エクサルシスが居ても変わらない未来はあった、でもお姉ちゃんのエクサルシスが居たらきっともっと楽しかったんだろうなと思っていた。救っていた未来があったなら変わっていたのかもしれないし、そのままだったのかもしれない。でもアンリデットはお姉ちゃんが居たらもっと幸せな生活をしていたのかもしれない、もちろん今の英雄ギルドでも楽しいくて幸せな生活をしているがでもエクサルシスも居て欲しかったようだ。大事だった姉を亡くすとここまで苦しくなるなんて思わなかった
  今は大丈夫なんだが思い出すとやっぱり苦しくなってしまう、やっぱりお姉ちゃんを救いたかった。でも足が動かなかった時点でエクサルシスを救う未来は無くなっていた、あそこでもし足が動いていたのならばお姉ちゃんを救えたのかもしれない。いつも以上に緊迫した状況だったから動けなかったのかもしれない、動いていたら助けられた。でも動かなかったから助けられ無かった、無能だった。有能では無かった

~日常~

「スヌブラをやろう、エクサルシスとアンリデット!私と勝負だ!」

「随分とハマってるね…………」

「ハマってしまいましたね……………」

2人にスヌブラを誘った

武翠は随分とスヌブラにハマったようだ

だからエクサルシスとアンリデットを誘った

2人はOKしてくれた

「スヌブラってどんな感じのゲームなのぉ?」

「スヌブラはな、エクサルシスとアンリデットが好きそうな戦いだ」

「確かに好きそうだね!」

「それならやるよぉ、面白そうだね~」

エクサルシスとアンリデットに教えた

  スヌブラは戦いであってチーム戦と個人戦があったがどっちも好きであり、めちゃくちゃハマっていた。これももしエクサルシスを救っていた未来の物語であったがこの未来は救わない時点でもう無くなっていた、あの時に救っていたらなと今もずっと後悔をしているが面白くないなんてことは無い。ずっとずっと英雄ギルドと暮らして行きたいと思っている、絶対に英雄ギルドに救われたとアンリデットは思っている。だから英雄ギルドには感謝しかないがずっとずっとこの先ずっと家族で居たい
  アンリデットはそう思っている、でもそれが本当に叶うかどうはこれから次第ということになる。アンリデットが英雄ギルドを守るか英雄ギルドみんなで自分達を守るかのどちらかになるわけだ、この世界はインフレが激しい世界だが乗り切らないと勝てない。インフレに呑み込まれないように生きて行かないと行けない、生きて行かないと必ず死ぬ。油断したら必ず命を取られる、幸せな生活なら幸せを入手せよ

(それから色んなことがあったねェ、ぁ~、みんな大好きだよぉ。またみんなに会いたいよぉ。寂しいねェ)

ーーまだ物語は終わらせないよ~、アンリデット~

「この声はぁ…………おねぇ………ちゃん………?」

突如エクサルシスの声が聞こえてきた

どこから聞こえて来たのかと言うと隣にある、鎌だった

この鎌からエクサルシスの声は聞こえた

ようやく見つけた

ーー物語は勝手に終わらせちゃダメだよ~、英雄ギルドちゃん達が待ってるんだからぁ

「なんでお姉ちゃんがぁ…………」

ーー物語はまだ続くよぉ~

「物語……………」

物語を勝手に終わらせては行けない

  アンリデットの物語はまだまだ続くから勝手に終わらせてはならない、自分で終わらせてはならない。神様が味方してくれている限りアンリデットの物語は終わらない、エクサルシスの声が聞こえたのは鎌からだがこれはただの録音音声であって実際に喋っているわけではない。だからこれでエクサルシスとは本当にお別れとなってしまうわけだ、お姉ちゃんの声が聞けた以上アンリデットはこれからを生きて行かなきゃ行けない。お姉ちゃんが残してくれた鎌を使ってジョンハン・デンムを倒す
  戦いはまだ終わらない、ジョンハン・デンムは最後まで仕留めなかったから起き上がってしまった。物語は悪魔や堕天使に作らせてはならない、ジョンハン・デンムには好きにはさせない。狂人ギルドを守るために狂人ギルドの本拠地を守るためにアンリデットは再び立ち上がらなきゃ行けない、また英雄ギルドと物語を続けられるようにまた一緒に旅が出来るように勝たなきゃ行けない。アンリデットは立ち上がった

「まだ立ち上がれる気力あったんだな、てめぇ」

「あるよぉ、あるに決まってるよぉ」

(なんだ傷口が回復して行く?それになんだ、あの鎌は………!)

魔力ドバドバの鎌を持っていた

エクサルシスの形見だ

残した鎌を持った

魔力ドバドバオーラを感じていた

(力を貸してねェ、お姉ちゃん………!)

「さぁ、決着つけようか。シャル・アンリデットォッ!」

「勝つのは私ィッ!」

アンリデットvsジョンハン・デンム

最終ラウンド開始
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